2020年08月02日

ペンカン待ちは超愚形なのか?

みなさんは、六筒七筒八筒八筒九筒という形を見たときに、どのような印象を持つだろうか?


おそらく、大抵の人はこの形を好意的に受け止めないだろう。

そればかりか、真っ先に嫌う部分として候補に挙がるはずだ。

かくいう私も一昔前は最終形としてこれ以上悪い待ちはない、と思っていた。

同じペンチャンでも、メンツ部分に1枚つぶれて最大3枚しかないのだから、当然と言えば当然である。


一筒二筒二筒三筒四筒や、六筒七筒八筒八筒九筒という形は、メンツの抜き方によってカンチャン待ちにもペンチャン待ちにも取れるため、俗にペンカン形という名前で呼ばれることがある。

今回はこのペンカン形について、どういう特性があるのかを解説していきたい。


@変化に有利な形である

一萬二萬三萬六萬六筒七筒八筒八筒九筒二索二索八索九索ツモ五萬ドラ一萬

マンズが好形になり、ターツ選択となったところ。ここから何を切るか?

実戦でもしばしば見られるが、この形はかなり頭を悩ませるのではないだろうか。

見落としていけないのは、ペンカン形には受け入れが増加する変化が多い、ということである。


六筒七筒八筒八筒九筒からの変化を以下に挙げる。

(1)ツモ五筒五筒六筒七筒八筒八筒九筒 両面含み

(2)ツモ八筒六筒七筒八筒八筒八筒九筒 変則三面張含み

(3)ツモ六筒九筒六筒七筒八筒八筒九筒九筒 シャンポン含み

(4)ツモ四筒四筒六筒七筒八筒八筒九筒 リャンカン含み


八索九索からの変化は、両面変化まで二手かかる上に、それ以外は重なりのシャンポン変化しかない。

単純に一手で両面変化するだけでも大きいのに、(2)の変則三面形や、見逃されがちな(4)のリャンカン形も踏まえると、シャンテンを広くする変化量には大きな差があることがわかるだろう


つまり、ペン7sで即リーチに行くつもりがないのであれば、大抵の場合はペンカン形を残した方が有利だろう。

逆にペンカン形を払っていくケースとしては、ペン7sが場況から優秀である場合だ。一応ピンズの好形変化を保留しつつペン7sの受けを残せるために、ド裏目を被るリスクを減らしながら、ペン7sという最終形に寄せることができるからだ。

また、雀頭がない手においては受け入れ的にも優秀な形となるため、過去記事(67889は雀頭作りに最適)で確認していただきたい。


A意外と他家が使いづらい部分である

六筒七筒八筒八筒九筒という形は、8pを自身で2枚使っているため、単純ペンチャンよりも他家がメンツで構成しづらいという特性もある。

牌理上当然の話ではあるが、仮に8pや9pがもう1枚ずつ見えるなどの情報があれば、他家はよりそのへんでのメンツ構成が困難になる。

例えば、ソーズが場に高い場合に枚数重視でペン7s待ちを選んだとしても、他家に使い切られていることも多い。このへんは経験からも理解できるだろう。

場に高い生牌のペンチャンと、場に安い1枚切れのペンチャンならどちらがアガりやすいかを考えるとわかりやすい。

8pが埋まりにくいことでピンズの上は場に安くなりやすいため、最終形としてそこまでアガりやすさに差がつくわけではない。

ただし、4枚のうちの1枚、25%の減少の影響は大きいため、単純ペンチャンと比べて有利になると言い切れるレベルでもない。遜色がないもしくはやや悪い程度に収まるということである。


結論としては、ペンカン形が最終形となっても単純ペンチャンと比較してアガリ率の減少がそこまで大きくないため、変化量の多さからペンカン形を残した方が有利となることが多そうだ。

もちろん場況は常に加味されるべきだが、潜在的に他家が使いにくいことは最終形の不利を相殺する要素となりうる

山に十分あると見込める場合は、残り2枚待ちぐらいでも特段リーチが悪いということはなさそうだ。

むしろ、テンパイした際にそこを払いつつ好形テンパイを狙うか、即リーチに踏み切るかの選択自体が難しいことが多いだろう。

攻め返されると待ちの枚数的に不利なことには違いないため、攻め返してくる他家がいるかどうか、点棒状況などを勘案する必要がある。


10年前と比較すると、私はペンカン形に対する印象がかなり変わった。

当時はこれ以上の愚形はないという認識だったが、今では手組みの段階においてはそれなりに重宝できる形であるという認識に変わっている。

これは、イーシャンテンを広くすることがアガリにおいては重要であること、また単純ペンチャンと比較して変化量の差が顕著であるという認識が深まったためである。


それでは、どのような際にペンカン待ちリーチに踏み切るのだろうか?

今回は実際にペンカン待ちリーチに踏み切った実戦例を用いて、このリーチが活用できるケースを考えていきたい。

それではどうぞ。



case1
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東4局、17500点持ちラス目の南家。

ピンズでの雀頭作りを模索していたところ、マンズが重なりこのテンパイ。

3pは場に1枚切れで実質残り2枚だが、さてどうしよう?





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リーチに踏み切った。

9mが3枚切れにつき、好形になったとしても特段アガりやすくなるわけではない。

場況的にはピンズが安く、3pはわりと良さそう。

巡目的にもこのへんが決断のしどころか。


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手を狭くした親から出てきて、5200のアガリ。

この終盤に出てくるスジではないため、僥倖だった。

2pが3枚見えていることにより、他家はその周辺をメンツとして使いづらい。

他家が手の内で使い切れないという要素が、ペンカン待ちには含まれやすいということがわかる。



case2
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南2局、18700点持ちラス目の親番。

絶好の7pくっつきで早くもイーシャンテンに。

是が非でもこのチャンスを生かしたいところ。


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先に両面が埋まってテンパイ。

難しい選択が残ってしまった。

1mを切っているのでマンズの好形変化も限定的だ。

さて、どうするか?





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6s切ってリーチとした。

シャンポンに取ってダマ、一旦イーペーコーに取ってダマなど色々考えられるところ。

しかし、6sが1巡前に出ているというのがポイントで、これによりソーズは分断形になった

例えば4mツモを逃してしまうと激痛だが、嬉しい変化は多くなく、むしろダマにしていることの損の方が大きいという印象。

このリーチに3sは切りやすいわけではないため、内側を見せるデメリットはさほどない。

むしろ、6sを安くして7sを炙り出す作戦だ。


69771.jpg

一発ツモが6sでヤラカシタ〜!

これを捕らえられる人はなかなかいないだろう。

裏目は裏目だが、6sは場に3枚目で前向きな裏目。

こうなってみると6s切りがじわじわと効いてくる。


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ところが、3着目の親から追っかけが。

こうなると河の迷彩はまったく意味がなく、圧倒的不利となる。

直対のラス争いにつき、中途半端な手でないことは確かだからだ。


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しかしここでまさかのトップ目から当たり牌が放たれる。

裏が1枚乗って5200となればこれは大きい。

対面は安牌に窮して、苦肉のトイツ落としが刺さった格好。

親は十分形の5800からで捲り合いは圧倒的にこちらが不利だった。


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仮に私の宣言牌が9sで、6sが2枚しか見えていないなら、対面は7sを切ったかどうか微妙だ。

内側を切って外側を炙り出す作戦は、一応ドラそばにおいても通用することがわかるだろう。



case3
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東2局、3着目の南家。

4mを浮かせ打ちしていたところ、先に両面が埋まってテンパイが入る。

場に動きは入っていないが、さてどうしよう?





