2019年08月18日

不調を切り返す方法 とりあえずどん底まで落ちてみる

さて、今回は不調の切り返し方、について


株価の天井を予測できないのと一緒で、不調の底がどこなのか、ということは後になってみないと分からない。

ひとつ言えることは、大なり小なりミスをした結果が成績に反映されている限りは、それが不調の底になる可能性は低い。



不調の最終段階では、人為ではどうにもならない不運のマグマにさらわれて、辺り一面荒野と化す、こういう情景が思い浮かぶ。

そして、荒れ果てた大地にぴょこんと芽吹いた新緑の芽。これを見つけることができれば不調は終わりを告げる、というイメージだ。



空腹のまま打ち続けてしまった。睡眠不足で打ってしまった。体調不良なのに打ってしまった。

不調の原因となる要素は少し考えただけでも山ほどあるのに、好調のきっかけとなるのが何なのかを考えても思い当たる節がない。


そういう意味で麻雀はシビアなゲームであり、メンタルバランスの自己統制が欠かせないゲームであると言える。


さて、今回は八段に戻ってからの軽不調だったが、ある半荘を境にふっと波が変わった。

マグマにさらわれた半荘というのが一体どのようなものだったのか、個人的に印象深かったので紹介したいと思う。



東4局
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25000点持ち3着目の西家。

2枚目の東をポンして、局をかわしに向かう。


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3mをツモってきて、さてどうしよう?





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2s切りとした。

マンズの下は情報がないが、私が1m暗刻だけにこの23mは悪くない待ちだ。

25sはスジがかっているが、23mは2スジなのでケアしづらい

たった今6mが出たところでもあるし。


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7sをツモったところ。

さて、どうしよう?





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このへんで親の現物待ちにシフトした。

マンズが一向に出ないので固められているかも、と。

ドラ切りの親はそろそろリーチの頃合いだし、場況的に7sは絶好に見える。


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3mを切った途端に2m3mがパラパラと切られ、さらに親に2フーロが入る。

7sがチーで晒され、一気に47sは弱くなった。

そして持ってきたのは、5m。さて、どうしよう?(親の4mはツモ切り、5sチーの最終手出しが西)





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これが切りきれない。

58mは6mのワンチャンスだが、親は形の決まったイーシャンテンであったことを踏まえると、相当に危険なスジに見える。


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結果、全員テンパイで流局。


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この局面、親は7mと2sのシャンポンで、5mは通った。

5mを切っていると、ともすると下家の7sを捕らえられた。

つまり、本局私は25sと36sと147sと23mと47sの都合5回アガリ逃しがあったということになる。

大概こういうのがあるとダメ、というのが私の経験則だ。


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それではどうすればよかったのかというと、ここでは3mツモ切りが良かった。

23mは山5と強かったが、それはそれとして、1mが暗刻なのでソーズの4連形を生かしやすい牌姿だからだ。

ソーズは場況的に良さそうなので、食い延ばしはせずともツモで十分に伸びるし、25s自体がそれほど悪そうにも見えない。

実際、3mを切っていたら2巡後の6sで147sの三面張になり、難なくアガれていた。

ここでの失敗により、暗雲立ち込めることとなる。



東4局1本場
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気を取り直して次局。

マンズに寄った手牌から、9mポンしてチンイツイーシャンテンに取る。


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間髪入れずにカン7mも捌けて、好形テンパイ。

ここが鳴ければグッフッフ、しめしめといったところだが…


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切り出した発にカンの声。ん?なぜに大ミンカン。


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さらに下家が切った7sにポンの声がかかる。

ざわ・・ざわ・・


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上家から当然ですとばかりにツモの声。1600・3200。

私は新ドラが乗って、ハネ満確定の三面張だったがトリックプレーにしてやられた。


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上家のカンはこの形から。

私が3sからのターツ落としでカン2sに感触があった?

ドラドラなのでツモを増やしたかった?

