2016年04月24日

飛び寸者の懐を考えた手作り【逆転計算】

今回は飛びに近い点棒の他家がいる場合の状況判断についてだ。


天鳳の場合は自動和了ボタンがあるため、何も考えずに手を進めていると、
うっかり飛ばしてしまうというミスも起こりうる。

天鳳の場合は3着でもポイントイーブンであるため、
それが常に悪いというわけではないが、
着順上昇が十分に狙える位置にいるなら、
与えられたチャンスは最大限に生かしたいと考える。


逆転計算をする上で、考えるべき重要なポイントは以下のとおりだ。


@まずは飛び寸を飛ばして即トップになる条件を考える


飛ばしてトップで即終了。これがベストシナリオであることは言うまでもないが、
麻雀というのは相手の息の根を止めない限り、何が起こるかわからないゲームだ
飛ばし損ねた結果が、まさかの逆転劇を生んだ経験を皆さんも数知れず経験していることと思う。

麻雀において、チャンスというのはそれほど頻繁におとずれるものではなく、
あとほんのわずかの勝機を逃してしまった後に待っている結果というのはなかなか良いものにはならない。
だから、チャンス手をもらったらこの局で決めるという覚悟で躊躇なく飛ばしにかかるべきだ。


A逆転条件が厳しい場合は、逆に飛び寸が飛ばないような手作りをする


上との点差が大きく、一撃で決められない状況というのもよくあることだし、
そもそも自分の手がそう都合よく入るわけでもない。
そのような場合は、自分のあがりで飛び寸が飛ばないように打点調整を図る必要がある。
仕掛けてわざと安くして、飛び寸からの出あがりを可能にしたり、
リーチツモでギリギリ飛ばない水準に手役を抑えることを考える。

見逃しは様々な紛れが起こって、自分にとって不利に働きやすいので、
できるだけ飛び寸からも見逃さないような手作りを心掛けることが必要となってくる。
天鳳の場合は迷ったら飛ばしてしまっても構わないと私は考えている。



いずれにしても、自分の手牌との勘案ということになってくるが、
飛び寸がいる=自分がラスのリスクが低い、ということであり、
こういう伸び伸び打てる状況だからこそ、
上位を楽に勝たせない、着順上昇の意識を強く持つことが重要であると言えるだろう。


それでは、実戦例を見ていこう。



@まずは飛び寸を飛ばして即トップになる条件を考える
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東3局1本場、32300点持ちトップ目の北家。

上位3者が僅差の三つ巴で、対面が7800点のダンラスとなっている。

好配牌からチートイドラドラのテンパイとなったが、さてどうしよう?





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リーチした。

こんなもんは場況関係なく即リーチで良さそうだが、
これが鉄リーチなのは、ダマで対面から出ても6400で飛ばないからだ。

対面から出あがって終わらせるつもりでリーチする。


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親の仕掛けが入って混沌としたが、対面から出て成った。
無駄に裏裏で12000。

親はテンパイだったが、
それよりも上家の手が恐ろしいことになっていた。

親の14pがギリギリ間に合った恰好だが、
自分が有利であるというのは常に錯覚なのであり
麻雀の怖さがこの絵からも見て取れるだろう。


tenhou.14447.jpg

別の半荘。
東4局1本場、31100点持ち現状2着目の南家。

点棒状況は自分から順に、31100、6200、36800、25900となっている。

ドラドラ含みのチャンス手から、東をポンして1枚切るところ。
さて、何を切る?





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枚数無視して7m切りとした。

ドラ8m切りであがり率を高めるのは安定した打ち方ではあるが、
トップ目との点差が5700点かつ下家の点棒が6200点となっているので、
ここはリスク覚悟で下家を飛ばして即終了の可能性を見た


ここで3900の加点をしてもやはり勝ち切るまでがまた大変だという印象が強い。


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ほどなく下家のリーチ宣言牌を捕らえてラスト。

狙いが上手くはまってトップを奪取することに成功した。


もちろんこれが裏目と出ることもあろうが、
重要なのは、飛ばして即終了というビジョンが描けているかどうか、だ。


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別の半荘。
東3局、27800点持ち2着目の親番。

点棒状況は自分から順に、27800、2400、19500、50300。
下家が飛び寸で、上家が特大トップと、赤ありではありがちな点棒状況となっている。

チャンス手をもらい、絶好のカン6pを引いてテンパイしたところ。

さて、どうしよう?





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7s切りで再構築とした。

ポイントはトップ目との点差で、22500点差というと何かピンと来ないだろうか?

そう、6000オール一撃でぴったり捲れる点差なのだ。

4000オールでは捲れない上に下家を飛ばしてしまうので断固拒否。
となると、ツモあがりできないテンパイに取っても仕方ない。

つまりここは、リーチツモ+裏1程度で6000オールになる手組みを目指したい。
最も現実的にはメンタンピンツモ赤+裏1だろう。

最悪フリテンリーチでもいいのでメンタンピンをまずは見る。


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3pをツモってわけがわからなくなった。

さて、何を切る?





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3m切りと迷ったが、5s切りとした。

3m切りの方が連続形が生きて自然な着手なのだが、
唯一36s先埋まりの36p待ちの最終形が嫌だ

5sを残すとこのパターンは結構ありそうで、
それならマンズの単純両面形の方がツモあがりには向いていると考えた。


一方、浮き牌が3mだとタンヤオがつかない可能性があるため、
純粋な期待値とすればやはり3m切りが有利だろう。

浮き牌が456mの場合は、タンヤオが確定するため、
その差は縮まると考えられる。


ピンズは複雑な形だが、14p258pツモで好形テンパイ。
イーペーコーが絡んでいるためいずれも条件には不都合がない。


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これがピタリとはまり、最高の4mツモでのテンパイ。即リーチに踏み切る。

これだと赤5mツモでも条件成就。
期待感に胸躍らせる。

ちなみに下家からすぐに出たらどうするか?

考えどころだが、この局面では見逃さないつもり。
なぜなら、ツモで逆転確定ではないからだ。

対面との点差も大きくないし、ツモ裏期待で見逃すほど余裕のある状況でもないだろう。


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長引いたがツモぉ!

赤じゃないので裏が乗るかどうか。


ワクワクドキドキ来いやあ!


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あるいみEND!(ノω・、) ウゥ・・


私も裏ドラの乗らない歳になったかぁ。

逆転の構想としてはまあ満足かな。



A逆転条件が厳しい場合は、逆に飛び寸が飛ばないような手作りをする
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南1局、36300点持ち2着目の南家。

点棒状況は自分から順に、36300、7100、2100、54500と2人が瀕死状態。

上家の大トップ目が親番。
自分はドラドラの好手が入り、わずか4巡目にテンパイした。

さて、どうしよう?





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即リーチとした。

ここでのポイントはラス目の持ち点が2100点というところで、
満ツモならOKだが、ハネツモだと飛んでしまう。

つまりここから好形を作りに行ったり、うっかり赤でも引いてしまうと、
ピンフや赤でハネ満ツモあがりになる可能性が高まってしまう。

裏1でハネ満にならないように、これ以上のファン数UPは願い下げなのだ。
即リーチなら、天変地異でも起こらない限りツモでハネ満にはならない。


ちなみにここでも脇から出ても見逃さない(最終盤の対面からのみ見逃す)。
ステップ途上の逆転条件しかも愚形なので、見逃してまでというのはやり過ぎ感がある。


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首尾よくツモりーの…


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裏乗りーの…(つω`*)テヘ

この裏1は感覚的には嬉しい。

例えば、10巡目の5sで手変わりを待ってのリーチだとハネ満昇格で、
逆に対面が飛び終了となっていたからだ。


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次局も手が入り、捲り切ることに成功した。

執念というほどのものではないが、構想の勝利だ。


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別の半荘。
南3局2本場、31000点持ち2着目、連荘中の親番。

点棒状況は自分から順に31000、12200、7100、49700となっている。

ドラドラ赤のチャンス手から自風の東をポンしたところ。


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上家から7pが出た。

さて、これを鳴く?





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打点は大幅に下がってしまうが、これはチーした。

ポイントは、ラス目対面が7100点というところで、
5800まで打点を下げれば、見逃しをせずに済むというところだ。


また、無理やり18000を作りに行っても上家にはわずかに届かず、
直撃orツモ条件となってしまう。


労多くして益少ないのであれば、
手順で鳴いて、自然にあがりに向かうことで、次局は満貫条件ができる。

仕掛けの場合はリーチと違って裏ドラの不確定要素がないため、
打点をある程度調整できるメリットがある。


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上手いこと好形テンパイ。

これ、ラグ無しの6mがかなりの盲点となっている。


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ところが、待っていたのはこの結果。

トップ目にまさかまさかのメンホン8000の放銃となった。

黒いことを考えながらガチャ鳴きすると、なぜか上手くいかないことが多い。
仕掛けは本手のダマテンにめちゃくちゃ相性が悪いと思うのは私だけだろうか。


結局この半荘、3着まで転落することとなった。


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別の半荘。
東4局、29300点持ち3着目の親番。

点棒状況は自分から順に、29300、1300、35300、34100となっている。
三つ巴で飛び寸1人という状況。

下家から発が出たが、さてどうしよう?





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スルーした。

スルースキル「飛び寸との間合いを計るスルー」(未出)だ。


ポイントは下家の持ち点が1300点というところで、
発をポンしてしまうと、下家から出あがりできなくなってしまう。

もちろんこの手は発頼みなので鳴くのも自然で、
よりよい状況変化も多そうなのだが、
条件付き不自由な仕掛けをするくらいなら、
メンゼンリーチでこの局で終わらせる可能性も見ようと考えた。


当然2枚目の発はポンするし、
仮に自分が子方だったなら、この発は100%ポンだ。
1000点なら下家は飛ばないからだ。


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結局、ラス目下家のリーチに対応する展開となった。

ここで発のトイツ落とし。


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そして、上家に2000点の放銃となった。

次局、ラス目の親はリーチがかけられない点棒状況なので、
当面の脅威がなく、これはこれで良し。


次局に私がハネ満ツモって、トップ終了を成し遂げた。
ここでの構想、スルー判断が最終的には好結果へと結びついた。



ラベル:天鳳 逆転
posted by はぐりん@ at 17:45 | Comment(21) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月17日

ツモ切りリーチは前回手出しを見る

今回はツモ切りリーチについてだ。

ツモ切りリーチのパターンとその対処法については、
今後も何回かに分けて小出しにしていくが、
今回はフラットな場況での一般的な先制ツモ切りリーチをとりあげたい。


まず、ツモ切りリーチには必ず何かしらの理由がある


迷彩の効いた好形テンパイなら、リーチをしない理由がないわけで、
なぜ即リーチではないのかという逆の面から読んでいくとわかりやすい。


どういう時にリーチをためらうか、と考えた際、
真っ先に思い浮かぶのはなんだろうか?






それは、最終手出しが待ちの関連牌になっているケースだ。

牌効率に従って打つ以上、手出し牌には必ず何らかの情報が含まれているわけだが、
リーチ宣言牌というのはそれを一層際立たせるものであるため、
必要以上に警戒されて出にくくなるという意識が働く。

さらに、待ちの枚数が多い好形ならソバテンでもツモ期待があるが、
愚形ならツモに期待できない分、より出あがりしにくい宣言牌にはしたくないものだ。


つまり、先制リーチをかけにくい一般的な要因をまとめると、
最終手出しが待ちの関連牌、かつ愚形ということが挙げられる。



すぐに空切り・スライドできる牌を持って来ればカモフラージュにもなるが、
そうそう都合よくそういう牌を持ってこれるわけではなく、
自由に打たれる隙にしびれをきらしてツモ切りリーチに踏み切るという感じだろう。

また、その空切り・スライド牌にも不自然さが伴いやすいのがこの場合のデメリットだ。


以上より、ツモ切りリーチの対処は、
その人の最終手出しから手がかりを読んでいくのが基本となる


愚形であることが多いため、
ツモ切りリーチは対処しない・無視するというのも一つの対処法かもしれない。


天鳳では手出し・ツモ切りがわかりにくいことが多いが、
いずれにせよツモ切りリーチはそれ自体が大きな情報、かつ隙であるため、
できる限り見逃さないようにしたい。


それでは具体的に実戦例から見ていこう。


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オーラス、22100点持ち3着目で迎えた南家。

対面の仕掛けが入った直後、35600点持ちトップ目の親からリーチが入った。
画像でわかるとおり、ツモ切りリーチ。

こちらはピンフドラ1を慎重にダマテンに構えている。


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トップ目がリーチ棒を出したことにより、
追っかけリーチで直撃裏1あるいはツモ裏1でトップを捲れる点差となった。


ある意味チャンスともいえる状況になったが、
一発目のツモは8m。

さて、どうしよう?





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ここでは、東切りで回った。

リアルなら、勇んで追っかけに踏み切るところだが、
ラス回避の重要な天鳳なら親リーチにだけは打てない。


そういうことも考慮に入れたダマテンなのだ。

親は役ありならリーチに来る必要はなく、
前巡の手出しが5mであることからも、ひっかけのスジは非常に気になる。


天鳳において重要なのは、
現在のラス目が労せずしてラスを脱出するようなリスクをできるだけ取らないということで、
それはつまり自分が不覚を取らない、自ら転落しない構えを取るということである。


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8mは当たりだった。

対面が6mを大ミンカンしてリンシャン牌から自ら8mを掘り起こし放銃。

対面の自爆によって、私は2着浮上を確信、
後はラス目が大喜びするかどうかは裏ドラにかかってきたわけだが、
聞いて驚くなかれ、なんとこれがリーチのみの2000点だというのだ。

対面はいったいどれだけ日頃の行いが良いというのか!


まさか対面が2着のまま終わるとは夢にも思わなかったが、
遡って私が8mを一発放銃してもラスには落ちなかったと考えると、
悲しいのか嬉しいのかよくわからなくなってくる。


ともかく、ツモ切りリーチは前回の手出しをしっかりと見ておくことで、
このように危険度の高い牌を絞り込むことができる



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別の半荘。
東2局1本場、ノーテン罰符の移動で迎えた親番。

方針とツモが噛み合わずに、現在8s単騎のテンパイとなっている。

対面からツモ切りリーチが入った場面。


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あちゃ〜、と裏目の6sであがり逃し。

さて、どうしよう?





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ここでは6sをツモ切った。

一見危険に見えるが、
ツモ切りリーチの場合は、前巡に通った牌は基本的に安全度が高い


ここでは、対面が7s手出しの同巡に場に出た、1p、6s、8pをチェックすることが重要となる

役ありなら前巡の6sであがっているはずだし、
対面が69s待ちなら即リーチをしない理由が不明だからだ。
上家が3sを切ってくれたのも、6sが切りやすくなった要素でもある。


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次巡、4mをツモってきたが、さてどうしよう?





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4mをツモ切ると、上家がロンでピンフのみの1000点。

これはかなり感覚的な打牌選択だが、
なんと、対面の待ちは8s単騎だった。


これはひとえに前巡手出しの7sのソバということで、
8sになんとなく嫌なものを感じたからだ。

そもそも1mのトイツ手出しなら単騎待ちなどなさそうなのだが、
おそらく対面の2枚目の1mは4mとのスライドだったのだろう。


細かい手出しをすべて把握していなくても、
最終手出しのみ覚えておけばこのように対応可能
であり、
そういう意味では非常に使い勝手のいい対処法であると言える。


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別の半荘。
東2局、現状ラス目の北家。

親からツモ切りリーチが入った。

今までの内容を踏まえ、親はどんな待ちが考えられるだろうか?





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親の待ちは5mと6pのシャンポンだった。

対面が放銃し、裏は乗らずの12000となった。

ダマでも打点的には十分だが、
仕掛けを牽制する意味と、捨て牌的に5mが拾えると踏んだのだろう。

やはり、最終手出しの3mが待ちの大きな手掛かりになっている。


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別の半荘。
東1局1本場の西家。

下家がツモ切りリーチを敢行したところ。


私は実戦中、これをカン7p待ちと予想した。

他にはどんな待ちが考えられるだろうか?





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下家は3m単騎のチートイツだった。6400。

もう1個前の手出しが直接ではないにしろ手がかりとなっている。

思い出したようにかかるツモ切りリーチは、
少し前の手出しが引っかけになっているケースもよくある。



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別のケース。

上家のツモ切りリーチに下家が放銃し、5200となった。


これなど、上家の心理が捨て牌にもろに表れている。

三色の手変わりを待っている間に4mツモ切りで絶好の7m待ちができたが、
もろひっかけにはしない。

次巡の9m切りも7mに関連するのでやはり宣言牌にはせず、
無関係な9pを持ってきてからツモ切りリーチに踏み切っている。


心理面から考えても、ツモ切りリーチの宣言牌は、
待ちとまったく関係ない部分であることの方が経験上多い。

引っかけになったからツモ切りリーチというのは一昔前の方が多く見られたような気がする。


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上家のテンパイ時。

待ちが9mのソバなので、リーチに踏み切っていないと考えられる。

ただ、ここまで遡って最終手出しを覚えていられないというのはあるかもしれない。


ツモ切りがなんとなく続いていたなら、
それまでの捨て牌に確実に手がかりは潜んでいる。



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別の半荘。
南2局2本場、トップ目の北家がツモ切りリーチ。

トップ目のツモ切りリーチなので役なしと読むのが普通だ。


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数巡後、完全に手詰まりになった場面。

さて、何を切る?





ポイントは前巡の4s手出しだ。

本命はもろひっかけを嫌ったカン7s。
そしてソバテンを嫌っての4s周りだけは切れないと読んでいる。

そして、ツモ切りリーチにしている以上、
宣言牌にした8p周りは安全度が高いのではないだろうか?

そう読んで私は9pを切った。


tenhou.3180.jpg

ところが、なんとこの9pが当たり。しかも役ありだった。

裏は乗らずに3900。


読みを逆手に取ったというよりも、
どちらかというと意図のないツモ切りリーチのような気がする。

この打ち手は他の局でも1巡回してのツモ切りリーチが見られたからだ。
このように1巡回しをルーチンワークにしている人もいるようだ。


この放銃には正直参ったが、
読みに自信がある人ほど、こういう常識を覆した落とし穴に嵌りやすいものだ

時にはランダムにこのようなリーチを取り入れることで、
上級者には自分の読みに勝手に嵌ってもらうというのも一つの戦略かもしれない。

相手の心理を掌握することが、勝負ごとにおいては非常に重要だからだ。



ラベル:天鳳 読み 立直
posted by はぐりん@ at 15:17 | Comment(8) | 成績UPに直結 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

勝負局ではターツ選択を絶対に間違えない

麻雀において、絶対に間違えてはいけない場面がある。
それは勝負局のターツ選択だ。

自分の置かれている現在の立場、状況、精神状態、
デジタルオカルト含めてひとつ言えることは、
勝負局における選択ミスはそれすなわち、【負け】ということだ。


この場合、山に残っている枚数だとか、確率がどうだとかはまったく関係なく、
その選択の成否によって結果が決まることがほとんどだ。
5メンツできる状態ならそもそも勝負局とはなっていないからだ。


禍福は糾える(あざなえる)縄のごとし。

あがり番というのは目まぐるしく4人の中で変化している。
麻雀ほどこの格言がぴったりくるゲームはないのではないだろうか。


天鳳における勝負局といえば、ラス回避のかかる局面だが、
ここでのターツ選択は間違えたら終わりというつもりで、
命を削ってターツ選択に臨まなければならない

このヒリヒリ感が麻雀の醍醐味とも言えよう。


それでは、実戦例をご覧いただきたい。


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ラス目で迎えた南3局1本場の西家。

点棒状況は自分から順に、11700、38500、30300、19500となっている。

3着目の上家との点差は7800点。
まずまずの手牌であるため、なんとかしてあがりに結びつけたいと思っている。

自風の西がトイツにドラの中が浮いているが、さて何を切る?





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ここはかなり迷ったが、7m切りとした。

残り1枚の西には期待せず、567や678の三色も見ながらのリーチを目指した手組み。
裏目西ツモでもリカバリーは効く。

リーチのみとなる可能性はあるものの、
赤やドラの受け入れをMAXに生かそうと考えた。


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嬉しい嬉しい赤5sツモ。

これで打点が見えたため、手順でドラの中を手放した。


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8pをツモって、ターツ選択の場面となった。

絶対に間違えられない場面。

何を切るか?
命を削って考えてほしい。





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3p切りとした。

1p自体は狙い目なものの、早い巡目の1p切りが2人いて、4pは持たれていそうな雰囲気。

上家の9m切り、下家のペンチャン落としから、8mは狙い目となっており、
そして出あがり期待なら7m先切りがここで意味を帯びてくると考えた。


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ソーズの三面張が先に埋まり、当然の即リーチ。

審判の時を待つ。


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親から一発で放たれたのは8mだった。

裏は乗らずに5200。


ラス目のままオーラスに突入したものの、
オーラスは軽い手が入り、メンピンツモの700・1300ツモで3着捲りとなった。

ここで正解を導けたからこそのラス回避であったことは言うまでもない。


ちなみに上家の九段は特上で長期に渡り九段を維持していたバビンスキーさんである。

高段者同士のラス回避合戦はかなりきついものがあるが、
それを成し遂げた時の達成感もまた格別だ。


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別の半荘。オーラスラス目の北家。

点棒状況は自分から順に、16800、21200、38300、23700となっている。

ドラドラから発が暗刻になり、逆転が現実味を帯びてきた。

さて、何を切る?





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ソーズの上が若干安く、上家から7sが鳴けるかもという意味で6p切りとした。

8p切った際はピンズは孤立牌だったのだが、
仕掛け前提の手なのでフリテンになったとしてもそれほど気にならない。

内に伸ばす8s9s切りとの比較は微妙なところだろう。


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この6pに親の仕掛けが入り、持ってきたのはズバリ7s。

かなり感触のあるツモで、後は間に合うかどうか。

3900なら上下直撃&ツモでもラス回避なのですべて仕掛ける。
手牌と逆転条件がマッチしている。


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結局メンゼンで仕上がり、上家から出てデバサイ。
5200で2着まで行った。

ターツ選択の正解が流れるように最高の結果を導いた。


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ターツ選択の場面。

4pから切るとおそらく親への放銃となっているし、
6pから切っても選択次第では4pも放銃となっていた。

上家は7sトイツで、鳴きがなければ暗刻にされていた。

カン5pは仕掛けの関係でおそらく自分のツモとはなっていない。

ともかく長引いたら厳しい結果となっていた可能性が高く、
禍福は糾える縄のごとし、を実感できる1枚の絵だと言えるだろう。


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別の半荘。南3局、ラス目で迎えた親番。

点棒状況は自分から順に21400、29700、25200、23700という僅差となっている。

自分の手は整っていて、間違いなく勝負所。

子方に染め手のような仕掛けが入っていて、
難しい選択を強いられる場面となった。
さて、何を切る?





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ここでは思い切ってドラターツをはずしにかかった。

さすがに14sの1sが3枚見えでは厳しい。
下家が4sを持っている可能性も十分にある。

2pは非常によく見えるので、
58mか14sどちらを嫌うのが正しいかという問題だ。


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狙い通りに2pを引き込んでのテンパイとなった。

が、間の悪いことに5mが4枚切られた直後。

いかにも苦しい場況となったが、ここは当然勝負のリーチ。
リーチが大前提のドラターツ落としなのだ。


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先にツモ山に居たのは、8mだった。
裏は乗らずに2600オール。


このあがりをきっかけにして、次局は12000の出あがりに成功し、
ラス回避どころかトップをもぎ取った。


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この時点では、14sは残り3枚山。
58mも4枚山で、実は枚数には遜色がなかった。


正解を導くために努力は惜しまないが、
絶対に間違えてはいけない場面だからこそ結果が求められるのである。


tenhou.8025.jpg

別の半荘。
東2局、2000点沈みのラス目の南家。

赤含みドラ暗刻の超チャンス手をもらっている。

少し難しい牌姿になっているが、ここから何を切る?





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ここでは9pを切った。

牌効率的には若干劣る選択かもしれないが、
2pに寄せる最終形を目指そうという考えから、9mのトイツを重視した。


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ところが、引いてきたのはこの上ない裏目の7p。

ここでは7pを残し、9mのトイツ落としからのタンヤオ移行をもくろんだ。


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リカバリーができないまま先制リーチを入れられてしまう。

ここは当然押し返すが、本来なら47sの現物待ちとなっている。


tenhou.8031.jpg

待っていたのは裏目の牌で放銃するという最悪の結末だった。7700。

本来なら得点すべき場面、打たなくていい牌での放銃。
これによる得失点差はいったいどれほどのものになるのだろう。


こういうチャンスをピンチに変えてしまうようでは麻雀は勝てない。
そのきっかけはターツ選択ミスにあったというのは紛れもない事実だ。


この失敗は東場であったため、なんとか上を向いて踏ん張った結果、
3着浮上とリカバリーに成功した。


絶対に間違ってはいけない場面で間違ってしまったら勝てないが、
だからといって諦めてしまったら勝てない。
反省はトイレですればいいのだ。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 22:07 | Comment(8) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする