2015年09月27日

必殺暗刻落とし【守備】

今回は、1枚通れば3巡凌げる、守備における数牌の暗刻落としについてだ。

天鳳では攻撃よりも守備の方が重要な局面が多く、
数牌の暗刻落としを上手く使いこなせるかどうかというのは、
放銃率を下げる意味で重要になってくる。

ポイントは以下のとおりだ。


@暗刻落としは端牌がベスト、次に2・8牌

端牌における暗刻落としの放銃率は見た目ほど高くない。
なぜなら、牌理上シャンポン待ちの可能性がなく、単騎待ちの可能性もかなり低いからだ。
待ちになるパターンが減ることによってその分放銃率が下がる。
無スジを何枚か切らなければならない状況では、大抵の場合、端牌の暗刻落としの方が凌ぎやすい。
2・8牌の場合はカンチャン待ちがあるので放銃率は上がるものの、
放銃に赤が絡まないため、2・8牌の暗刻落としも比較的有効な選択となりやすい。


A赤5が見えていれば、3・7牌の暗刻落としもあり

3・7牌はペンチャン待ちが絡むため、積極的には暗刻落としをするべきではないが、
同種の赤が見えている場合は、放銃時の失点が劇的に上がらないため、
3・7牌の暗刻落としをする場合は、赤の行方に注目する必要がある。


B両無スジ456牌の暗刻落としはできるだけしない方がいい

2スジにまたがる456牌は明確に危険度が上がるので、
困ったからといって手をかけない方が無難だ。
456牌の暗刻落としをするよりも、
若干通りやすい無スジ2種を選んだ方が得であると考えている。


C暗刻スジ、スジトイツを切らない理由とは

自分の固めたスジが仮に相手の待ちになっている場合、
自分がそれを切らないことで相手のツモあがりの確率はかなり低くなる
それを切り出して放銃した場合、山にない牌で放銃したことになり、
切らなければ相手があがれなかった可能性は高い
逆にそれ以外の待ちである場合、相対的に相手のツモあがりの確率は高まるということであり、
どちらにしてもツモられていたという結果が生まれやすい。


これはどういうことかというと、
自分の手牌に相手の待ち牌が少なければ少ないほど、
相手の待ちが山にある枚数も多くなるため、
暗刻スジやスジトイツを切り出してセーフだったとしても相手のツモあがりのチャンスは生まれやすい
ということ。


これをどう利用するかというと、
自分が親番の場合は、固めたスジを守備のためにリスクを冒して切り出しても、
結局親っかぶりするケースは増えるということであり、
放銃覚悟で攻め返していくのもそれほど悪い選択ではない
ということだ。


つまり、暗刻スジやスジトイツを切り出す際は、
本来ないはずのあがりを与えてしまうリスクと、
それが通ったとしても攻撃者のツモあがりの確率は相対的に高まっているという点を考慮する必要があり、
特に自分が親番では切らない方が得になりやすい
と考えられる。

ただし、この前提においても、端牌の安全度はやはり高いので、
暗刻スジ、スジトイツであってもためらわずに切り出していい




それでは、実戦例を見ていこう。


@暗刻落としは端牌がベスト、次に2・8牌

tenhou.4927.jpg

南3局、21200点持ち3着目の北家。

ラス目の親(3700点)から早いリーチが入って、安牌なし。
さて、何を切る?





tenhou.4928.jpg

完全に手詰まりなので、ここは先々の安全を考えて1sの暗刻落とし。


ここではラス回避のためには放銃だけは避けたい。
親満をツモあがられてもまだラス落ちしないため、
かわしの一通で無防備になるよりも守備を重視したいところだ。


tenhou.4929.jpg

結局、親の一人テンパイで流局となった。

ラス目の親リーチ最強につきこうなりやすいが、
受け潰せばまた手が入るとは限らない。

このように、端牌の暗刻は困ったときの受けゴマとしても重宝する。


tenhou.8717.jpg

別の半荘。
東4局26500点持ちの北家で、全員20000点台の僅差。

対面から先制リーチが入っていて、下家の親がダブ東含みの2フーロ。

安牌に窮したが、何を切る?





tenhou.8718.jpg

ここでは、2pの暗刻落としで回った。

親には少し怖いが、リーチには通りそうだ。



tenhou.8719.jpg

2pは親にチーされたが、セーフ。
結局、親が6sで放銃し、5sが裏裏となりハネ満となった。

ある程度まっすぐ!と9sを切っていたら大変なことになっていた。

赤の絡まない2・8牌は仕掛けに対しても比較的暗刻落とししやすい。


tenhou.8867.jpg

別の半荘。
南2局、29500点持ち、2着目の西家。

ドラ表示牌のカン3m待ちでダマテンを入れていたところ、
10300点持ちラス目の下家からリーチが入った。

一発目だが、さてどうしよう?





tenhou.8868.jpg

決して安全ではないが、9pの暗刻落としをした。

ポイントはラス目のリーチというところで、
点棒状況的にも放銃だけは絶対に避けたい。

対面の親も攻め返しにくいため、
放銃さえ避けられれば半荘の結果は悪いものになりにくい。

下家のリーチに対応するためのダマテンにつき、
想定内の展開とも言える。


tenhou.8870.jpg

回っているうちにこちらもテンパイ復帰したが、結局下家がツモ。
裏が乗って2000・3900となった。

こちらの最初のテンパイと同じカン3mで、
勝負なら先に自分がツモっていたわけだが、
天鳳の順位戦略としてはこちらの方が順当だろう。

この半荘はそのまま2着で終了した。



A赤5が見えていれば、3・7牌の暗刻落としもあり

tenhou.4393.jpg

東3局、15600点持ちラス目の西家。

下家のリーチに対して、完全に手詰まりだが、さて何を切る?





tenhou.4394.jpg

ここでは、3mの暗刻落としに踏み切った。

下家は1s手出しリーチで変則待ちの匂いがプンプンする。

生牌の東と発は切りにくく、今赤5mが出たことによって3mはかなり切りやすくなった。


赤が見えているかどうかで、3・7牌の切りやすさは大分変わってくる。

3mはセーフでこの局は凌いだが、下家の最終形は永遠の謎だ。
(画像撮り忘れましたすいません(;´Д`))



B両無スジ456牌の暗刻落としはできるだけしない方がいい

tenhou.10888.jpg

南2局1本場、29600点持ちトップ目の西家。

終盤に上家から先制リーチ、
そして今対面の親から追っかけが入って一発目。

上家の4pをチーするか迷ったが、
2sは安全ではなく、チーすることによって海底を請け負うのが嫌だったのでスルー。

安全牌を求めてツモに手を伸ばしたが、
無情にも完全手詰まり。さて、何を切る?




ここで絶対に切れないのは全員に危険な4mで、
打牌候補は2s、2p、6mあたり。

2sはワンチャンスだが、チーテンに取っても切り出す牌であった上、
たった今5sをツモったのが切りづらくしている。

2pは比較的通りそうだが、ワンチャンスにすらなっていない。


tenhou.10889.jpg

そこで、6mを選んだのだが、これが上家にアウト。

4m5m8mが3枚見えており、親に放銃しないことを優先した選択だったが、これが裏目となった。

裏が乗って7700。


赤が見えていないことも含めると、少しリスクの高い選択だったか。

上家の現物であることも踏まえて、2p切りが良かったようにも思えるが、
対面のリーチは上家の現物待ちの36sで、当てになっていない。


ともかく、両無スジ456牌の暗刻落としは、このように危険度がかなり高いので、
選ぶ際は細心の注意が必要だ


痛恨の放銃となったが、粘って何とか2着で終了した。



C暗刻スジ、スジトイツを切らない理由とは

tenhou.10952.jpg

開局の親番。
なかなか面白い手をもらったところ、対面から先制リーチが入る。

一発目にツモったのは危険牌の4pだが、どうしよう?





tenhou.10953.jpg

どう考えてもいらない4pだが、
自分の手は三暗刻にならない限り安いので、ここではスジの7mを切った。


tenhou.10954.jpg

次巡6pをツモって、1sには手をかけず、4m切りを見ての2m切りとした。

黒5s切りリーチに14s待ちは比較的安全だが、
ここから1sで打ったらひどいと思うのは普通の感覚だろう。


tenhou.10955.jpg

結局、対面が4pツモで1000・2000の親っかぶりとなった。

対面の手には1s7sがすでに入っており、
急所が完全に解消された形となっていた。

対面が147s待ちの場合、1s切っての放銃は本来なかったはずのあがりということになるし、
147s以外の待ちである場合は、
相対的に山にある可能性が高い=対面のツモあがりの可能性が高まっているということが言える。


つまり、親番の場合、この牌姿からの1s暗刻落としのオリは二重の不利を被っている可能性がある
一発目でなければまっすぐに4pを切る選択は決して悪くないと考えられるのだ。


天鳳の場合は、放銃によってラス率が高まりやすいため、また変わってくるが、
リアル麻雀でのこういう場況では、攻撃寄りの選択を意識してもいいだろう



ラベル:天鳳 守備
posted by はぐりん@ at 20:18 | Comment(5) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後のはドラ切っててガチャガチャ手作りして無さそうな河なんで自分の都合で押しちゃっても良さそうですね。
赤5mはそれほど持っている可能性高くないし。

画像の無いやつの方が想像できて楽しいw
5m→8mは前巡自分が8m切りで、赤も見えてないからチートイじゃなく、78mのターツはあったと考えていいんじゃないかな・・・
3s対子なら先に1s打ってても良さそうだし、リャンカンか113s、13345sからとかかなぁ。

カン2s、カン4s、3−6s、6−9m、4−7・5−8pで!
絞れてないw
Posted by ちゃんた at 2016年05月14日 10:49
>>ちゃんたさん
永遠にわからない方が想像力が働いて面白いというw

下家の最終形は確か普通のリャンメンでしたね。
47pあたりのリャンメンで意外にもドラが絡んでいないというオチだったと思います。
きっちりツモられました。
Posted by はぐりん@ at 2016年05月14日 21:01
fmfmドラが絡んでいないとは・・・
よくこんな昔の覚えてますねw

ちゃんたなんて、さっき打った天鳳の順位すら忘れてるのに(現実逃避
カン裏もろのりは犯罪だと思います( ˙-˙ )
Posted by ちゃんた at 2016年05月14日 21:48
fmfmドラが絡んでいないとは・・・
よくこんな昔の覚えてますねw

ちゃんたなんて、さっき打った天鳳の順位すら忘れてるのに(現実逃避
カン裏もろのりは犯罪だと思います(・-・;)
Posted by ちゃんた at 2016年05月14日 21:50
>>ちゃんたさん
さっき打ったのはトップでしたね。
ラスはあまり引かないので良く覚えています。なんつって。
Posted by はぐりん@ at 2016年05月14日 22:57
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