2021年12月05日

トイツ場の兆候 イーペーコーが暗刻含み

今回は、人気シリーズの「トイツ場の兆候」だ。

イーペーコーを狙っている際にツモが縒れて、暗刻ができてしまった。

割とよくある光景ではないだろうか。

五萬六萬六萬七萬七萬二筒二筒三筒五索六索八索八索八索ツモ六萬

上記の手ならタンヤオにつき、ひとまず3p切りだろう。


すんなり両面が埋まらずに、暗刻が先にできるということは、上記の58m部分は他家の手に固まっている可能性がある

そこで、こういう牌姿が現れた時はトイツ場を疑うことができる


上記の手のように自身の手に既に暗刻がある場合は、イーペーコーではなく三暗刻を狙うことが正解となりやすい。

場況や牌形も合わせて考えることで、その精度を高めることができる。


ツモの来かたがコーツ系になりたがっていると感じたら、思いきって決め打ちすることで好結果をもたらすことも少なくない。

イーペーコーにこだわることがそこまで得策ではないそのメカニズムについては、次週に詳しく書こうと思うので、ぜひご覧いただきたい。


それでは、実戦例から見ていこう。


case1
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南2局、20100点持ち3着目の北家。

下位三者が2000点差にひしめいている超絶僅差。

ドラが暗刻になり、この手は是が非でもモノにしたい。


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ここで嬉しいのか嬉しくないのかわからない3mを持ってきた。

さて、何を切る?





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3mツモ切りとした。

確実にアガることを考えると8mあたりを切りたくなるが、トイトイのポンテンは逃したくない。

6mに上の受け入れがあるので、3枚見えの3m引きのロスはほとんどない。

あとは14m引きの受け入れをどう見るかといったところだが、リーチよりもポンテンのメリットが大きいと見た。


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MAXの2mを引き入れテンパイ。

さて、どうしよう?





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7m切りダマとした。

69mが強いので8m切りダマが普通だが、ここは初志貫徹のコーツ系に受けてみた。


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ほどなく8mが出て、16000。

トップ目からの直撃で一躍トップに浮上した。

ちょっと上手くいきすぎじゃないの、と思ったあなたは鋭い。


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実は、上家の6mにポンラグがあった。

ネット麻雀ではポンラグを待ち取りのヒントに活用できる。

なおかつ、この段階でトイツ場を強烈に意識することができる

すんなりアガリまで持ち込めたのにはこういうカラクリがあった。


case2
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南1局、29400点持ち2着目の南家。

3mが暗刻になったが、切りたい6mはドラ。

さて、何を切る?





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1m切りとした。

シャンテンに取りつつ、ドラのくっつきに備えるというオーソドックスな手順。

イーペーコーの未練を断ちきってみると、強烈に匂い立つ縦の手役。


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上家から8mが出たが、さてこれを鳴く?





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チーテンに取った。

ドラまたぎ4枚目はさすがに急所と判断した。

これでもツモればごっつぁんです。


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しかし、対面が一発で8000の放銃となった。

全体の手牌を見てみると、暗刻が目立ってコーツ系の場況であることがわかる。

私の2m7sは山に3枚も眠っていて、長引けばチャンスだった。


case3
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南3局、44600点持ちトップ目の親番。

急所の3sが暗刻になり、テンパイが入る。

ドラドラ赤で盤石の12000だ。


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4mを引いてきて、さてどうしよう?





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シャンポンに変えてダマ続行とした。

三暗刻があるのでこれは自然。

ほどなく1sを引いてきたが、さてどうしよう?





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三面張にとってリーチとした。

ドラ待ちはアガリづらいので、これは自然なリーチにも見える。

ただしリーチをかけてしまうと14sの出はほぼ期待できない。


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ところが、痛恨とも言えるドラの方を持ってきてしまう。

ファーストテンパイのカン3mでもアガってたし、ぐぬぬ。


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結果、二人テンパイで流局となった。

4mツモが止めの一撃…

こういうアガリ逃しの後は決まってもつれるもので、まくられそうになるも辛くもトップで終了した。


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147sはこの時点で山にたった1枚しかない。

これが本当にたまたまだと言えるだろうか?

手順としては間違ってはいないが、牌形を重視すればシャンポン形でリーチもしくはダマも十分にある。

対面を飛ばすことを考えたら、役ありダマに比重を置いても良かったかもしれない。


case4
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東3局、28500点持ちトップ目の北家。

ここから何を切るか?





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5sツモ切りとした。

上家の6pカンを見てもトイツ場の雰囲気がムンムンだが、47sが固まっている気配がない。

トイツ場の場合、固めて持たれているか山に全部あるかの両極端であるため、山にあると判断すれば両面ターツを生かすこともできる。


tenhou.21148.jpg

南家がリーチと来た。

宣言牌の7m、これを鳴く?





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ポンした。

現物待ちだし、これは勝負に値するだろう。


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追っかけの下家から捕らえてリー棒2本付きの3900GET。

読み通り47sはごっそり山にあった。

全体を見るとなんとなく縦でしょ?下家もシャンポン待ちだし、上家なんかモロに。

傾向を見極めつつ対応するのが大事。


case5
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南2局2本場、40900点持ちトップ目の親番。

イーペーコー部分の7mが暗刻になったが、余った8sはドラ。

さて、どうしよう?





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素直にドラ切りとした。

形上の必然。


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エサを与えて、好ヅモを吸収。

さて、どうしよう?





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四暗刻にとってしかもリーチだ。

場況的に仕掛けの手を止めた方が有利と見た。

ソーズで被ってるならアガリも厳しいでしょう。


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時は来た。


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16000オールは二人飛ばし、いただきました。


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case2、case3、case5にはある共通点がある。

3or7の暗刻が含まれているという点だ。

3や7の牌(尖張牌)が固まっていればいるほどトイツ場になりやすいという特徴は、以前の記事で詳解しているので合わせてご覧いただきたい。

トイツ場の兆候 3・7(尖張牌)が固まっている



ラベル:天鳳 対子
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | トイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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