2017年01月29日

フワッと打たない 局のテーマを見失なわない

鳳凰卓のように、わずかなミスが結果を左右するような卓においては、
目的の曖昧なフワッとした打牌はそれ自体が敗着になることが多い


天鳳においてはラスにならないようにする、という最大のテーマを持ちながら、
各々の状況に合った最適な戦略を模索していくわけだが、
刻々と変化する場況に応じて、その都度柔軟な対応を考えていかなければならない。


そして初心者に限らず、上級者でも最も判断が難しいのが、
自分の手にテンパイが入っている時、
またはかなり勝負手のイーシャンテンの時、のように、
自分の手があがりまたは流局テンパイに近づいている時の攻守判断
だ。


自分の手がバラバラであるなら引き気味の選択を取らざるを得ないわけで、
自分に手が入っているからこそ放銃に結びつくケースというのが大半だ。


局収支をプラスにしたいと思うがゆえに、
テンパイからは押したくなる。

しかし、麻雀においてはここが最大の隙となりやすい。

自分のテンパイに気をとられているこのときが、
最も局のテーマを見失いがちな瞬間だからだ。



自分の手に気を取られてしまうことで、
自分がこの局すべきことは何か、
自分がこの局にやってはいけないことは何か、という局の方針が曖昧になってしまいがちだ。


例えば、私の場合でいうと、
鳳凰卓ではテンパイ料が重要であると認識し、テンパイを取りにいくことが多くなったのだが、
テンパイ料に意識が行きすぎることで、
親に対するケアが甘くなってしまうなどといった、
自分のすべき局のテーマが頭から抜けてしまうことがあった



このように、自分の手の方向性や局収支の意識は、
時として局のテーマにそぐわない打牌を導いてしまうことがある
ため、
自分の手牌を抜きにして、
まずはその局の方針・テーマを自分自身でしっかりと認識し、
これだけはしてはいけないという部分を根幹として据えることが重要だ。



視野が一方向に向いてしまう時に、そのような浮わついた打牌が起こりやすいので、
放銃の直後などは特に意識して局のテーマを再確認する必要がある。


常にフラットな気持ちで一局に臨むことが重要であり、
前局のミスや打牌の是非は引きずらないことが望ましい。
これは私自身なかなか難しいことではあるが。


また、迷いが打牌に表れると、強者には咎められることが多いため、
そのあたりも意識してスムースな打牌をこころがけたいところである。


さて、今回は浮わついた打牌がどのような結果を生むのか、
私自身の失敗例から見ていただきたいと思う。



case1
29723.jpg

東3局、27000点持ち2着目の西家。

上家がドラの1sをポンしているが、何を切るか?





29724.jpg

東を切った。

見えてないファン牌は東と白。
これは認識した上で、234の三色が見えるまずまずの手牌につき、
自分の手の都合で東切りとした。

しかし、これを鳴かれてしまう。


29727.jpg

上家の6m手出しが入り、自分の手もイーシャンテンとなった。

さて、何を切る?





29728.jpg

まっすぐ7sを切ると、これがロン。

ホンイツつきのハネ満を献上してしまった。

東をプレゼントした上に放銃まで請け負うとはなんとも気前のいい話だが、
この放銃が響き、この半荘はラスで終了した。


本局のミスは何だったのだろうか?
少し考えてみてほしい。




まず、ドラポンに対して役牌を安易に切った東切り

これは間違いではない。

東は暗刻かもしれないし、鳴かれるかどうかは分からない。
自分の手を東1枚で殺してしまう必要はない。
ギリギリまで絞るとかラス目につき切らないという選択肢はもちろんある。


そして、手詰まりになっての7s切り

これも間違いではない。

あの状態になってからオリを考えるのは手遅れだ。
パンパンに構えている以上、まっすぐにあがりを見る打ち方で問題ない。



29726.jpg

つまり、東を鳴かれてからの手構えに大いに問題があった。

ここでの中切り、あるいは前巡の西切りは少しつっぱりすぎだ。

東を鳴かれてしまった以上、上家の手は危険が切迫しているため、
自分自身の方針を180度転換し、受け気味の構えにしなければならなかった。


方針が浮わついていると、なんとなく手を進めてしまいがちだが、
上家がテンパイになる前に7mなり7pという危険牌は先に処理しておけなければならなかった。


なんとかなるさ、というのは希望的観測であり、
放銃という結果を生んでしまった以上、これは言い逃れができない。

鳳凰では手組みに隙がないため、
特上よりも受けの構想をしっかりと持たないとダメだという実感を持っている。




case2
30065.jpg

南3局、19800点持ち3着目で迎えた北家。
下家の親が9400点持ちのラス目となっている。

点棒状況からも受け気味に構える局面。

幸い字牌も多く、自分のあがりはあまり見込めそうもない。


30066.jpg

終盤になり、あの手が伸びてイーシャンテンとなった。

さて、何を切る?





30067.jpg

鳳凰卓はぐりん最大の失着はこの一打だと思っている。


親は両面ターツ落としを見せていて、テンパイを渇望している。

その親に対して2sから切って鳴かせているようではヌルい。
そもそも、親に対して2sは通るかどうかすら分からない。


ここは親に対してアシストする牌は一切切らず、
当然中から切って、テンパイしたら2s勝負するかどうかを決めればいい。


2s切りは、楽をしたいという逃げの一手だ。

形式テンパイを意識するあまりに、
本局自分のなすべきテーマを一瞬見失ってしまった。

手が進んできたときに、このような誘惑が発生しがちであり、
自分の手に捉われず何が大事かを考えていく必要がある。


30068.jpg

これが親のテンパイのみならず、あがりにまで結びついてしまった。
4000オール。

これで一気に捲られ、最終的にはラスに沈んだ。


30069.jpg

ただ丁寧に、親に対して絞っていれば親はノーテンだった。


30070.jpg

先に中を切っていれば、親に流れたこの1mで私が先にテンパイ。

テンパイの時点で2sを切るかどうかというのは難しいが、
メンゼンでの自然なテンパイなら取っていいようにも思う。

ちなみに、1mツモで2s切りテンパイならやはり親に鳴かれるが、
私が先に8pでのツモあがりとなっていただろう。

1牌の切り巡で麻雀とは結果がこうも違うものである。



case3
30351.jpg

オーラス1本場。23600点持ち3着目の南家。

点棒状況は自分から順に、23600、30700、32700、13000で、
現状親がラス目となっている。


対面から3sが出たところだが、さてこれを鳴く?





30352.jpg

スルーした(ラグあり)。

これはラス回避の天鳳ならポンする方が普通だろうか。
マンズは安く、ラス回避だけならたやすくできそうだ。

しかし、満貫ツモでトップ捲りが見える点棒状況でもある。

私自身、この半荘はミスもなく、出来が良かったため、
必ず何かトップ捲りの方策が潜んでいると思った


狙い通りに赤5pを引き込み、これでいよいよトップ捲りが現実的なものとなってきた。


30353.jpg

手が進まずに2pをツモ切ると親がポン。

河に赤5sがあるのが不気味だ。


30354.jpg

そして4mをツモ切られる。

メンゼンテンパイを食い取られた形だが、これを鳴く?





30355.jpg

これはさすがにポンとした。

メンゼンでは間に合う巡目じゃないので、ここで逆転の方針からラス回避へと転換した。


30356.jpg

直後に8pをツモったが、さてどうしよう?





30357.jpg

ここで私の選択は赤5p切り。

7pワンチャンスの8p生牌で、8pの危険度はかなり高いと認識した。

さらに、前回切ってる5pにポンが入っていないことも加味した。


ポンテンを取った直後ということもあり、
自分が最もしてはならないことは何か、というテーマが一瞬頭から離れていた

親は明らかにピンズの河で、
終盤の連続手出しが入っているのだ。

ここは、親の河とテンパイ気配だけ見ていればよかった。


30358.jpg

これがよもやのカン5pに刺さる。痛恨のド高め7700デバサイ。


2pポンに逡巡がなかったので、25pには当たりにくい気がしたが、
2pは親が切っているわけではなく、25pも十分にあるしカン5pもある。

やはり3sを切って回るのが最善だった。


30360.jpg

4mポンによって4枚目の7pを親に流し、
さらに山にはない4枚目のキラキラ光った5pを献上してしまった。


当然、この半荘はラスを甘んじる。


30362.jpg

例によって牌山を覗いてみると、
私が放銃を避けられれば、この後どういう展開になっても対面が4pツモという結果となっていた。


数ある分岐の中から唯一のバッドエンドを選んでしまったわけだ。


私の感覚では、3sスルーも間違いではないし、
4mポンも間違いではない

ただし、最後の最後でピンズの勝負をした判断が甘かった

このように、自分の取ったテンパイに対する思い入れが強いと、
局のテーマを見失ってしまいがちなので、
勝負を焦らない姿勢というのが大事だと反省した。



鳳凰ではミスを咎めてくれるので、むしろ身になっていい。
ガンガンミスを咎めてもらって成長していきたいと思っている。



ラベル:天鳳 戦略 ミス
posted by はぐりん@ at 23:08 | Comment(12) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

天鳳Windows版のススメ

まずはおことわりから。
今までこのブログでは特上卓の放銃者に対しては、
匿名という形である程度の配慮をしてきましたが、
鳳凰卓ではすべての牌譜が閲覧可能で公開されているということに鑑み、
放銃者に匿名の措置を取らないこととしました。

鳳凰卓の打ち手はそれに見合った実力や覚悟を持った打ち手と捉え、
敬意を持って記事にいたす所存ですので、
その点ご了承いただけるようよろしくお願いします。



さて、本題に戻って、
以前の私のように、現在特上卓で打っている人は、
無料で対戦可能なFlash版を使っている人が多いだろう。

鳳凰卓参戦を機に、私はWindows版(月額500円税別)に鞍替えしたのだが、
そのWindows版には「牌山公開機能」というものが搭載されている。


元々その機能があることは、他者のブログ等で知ってはいたのだが、
本来見えないはずの神の領域に触れることは、
自分の中でなんとなく抵抗があり、使っていいものかどうか迷っていた



だが、結論から言おう。


この機能を使うことによって確実にあなたの麻雀力はUPする。

私が保証する。


なぜかというと、
特に判断の難しい状況、例えば以下のような場面がある。


30490.jpg

オーラス。
点棒状況は私から順に、19700、42500、18700、19100。
1000点差に3者がひしめき合う非常に緊迫した局面。
上家の親が3着目、私が2着目だ。

白のポンテンを入れたところ、
ラス目から先制リーチが入った。

押し引きとしては非常に難しい場面。
私は放銃さえしなければラスにはならないが、
安牌が5sの1枚しかなく、オリ切れるという手ではない。

また、トップ目がサシコミ気味に放銃してくれやすい点差でもあるため
押すことで私自身のあがりも十分に期待できるものの、
放銃即、ラス終了という場面でもある。


天鳳打ちとしての資質が試される場面である。


30491.jpg

結果は親がツモ切った6mが一発で当たり。

裏1の5200で私は3着終了。

結果としてはホッと胸をなでおろすということになったわけだが、
しかしこれだけの状況、たまたまの3着で終わらせるだけではもったいない。


30492.jpg

牌山公開を利用して、
仮に上家が放銃しなかったら、どのような行動を自分が選択すべきかをシミュレーションするのだ。


私の一発目のツモは1s。
実際そうなった場合にどうするのか?


私の判断は押し、だ。

赤5sが河にあるだけに、14sのスジは確かに怖い、怖すぎる。
しかし、5s抜いても次が続かないため、あがりを逃して放銃するということにもなりかねない。

1sをがんばって押せば、4sは準安牌になるため、次の危険牌では45sの2枚を落とせる。


自分のツモスジを辿っていくと、全ツッパだと36sよりも早く6巡後の6mで私が放銃。
ツモ巡が変わらずにオリきれれば、対面が6mをツモることとなる。

一発目の1sは押して、私が4巡後にツモる4pあたりでオリるのが、ベストバランスと私は思う。


また、同巡にトップ目が5pをツモってペン7mのテンパイを入れることがわかる。
これはおそらくダマ押しを選択する可能性が高いと考えられるが、
仮にリーチときた場合はどうするか?

宣言牌の3mを合わせてベタオリするのが最善だろう。



ここまで見てどうだろうか?

牌山公開のシミュレーションによって自身の雀力向上に役立っているようには思わないだろうか?

緊迫した場面こそ自身の腕が問われる部分でもあり、
もう少しこの状況が続いたらどうしたかなあ、という部分は、
リアルでは絶対に回顧できない部分でもある


こういう部分にネット麻雀の利点があるわけで、
牌山公開は自身の学習の場として大いに活用できる。


ともすると、この牌山の連なりを、イメージとして頭に描くことは、
麻雀の目に見えない部分を掌握するという意味で、
麻雀自体を掌握することにはならないだろうか?



などと勝手に考えてワクワクしてしまうわけだが、
雀力向上に利用できるものは遠慮なく利用しよう、ということだ。


ツムツムやパズドラに課金してる暇があったら今すぐ天鳳に課金することをオススメしたい。



30493.jpg

オリジナル手順で作った会心のトイトイも、
親リーチに放銃。2000点。


牌山を開いて見ると、すぐ近くに3mの連なりがっっ!

この北さえ掴んでいなければ…などと悲嘆にくれることのなんと多いことか。


牌山後悔機能とはよく言ったものである。


30423.jpg

さて、Windows版でいささかまだ慣れないのがチーだ。

上家から7pが出て、これは100%鳴くわけだが…

チーボタンにこう出てる。


30424.jpg

選択??

選択って何を選べと?


30423.jpg

ああ、56で鳴くか68で鳴くか選べと。

Flash版は鳴くところを選んでワンクリックするだけだからこちらの方が楽だったかも。


ええっと、場況的にはドラの8pの方が安全だから、赤を晒すよなあ、と思い…

赤5pと7pをクリックする私。

なぜかチーできない。


30425.jpg

そして時間切れ!!

も、4pツモったし(笑)


麻雀というか算数の部分が不安になってきた。


30426.jpg

当然のスルー、ですよね〜(つω`*)テヘ


ちなみに、この局、7pをチーしても私にあがりはなかった。

どれだけあがりを渇望してもまったく得られないのに、
損得から離れてみると、なぜか好結果につながったりする。

麻雀とは不思議なものなり。

でも、人生も麻雀もそんなもんですよね。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 18:05 | Comment(28) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月15日

鳳凰卓所感

鳳凰卓を30戦近く打ったが、
噂に違わぬレベルの高さだと実感した。

七段八段は実力にピンキリありそうだが、
さすがに九段以上はかなり手強いという印象が強い。


特上卓との最も大きな違いは、
ミスをする者が少ないので、楽してラス回避をすることが難しい
、これに尽きる。


手組みに無駄がないので、特上よりテンパイスピードが2〜3巡早いイメージで、
リーチになかなか放銃してくれないので、流局が多い。
さらに、粘ってテンパイを入れてくるので、一人テンパイということがまずない。

形テンの技術というのは鳳凰卓ではかなり重要だと感じた。


後はオーラスが別ゲーという点。
アシスト・サシコミが阿吽の呼吸で行われるため、
オーラスのラス目はかなり不利を強いられやすいと感じた。
逆に言うと、ある程度リードしていれば戦いやすいということでもある。


満貫くらいのリードでは、あっという間にひっくり返されてしまうため、
リードを守るという意識では逆にダメだと感じた

洗面器の中に顔を突っ込んで、
先に顔をあげた者がラスになる。
気持ちの弱い者から順に食われていく、まさにそういう世界だなと感じた。


強者と戦うことで、
私自身学べることも多いし、
非常にやりがいがあると感じている。


卓上が洗練されていると大局観みたいなものが働きにくい。
皆の主張が強いせいか、自分の掌で操れる感じがあまりない。
展開読みが機能しないのは、クソ鳴きが少ないからだろうか?
このへんは少しずつピントを合わせていきたい。


今のところ結果は出ていないが、
500戦ぐらいまでは成績は気にせず、
自分の麻雀を打つことだけに集中していきたい。


さて、今回は鳳凰卓の実戦から、印象に残った局をピックアップ。



case1
tenhou.29434.jpg

九段に囲まれて迎えたオーラス1本場の南家。

点棒状況は自分から順に、22000、19800、38700、18500と微差。
自分は僅差の2着目で、上家の親がラス目となっている。

6sツモったが、さて何を切るか?





tenhou.29435.jpg

親に対してこの6sは切りづらいと考え、3p切りから回った。

実際のところ親はイーシャンテンであったが、
自分が2着目ということも踏まえて慎重な構えを取る、これは一つの判断だ。


tenhou.29436.jpg

しかし、ここで…


tenhou.29437.jpg

下家の2sにラグがあったことから、2sを合わせてしまう。

トップ目の対面は親に対応する構えを見せているため、
2sにラグがあったとしても、それは危険度とは直結しない。


tenhou.29438.jpg

安易な合わせ打ちによって、このドラの受け入れを殺してしまった。

親に手出しが入った瞬間、2sは切れなくなってしまうわけだが、
1sは下家が切ってから親はずっとツモ切りにつき切れることを考えたら、
思慮の浅い2s切りだったと言える。


tenhou.29440.jpg

結果、必然的にベタオリとなり、この局はラス目と3着目の二人テンパイ流局。

3sの受け入れを残していれば、私もテンパイを取れていた、
あるいは下家に4mが流れて3着終了となっていた。

この局のミスが響いて最終的にはラス転落となった。

強者相手に対してはワンミスが命取りになる。それを強く実感した対局だった。



case2
29758.jpg

南2局、19000点持ち3着目の西家。

簡単な7700テンパイ。
これはいただきました。


29759.jpg

しかし、ラス目北家のリーチに続いて、親の追っかけが入る。

一発目に掴んだのは、ドラまたぎの1s。

さて、どうしよう?





29760.jpg

これはかなり迷ったが、西切りとした。

ラス目のリーチだけなら100%押したが、
親リーチ一発目にこの1sを切りきれるか?

親リーチのズバッという感じからして、親は好形濃厚だ。

両者一発目のドラまたぎということと、
自分が3着目であることを重視して、苦渋の西切りとした。


29761.jpg

しかし、西の3枚目を河に並べてしまう。

1sか7pが当たりであってくれと願うばかり。


29762.jpg

結局、親がツモ。1sも7pも両者の当たり牌ではなかった。

あがり逃しを咎めるかのように、裏裏で6000オール。
まあ、乗るわなあという感じ。


29763.jpg

こういう真の勝負所で、きちんと結果を出せるか。

麻雀打ちとしての真価はこういう場面で試されているのかもしれない。

ちなみに、この半荘は見事に下家に捲られ、ラスとなった。



case3
29816.jpg

開局の南家。

親の染め手に対応したわけではないが、手の内にはオンリーソーズ。

カン3s待ちの倍満テンパイを果たす。


29817.jpg

もうツモ番はないが、何を切るか?





29818.jpg

7s切ったらロンだと。2600。

この場面、100%25sのスジは打たないので、
テンパイを維持するならドラの4sか7sの選択となる。

親にドラで打ったら18000だし、これはやむなしではなかろうか。
もちろんペン7sは怖いが…



case4
29903.jpg

南3局2本場の親番。
現状31900点持ちのトップ目。

あがりはかなり厳しい牌姿だが、何を切るか?





29904.jpg

白は受けゴマとして残し、ペン7pを払った。

受け重視ならどちらかのペンチャンを払うところで、
ここでドラ受けを嫌う89s落としもあるだろう。

ただ、ダイレクトにドラが埋まれば一気に魅力のある手に化ける。


29905.jpg

上家に仕掛けが入り、何を切るか?





29906.jpg

ここで自然にペンチャンを払った。

ここで警戒すべきは、上家の仕掛けとラス目下家のリーチ。
ペンチャン落としは感覚的にはまだ間に合うと判断した。


29907.jpg

ところが、次巡に切った9sが対面の8000にロン。

対面にまるで気配は出ていなかったが、こういうのが十段力なのだろうか。
このへんの感覚がいまいち噛み合わない。


29908.jpg

ドラそば処理のタイミングとしては、ここがベストだったか。

これは早すぎても遅すぎても隙になる。


ここでドラ受けを残すのはそこまで悪手だとは思わないが、
局のテーマに沿って考えると、その手は十分にあった。

このへんをあまり日和りすぎると行くべき時に行けなくなるし、難しいところだ。


29909.jpg

次局、まんまと十段様の洗礼を浴びる。

3巡目リーチでツモ裏の、3900オール。

お前にはまだ早いと言われているような、そんな転落劇だった。



ちなみに、今をときめく下家のzeroさんだが、
特上時代、おそらくzeroさんが七段くらいだったころ、
一度対戦したのを覚えている。

リーチにも臆せず、ガンガン押し返してきたのが印象に強く、
この人は強いなと思ったのを覚えている。

巡り巡ってこの鳳凰卓で再会できたことはとても嬉しい。


強者のエッセンスを対戦して学んでいきたいと思う。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 15:13 | Comment(7) | 鳳凰卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

特南10000試合達成

あけましておめでとうございます。
今年もこのブログをよろしくお願いします。


さて、天鳳の特南で10000戦を達成したのでご報告したい。
記録は以下のとおりとなっている。(いずれも2016/12/31時点のもの)

tenhou.29056.jpg

tenhou.29045.jpg


10000試合で平均順位2.381、安定段位8.087となった。

天鳳の段位戦で最も重要な指標である安定段位に絞ってランキングを見てみたい。
8.087というのは特上全体においてどの程度の位置を占めるのか。



★2000試合以上
tenhou.29057.jpg

4位(;^ω^)

これは思ったより良かった。2000試合程度なら10位くらいかなと思っていた。


★3000試合以上
tenhou.29058.jpg

3位。

1位の時を刻む唄さんがすごすぎますね。


★5000試合以上
tenhou.29059.jpg

堂々の1位!(つω`*)テヘ

このあたりになると特上の常連が目立つ。
強豪のウィドゥさんが2位。


★10000試合以上
tenhou.29060.jpg

ぶっちぎりの1位!(当たり前か)

興味深いことに麻雀AIの爆打が2位にランクインしてる(笑)

試合数に関してはAIに適うはずもないのだが、
安定段位で2位につけるって結構すごいことのような気がする。

私の記憶では、半年ぐらい前は爆打の安定段位は5台がいいところで、
6乗せのレベルまでは到達していなかったはず。

それが試合数を重ねるごとにどんどん伸びてる印象があるので、
おそらくAIに改良が加わり、凄まじいスピードで進化しているのだろう。
試合数を重ねるごとに安定段位が上昇するってかなり難しいことだから。


ちなみに、爆打とは数々の死闘を繰り広げてきた私だが、
実は相性がかなり良くて、対爆打戦でラスを引いたイメージがほとんどない。


対戦成績は実際どの程度なのか調べてみると…


tenhou.29061.jpg

なんと、25戦で3ラスしか引いていなかった。

カモにしているイメージはあながち間違いではなかったが、
爆打は過去に紹介したようなクソ鳴きも多かったため、
対応させると脆い部分もあり、AIの隙を上手く突いた結果とも言えるだろう。



私は特上で十段を2回達成しており、
これはおそらく過去に私のほかに一人もいない偉業
である(自分でいうのもなんだが)。

ただ、実は私が誇りに思っているのはそのことよりも、
10000試合打って、ただの一度も六段に降段したことがないという事実
である。

10000試合も打つと、一度や二度は地獄のような不調が来る。
そこで苦しみながらも七段をキープできたことは、
私がいかに安定した段位成績を残してきたかの一つの証左ではないだろうか。

おそらく、私の最低段位到達ptは、七段1000ptを割ったあたりだと思う。


最初の1000試合〜1500試合ぐらいは、九段キープが当たり前で、
正直八段に落ちるということは恥ずかしいことだと思っていた。
安定段位も9前後はキープしていたと思う。
ところが、試合数を重ねるにつれて安定段位は徐々に低下傾向となり、
九段滞在が困難となっていった。

これはおそらく確変部分が先に来たことによる収束だろう。
二度目の十段を達成した時の安定段位は確か8.35程度だったことから、
この十段も相当な確変を経て得た結果であることは間違いない。

その後は穏やかにほぼ八段キープで現在まで至る。



さて、ここでご報告がある。

私はぐりん@は2016年末日をもって特上卓を卒業しました。


この10000戦を節目として、鳳凰卓に戦場を移すことに決めた。

理由は、
・もっと強いやつと戦いたいから
・自分の麻雀をより成長させたいから
・ブログで研鑽するなら相手は強い方が意味があるし、説得力も増すから
・特上で天鳳位になるのが無理だと悟ったから


一番下の天鳳位について、
端的に言うと特上はpt効率が悪すぎる。
ゼンツしてくる四段相手にラス回避を常に意識することは上記の成績のように3位が多くなって、
順位分布が歪になる。

もちろん相手のミスも増えるため、それによってラス回避の可能性も高まるが、
そのメリットよりも上記のデメリットの方が大きいと思われる。

押し気味に打つなら絶対に鳳凰卓の方がpt効率はいいだろう。
これはあまり語られてこなかった部分でもある。

それは、特上卓のみでの十段達成者が極端に少ないこと、
未だに特上卓で天鳳位達成者が出ていないことからも容易に推測できる



現在の心境としては、
緊張感は大いにあるものの、それよりもワクワク感の方が強い。


最後に、たくさんの試合を一緒に対戦していただいた、
特上卓の皆さま、本当にありがとうございました。


そして、鳳凰卓の皆さま、よろしくお願いします。


はぐりん@、鳳凰卓10000戦1本勝負。



ラベル:記録 天鳳
posted by はぐりん@ at 17:59 | Comment(36) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする