2020年12月20日

裏ドラ1枚のドラマ

みなさんは裏ドラにどのような印象を持っているだろうか?


よくよく考えてみると、裏ドラは麻雀に華やかなゲーム性、ともすると射幸心を与えている大きな要素だろう。

裏ドラはその不確実性ゆえに、運不運のバロメーターとして用いられがちだ。

私などもよく、

「●連続リーチに裏ドラが乗ってないな、不調だなあ」とか、

「あまりにも乗らないから、裏ドラは乗らないものとして最初から考えよう」などと思うことがある。


そもそも裏ドラはリーチが有利になるように加えられたオプションであり、裏ドラの権利を得られること自体がお得であるはずなのに、
そのことを皆が忘れて、裏ドラが乗らないことがまるで不幸の象徴のように扱われているのは、何やら滑稽だなあと思ってしまう。

抽選で当たることの喜びよりも、抽選を外した時に負のバイアスがかかりやすいのは人間の本来持つ特性なのだろう。


私が小さかった頃、親が買ってきた宝くじの当選番号を確認する作業が好きだった。

当たっているかもしれないという期待を胸に一つ一つ番号を確認していく時のドキドキ感がたまらなかったのだろう。

宝くじは夢を買うとよく言われるが、この当選確認の高揚感にお金を払っていると考えるとそんなに悪くないのかもしれない。

そのように考えていくと、我々は小さな運否天賦や運試し、1回勝負が好きな性質(たち)であり、それは元来生物が持つ闘争本能に由来するものなのかもしれない。


例外なく人は、占いやおみくじのような「不確実性のある抽選」が好きであり、それは労なくして気分の高揚感を得られるからである。それが行きすぎるとギャンブルとなってしまうけれども。

言ってみれば裏ドラもこの類だろう。


仮に裏ドラがなかったらと仮定してみたらどうだろう?

裏ドラなしでリアルをしましょうと言われたら、私は打ちません、と言ってしまうかもしれない。

それぐらい現代のチップ麻雀では裏ドラの存在は大きく、たった1局でも挽回のチャンスを与えてくれる、そんな期待感を与えてくれる存在ではないだろうか。

リーチをツモアガって裏ドラが乗った瞬間の高揚感というのは、麻雀を打っている中でもアドレナリンがドバッと出る瞬間であり、良くも悪くも将棋を指していたら得られない麻雀の醍醐味であることは間違いない。


そんなわけで、私は裏ドラLOVEである。

今回は、天鳳において裏ドラ1枚が大きく影響を与える局面を集めてみた。

私の感情が揺れ動くさまをご覧いただきたい。



case1
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南3局、18900点持ち3着目の親番。

上家が1700点持ち飛び寸。2着目下家とは17700点差、トップ目対面とは23900点差となっている。

上家が飛びやすいので、安易にツモアガリできない。むむっ。

配牌は赤&ドラインでまずまず。


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あの配牌を何とかまとめてテンパイ。

ピンフにはならなかったが、58pが苦しかったので悪くない入り目か。

ハネツモは条件がやや厳しいが、一発と裏に期待してリーチいっきま〜す。


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高目いただきました。

流れ的にこれは乗るね、こんなの乗らなかったことないわ、うん。


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9おjfdkじゃspjふじこfじぇい@fぢ!!!


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今日のところはこのへんで勘弁してやろう(白目)



case2
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南3局4本場、11900点持ち2着目の北家。

下家が80000点弱というトンデモなダントツ。

熾烈なラス争いだが、辛うじて私は2着に踏み止まっている。

たった今、2800点持ちラス目の対面からリーチが入った。

中のトイツ落としが目立つ。これは打てないな…


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行くしかない3着目の上家が放銃となった。

さてどうなった?


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うん、上家飛んだ。

4本場でややこしいが…


36934.jpg

しゃくてんさ・・・

裏ドラのおかげで7700が8000になりその300点で捲られた。

ぴこりんに負けるはぐりんorz



case3
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オーラス、19600点持ちラス目の北家。

上は団子だがやや離れている。3着目が対面の25600点。

幸いなのは30000点を超えている者がいないこと。

さて、ここから何を切る?





42902.jpg

4p切りとした。

25pが悪くないのでこの固定は勇気がいるが、36mがかなり薄いのでダイレクトテンパイに旨みが少ない。

それならばと手広くくっつきに構えた。

6m周りのくっつきは悪くなく、何より一刻も早いリーチが求められる局面だ。


42903.jpg

とりあえず先制できればこの局面は十分。

相手の手を止めれば勝負を引き延ばせる。

場況的に7mは悪くなく、出アガリはともかくツモアガリならそれなりに期待できる。

まずは第一関門突破。


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と、ここで事件が。

唐突に勝負してきた3着目の7mに意気揚々とロンの声をかけたところ、まさかの上家がダブロン。

上家は見た目3900をクリアしており、30000点以上が確約された。

上家が7700なら問答無用でラス回避。上家ドラ持ってそうじゃね?


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私に裏ドラは乗らず、上家は3900のまま。

これは…


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まさかの500点差で捲れず。

上家取りされたリーチ棒返して(ノω・、) ウゥ・・

上家さんはリーチ棒なくてもトップだからいらないべ?

ぼくアガったのに300点しか点棒増えてないよ?

リーチ棒1本、裏ドラ1枚に泣かされたパターン。

歓喜と悲鳴の残像が、卓上にこだまするのであった…



case4
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オーラス、26400点持ち3着目の北家。

対面がダンラスで、2着目の親と8000点差、トップ目の上家と9200点差となっている。

つまり、満貫ツモできれいにトップを捲れる。

配牌はいけそうな感じ。


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ツモが噛み合ってのテンパイで即リーチ。

高目ツモなら文句なし、安目ツモなら裏1条件。

対面から出たら…天鳳ならアガるかもなあ。



45301.jpg

グワシとツモったのは安い方。

このパターンは…オチが読める?


45302.jpg

僕だってねえ、やる時はやるんですよ!


45303.jpg

順位2UPのかかった裏ドラはほんとに痺れる。


裏ドラが乗ることに思いを馳せながら、ツモに力を込めている瞬間こそ、麻雀が一番楽しい時なのかもしれない。



ラベル:天鳳 ドラ
posted by はぐりん@ at 23:00 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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