理由を考えればキリがないが、受けが効かないカンはもろ刃の剣。ハマるのは好調だから、ということになる。


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大ミンカンがなければ7s2sは親が吸収して、親リーチが入っている可能性が高い。

その場合はおそらく私のアガリとなるだろう。

いずれにせよ、大物手を潰された私はさっきの局からの因果もあり意気消沈。



南1局
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23300点持ち3着目の南家。

ダブ南トイツ、発トイツと、なかなかの配牌。


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河が派手になったが、1枚目の発をスルーして、上手くホンイツに渡る。

ここで切り出した3sを対面がポン。


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出てきた発に即座に食いつく。

そこが鳴ければ、もろたでえ。


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6mもポンされ、ポン合戦。


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直後に持ってきた6sに、そこはかとなく嫌な雰囲気を感じつつも、河に置くと…


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片アガリやんか!ようけこんなの掴むのう!2000。

先ほどから的確にチャンス手を潰されている感じ。


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私の河を見て、6sでアガれるビジョンを持ったのだろう。

鳳凰卓はこういったアガリへの嗅覚が優れている。

14mが目と鼻の先。対面掴んだらどうするんだろ?



南3局
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マンズの好形を生かしてピンフに変化。

ピンズを払っていく。


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対面、上家が仕掛けて持ってきたのは南。

とりあえず3pと入れ替えておきましょ。


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手広くなったのでここで南を放すと…


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対面のダブ南、3900に刺さる。

親が3巡目に切ってる場1の南。こちらの手牌的にも止まりようがない。

遠いところからでも仕掛けるタイプなのでテンパイ確率も低く、南が当たるとは毛ほども思っていなかった。


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南は当然の後重なりで、チーテンが入ってかつ上家のドミノ仕掛けの送りバント牌。

ピンポイントでこの牌を掴まされる感じ。

私が仕掛けていたら王牌にいる気しかしないが。

とりあえず、3900で済んで良かった。これでオーラスはギリギリ3着で迎えられる。



オーラス
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17400点持ちの3着目。ラス目下家とは1300点差。

方針としては上がアガリ競争につき、一局は見ていられる。

仕掛けなどが入ったら受けに徹する。


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親に続いて、上家にも仕掛けが入る。

親の河を見ると、なかなかにアガってくれそう。


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まだか、まだアガらんか。

はよ決着。


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そっちがアガるんか〜〜い!2000でぴったり捲られ。

選択ミスでアガリ逃しの局から転落の段取りは整っていた感じ。

なぜ?どうして?と言っている間にラスを引かされるのが鳳凰卓の常だ。


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このラスにより次戦が降段戦。

マグマというほどではないかもしれないが、このラスによって諦観・無我の境地に達したこともまた確かだった。

ちなみに、名前を伏せているのは期限的な問題で、他意はありません。



降段戦 東3局
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原点持ちの親番。

下家からリーチが入って私の手はバラバラ。


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これを一発で引かれて裏1のハネ満親っ被り。

普段でもグラッとくるが降段戦はこの重みが違う。

近くて遠い3000点、これをどう詰めていくか。



降段戦 オーラス
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結局差を縮められないまま、オーラス17400点持ちラス目の北家。

上家と1300点差の1局勝負。

ここでアガれなければ降段だ。


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1mをツモって何を切るか?





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ここは雀風で分かれそうだが、私はピンフ固定が好み。

下手に仕掛けるとアガリ逃しが発生しやすいし、1000点だとツモ直条件なので。


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テンパイ。願いを込めて…


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リーチとした。

親も南家も放銃できないので、実質上家と直対になる。

リーチ棒を出して3000点差以内なら、テンパイノーテンで変わるので、リーチにメリットが大きい局面。


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後に引けない上家から追っかけが。

降段を賭けた捲り合い!


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そして、勝ったのは私だった。

値千金のアガリで降段回避。

不運続きでメンタルがグラグラと揺れていたが、もう大丈夫だ。

荒野に新緑が芽吹いた瞬間だった。



降段戦 次戦
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親番で6000オールをアガってラス争いから一抜け。

下家はダマなら上家から拾えていたが、14pは山ザクにつきこれが悪いというわけではない。

この半荘はダントツ対面を捲り切って堂々のトップで降段戦抜け。

きっかけを掴んだ私はそのまま浮上し原点まで回復することに成功した。


荒れ果てた荒野に新緑の芽を見つけるのは、次はあなたかもしれない。



ラベル:天鳳 不調
posted by はぐりん@ at 23:59 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東4局
記述にもあった通り、アンコヘッドレスみたいな形なので、ソウズ待ちが良いのかなあ。私はひょっこり赤をgetできたら美味しいなーとの思いもあり、ソウズ待ちにとりそう。最後に止めた5mですが、どうなんでしょう。切っても良いんじゃね?と考えてしまう私は守備意識が低いのかも。仮に刺さっても安そうではあるんですよね。親はタンヤオっぽい仕掛けで、ドラが使えないこと、赤が既に1枚枯れてることから、一応赤2枚使用した5800ってケースは可能性上あるけど、限りなく低い。刺さるとも限らなく、刺さってもあって2900なら切っても良いんじゃね?と。この場合は、5mを切らなくても自分のテンパイは現状崩れないこと、仮に和了れても1000点で、テンパイ料と差がないこと、5mを切った所で待ちは薄くなってるノベタンということで難しいですが。その上で限りなく低いとはいえ5800、2900なら当たっても文句は言えない牌の勝負抽選を選ぶのか?ということですが。確実に加点したい(5m単騎だともしかしたらその後テンパイが崩れるかもしれない。その場合ノーテン罰符は5mで打った失点と大差もない。今5m切れば若干和了りが見込めそう、テンパイは取れそう)私は切っても良いんじゃね?と。という守備意識の欠片もない思考が笑

その後の6sや南での放銃は、うーんまあそりゃ打つやろ!って感想です。ピタリ賞のように相手のテンパイと自分の当たり牌放出タイミングが噛み合ってしまう時の誰を恨めばええのか的な心境は本当にメンタル揺さぶられてしまいます。熱くなったらダメなのは承知ですが、なかなかに受け入れられない汗
Posted by YA at 2019年08月19日 01:56
>>YAさん
ソーズの変化は意外とどれも悪くないんですよね。
14s引きの際に36sに受けるかみたいなのはありますが、変化形重視なら5s切って14s待ちもありますしね。

5mをぶった切るかは正直私も迷いました。
親は安いのは明白ですけど、5mの危険度、巡目、アガリ逃しの感触に照らしてここは引きました。
何が何でも親を流したい局面でもないですし、変化形のメリットはこういう危険牌をピンポイントで止められることでもあるので、それを生かしたと。

安くても安易に放銃してしまうと、親の連荘が止まらなくなってしまうなんてこともありますしね。逆に対面が子方なら5mは切ってしまうと思います。

不調時はほとんど危険牌を切っていないのに、たまに勝負する牌が放銃に結びつくんですよね。対面さんは無スジ3枚切ってるやん!みたいな(笑)
まあ、これは巡り合わせで順番に回ってくるやつですから肝心なのは向き合い方ですよね。
Posted by はぐりん@ at 2019年08月19日 16:32
こんばんは。つい最近同卓しましたね。(運よくギリギリで勝てましたが・・)

不調とは関係ない話ですが、最近一瞬だけ接続切れ人を良く見かけてる気がします。(自分も含めて)

先月の100局くらい打って接続切れはなかったのですが、今月はひどいですね。

不調というよりは相手のあがり牌を引いたところでピンポイント接続切れと超運が悪い(東1局 3p)のがあったので、はぐりさんも気を付けておいたほうがいいかもしれません。

http://tenhou.net/0/?log=2019081719gm-00a9-0000-c168ae37&tw=0


19日メンテがあったみたいですが、サーバーの負荷がかかる時間帯を避けるか別の方法を模索してまた鳳凰卓で打とうかと思います。

あと南1局の
13赤56m123p1123456sは何切るか?はなかなか難しく、裏目を引きまくっていく様子が面白く、こういう展開が多いと不調なのかなと思います。
Posted by 国家最終戦力 at 2019年08月19日 17:00
>>国家最終戦力さん
同卓どうもでした。オーラスの片アガリはお見事でしたね。

報告ありがとうございます。
私は幸いにも接続落ちとは無縁の環境にいるんですが、人によっては落ちている人もいますよね。

煽り含めたセルフ回線落ちがどのくらいの割合なのかが気になります。

7月くらいに天鳳のサーバーが落ちた際、私は復帰できずにラスを引いたんですが、その時は申請により、運営側が成績の修正とポイントの補填をしてくれました。

回戦落ちが頻発するとどうしても集中できないですから、快適な環境で天鳳を打ちたいですよね。
Posted by はぐりん@ at 2019年08月19日 22:50
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