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即リーチとした。

この場合は4m切りダマに取るメリットはさほどないため、4m切りリーチか2p切りの2択だろう。

2pと1pがほどよく切られていて、3pの場況は良好。

これぐらいの場況なら即リーチの及第点ではないだろうか。


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しかし、親に一発を消された挙句、持ってきた赤5mが刺さって5800。

現物の7sを上手く捌かれてリーチが裏目に。

これは最悪や…


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一見よく見える場況でも、実際には3pは山に1枚。

待ちの枚数自体が元々少ないだけに、これぐらいの場況では少し足りないかもしれない。

4pが2枚出てるとか、ピンズの中ほども出ていた方が好ましい。


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仮に2pを切ってのテンパイ取らずなら、赤5mを組み入れての36mリーチが打てたかも。

今回は積極策が裏目と出てしまったようだ。

このように、勇み足になることもあるため、道中の選択は十分に吟味する必要がある。




case4
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東2局、17000点持ちラス目の親番。

トップ目の対面からリーチが入って一発目。

浮かせていたドラが重なって、少しやる気が出た。

さて、ここから何を切るか?





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4pのトイツ落としとした。

マンズとソーズに手がかけられない以上、ここはこの一手か。


49631.jpg

次巡、持ってきたのはズバリテンパイとなるカン5m。

ソーズはそれなりに変化も見込める形だが、さてどうしよう?





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追っかけリーチとした。

ドラドラで打点があるので、ダマで回すのは隙以外の何物でもない。

都合よく変化を見るよりも、ツモの流れを重視すればここは自然と踏み切れるだろう。


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やや長引くも、競り勝って7700。

トップ目のリーチだけに内心バクバクだったが、僥倖を得られた。

ここで、対面の待ちと私の待ちの枚数を確認してみてほしい。

対面の両面は山に0枚(!)、対して私の苦しいペンカン3sはなんと2枚も残っていた。

勝負所に確率は関係ない、これを体現するかのような大勝利だった。



case5
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南1局、16900点持ちラス目の南家。

3着目の下家からリーチが入って一発目。

ここから何を切るか?





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3m切りとした。

ラス目で打点つきとはいえ、ここから4p8pを勝負していくのはやや無謀だろう。

ここはじっと我慢。


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粘っているうちに、再び形がまとまってくる。

期せずしてピンズがリャンカン形となり、浮かせていたどちらかを使い切れる目途がついてきた。


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赤5sに重なって、これも望外のテンパイ。

さて、どうするか?





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4p切りで追っかけに踏み切った。

ここまで来るとさすがに追っかけるんだが、待ち取りをどうするか。

7pが直前に切れただけにカン5pに取るのが普通だが、8pは通っているわけではない。

今4pが通りやすくなったことには意味があると考え、それを重視して4p切りリーチとした。

通常飛び出す可能性が高かったのはどちらかというと8pで、それが使い切れる恰好となったので。

このへんは理屈ではなく、私の培ってきた勝負勘の領域だ。


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これがビンゴ!7pを河に並べた下家から一発は8000をGET。

この最終形を見て下家はどう思っただろうか。

私だったらこの半荘物思いに耽ってしまうかもしれない。


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浮かせていた赤5sは、下家リーチの当たり牌だった。

これを重ねてのテンパイとなれば、通常勝機はある。

私のリーチ時、山には5p2枚、7p1枚で待ち取りはカン5p優勢だったが、結果はまた別物。

勢いのある時はこういう針の穴を通すような選択ができるものだなあとしみじみ思った。


このように、勝負所では待ちの枚数は関係ないため、ペンカン待ちリーチも十分に機能することがわかるだろう。

超愚形という先入観にとらわれず、使いどころを虎視眈々と伺うことで、今までにはなかった世界線が見られるかもしれない。



ラベル:天鳳 愚形 立直
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2020年07月26日

1メンツ落とし(手出し)はチートイツ

今回は、他家の1メンツ落としにおける読みについて。

この記事で言う1メンツというのは、456mなどの完成シュンツのことである。


フラットな局面において、手牌で完成しているメンツを丸ごと落としていくケースはそれほど多くはない。

アガリの大半は4メンツ1雀頭を基本としているためである。

それだけに、相手がメンツ落としを見せてきた際は、手牌を読む上での大きなヒントとなる。


それでは、どのような手牌でメンツ落としが見られるのだろうか?

以下で解説していきたい。


メンゼンの場合

@メンゼンならチートイツが大半

四萬五萬六萬一筒一筒三筒三筒五索五索八索八索東發ツモ東

上の手牌から何を切るだろうか?

発を切ってメンツ手との天秤に取るという手もあるが、例えばトイツの中で1種でも2枚切れがあるという場合は、マンズを切ってチートイツに決めるという人が多いはずだ

イーシャンテンなら待ち頃の牌を1枚持っておいて、即リーチできる体勢にしておくというのが経験上期待値が高い選択だろう。

真ん中付近の牌はチートイツの待ちとしては適切ではない上、相手に対する危険度も高いため、この後マンズの1メンツはすべて払っていくことになる。

このように、自然にメンツ落としをしていく手役がチートイツであり、イーシャンテンからの選択として最も多くみられる

つまり、1メンツ落としから間をおかずにリーチが入った場合は、チートイツが読みの本線となる

ホンイツを天秤にしていることもあるので、高い色と字牌は特に警戒すべきところとなる。


A稀に手役絡みも

二萬三萬七萬八萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒七筒一索三索ツモ一萬

上の手牌から何を切るか?

素直にテンパイに取るにはちょっと惜しい手ではないだろうか。私はこの手ならピンズのメンツ落としから考えたい。

2sチーしても純チャンにつき、打点的な見返りがあるからだ。

三色、チャンタ、純チャンなどの仕掛けが効く手役では機動性の面からも1メンツ落としを考慮されることが稀にある。

この場合は愚形が残っていることも多く、相手の点棒状況から打点狙いなのか機動力重視なのか、その意図を読む必要がある。


仕掛けが絡む場合

@トイトイ

一萬一萬二筒二筒二筒九筒九筒四索五索六索西西北ツモ北ドラ一萬

シュンツ落としにつき、常にトイツ系手役は考慮する必要があり、仕掛けでの本命のひとつ。

ファン牌がある場合は、1メンツ落としにまで踏み込まないことが多いので、ドラはあるけど役がないとか、仕掛けやすいトイツが多い、などのケースで見られやすい。

あとは、チートイツとの天秤の際に、打点との兼ね合いで仕掛けていくことが多い。

ポンという声が入ったら、自然に警戒できる手役だろう。


Aホンイツ

一筒一筒二筒二筒五筒八筒九筒四索五索六索東東西ツモ西

ホンイツの場合は、ポン材に優位性があると判断した場合や、チートイツの可能性など、わりと早い段階の構想においてメンツ落としがみられることがある。

仕掛け時はホンイツとトイトイの天秤になっていることが少なくなく、仕掛けた色のホンイツは警戒の対象となる。

メンツ落としが見られる仕掛けについては、ホンイツとトイトイを警戒の対象としておけば、大半はカバーできる


B超大物手

二萬三萬四萬東東南南西西北ポン白白白ツモ北

役満などの大物手でもメンツ落としは見られやすい。

さすがに河が目立っていることが多いため、これは警戒しやすいだろう。


仕掛けまで加味すると、警戒する対象は多岐に渡るため、対処は難しくなりやすいが、メンツ落としからの仕掛けは速度的に不十分であることも多く、それを念頭に置いておけばいい。

今回はメンゼンにおける1メンツ落としに絞って、それが実戦でどのように現れるか、どのように対処したらいいか、そのへんをピックアップしてみた。

河の見え方からトイツ系手役を絞ることにより、オリの手順も大きく変わってくるため、そのへんも参考になるのではないかと思う。

それではどうぞ。


case1
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東3局、ラス目の西家。

孤立9sが重なったところ。

ここから何を切るか?





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メンツ落としの典型となる手牌がこれだ。

メンツ手ではアガリが見込みづらく、トイトイにするメリットもあまりないため、チートイ決め打ちに優位性を見込みやすい。

中は自身で第一打に切っているものの、ノーテンから残すことのデメリットはそれほどないため、山によりいそうな牌を残すのがチートイツ狙いの基本だ。


60873.jpg

3sをツモってきたが、何を切るか?





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5m切りとした。

赤5mは魅力的だが、単純に6mの方が山にいそうという判断だ。

3sは危険度も高いため、ここでの選択は微妙なところだが、チートイツ決め打ちの場合は他家に使われていそうな中張牌は手順上、どうしても河に放出されてしまう。

アガリやすい単騎へと変えていく過程で、厭わずにメンツ落としが見せられやすい、というのがポイントだ。


60875.jpg

フリテンの中を引き戻して上手くテンパイが入った。

さて、どうしよう?





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6m切ってリーチとした。

ラス目につき、ここは躊躇わずにどちらかでリーチしたいところ。

36sは全体に危険度が高い上、チートイツに決め打つ過程で持ってきた牌につき、そのツモの流れを重視して3s待ちとした。


60877.jpg

長引いたが、最終盤に親から出て、3200となった。

このスジが出てきたのは意外だったが、テンパイならということでワンチャンスから押したようだ。

1メンツ落としをはっきり見せたため、手役は絞られやすかったわけだが、それだけに3s待ちはやや盲点になったかもしれない。

通常チートイツなら待ち頃の牌という想定が成り立つためだ。

1メンツ落としする過程を見ることで、どのような牌姿になっているかをなんとなく頭に入れることができるだろう。



case2
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南3局、3着目の親番。

ラス目の上家がはっきりとメンツ落としを見せてきた。


tenhou.10999.jpg

そして、次巡リーチと来た。

こちらの手は勝負にならないので、基本オリだろう。

上家はチートイツの可能性も十分だが、切り順で不可思議な点があるとすれば、5pよりも1枚切れの6pが引っ張られた点だろうか

上家は打点的な面からも、赤5p引きを考慮するのが普通だからだ。


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ところが、ここで事件が。下家の切った4枚目の東にロンの声でこれがなんと国士!

唐突に下家が飛んで終了してしまった。

私はタナボタの2着となったわけだが、そんなことより東を掴まなくてよかったという安堵感の方が強かった。

下家はチートイツはケアしたかもしれないが、さすがに4枚目の字牌はケアしようがない。

とんだ伏兵がいたものである。


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上家の5p切りは赤との振り替えだった。

5pが先に出てきた不思議はこれで明らかに。

上家も目立たない捨て牌にしたかっただろうに、ツモの巡り合わせによってはこうなってしまうこともある。

いずれにせよチートイツであったという事実に変わりなかった、この点が重要だ。



case3
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東2局、ラス目の親番。

ドラドラのチャンス手だが、ここから何を切るか?





71924.jpg

5s切ってメンホンチートイのシャンテンとした。

どうせチートイに決めるならメンホンもつけたいので、自然な手順ではないだろうか。

さすがにマンズは分断しすぎてメンツ手が現実的ではない。

全体の危険度で見て258sのスジを先に処理することを優先した。


71925.jpg

んで、こういう河になる。

なぜなら、仕掛けに対して極めて危険なソーズを先に処理したいからだ。

上家の2フーロにもう間に合っていないという可能性もあったが、きわどく通すことに成功した。

このように、実戦的にもメンツ落としは危険度との兼ね合いで、堂々と見せられることが少なくないとわかるだろう。

だからこそ、これが手出しであるかどうかをしっかりと見ておくことが肝要となる。


71926.jpg

東を重ねて待望のテンパイが入る。

2m1m西と立て続けに切られてスルーが裏目かと考えていただけに、このテンパイは嬉しい。

さて、どちらで待つか?





71927.jpg

確実に拾えそうな9pで待つことも考えたが、ここは決定打を見てメンホンに取った。

ここはかなり難しいが、メンホンに取る方が自然な着手という気がする。


71928.jpg

下家からリーチが入るも、ありがたいことにツモアガることができた。

このゲームのトップを決定づける8000オール。

6mは山1に対し、9pは山に2枚につき難しい選択だったが、4000オールではトップは取れなかったかもしれない。

ともかく、このぐらい派手なメンツ落としが入った場合、ホンイツが絡んでいることがあるため、河に高い色には注意を払う必要がある。




case4
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東2局、ラス目の南家。

親からメンツ落としとなる、赤5sが出てくる。

67s両面ターツ落としの裏目として赤5sを持ってきた可能性もあるものの、いずれにせよ大警戒の河だ。


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5m手出しをはさんで、ドラ切りリーチが入った。

こちらもテンパイが入っているが、一発で持ってきたのは西。

さて、どうしよう?





49215.jpg

ドラを抜いてヤメた。

1枚切れの字牌は待ち頃すぎてどうしても切れない。

こちらのアガリ目は薄いし、当たり牌の5mを親に切られているというのもある。

ドラを引っ張っているのはわかるが、黒5mより先に赤5sが出てきた理由が気になるところ。


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対面が地獄の東で刺さって、9600。

安牌があっただけに、この東はやや軽率だったかもしれない。


49217.jpg

上家のソーズ落としはこのイーシャンテンから。


49218.jpg

そして、赤5s切りはテンパイからドラ待ちに振り替えた結果だった。

やはりここの赤5s切りの異様さを見逃してはいけない、ということ。


49219.jpg

ここでの5m切りは空切りだった。

ここでの空切りは赤5sがボケるため、効果的な空切りと言える。

手順前後の疑問点があっても、手役がチートイツであるという事実、これだけは一貫して変わらないことがわかる

枝葉末節にとらわれず、1メンツ落としからチートイツを本線に読んでいくことは正しいとわかるだろう。


case5
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南1局、2着目の南家。

ラス目の対面から怪しい河のリーチが入る。

6sはツモ切りだが、次巡が7s切りにつき、両面ターツを嫌っていることは確定だ。

こちらも両面ターツ落としからピンズのホンイツに寄せているが、安全牌が1枚もない。

さて、何を切る?





53805.jpg

2m切りとした。

これは北の暗刻落としと迷うところかもしれない。北なら3巡凌げるのに対し、2m切っても後が続かないからだ。

しかし、メンツ手ならソーズの上を外すことに違和感があり、これはチートイツ本線と読んだ。

仮に単騎待ちなら、2mで待っている可能性はかなり低そうだ。


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1sをツモって、依然安牌なし。

ここで何を切るか?





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3p切りとした。

チートイツ本線で読んでいく際に、警戒すべきはこういうスジになっている端牌だ。

対面が待ちとして優秀だと考えるところはどこかを考え、そこは切らないように努める。

仮にチートイツだった場合、対面は3pで待つだろうか?

ここは第二打7pの裏スジとなっている部分であり、最も警戒されるところ。こんなところでわざわざ待たないだろう。

メンツ手なら切れない3pでも、トイツ手と読めば割合切りやすい3pとなる。

同じ理由で4pでもいいが、4pは万が一のメンツ手に備えて。


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2人テンパイで流局。対面はドラ単騎のチートイツだった。

オリに苦労した割には、わかりやすい待ちだった。


53811.jpg

対面の6sツモ切りはここから。

結果的には1メンツ落としだった。

メンツ手なら悪くない58sだけに、そういう点から読みを入れていくのも有効だ。



case6
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東3局、3着目の親番。

対面が露骨にメンツ落としでリーチ。


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ここから何を切るか?


ここでは、親番で打点も伴っているということで、南を勝負した。

2pで回るということもあるが、2pが安全なわけではないので。


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下家との2件リーチになるも、上家が放銃し、裏1の3900。

対面はメンツ落としにもかかわらず、きれいなピンフだった。


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対面は三色含みになり、マンズの両面ターツ落としから…


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ちょうど2m切りの時に持ってきたのが1mだったということ。

両面ターツ落としを見せるかどうかというところだが、1mの方が安全度が高いため、普通といえば普通だ。


このように、両面ターツ落としの最中に裏目を持ってきたということも当然あるため、1メンツが元々あったかどうかは確実とは言いきれない。

通常は両面ターツ落としをなるべく見せない切り順を模索するものだが、他家への危険度も考慮されるため、一概に言えなくなる。


そこで、ターツ落としかメンツ落としかを見極めるために、河や点棒状況などの背景を見る必要がある。

例えば、case5のように他の河が派手ならばよりメンツ落としの可能性は高まるし、打点の必要な人ほどメンツ落としの傾向は強くなるなど。

ターツ落としにしても、赤受けを嫌っていたり、明らかに強そうな部分を嫌っている場合はメンツ落としの可能性が高まる。


case6のような例外があることも踏まえつつ、メンツ落としを的確に見極めることで、より精度の高い攻守判断が可能になるだろう。



ラベル:天鳳 看破
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2020年07月19日

ホンロートーの作り方

手役の作り方、今回は2ハン役のホンロートー(混老頭)について。


ホンロートー(以下ホンロー)の特徴として、必ずトイトイが複合するため、アガった際は4ハン以上が確定するというのがある。

ヤオチュー牌のコーツで構成される性質上、40符以上も確定するため、8000からのアガリとなる。

これに類似した手役として小三元が挙げられる。

小三元自体は2ハン役だが、ファン牌2種が複合するため、必ず4ハンが確定するからだ。


難易度が高い印象のあるホンローだが、実戦ではどのくらいアガれるのだろうか?

また、どのような手牌の時に狙っていけばいいのだろうか?

以下にまとめていく。


ホンロートーの出現率

私自身の実戦データによると、鳳凰卓約8800試合におけるホンローのアガリ回数はたったの7回、出現率にして0.037%だった。

単純に1257試合に1回というのだから、極めて難易度の高い役であることがわかる。

一般的なホンローの出現率をネットでざっと調べてみると0.08%〜0.1%ぐらいという数値に落ち着くようだ。

私はトイツ系といっても、チートイツが極端に多くてトイトイはむしろ平均より少ないため、それが影響したのかもしれない。


私の役統計では、類似役の小三元のアガリ回数が15回、なんとホンローの2倍以上あるというのだから驚きだ。

ホンローと四暗刻の回数がまったく同じというのもフーロ率が低い私ならではかもしれない。

役満を除いた一般役におけるアガリ回数はホンローが下から2番目で、ワーストは二盃口の6回(0.032%)だった。

ちなみに、一般役におけるアガリ時素点はホンローが堂々のトップで、14571点だった。

次点は小三元の13160点、注目のチンイツは12577点だった。

これは試行回数が少ないことによるブレもあるとは思うが、やはり複合4ハン役の威力は伊達じゃないということだろう。

ホンローの場合ファン牌が複合しやすく、ホンイツや三暗刻などの手役も付随しやすい。


ホンロートーを作るコツ

@基本手なりで作る

ホンローの難易度が高い理由は、有効牌種が少なく、老頭牌(1・9牌)のコーツがネックになりやすいからだ。

老頭牌は早く切られやすいばかりかシュンツで使われるため、いかに早期に重ねてポンできるかがポイントとなる。

逆に言うと、配牌からトイツの型さえ整っていれば、何の苦労もなくあっさりアガれることも少なくない。

基本は配牌の良さを生かして狙っていく役だと言える。


Aチャンタとホンローの天秤の際は裸単騎も視野に入れる

チャンタ天秤の見切り発車仕掛けは、ホンローへの敷居が高く、大概安手になることを覚悟しなければならない。

トイトイ変化が見込める場合はまだしも、ホンローは有効牌が限定されすぎていて、重なった時には2枚切れだった、みたいなことも少なくないからだ。

一方で、

九萬九萬一筒二筒ポン九索九索九索ポン西西西ポン發發發

このようなテンパイになった際は、9mも積極的に鳴いて裸単騎に取っていい。

守備を捨てるだけの打点的見返りがあるからだ。


Bホンイツとホンローの分岐はホンローに妙味あり

一萬一萬一萬二萬四萬九萬九萬九筒九筒西西中中ドラ東出る中

中をポンして、手拍子で9pのトイツ落としをしたくなるが、ホンローの場合はそちらを優先するのがいい。

ホンイツの場合はどうしても河に匂いが出るので、アガリまでがなかなか大変だからだ。

ホンローなら待ちが絞り切れずに、どこから鳴いても相手がより苦しむことになる。

マンズが好形なら基本ホンイツだが、それでも考慮の余地はあるだろう。


C序盤は広い構想を持ったスルーも吉

ホンローは基本、手材料を確保してから狙いに行くものであり、見切り発車での成就率は低い。

そのため、序盤にホンローを天秤とした仕掛けをすることは手牌の期待値を大きく下げてしまうことにもなりかねない

手牌の方針が定まらないうちは、オタ風や老頭牌の1枚ぐらいはスルーしても自身にとって損になることは少ない。

ホンローよりも確度の高いホンイツなどの役を天秤の候補にした方が局収支にとってはいいということ。



ポイントは、出現率から見ても難易度が高い役につき、仕掛けてから狙ってもなかなか上手くはいかないというところ

その点さえ押さえておけば、仕掛けに迷った際のバランスがとりやすいだろう。

それでは、実戦例から見ていこう。



case1
43172.jpg

東3局、2着目の南家の配牌。

OH!ホンローチートイイーシャンテンね。ベリーデリシャス。

第一打は7mから。


43173.jpg

いきなり発が出たが、さてこれを鳴く?





43174.jpg

ポンした。

ホンローの型が揃っている場合はこれはポンが良さそう。

なぜなら、序盤に鳴きやすい端っこばかりなので、チートイツよりも速度が見込めるからだ。

この場合は三色同刻もあるし。


43176.jpg

さらに2つ鳴けた。

あっという間にテンパイまでこぎつける。

こうなると相手は嫌だよね。ベストな9sから鳴けて、いかにもソーズホンイツな河になってるし。


43177.jpg

下家から即出て、電光石火の12000。

こんな美味しいハネ満はなかなかない。配牌からただ鳴いただけ。

このように、ホンロー成就のカギは、いかに早くポン材の種を揃えるかにかかっている。



case2
45727.jpg

東3局、3着目の西家。

浮かせたドラが上手く重なり、これで種は揃った。

ピンズの両面ターツを払っていく。


45728.jpg

両面ターツを並べ打ちしたくないが、この9mは残す。

重なりでホンローチートイのテンパイに取れるのは大きい。

しかも9m待ちなら絶テン。


45729.jpg

あとは手順で仕掛けるのみ。


45730.jpg

発を自力で引きこんでテンパイ。

西も効いててこれ、ツモれば三倍満だ。

ホンローは手役が複合しやすく、仕掛けても弩級の打点がつくところが大きな魅力だ。


45731.jpg

が、ダメ。上家がチートイで上手く捌いて対面から8000。

我が西は一体どこに…?


45732.jpg

く〜〜、次に対面が西を掴んで16000だったなあ。

仕掛け三倍満なんてホンローぐらいでしかお目にかかれないところ。

相手の要らないところばかり集めるので、本局のように全面戦争になりやすい手役ではある。



case3
47675.jpg

東3局、2着目の親番。

発をポンしたところだが、ここから何を切るか?





47676.jpg

6m切りとした。

9p1枚切れにつき、少し悩むところだが、ドラ色のマンズに比重を置くのはアガリづらそうという意図。

5m引きに備えて8mから切るという手もあるだろう。


47677.jpg

北が鳴けて狙い通りのテンパイが入る。

テンパイさえ入れてしまえば、相手は待ちが絞り切れず苦しいはず。

ホンイツの愚形テンパイよりは出アガリ率は高まるだろう。


47678.jpg

9pの方をツモって、6000オールのアガリ。

7m待ちでも先にツモっていたが、打点的にはこちらの方が上だ。

2フーロから9pトイツ落としを見せるとマンズはまず出てこないため、ホンローを選べば出アガリ率が上がるのが魅力だ。



case4
tenhou.16079.jpg

開局の西家。

国士崩れみたいなバラバラ配牌をもらっている。

2枚目の9mが下家から出たが、さてこれを鳴く?





tenhou.16080.jpg

ポンした。

鳴いてもバラバラだが、鳴かないよりはマシという判断。

チートイツに絞るよりはアガリ率はかなり上がるだろう。

そういう意味では2枚目はさすがに急所だ。


tenhou.16081.jpg

ツモが効いてこんな感じに。

この北重なりはよだれが出るほど嬉しい。垂涎ってやつだ。


tenhou.16082.jpg

下家から暗カン入りリーチが入るも、こっちもテンパったで。

しかも新ドラの白が乗って、絶対に負けられない戦いに。


tenhou.16083.jpg

対面からスジになった9sが出た。

至福の瞬間。


tenhou.16084.jpg

3巡目に9mを渋々ポンして、誰がこの最終形を予想できただろうか。

見切り発車仕掛けでこのぐらい上手くいくことはなかなかないが、アガリへの嗅覚と発想力を持つことで、時にこういった大化けの手を成就させることができる




case5
34727.jpg

東4局、2着目の南家。

良いのか悪いのかわからない配牌をもらう。

ここから何を切るか?





34728.jpg

6m切りとした。

マンズのホンイツを主軸として、1sあたりを切るのも普通だろう。

ただ、1pのトイツを生かす手役を考えた際に、愚形の真ん中がいらないのではないかという直観だ。


34729.jpg

たった2巡で手が見違える。

こうなってみると、マンズのターツ落としの方が正解のように思える。

どのみち同じ形にはなっているけれど。


34730.jpg

上手く鳴けてテンパイ。

大三元字一色まで見えるところだが、ここは素直にテンパイに取った。


34731.jpg

三人テンパイで流局〜。

1pと南は1枚ずつ王牌に沈んでいた。

はっしとツモりあげて長いお経を唱えたかったところ。



case6
tenhou.4294.jpg

東3局、ラス目の南家。

対面から1枚目の白が出たが、これを鳴く?





tenhou.4295.jpg

スルーした。

ホンイツ主眼に仕掛けてもいいが、ターツ不足でいまいち手応えがない。

ツモで様子を見つつ、チートイツなどにも対応したい。


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スルースキル「ターツ不足のホンイツは字牌重なりを見る」が決まった。

これは感触のある手牌の伸び。


tenhou.4297.jpg

さらに伸びる。


tenhou.4298.jpg

1枚目の北から仕掛けて、ここまで来たら満場一致で両面ターツ落としだろう。


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しかし、対面の2000にかわされてしまった。

ひとつのスルーが奏功して、ここまで手が伸びることもあるという例。

序盤のうちは方針を幅広く見ておくことで手牌に余裕が生まれる。



case7
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南1局、2着目の南家。

ダブ南暗刻で字牌の多い、なかなか面白い配牌をもらった。

いきなりオタ風の北が出たが、さてこれを鳴く?





61628.jpg

スルーした(ラグあり)。

ホンイツなのかチャンタなのか方針がはっきりしていないし、ここから鳴いても雀頭不在でアガりやすくなっているとは言えない。

なんとなく鳴きたくなるが、1枚目はスルーするのがおすすめだ。


61629.jpg

ホンローの含みを残した1pが重なる。

北ポンだとまず間違いなく切り出されてる1pだけに、スルーにはこういう間口の広さがある


61630.jpg

さらに、発まで重なればあとはもう一本道だ。


61633.jpg

場1の発がポンできて、狙いの最終形に辿りつく。


61634.jpg

配牌からぽつんと浮いていた1pだけに、ツモるとすればこっち。

スルーからの構想により、ホンローの芽が息吹いた瞬間だった。


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目玉の親父を救い出して、一旦木綿にゲゲゲハウスは緑色。

さながら鬼太郎ワールド倍満ツモの完成です!



ラベル:手役 天鳳
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2020年07月12日

条件付きリーチの気配は一発消し

今回は、一発消しが有効な局面について。

一発消しの使いどころというのはなかなか難しいが、一発消しが最も有効となる場面がある。

一体いつだろうか?



それは、オーラスにおける下位者のリーチが一発・裏ドラが必要などの条件付きリーチの時だ。

不確定要素が減り、順位が確定しやすいオーラスに近づけば近づくほど、一発消しの価値は高まる。

しかし、500・1000で捲られる時にわざわざ一発消しを考える人はいないだろう。

これはつまり、相手が逆転条件を満たしているリーチの場合は一発消しをしても意味がない、ということである。


逆に言えば、逆転条件を完全には満たしていないリーチの時に、一発消しをすべきということになる。

そうは言っても、エスパーでもない限り相手の打点を正確に見抜くことはできない。

これを見抜くことができれば、条件付きリーチの可能性が高い時のみ一発消しをすればいいので、より効率的に一発消しを活用できる。

それらを見抜く方法はないだろうか?



実は、相手のあるアクションから条件付きリーチをある程度見抜くことができる。

重要度の高い点から以下に示していく。


@ツモ切りリーチ

リーチツモ条件ならリーチを躊躇う必要がないため、条件付きリーチの可能性が高まる。
手牌変化を少し待ったが、巡目に急かされて渋々リーチというようなケースが多い。
待ちの良し悪しというより打点が足りていないことが多いので、一発消しは必須と言える。


Aファン牌スルーの形跡がある

これはネット麻雀限定だが、ラグによってファン牌が露骨にスルーされて誰がトイツで持っているのかわかることがある。
ポンして逆転条件を満たすならポンしているはずなので、仕掛けでは打点が足りないと読める。
このスルー者がリーチを敢行した場合、ファン牌が雀頭であるゆえに、ピンフやタンヤオが複合せず、条件付きのリーチとなることが多い


Bハネツモ条件以上

これは相手のアクション関係ないが、逆転条件がハネ満ツモ以上となると難易度がグッと高まるため、とりあえず一発消しから考えたい。
満貫差ぐらいでも十分に考慮に値するが、点差が小さいほど余計な動きとなりやすいのは、脇の放銃が逆転に影響を与えやすいからだ。
ハネツモの差ならば、脇の放銃によって自身が捲られるということはまずないため、安心して消しやすい。


C飛び寸がいる

持ち点が数百点しかないような飛び寸がいる時のリーチは常に条件付きを考慮する必要がある。
オーラスに都合よく逆転手が入らないように、飛び寸がいる時に都合よく手が入るとは限らないからだ。


Dリーチ宣言牌がドラや赤

ドラや赤をギリギリまで使い切るために引っ張るということは、それを使い切りたいという意思表示であるため、条件付きである可能性が若干高まる。


これらの傾向が複合して見られるケースではより条件付きの可能性が高まる。

それでは、順を追って実戦例から見ていこう。



case1
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オーラス、23000点持ち3着目の西家。

下家がラス目で、私とは7400点差。親と南家のトップ争いは僅差。

親のツモ切りリーチに呼応して、ラス目下家もツモ切りリーチを敢行してきた

私は完全に対応の構え。


tenhou.6810.jpg

一発目に上家から9sが打ち出された。

さて、これを鳴く?





tenhou.6811.jpg

チーして白切りとした。

一個チーが入っている状況で鳴いてしまうと下家のツモが増えるため微妙。

しかし、ツモで捲れる手なら先制リーチが筋であるため、親のリーチを受けて渋々といった印象が強い

一発ツモだけはまずアウトにつき、これを阻止する方針とした。

親にアガられる分には問題ないので、下家の海底を消す鳴きも考慮していく。


tenhou.6812.jpg

結果、親がツモアガって1000オールでラスト。

ご覧のように下家はツモ条件を満たしてはいたものの、待ちが悪かった。

リーチ棒が出ても出アガリで裏1条件と、このへんに点差の難しさがうかがいしれた。

このように、ラス者がツモ切りリーチをかけてくるときは打点が足りないか待ちが不十分かのいずれかであることが多いため、一発消しは考慮に値する。

とりあえず打点を消しておけば、待ちは良くなることがないからだ。

ただし、さらに下家の海底をずらしたとしても、親の河底が作用する可能性があるため、これがツモ切りリーチでなければ一発消しはしない方がいいだろう

ここでの一発消しは、全力で現在のラス回避を優先させるという意味である。



case2
66294.jpg

オーラス、42900点持ちトップ目の親番。

12600点差の2着目対面が、おもむろにツモ切りリーチと来た。

なにやら派手な河だが…


66295.jpg

上家から6pが出たが、さてこれを鳴く?





66296.jpg

チーして9s切りとした。

即リーチを躊躇ったのは確実に何か理由があるはず。

ハネツモ条件につき、打点が足りない可能性が高いか。


66297.jpg

上家のツモ切った3pにロンの声で8000。

なんと対面はツモで捲り条件を満たしていた。

が、即リーチを躊躇ったがゆえに一発消しで当たり牌が流れるという悲劇を生んでしまった。

対面はおそらく直撃を模索していたものと思われる。

ツモ切りリーチというキズが打点か待ちが不十分という情報を吐露してしまったわけだ。

このように、オーラスのツモ切りリーチには細心の注意が必要だとわかる。



case3
66121.jpg

オーラス、15300点持ち3着目の南家。

ラス目の北家とはジャスト6000点差。

上家と下家が切った白にはっきりとラグを確認している。

ラス目の対面から満を持してリーチが入ったところ。


66122.jpg

5sが合わせ打たれたが、これを鳴くか?





66123.jpg

チーした。

理由は白のラグにある。

白をポンしていないということは、対面は仕掛けて捲る打点がなかったということ。

さらに、白が雀頭の可能性が高く、ピンフやタンヤオがつかない

すなわち対面は一発や裏期待の条件付きである可能性が浮上してくる。


66124.jpg

実際はこう。

上家の白切りから巡目が浅いため、下家の白ラグも本ラグと認識しやすい。


66125.jpg

結果、二人テンパイで終局となった。

ご覧のように、対面はツモったとしても同点座順負けで、裏1が必須だった。

白ラグがキズとなり、またツモが増えないということで効果的な一発消しだった。

ファン牌スルーを見抜くことができれば、手役が限定されるため、条件付きリーチの可能性が高まることがわかるだろう。




case4
61711.jpg

オーラス1本場、46500点持ちトップ目の西家。

14300点差の親から先制リーチが入る。

ラス目の上家は600点しかない。


61712.jpg

上家から唐突に赤5sが出た。

これを鳴く?





61713.jpg

チーした。

なぜなら上家が飛び寸だからだ。

親は4000オールでOKだが、それに満たない場合は上家を飛ばして終了となるため、ここでは一発ツモを警戒する必要がある


61714.jpg

結果は親の一人テンパイ。

上家はテンパイを入れられずに、飛び終了となってしまった。


61715.jpg

親は安目をしれっとツモ切りしていた。

高目イーペーコーならまだしも、さすがに裏裏条件は厳しいと見たか。

上家がテンパイを入れてくれるという読みもあったのだろう。

仮に対面が一発ツモならアガっているだろうから、消したことの意味は大きかった。


61716.jpg

しかも、高目をチーによって食い流していた。

一発消しがなければ高目ツモ裏1でまんまと捲られていたというのだから恐ろしい。

これはたまたまにすぎないが、飛び寸がいることを利用しての一発消しが奏功したと言える

飛び寸がいる時は常に、条件付きリーチの可能性を考慮する必要がある。



case5
tenhou.16017.jpg

オーラス、16000点持ち3着目の親番。

11400点差の上家からドラ切りリーチが入る。

こちらもチートイイーシャンテンだが、これを鳴く?





tenhou.16018.jpg

チートイをぶっ壊してチーとした。

ご覧のようにドラが4枚見えており、ギリギリまで引っ張ったことからも、上家は打点が不足している可能性がある。

2着目との差も大きいため、未練なくラス回避に専念できる。


tenhou.16019.jpg

しかし、これが仇となりツモられてしまう。

現状は裏1条件だが…


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幸いにも乗らず。辛くも3着で終了した。

何気ないが一発ツモなら捲られているわけで、一発消しに意味はあったと言える。

赤やドラがどのくらい見えているかも相手の打点を推測する重要な要素となってくる。



case6
76272.jpg

オーラス49300点持ちトップ目の親番。

13500点差の対面からリーチが入る。

宣言牌はドラ。


76273.jpg

上家からドラが合わせ打たれた。

これを鳴く?





76274.jpg

チーした。

ハネツモ条件かつドラを引っ張ってのリーチということで、一発消しの条件が2つ重なっている


76275.jpg

上家が手出しした6sにラス目下家のロンの声。山越し気味。

僅差のラス争いはギリギリでテンパイを入れた下家に軍配が上がった。これはお見事。

上家もテンパイだし致し方ないだろう。

あれ、よく見ると対面もロンじゃない?この6s。


76277.jpg

なんと、上家のツモ切った3sを対面は見逃していた。

対面は一発ツモorツモ裏条件。下が離れているので当然といえば当然か。

しかし、裏が乗っていなかったため、いずれにせよ捲られることはなかった。

これによりラス争いに紛れが起こるかに見えたが、結果的には上家ラスで変わらなかったようだ。


このように、条件付きリーチには気配や匂いが出ることがあるため、機敏に読み取り一発消しをすることで、時に不本意な順位転落を避けることができる

フーロ率が低い方にもオススメできる戦術だ。



ラベル:一発 鳴き 天鳳
posted by はぐりん@ at 23:59 | Comment(0) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

ポンしていないことからまたぎがないと読む

今回は、基本的な読みにもかかわらず、大きな効果のある鳴き読みについて。

しかも、ネット麻雀のみならずリアル麻雀でも使えるため、汎用性が高い。

実戦でこれをどのように活用するのか、また、その際の注意点について書いていきたい。


@条件は1フーロ以上仕掛けていること、かつその人が直近切られた牌を手出ししてきた時

これは具体的に実戦例から見てもらうのがわかりやすいだろう。

case1
55076.jpg

例えば、このケース。

私が切った7pを対面が合わせ打ち、2フーロの上家の親がさらに7pを合わせてきたところ。

かなり違和感のある手出しだが、これには非常に多くの情報を含んでいる


55077.jpg

自身にとって裏目となる6pをツモってきた。

ここから何を切るか?





55078.jpg

6pツモ切りとした。

一見、最終手出しが7pにつき、ソバの6pは切りづらいように見えるかもしれない。

しかし、仮に上家が、

(1)二萬二萬五萬六萬六筒七筒七筒や、
(2)二萬二萬五萬六萬七筒七筒八筒

という形だとしたら、7pをポンしない理由がない。

つまり、上家の7p手出しにより、7pを軸にした58p、69p待ちの可能性は現状かなり低いと考えられる。

これは基本的な牌理につきわかりやすいだろう。

この場合気をつけなければならないのは、

@2ケン隣のシャンポン

二萬二萬五萬六萬七筒九筒九筒ツモ七萬

上家が7pをポンできない形からの最終形を考える必要があり、7pが関連牌だとすると2件隣のシャンポンは警戒すべき対象となる。
このケースでは4p先切りがあるため、5pの安全度はかなり高まる。

A好形変化

二萬二萬五萬六萬七萬五筒七筒ツモ四筒

7p1枚からの変化と言えばこれ。通常はこれを警戒するが、上家は4pを先切りしていることからこれはないことがわかる。

Bトイトイ

二萬二萬四萬四萬六筒六筒七筒ツモ四萬

やっかいなのがこれ。これに打った場合は打点がつくため、ポンポン仕掛けには警戒する必要がある。
ただし、トイトイの出現頻度からもこの割合は多くはなく、放銃率自体は決して高くない。


この局面で私は345三色の可能性を残して6p切りとしたが、より安全度を追うのであれば3p切りの方がいいだろう。

ちなみに、なぜ鳴いている必要があるのかと言えば、

三萬三萬五萬六萬七筒七筒八筒三索四索五索發發發ドラ北出る七筒

メンゼンイーシャンテンならリーチによる打点UPを見てスルーされる可能性があるのに対し、

三萬三萬五萬六萬七筒七筒八筒三索四索五索ポン發發發出る七筒

仕掛けている場合は大概ポンしてテンパイに取るからである。

これは愚形残りでも同様の傾向がある。


55079.jpg

結果、親がツモアガリで500オール。

7p最終手出しはどういうことかというと…


55080.jpg

空切りだった。

この空切りが仮にツモ切りだとしたら、36p待ちの可能性が否定できず、私は6pを切れなかっただろう。

なぜなら、四筒五筒七筒から7pを引っ張っている理由が不明なため、逆に36pの安全度が高まるからだ。

四筒五筒七筒九筒九筒から9pをツモったということもあるが、総合的には36pは7p手出しの方が切りやすくなる。

こういうケースでは、初中級者に対してはソバが危険かも、と思わせるのは別段問題ないが、

テンパイしてませんよ、ということを強調する安易な合わせ打ちは上級者に対しては損となることが多い

つまり、鳳凰卓のような上級者相手に対しては、この場合上家は7pツモ切りの方がよく、

逆に58p69pのまたぎ待ちの場合には7pを空切りした方がハマりやすいとさえ言える。

2ケン隣の待ちが絡んでいる場合は損得微妙につき、わからなかったらツモ切り、と考えておけばいいだろう。

仕掛けている場合はそれをなぜ鳴かないのか?という思考が加わるため、仕掛け者が相手の切った牌を安易に手出しで合わせることは読まれる要素が増える

上級者相手には注意が必要だと言えるだろう。



case2
52480.jpg

親番ラス目の対面が既に1フーロしていて、手出しで5mが出てきた。

仕掛けにドラも絡んでおり、煮詰まった局面と言えるだろう。


52481.jpg

テンパイが入らないまま、残り2巡というところで、最終手出しのソバをツモってしまった。

さて、どうしよう?





52482.jpg

ツモ切りとした。


52483.jpg

なぜなら、この赤5mにポンが入っていないからだ。

5mまたぎが待ちになっているならこの5mは喜んでポンしているはず。

この5m切りから親には手出しが入っていないので、最終手出しのまたぎはわりと安全となる。

もちろん、単騎やシャンポンの可能性は残っているから絶対ではないが。


52484.jpg

読みを入れて押した結果、次巡テンパイが入り、3s切り。

仮に前巡少し妥協して4p切りなどとしていると、このテンパイが取れていない。

この差はまずまず大きいだろう。


52485.jpg

この3sが下家に刺さり、1000点。

これはこれで問題なし。

親の当たり牌である58sを使い切ってのテンパイでもあり、この親流しは価値が高いだろう。


52486.jpg

親は安全度重視のスライドだった。

直近通っているのが2枚切れの5mにつき、これはごく自然だが、直近切られているからこそ5m切りにより手牌が読まれやすくなっている

仮に親が2mツモ切りだったらどうだろう?47mは自信をもって切れる牌ではなくなる。

つまり仕掛け者が直近出ている牌を切る際にはまたぎがないことを読まれないか気をつける必要があるということ。

終盤は安全度重視で問題ないが、2mが通る自信があると思えばこの場合2m切りの方が待ちを限定されにくいということがわかるだろう。



Aメリット:仕掛け者に手出しがいくつか入っても危険度はそこまで変化しない
case3
30190.jpg

既に仕掛けている対面が、上家に合わせ打って3p切りとしたところ。


30191.jpg

対面が3mを仕掛けて、3s切りとした。

確実に手が進んだ局面。


30192.jpg

何を切るか?





30193.jpg

2p切りとした。

例えば、対面がドラ暗刻などの場合は、3pトイツならわざわざスルーしないでしょ?

これはおそらく愚形残りだとしてもそう。

3pまたぎがある場合は、かなり手の内バラバラか、愚形残りが多いケース。

つまり、3p周辺で当たってもたいしたダメージにならない可能性が高いと読める。

そういう意味では手出しひとつぐらい入っても、危険度の評価はさほど変わらない。


30194.jpg

結果は親リーチに対面が飛び込み、4800。

対面は意外にもドラ暗刻だったが…


30195.jpg

なんとこの時点ではドラは孤立牌だった。

赤赤と打点はそこそこあったが、3p周辺は持たれていなかった。

仕掛けにおいては牌効率が重視されやすいため、これぐらいの河で先切りの内側は通常安全度が高い。

さらに、ポンされていないという情報を加味することでその精度を上げることができる。






case4
52943.jpg

オーラス1本場、供託2本、2着目の南家。

親と私と北家はアガリトップの状況。

トップ目の対面がカン4sをチーして打7pとしたところ。


52944.jpg

何を切るか?





52945.jpg

ソーズの上は危険度が高いため、ここでドラターツを外した。

決して安全ではないが、対面は打点がいらないのでこのへんの受けにこだわらないだろう。

私は何とかしてこの手をアガリまで結びつけたい。


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ソーズの上を使い切って上手いことテンパイが入った。

14pは6枚切れと激薄だが、さてどうするか?





52948.jpg

3p切りダマとした。

ダマで拾える14pにつき、ここはラス1pに賭けて。

4p先切りの7p最終手出しにつき、36pはわりと安全。

7pをポンしていないことから、69pも安全度が高いと読める。

下家の9pカンにより、懸念の9pシャンポンもない。

仮に69p待ちがド本命と読めば、ここでは36p待ちでリーチを敢行していたかもしれない。

6pをツモっててんこしゃんこするのが嫌なので。


52949.jpg

結果、ラス目から即座に1pがツモ切られ、1000点。

値千金のトップ捲りを成すことができた。


52950.jpg

上家の7pをポンしていないのがポイント(上家の7pに当然ラグもある)。

対面はアガリトップにつき手の進む仕掛けは必然だ。

つまり、7pを鳴いていないということから7p周りは出来メンツの可能性が高いと読める。

逆にそれ以外の部分の危険度が高まるため、ソーズの上が危険と読んで7sを使い切ることに成功している

また、6pの安全度が高いことが待ち取りにも影響している。

何気ない上家の7p切りによって、ここまで読みの要素が変わってくるのである。



case5
55141.jpg

東4局、2着目の南家。

1つ鳴いて片アガリの7700テンパイを入れている。

6pをツモってきたが、さてどうしよう?

この問題の意図も含めて考えていただきたい。





55142.jpg

これは空切りが有効となるケースだ。

なぜだかわかるだろうか?

ポイントは直前に6pが切られているかどうか、だ。

6pが直前に切られているケースでは、ここで6pを空切りすることで6pのまたぎが安全であると読まれやすい。

ポンしていないのはなぜか?という読みが入るからだ。

しかし、6pが切られているのは下家の1巡目のみ。

当然仕掛ける前であるし、このぐらい間隔が空いていれば他家の読みの要素としては不十分。

つまり、単純に高い色のピンズを空切りすることでその周辺を警戒させることができるのだ。

このように、手出し周辺を警戒させるには、その手出し牌が直前にポンのスルーになっていないか(=周辺のまたぎを否定しないか)を確認する必要がある


55144.jpg

下家が上家からアガり切って、2600。

私の待ちの4sは3枚も山に眠っていた。



case6
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下家が6mをチーして打6pとしたところ。

対面の6pは鳴いていないということになる。


77573.jpg

上家の北家からリーチが入っている。

その北家から最終盤に5pが打ち出されたが、これをポンする?





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これをポンして4p勝負としたが、下家に痛恨の7700放銃となってしまう。

あれ?下家は6pスルーしてたはずだが…


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下家がスルーした時の形はこう。

赤が余り、かつ愚形残りということでスルーしたようだ。

確かにこの6pをスルーしても嬉しい受け入れは多い。

ただ、赤切りでも3900あるため、ポンテンに取る手はあるだろう。


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6mチーからの6p切りだと、完全にまたぎが盲点になる。

このように、愚形絡みや打点が下がるケースでポンテンを取らないということもあるため、この読みは万能ではない。

この場合は、下家に対して通っているスジがあまりにも多すぎるため、4pは最後のスジとして警戒すべきだった。


赤やドラが出ていきやすいポンテンは取られにくいこと、愚形残りのポンは保留されやすいことなども加味すれば、このような例外的なケースもあることがわかるだろう。

このへんも重ね合わせて読むことで、より精度は上がるだろう。

逆に言うと、ストレートに仕掛けないことで盲点を作ることができるため、仕掛け方を工夫することも重要である、ということである。



ラベル:天鳳 読み
posted by はぐりん@ at 23:57 | Comment(0) | 読み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする