2015年11月29日

カンツ含みの手牌の捌き(単純形)

今回は中張牌のカンツ含みの手牌の捌き方、その一例を紹介する。

中張牌のカンツは、
横くっつきで2メンツの種&2枚落としで雀頭候補になる形で柔軟性があるため、
慌ててアンカンしない方が牌効率的に有利であることが多い


ポイントは雀頭候補が他にあるかどうかという部分で、
雀頭候補がある場合は、カンツにくっついたターツが生きやすいため、残しておく意味が強まるが、
雀頭候補がない場合はカンツを先に1枚切っておくことで攻守の面から安定しやすい


なぜなら、くっついた場合にはそこが雀頭候補として最大限機能するため、
1枚切ったことが無駄にならないし、
中張牌のカンツはその性質上、相手の攻撃に対して危険度がかなり高いため、
切り遅れた場合に、カンもできないし切ることもできないという手詰まりに陥りやすい
からである。


ポイントをまとめると以下の通りとなる。

@中張牌がカンツになったら、まずはアンカンせずに有効活用することを考える


A雀頭候補がある場合は、カンツ部分の横伸びがより期待しやすいため、カンツを引っ張る価値は高まる


B雀頭候補がない場合は、カンツを先に1枚ほぐしておくと攻守の面で安定しやすい


C中張牌のカンツは相手の攻撃に対してとにかく危険度が高いため、1巡通れば4巡通るという選択をしない方がいい


それでは、実戦例を見ていこう。


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南3局、20600点持ち3着目の南家。

4mがカンツになったが、さてどうしよう?





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とりあえず、カン保留の9p切りとした。

いまいち不安定な形だが、ツモによってはいかようにもなる。


下家の切った2mにラグがかかり、発をツモってきたところ。

さて、どうしよう?





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ここでは4mを1枚はずした。

下家の2mラグはこちらの手に4mカンツという状況からポンラグの可能性がそれなりに高く、
雀頭がないことからもいまいちマンズの横伸びが嬉しくない。


後々必ず危険となる4mだけに、このへんで処理しておくのが得策と考えた。


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少しずつ手がまとまってきた。3s切り。

注目してほしいのが、4mにくっついた5mが、裏目とはならずに十分に機能しているところだ。

雀頭のない手牌の場合は、カンツからの1枚はずしは周辺の牌を引いても雀頭候補として生きやすい。


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ここしかないという6mを引き、五面張の最高形ができた。
文句なく即リーチ。


もちろん、4mを残しておいた方が牌効率的には有利ではあるが、
あれぐらい愚形含みなら受けも念頭に置きながらの構えを取りたい。


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無事にツモって裏は乗らずの1300・2600。
2mラグはやはり親のポンラグだった。

このあがりで2着浮上し、ラスのリスクはかなり低くなったが、
結局3着で終了した。


このように、雀頭のない手からはカンツを先に1枚はずしておくことによって、特に守備面でのメリットがある


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別の半荘。
東2局、親連荘が終わり44500点持ち大トップ目で迎えた北家。

6pがカンツになり、雀頭がない手牌からはいまいちだが、
好調を意識しているので手広く構え、生牌の白切りとした。


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タンヤオに手牌が伸び、急所の3mが入った。

さて、どうしよう?





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自然なのは8m切りだろう。

ピンズが安く、マンズに雀頭候補があるため、
6pのくっつきによってかなりあがりが見込めそう
だ。

7mツモだけはかなりの裏目となるが、
マンズのツモにも広く対応しやすい。


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ところが、下家の親からリーチが入って安牌なし。

いやーな感じの9pを掴まされたが、これはさすがにツモ切るしかない。


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引き続き、5sツモって完全手詰まり。

さて、どうしよう?





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オリれるものならあがりなどいらないわけだが、ここでは2m切り。
ドラじゃない方のスジで打っても安い方を選んだ。

ソーズにくっつけば6pカンして勝負、ピンズにくっつけば5s勝負の算段だ。


ここでカンしたところで手詰まりには変わりないので、ここでのカンはない。

ソーズを食い延ばしたところでかわせる可能性は高くないので、
勝負するのはメンゼンテンパイした時、この意識が重要
だと思っている。


ピンズが安くて6pのカンツ落としもチラとよぎったが、7枚見えの36pで打った時のダメージははかりしれない。

実利を取る6p切りの選択はないわけではないが、
できれば切らない方向で攻めきるかオリきるのが理想だ。


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安牌がまるで増えずに、いかにもな9mツモで完全に困った。

さて、どうしよう?





