2021年12月26日

放銃するために残す牌

今回は、局回しについて

リードしている時は難しく考えなくても上手くいくことが多いが、
少しの工夫で自身のトップ率をさらに上げることができる。

それが、他家をコントロールする「アシスト」や「サシコミ」だ。


自身のアガリは自分の力だけではどうすることもできないが、
他家のアガリはテンパイさえわかれば自身の放銃で決着を見ることができる


これを生かして天鳳では共闘が当たり前のように行われており、
ラスを押しつけるために他家との呼吸も重要となってくる。

天鳳の段位戦は祝儀がない分、仕掛けのデメリットが少なく、
他家操作の思惑が飛び交うため、リアル麻雀とはまるで別ゲームのような駆け引きが生まれやすい。


天鳳をやったことがない方は一度これを体験してみると、
おそらく麻雀の幅は広がるだろう。


これらについてはおいおい記事にするとして、
今回は大量リード時にどのような工夫ができるかについて触れてみたい。

牌の残し方一つで結果は変わってくるし、
自身のアガリをギリギリまで捨てずに捌ければさらに可能性は広がってくる。

それでは、実戦例から見ていこう。


case1
52491.jpg

南3局、53000点持ちダントツの北家。

下三者は僅差の三つ巴となっている。

16600点持ち2着目の親からリーチが入って一発目

さて、何を切る?





52492.jpg

通常であれば2pから切るが、ここは1pから切った。

親を流すために、できるだけ子方の危険牌を残したい。

下はこのぐらいの僅差であれば十分に攻め返してくることも考えられるからだ。


52493.jpg

1枚切れの西を引いてきたところ。

さて、何を切る?





52494.jpg

今出た白を合わせた。

考え方は一緒で、子方に当たりうる数牌は温存して、サシコミに備えたい。


52495.jpg

対面の南家から待望の追っかけリーチが入って一発目。

さて、何を切る?





52496.jpg

白切りとした。

さすがにラス親の控えている南家に対しての一発目は避けたい。

オーラス以外のサシコミは一発は避けるのが基本となる。


52497.jpg

と思ったら対面が一発ツモで裏2pの3000・6000。

待ちは先ほど取っておいた25pだった。


52498.jpg

対面は即リーチとしたが、現物待ちにつき確実に25pを拾いに来るということも十二分にありそう

その際に先ほどの2p温存が生きてくる。


対面がラス親につき、積極的にサシコミに行くかは微妙だが、この後親の現物が増えなければ9p2pと親の現物を優先して打つ。

このリーチが親のない上家だった場合は真っ先にサシコミにいくなど状況によってアレンジしたい。


対面が3900程度なら問題ないが、7700まで行ってしまうと捲られる懸念が出てくる。

とはいえ親の満ツモでも耐えられるとなれば、点差を考えて対面は2着で伏せるということも往々にあるため、天鳳ではどのみち生きやすい。

さらにオーラスは上家か下家に同様のサシコミが成立するためこちらが有利なのは変わらない。


天鳳では素点を大事にする必要が一切ないため、トップ目は大胆な戦略を取りやすいということがわかる。

この半荘はトップで終了した。


case2
72835.jpg

オーラス38400点持ちトップ目の西家。

点棒状況は私から順に38400、18300、25300、18000。

下が熾烈なラス争いをしている。

カンチャンが埋まって一歩前進だが、何を切る?





72836.jpg

親の現物かつ子方に利用価値のある中を温存した。

中は引っ張ることで鳴いてもらえる可能性が高まるし、なんならロンになってもいい。

満貫放銃でもギリギリ30000点をキープできる上、子方に打つ分には捲られない絶妙の状況。


72837.jpg

結果、下家が掴んだ中が当たりとなり、6400。

親の現物狙いという阿吽の呼吸があるため、このような工夫は生きることがある。


72838.jpg

仮に中を先に切っていると、上家は中で地獄待ちにするか難しい選択を強いられる。

地獄なら変えない可能性も高い。


72839.jpg

仮に私が中を先に切ったとして、上家がここで地獄の中単騎に変えないとどうなるか?

親が6sツモで追いつき、3m一発ツモの未来もある。

少しの工夫によって、自らトップを引き寄せていたことがわかる。


case3
74564.jpg

オーラス、40500点持ちトップ目の南家。

点棒状況は私から順に40500、15300、19200、25000。

上家の親を抑え込みたい状況となっている。

8pをツモってきて、何を切る?





74565.jpg

発切りとした。

子方には満貫打てる状況につき、親の現物を優先して残す。


74566.jpg

ラス目から待望のリーチが入った。

ラス目のリーチだと親もおいそれと来れない。


74567.jpg

カンチャンがサクッと埋まって一応こちらも形になってきた。

さて、何を切る?





74568.jpg

やはり一発は避けたい。

ここでハネ満を打ってしまうと西入が成立してしまうため。


74569.jpg

親がオリの気配を匂わせたため、仕掛けてこちらもアガリに向かった。

満を持して8pを切り出すも、これがセーフ。


74570.jpg

そしてこの8p切りが意外な決着を生む。

ノーチャンスを追った親がラス目に放銃し、裏1で5200に。

なんと親がラス転落という浮き目に遭うこととなった。


74571.jpg

下家はここからの選択で、8pが当たりになる可能性もあった。

温存した8pが生きる道もあった。


もちろん、下家リーチがハネ満ある可能性とか、親がオリているならこちらが攻める必要はないとかそういう考えもあるが、
局面が長引くと粘られてテンパイを入れられるなど、何が起こるかわからないため、
時に積極性を見せていくことで短期決着から好結果を得られやすい。


このへんは、自分なりのバランスで無理なく取り組んでいくことが重要だろう。


早いもので2021年も残すところあとわずかとなりました。

今年もこのブログをご覧いただき、ありがとうございました。

減少傾向だったアクセス数も今年後半に伸びてきてちょっと意外でした。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。



ラベル:天鳳 差込
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | 順位戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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