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苦渋の9mツモ切り。
端牌につき打点の面で打ってもマシという点からだ。

巡目的にはそろそろカンしてリンシャン牌に安全牌を求めるというのもなくはないが、
ドラを増やして結局オリ切れないというのが最悪すぎるので、
とにかくカンのタイミングだけは注意を払わなければならない。


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最後のツモが安全牌でなんとか凌ぐことに成功した。

ホッとしていてはいけない、ここで最後の仕事がある。


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そう、満を持しての6pカンで、親の海底ツモを消す作業だ。

親の待ちはカン5sで、
なんとこれは俺が次に切ろうと思っていた牌だ。

最後のツモが安全牌でなければ、どういう形にしても放銃していた可能性が高い。
とにかく最終形を見てホッとした記憶がある。


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親の入り目は、8枚目の3pだった。

やっぱりか、と言いたくもなるが、
このように中張牌カンツの危険度の高さは相当なもので、
落とす際にはかなりの覚悟が必要だ。


中張牌をカンツで残しておくのは牌効率的には有利だが、
相手の攻撃を受けた際はめっぽう弱く、
切れない上、カンもしにくいため、手牌が圧迫されて手詰まりになるという現象が起きやすい。


ある程度仕方ないことではあるが、
そのようなリスクを認識しておく必要がある。


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別の半荘。
南3局、40500点持ちトップ目の親番。
2着目の上家とは8400点差だ。

赤2枚の好手牌から、7mがカンツになった。
さて、どうしよう?





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タンヤオとマンズの伸びを見て、ペンチャンを払う1s切りとした。

とりあえず、雀頭候補をどこかで作りたい。


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上家が8mポンした直後に、9mをツモってきたところ。

さて、どうしよう?





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ここで7mを1枚はずした。

マンズは上に伸びにくいので、7m周りの2メンツは少し厳しい。
ここまでで他の部分に雀頭ができないため、7mのカンツは機能しにくくなっている。

7mは後々危険度が高くなるのは明白であるため、
それならば先に処理しておいて、9mを安牌としても扱おうという狙いだ。


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対面からリーチが入った一発目、
こちらもテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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テンパイに取らずに、現物の7s切りとした。


実は上家の6pに明確なラグがあったため、
自分のあがりはかなり厳しいというのもあったが、
ここでの順位戦略で何が最悪かと言ったら、対面のリーチに振りこむことだ。

なぜなら、ドラも赤もほぼ見えており、上家の仕掛けは安手が濃厚。
つまり、上家への放銃は怖くなく、対面に満貫級を打ってしまうのが最悪で、
ここではベタオリに徹して上家と対面を闘わせるのが上策と考えた



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しかし、その考えを嘲笑うかのように6pがすぐに切られる。

過去に幾度となく見てきた光景だ。


安牌に窮するかもしれないが、
ここから必死にオリることは順位戦略として正しいと俺は考える


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結局上家が4mツモで、300・500。

予想通りに上家は安手で、対面もオナテンの47mだった。

序盤にはずしたカンツの7mがわかりやすく全員の急所となっている。
中張牌のカンツはこのように、危険度が高い。


結局この半荘はそのままトップで終了した。


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別の半荘。
南1局、21700点持ち3着目の北家。

ピンズのホンイツまっしぐらのところ、
ラス目上家のリーチを受けて、5pがカンツになった。

さて、どうしよう?





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ここでは2pを勝負した。

8枚目の25pはワンチャンスとはいえかなり怖いが、
切りだす字牌も安全とは限らず、
自分のあがりも見るなら2p切りが最善と考えた。

ポイントは、ラス目のリーチだけに、
攻め返すにしてもできるだけカンをしない手順を探すことで、
天鳳では後手でのカンは特に繊細さが必要となる。


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西もポンできて、テンパイ。

こうなったら、後は真っ向勝負だ。


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しかし、対面が手詰まりからの放銃。裏1の8000となった。


このようにカンツスジであっても、
状況によっては切り出して勝負に行くケースもある。

混沌としたが、この半荘は2着で終了した。


次回は、カンツ含みのさらに複雑な形について考察する。



ラベル:天鳳 槓子 牌理
posted by はぐりん@ at 23:46 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月22日

スルースキル ファン牌複数でも慌てて鳴かない

ファン牌の複数トイツをもらった場合にまず考えることは、
ホンイツがどれくらい見込めるかというところで、
色が比較的偏っているなら打点妙味があるため、積極的に仕掛けていっていい。

また、色に偏っていなくとも形が整っている場合は、
赤やドラ絡みでバランスのいい手に化けるため、
手順で仕掛けていきやすいと言える。


一方で、それ以外のケース、
色がばらけてホンイツが十分に見込めない場合や、
愚形が多く急所が残りそうな場合は、
慌てて鳴かずに、ツモに方針を聞いてみるのも一つの手だ。


スルーすることで手牌の受け入れが広くなるため、
色に寄ったツモを捕らえたり、好形変化したりと、
手牌の形を整えてから仕掛けることによって、
より的確にあがりを捉えることが可能となるからだ。


ファン牌複数の場合はもう一方の保険があるため、
スルーすることで劇的にあがり率が下がるリスクは低く

例え鳴けなくとも最後までトイツ手を見ることができるし、
何より、相手の攻撃に対しても優秀な受けゴマとなる。


ファン牌複数は基本的には攻撃の大チャンス手だが、
いまいち鳴きたい形でない場合は、
ワンスルーでも依然としてチャンスは継続していると考えてよく
そういう意味では非常に使い勝手が良い、
攻守においてバランスの取りやすい手であると言えよう。


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東4局、20000点持ち微差の3着目の南家。

ファン牌2組のところ、対面から東が出た。さて、どうしよう?





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ラグありでスルーした。

三色にばらけていてホンイツは厳しく、
カン5sの急所やドラ受けがあるため、
いまいち鳴きたい形になっているとは言えない。


ワンスルーからツモに方針をうかがったところ、中が暗刻になった。
これで勝負になる。


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7mをツモって難しい選択。

7pが枯れているので、通常は6m切りなのだが、
上家の5mにラグがあったので、コーツ手の可能性も残して7mツモ切りとした。


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ツモが効かずに終盤を迎えて、3mツモ。

スジトイツで場況的にかなり切りにくいので、
ここで東のトイツ落としも十分に考えられるが、
実戦では5p切りとして粘った。



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切れない3mに2mがくっつき、
ここで満を持して東のトイツ落としに踏み切る。


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最終的には1mをツモあがって、400・700のツモ。

東の暗刻落としに見せつつツモあがりという、
なかなか小洒落た一局となった。


スルーした東を受けに効かせつつのあがりというところで、
スルーのメリットをめいっぱい享受している。

このように、ファン牌トイツ複数から大きな打点が見込めない場合は、
ワンスルーから手を組み立てることで、特に守備面でのメリットがある



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別の半荘。
南1局、16700点持ち3着目で迎えた南家。

ダブ南と発をトイツでもらって、マンズのホンイツも見込めるチャンス手だ。

親の第一打で9mが出たが、どうしよう?





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何も考えずに鳴きたくなるが、ここではスルー。

マンズのホンイツにはターツ不足だし、
9mから鳴いてしまうとダブ南が出にくくなる。
赤5mが上手く使い切れるかどうかもわからない。


上の離れた3着目ということで、
天鳳的にはこの局面は大振りよりも確実なあがりの方がほしい。

拙速な端牌仕掛けは、むしろあがり率を下げる方向に働きやすいのだ。


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数巡後に、嬉しい嬉しい発暗刻。

これで攻守ともに安定し、
今度は積極的に仕掛けていける体勢となった。


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ダブ南が鳴けて、これならホンイツは不要。

手順であがりやすい方に寄せる赤5m切りとした。


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テンポよくテンパイからあがりまで結びついた。1300・2600。

9mから仕掛けていると、ここまですんなりとはあがれていないだろう。


ファン牌複数にあぐらをかかず、
ピントを合わせる急所から仕掛けていく工夫が必要となってくる。


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別の半荘。
南1局、26600点持ち2着目で迎えた親番。

白中トイツのところ、上家から白が出た。さて、どうしよう?





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これは鳴き無しでスルーした。

やはり三色にばらけてホンイツは厳しく、
5sに3sがくっついたドラの急所残りで、
積極的に鳴きたい形になっていない。


スルーしたところ、まんまとドラが埋まって、ラッキー!


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対面がツモ切った白を今度は仕掛けて、イーシャンテンに。

先ほどとは手牌が見違えている。
急所が埋まってから仕掛けるだけで、これほどまでに期待度は変化する。


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中も鳴けてテンパイ。

いかにもピンズのホンイツ風の捨て牌が出来あがり、
69sは絶好に見える。


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対面からリーチが入り、現物なのに9sが出ない。

残り1巡で、さすがにこの7sは危険度が高いので、
8sを切ってテンパイ維持とした。


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と思ったら、メッタメタに切られる69s…

この局は2人テンパイで流局した。


ワンスルーでも十分にチャンスは継続しており
ファン牌複数の手は悠々と構えていてもあがりに結びつきやすい。


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別の半荘。
南2局、20000点ジャスト、2着目の西家。
下三者が拮抗していて油断できない状況。

ファン牌複数のところ、下家から発が出た。
さて、どうしよう?





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これも、スルーした。

ピンズの形が不安定で、ソーズのホンイツかどうかも方針が決まっていない。

1sにくっつけば手順でソーズのホンイツへ寄せられるため、
ここで1sを浮かせておくことには意味がある。


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ほどなくカン4pが埋まる。

これにてソーズのホンイツの線は消えた。1s切り。


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すぐに出た発を今度はポンして、イーシャンテンに構える。

カン4pツモによって、この手の方針が決まったため、
このポンは自然な仕掛けであると言える。


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トップ目の上家が露骨にアシストしてくれて、1000点のあがりとなった。

親は手ばらからの放銃にも見えるが、
実は手詰まりで、切る牌に窮している。


上家の意図から見ると、1枚目から仕掛けてもなんとかなった可能性はあるが、
点棒を持っている人からアシストを期待するのは不確定要素が強く、甘い

ワンスルーによって懐深く構えておく方が、トータルでは安定した結果を残しやすい。


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別の半荘。
南3局、22700点持ち3着目で迎えた親番。

この譜は、以前スルースキル 暗刻がひとつもない手は基本チートイで、紹介したものだ。

まず、対面から出た南を鳴き無しでスルー。


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さらに、同巡に出た発も鳴き無しでスルー。


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最終的にはチートイのリーチをツモって裏裏の6000オールに仕上がった。


これについては賛否両論あるだろうが、
苦しい仕掛けから下家と対面を脅してしまうと、
ラス目との一騎打ちになりやすいという、
天鳳的順位戦略の側面
がある。


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別の半荘。
南1局、30100点持ちトップ目の西家。

ファン牌2組のところ、対面から発が出たが、どうしよう?





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鳴き無しでスルーした。

マンズは愚形、ピンズはドラ受けで、鳴いても安い。
トップ目がこの手から仕掛けてもリスクばかりが高まりやすい。

それならば、トイツ手主眼に受け重視の手構えにしたい。


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ラス目の下家からリーチが入って、テンパイするところまでは行ったが、
さすがに押せずに、ここで発のトイツ落とし。


発を鳴かなくとも、テンパイスピード的には遜色ない上、
スルーしたことによって今度は発が守備に生きている。


トイツ手の手組を意識することで、
攻守ともにソツのない対応が可能となり、
ファン牌複数は無条件でトイツ2組であるため、
常にその権利を有している
と言える。


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この局は、親が手詰まり気味に放銃。

リーのみかと思いきや、裏が3枚乗って8000となった。


無傷で局が進んだ自分の立場としては御の字だが、
ちょっとした油断が、時として大事故につながるのが麻雀の怖いところだ。



ラベル:天鳳 不鳴
posted by はぐりん@ at 18:35 | Comment(4) | スルースキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月15日

スルースキル 点棒がない時こそ慌てない

麻雀において非常に重要なのは、劣勢時における対処だ。

点棒に余裕のある優勢時は、気持ちにも余裕があるので、
自分の為すべきことを比較的冷静に選択できる。

リードを意識して過度に日和すぎてもなかなかいい結果には結びつかないが、
それでも自ら大崩れする方向に傾かないのは、
何といっても心の余裕の面が大きい。


一方で、劣勢時は点棒を取り返したいという気持ちの焦りから、
通常より仕掛けが遅くなったり、早すぎたりして、
自分の求める方向性と乖離が生まれやすい。

いわゆる、ちぐはぐになるというやつで、
平常心を失った状態であればあるほど、大局観を見失いやすい。


俺が劣勢時において最も重要だと考えることは、
劣勢時でもできるだけ自然な手順であがりを取りに行くこと
であり、
例えそれが着順上昇に結びつかなかったとしても、
離されずについていくことによって、何かが起こりやすい

無理な手順は自分のあがり率を下げることによって、
自分の放銃率、相手のあがり率を上げてしまうため、
次の相手の加点がますます自分を劣勢に追い込むことにもなりかねないからだ。


どんなに焦ったところであがり率は上昇しないのだから、
まずはきちんとあがりに寄せる手組を意識することが最重要となる。


それを踏まえた上で、
天鳳の場合、焦りからラグに鳴かされるというケースが往々にして生まれやすい。

天鳳では特に、ラス目の攻撃に対しては慎重に対処される傾向にあるので、
劣勢時の仕掛けが無理であればあるほどそれが成就する可能性も低くなる。

劣勢時だからこそ、仕掛けも慌てずに、あがりに寄せる工夫が必要となってくる。



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東2局3本場、11100点持ちラス目の西家。
開局から親連荘の割を食い、早くも劣勢に立たされている。

ホンイツも見込める配牌のところ、親の第一打で南が出た。
オタ風だが、これを鳴く?





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ラグありでスルーした。

発からなら自然にポンするつもりだったが、
オタ風から仕掛けても打点や待ちの面からいまいちいい結果になるイメージが湧かない。

上家の南合わせでさらに選択を強いられたが、
同巡オタ風2鳴きで鳴かされるイメージが強いため、
「迷ったら鳴かない」に従ってスルーした。


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手順で南のトイツを払っていったところ、
ドラと赤5mを引き込み、まだまだ遅いものの、それなりに打点も伴ってきた。

ドラターツを決める4s切り。


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ピンズの急所をズバズバ引いて、
ポンテンに取れるタイミングで発が出てきた。

数巡前なら悩ましい発ポンだけに、
ベストタイミングで鳴けた幸運を噛みしめる。


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テンパイの入っていた下家から出て、3900は4800のあがり。

最終的には、ホンイツと遜色のない打点に仕上がった。
南ポンからだと発は絞られる可能性もそれなりにある。


この手の場合、初巡の南ポンは不自然ではないため、
積極的に仕掛けていく手も十分にある。

一方で、本意でない仕掛けなら、慌てずにチャンスを待つことで、
このケースのように、より納得のいく決着を見ることもできる


この半荘は結局2着で終えられた。


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別の半荘。
東4局、残り1000点と絶体絶命の北家。

タンヤオの好手牌をもらって、鼻息も荒い。

ところが、58mが一巡の間に3枚も切られてしまった。
一刻の猶予もないが、上家の8mを鳴くか?





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さすがに一瞬迷うも、歯を食いしばってスルー。

これを鳴いても34sのシャンポン形がいまいちあがりにくいし、
ピンズの伸びなど手牌の形に融通が利くので、58mに拘らなくてもなんとかなりそうだ。

飛ばない状態にしておくことももちろん大事だが、
これだけの手をもらった以上は、メンゼンで満貫クラスの手を見たいというのが本音だ。


スルーした結果、まさかの8mツモでちょっとびっくり。
5200テンパイなら並びシャンポンでも十分勝負になるため、即リーチに踏み切った。


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勝負手のテンパイが入っていた親から討ち取り、裏は乗らずの5200。

スルースキルが上手くはまって、会心のあがりとなった。
スルーがはまった時のリーチというのは、かくのごとく強い。


反撃の狼煙を上げたが、善戦むなしくラスで終了した。


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別の半荘。
南2局1本場、18400点持ちラス目の南家。
対面が20200点の3着目で差はわずか。

中がトイツのところ、親の第一打で切られた。
供託リーチ棒が1本あり、あがればとりあえず3着浮上となる。

さて、どうしよう?





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鳴き無しでスルーした。

この点棒状況なら、このぐらいバラバラでもとりあえずポンしておいて、
徐々にあがりに寄せていく、そちらの方が得だと考える人も多いだろう。
それはそれで正しい。

王牌に中が死んでしまうようなケースでは著しくあがり率が下がってしまうが、
こういうケースで慌てて鳴いてもなかなか結果に結びつかないというのも確かで、
トータル的にはスルーでも十分に戦えるというのが俺の感覚だ。


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スルーした結果、白が重なった。
この白重なりはあがりを見る上で非常に大きい。

いつの間にか小三元やチートイツまで見込める手にもなっており、
メンゼンの魅力は数巡のツモで劇的に融通の利く手になるというところだ。


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白をポンして、4sをツモったところ。

さて、何を切る?





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この辺が現実の手との折り合いをつけるところで、打9mとした。

大三元、トイトイ、ホンイツと突っ走りたくなるが、
この局のテーマは、打点よりもあがりを取ることであり、
4sは牌効率的に残すべき牌と判断した。


スルーの感触に気をよくして、
この局の本旨を見失わないこと
がポイントだ。


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4sに上手くくっつき、これではっきりとあがりの見える形となった。


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親リーチが入って、戦々恐々となったが、
この中が鳴けたなら、こちらも実質リーチみたいなものだ。


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首尾よく親から討ち取って、値千金の3900。

慌てない中のスルーが奏功し、一気に2着浮上となった。


結局この半荘は3着で終えた。


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別の半荘。
南3局、13800点持ちラス目で迎えた北家。
上家の西家が19100点の3着目となっている。

ホンイツも視野に97sのカンチャンターツを払ったところ、
裏目の8sをツモってしまった。

対面から1枚目の白が出たが、どうしよう?





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これはスルーした。

白ポンからピンズに染めたいのは山々だが、
ピンズの枚数的に若干無理スジだし、
ピンズに染めないとなると打点的に不満だ。

ソーズのしくりもいまいち感触が悪く、
ここはワンスルーから様子を見ることにした。


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上手くカン7mが埋まり、イーシャンテンに。

上家の仕掛けに対してかなり危険だが、4pを勝負。

これは無事に通過した。


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7pにくっつき、難しい選択となった。

さて、何を切る?





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何を切っても一局だが、ここでは白切りとした。

上家の仕掛けにマンズの下が切りにくいというのもあるが、
白のポンテンにいまいち魅力がないなら、
MAXのピンフを見ての白切りだ。

東切りは白を生かすことも考えた折衷案で、
そちらの方が柔軟性はあるものの、
トイツ一組からではなかなか白のコーツが生きる展開にはなりにくい。


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1mも勝負する展開となり、狙い通りにピンフのテンパイとなった。

文句なく即リーチに踏み切る。


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しかし、残念ながら一人テンパイで流局となった。

3巡目の白ポン時と手牌を比較してみると、
慌てずのスルーによって、より勝負できる形になっていると言える。


上家はカン7pテンパイから、赤5pを掴んでオリ。
ダマテンなら捉えていた可能性が高いが、これについては後悔はない。


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この4p切りも、やはりギリギリのところ。

余りそうな7pを使い切って反撃できたあたり、
自分としては出来のいい1局だった。


結局、この半荘はラスで終了した。


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別の半荘。
東2局、19800点持ちラス目の西家。

対面から1枚目の白が出たが、さてどうしよう?





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鳴き無しでスルーした。

安いし、形がいまいちで、
ピンズの染めかどうかも方針がはっきりしていない。


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ツモが噛み合い、メンゼンで仕上がった。

安いが、ツモで点パネするし、これは即リーチで問題ないだろう。


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終盤にツモ。


裏ドラ1枚乗れ〜〜〜!


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失礼、3枚でした。


こういうラッキーを単なるラッキーと相手に思わせることも一つの腕である。



ラベル:不鳴 天鳳
posted by はぐりん@ at 18:38 | Comment(2) | スルースキル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月08日

ピンフ作りの牌理

さて、先週の株式市場は堅調推移し、ベタオリが早すぎた俺は大魚を逃した。

テクニカルを少しかじった人ほど節目節目で必ず売らされるように相場はできており
これが何も考えずに株を持ち続ける人に比べてパフォーマンスが下がる所以だ。


相場において、理によってある程度までは結果を残せる。
しかし、真に重要な分岐点では理よりも大事なものがある。
それは結局のところ、この国を、日本を、どこまで信頼できるか、
という感性・気持ちの部分が勝敗を左右するのだ
と俺は今回実感した。


この性質は何かに似ていないだろうか?

そう、麻雀である。

ある水準までは理によって結果を残せるが、
最後の最後に勝負を決めるのはどこまで自分自身を信じられるかという気持ちの部分なのである。

信念というものは理を覆すぐらいの大きな力を持っているのだ。

だからこそ、あきらめない。
麻雀を、日本の将来を、自分自身を。

魂を込めた一打一打はきっと無駄なものとはならないはずだ。



さて、本題に移ろう。

ピンフという手役はダマテンが効くため、
タンヤオ・役牌と並んで使い勝手のいい手役である。

天鳳の場合は局をかわす価値が高いため、
ピンフを上手く作れるかどうかというのは成績に大きくかかわってくる部分といえる。

今回は基本的なピンフ作りの牌理について紹介していく。


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開局、西家の配牌。

1sをツモったが何を切るか?





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何気なく1sを切ってしまいそうだが、中を切る。

この3sツモによって、カン2sの受け入れが増えるからだ。

4556という形における19は余裕があれば残しておくことでフリテンのリスクを減らすことができる。

この場合、上家の第一打1s切りから、上家は23sを持っていない可能性がそれなりに高いため、
1s周りのメンツを十分に視野に入れることができる。


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手順で三色のイーシャンテンとなったが、
ピンフを作る上でこの2sの受け入れ4枚の差は大きい。

場況的に2sは絶好に見えるように、
実際山には2sがまだ3枚残っており、
上家の第一打1s切りを踏まえると、1s残しのメリットが大きいと判断できる


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結局、下家が500・1000のツモ。

あがりには結びつかなかったが、良い感触で次局に臨める。


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別の半荘。
南1局、26200点持ちの南家。
上家の親が8600点と、少し離れたラス目となっている。

タンヤオに向かっていたところ、切っている9pを引き戻した。
さて、どうしよう?





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手拍子でツモ切りたくなるが、ここは2m切り。

8pツモでもピンフのテンパイに取れるからだ。


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ズバッとカン3pを引いた。

タンピンのテンパイとなったが、リーチかダマか?





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これはダマにするのが天鳳の基本だ。

とにかく、ラス回避のために最優先なのがラス目の親を流すことで、
ここでのポイントは対面の手を止めないということ


リーチをかけて仕掛けの対面がオリた場合、
局面が長引いて確実に攻め返してくる親との一騎討ちになりやすい。


ラスに転落するとすれば、この局が最大のリスクで、
上家の親さえ流してしまえば三つ巴となり、今度は積極的に勝負に行ける。

つまり、この局は親以外の三者が親流しの意思を共有することが重要となってくるわけだ。


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かあ〜、一発ツモだったか!

天鳳にはこういうことがよくある。

点棒状況的には最善の選択であるため、
親を流す目的を果たしたと、ポジティブに捉えることが重要だ。


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別の半荘。
南3局、26000点持ち2着目の南家。

それなりに整った牌姿から5mをツモって、何を切る?





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9sを切る。

この手は先に7pをツモった場合に、カン8pの受け入れが増える。
7sツモとの比較でそれは同様だが、
3p4pの受け入れを残しながらなので9p残しの方がテンパイチャンスが大きい。


この局は、是が非でも親を流してオーラスを2着以上で迎えたい。
なので、ピンフや中の重なりを見ながら、さらっと局をかわしたい。

この手に限らないが、
基本的には厚い色の離れた孤立牌は残しておくことでなにかと将来の受け入れが増えやすい

単純孤立牌の比較なら、厚い色に寄せていく方が牌効率的には有利であり、
こういう面から絶一門には一日の長があるといえる。


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リャンペーコーのイーシャンテンまで伸びたが、
下家の2000点のあがりとなった。


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別の半荘。
開局の南家。

リャンシャンテンのところ、9mをツモったが何を切るか?





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一見ツモ切りたくなる9mだが、字牌を切る。

先に58mが入った時を想定すると、
いずれもリャンカン形となり
、テンパイチャンスが増える。


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思惑通りに、8mを引いてきた。

前巡に9mをうっかり切ってしまうと、ここでカン5mの受け入れがなくなってしまう。


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カン3mが埋まって、テンパイ即リーチ。

9mを先に切っても結局は変わらなかったが、こちらの方が隙のない手順だ。


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しかーし、直後にツモられてしまう。300・500。

リー棒返して…


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別の半荘。
南3局、11000点持ちラス目、後のない親番。

ドラドラ赤のチャンス手をもらって、ソーズが伸びてきた。
さて、何を切る?





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チートイツでもイーシャンテンだが、ここでは8m切ってメンツ手方面へ。

若干複雑だが、ソーズは2s受けのほかにカン7s受けもできた。

ソーズが場に安く、2s7sともに良く見える。
また、9mも将来的に悪くない待ちになりそうだ。


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上家から3sが出たが、これを鳴く?





これはスルーした。

チンイツの仕掛けを考えるなら、36sは後々必要となる部分で、急所となりやすい。
しかし、36sから仕掛けてしまうと2s7sの比重の高いイーシャンテンとなり、
決してあがりやすい形になっていない。

27sからなら仕掛けも考えていたが、
この3sをスルーする展開になった以上は、
チンイツではなくメンツ手でほぼ確定だ



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上家のリーチを受けて、ここでは手順で現物の1s切り。

このツモで7sの受け入れが残ったまま5sの受け入れが増えている。


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待望の2sツモでテンパイ。
しかも危険な8sが今通ったばかりでまるで目立たない捨て牌になった。


前巡7mを切っており、マンズが安くなりそうな雰囲気の場になっている上、
今の8s合わせが危険を喚起するものではないため、
ここではダマに構えてみた。

下家のトップ目はともかく、3着目の対面は上家のリーチには攻め返しやすい点棒状況であるため、
9mのポロリはわりと期待できるかなと考えた。


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ところが、押し返してきた対面が、ダマで7700のあがり。

3者の手は典型的な一色場のようなそれぞれの色に偏った手であり、
良さそうに見えた69mは山に残り1枚しかなかった。

こういうケースがあるから、
「本手の最終形かつ先制リーチの危険牌待ちは追っかけでぶつける」が成立するわけだ。

おそらく俺がリーチをかけていても、同じ展開が待っていた可能性は高いが、
対面の手に69mが余る形であれば、出ていたのも確かなわけで、
この辺の巡り合わせがいかに紙一重かというのを考えさせられる。


この半荘は結局ラスだった。



ラベル:牌理 天鳳
posted by はぐりん@ at 21:57 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

形テンは雀頭落として自在形に

さて、株式市場の方では危険な兆候が見え隠れしている。
なので、俺はベタオリを決め込むことにした
儲け損なったとしても命を取られるわけではない。

先々週に仕込んだ金融株はほどほどのところで利確、
証券株は決算持ち越しで含み益を大幅に減らしてしまったが、明日決済する。


安心・安全なものというのはその信頼が揺らいだ時の反動も大きい。
11月の相場は世界市場にとって非常に大きな分岐点となるはずであり、注目していきたい。



さて、本題に移ろう。

形テンを上手に取るためのポイントとして、
切れない牌を孤立させる落とし方をしない、というのがある。

自分にあがりが見込めない状態での放銃は割に合わないため、
できるだけ安全に回し打ちをしたいわけだが、
そのためには、セットで落とせるゾーンを見極めることが重要となる。


危険牌が浮くターツ落としよりも、
安全度の高い1メンツ落としの方が、場合によっては有効
であるということだ。


そして、危険度に大差がないならば、
トイツ落としで回るのが最も柔軟
だ。

受け入れが広くなりやすく、
単騎待ちのような変化形に構えられるため、
より自在性のあるテンパイに組みやすいからだ。


それでは、実戦例を見ていこう。


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開局の南家。

最終盤に9pをチーして、形式テンパイに取った。


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次巡、あがれない5mをツモってしまった。

さて、何を切る?





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完全安牌の1s切りと迷うところだが、7sのトイツ落とし。


ここでのポイントは、自分のツモ番がまだ残っているというところで、
7sのトイツ落としなら、
次巡、上家の親の仕掛けに対する危険牌を持ってきても安全に対処できる。

1sポンの対面の仕掛けが少し気になるが、
8sが4枚見えていることに気づけば、7s切りの方が有利な選択であるとわかる


例えばこれが、自分のツモ巡が回ってこない状況であるなら、1s切りの方が良いだろう。


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結局、親がカン4mをツモって、2000オールとなった。

この4mを打たない手組にできるのが、トイツ落としのメリットであり、
何気ない手順の中に、実は大きな差が生まれやすい


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別の半荘。
東1局2本場、原点の南家。

上家の親がダブ東を仕掛けていて、赤5s手出しが入った。

こちらもテンパイしたが、さてどうしよう?





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1pを1枚はずした。

「赤5最終手出しに14・69超危険」より、ドラは当然切れない。
4s6sは親だけでなくて他家にも危険だ。


さらに数巡後、6mをツモってきたが、どうしよう?





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さすがに36mは親に対してド本命すぎる。

安全に1pのトイツ落としで回った。


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流局間際にここしかない5sが出て、飛びつく。

ツモ番を回避しながら安全にテンパイが取れる、最高の展開。


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結局、2人テンパイ。

親は36m待ちでドヤ流局となったわけだが、
このように、安全な部分をはずしていく意識が、柔軟な形テン取りに結びつきやすい。


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別の半荘。
オーラス、19700点持ち3着目の西家。

点棒状況は自分から順に、19700、38500、22300、19500と、下3者が強烈な微差となっている。

中盤にテンパイが入るも、リーチ棒でラス転落してしまうため、3p切りダマに構えた。

リーチ棒を出してしまうと、対面の親がよりベタオリしやすい状況になるため、
愚形リーチで長引かせることだけは避けたい


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下家の仕掛けに非常に切りづらい6mをツモってきた。

1pが2枚切れで、あがりの見込みは厳しいが、1m切りで耐えるよりほかない。


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対面から、2枚目の6mが出たが、どうしよう?





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これは決断のポン。

あがりまではかなり厳しいが、
安全な1pを落として形テンに組みやすい体勢を取る。

自分の手はマンズが変化しても、1m切りもあっていまいちあがりが見込みづらいし、
まごまごしているうちに下家に対して6mが放銃牌になる可能性もある。

鳴かせる分にはOKだが、放銃だけは避けなければならず、
36mはすでに急所と言っても過言ではない。


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安全な単騎をコロコロ変えて、安定感がある。

このまま流局まで、いっちゃって〜。


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結局、親の一人ノーテンで流局。

柔軟な形テン取りが奏功し、2着まで浮上することができた。


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別の半荘。
南2局、俺の上家の手牌。
ラス目の親番で、3着目の対面からリーチが入っている。

対面から6sが出たが、さてどうしよう?





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6sがトイツ落としできるため、一見スルーしたくなる6sだが、
上家はこれをポン。

4m3mと安全に落としていけるため、
ここでの6sポンは対面の海底を消せるメリットがある。


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なんと、食い取った海底牌は、対面のハネマンツモのあがり牌だった!

これをきっかけに、彼はトップ争いまで浮上することとなる。


落とせるゾーンを的確に把握した、
このような機敏な仕掛け
はぜひとも見習いたいものだ。



ラベル:天鳳 雀頭 形聴
posted by はぐりん@ at 19:26 | Comment(12) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする