2017年03月26日

自分なりの勝負局を設定する

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天啓を得てふと閃いたフレーズ(はぐりん直筆)。


理はミスをしないためのもの
感は勝ち切るためのもの


最近お気に入りで、天鳳を打つ前によく眺めている。

麻雀における理というものは、他人と差をつけるためのものではなく、
平均順位2.5の土俵に立つための基礎に過ぎない。


逆に、麻雀において相手を一歩も二歩も上回るためには、
不利だとわかっていても突っ込んでいくような勝負感性、動物的感覚をどこかで発揮しなくてはならない。


これはデジタル・アナログという言葉に置き換えてもいい。

相手が強くなればなるほど、デジタル的な差はほとんどなくなり、
アナログ的な部分で勝敗が決しやすくなる。


伏せられた部分の多いゲームの性質上、
目に見える部分から得られる情報というのは差が生まれにくく、
その分見えない部分をどう把握するかというところに差異が生まれやすい。

たいまつが比較的大きく灯っている部分の読みは人と差がつきにくい。
たいまつが今にも消えそうな闇の部分から何を読み取るか、これが「感」の部分だ。


言葉にするといかにも簡単そうだが、
「感」の使いどころの見極めは非常に難しく、
使い方を誤ってもかえって逆効果となってしまう。


「感」を上手く活用する一つの方法として、
牌の声に耳を傾ける、牌と対話するという手段がある。

ツモってきた牌の表情を読み取り、手がどう伸びていくのか、
ツモの流れはどうなっているのかを感じとる。

ツモってきた牌の意味を真摯に考えることで、
おぼろげながら見えない部分が見えてくることもある。

これが「感」の部分、流れを読むという部分である。


不完全情報ゲーム、ゼロサムゲームという麻雀の性質上、
上記のフレーズは言い得て妙なのではないだろうか。


さて、今回はこれに関連して、
不利と分かっていても敢えて勝負に行く局面、
自分なりに勝負所と設定した局面
について、実戦例から見ていきたいと思う。



case1
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南3局、24900点持ち2着目の西家。

ラス目の上家が2つ仕掛けていてテンパイでもおかしくない状況。

自分の手はドラまたぎの7mと赤5pが浮いていて少し厳しい。
ここで2m切り。


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カン6mをツモってテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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ここを勝負所と見て、赤5p勝負とした。

自分は現状2着目なので、無理に勝負に行く場面でもない。

しかし、ある程度勝負できるところで勝負していかないと、本当に勝負したい場面で手にならないということも往々にしてある。


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これに大ミンカンが入って、ひとまず放銃は免れ、ホッ。


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このカンによって、上家はマンズ待ちが濃くなった。

そして自分のこの牌形は、マンズのどの危険牌を持ってきてもスライドで振り替えられる。
何気にかなり融通の利くマンズの形だ。


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こうなると、下家と親は引き気味に構えざるを得ない。

結局私と上家の二人テンパイで流局。
ここでのテンパイ料は非常に大きい。

最終的にはこの半荘はトップを捲ることに成功した。



case2
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東2局、21500点持ちの親番。

中盤を過ぎて、見てのとおり手が重い。

ここに対面から3mが出たが、さてどうしよう?





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3mポンのドラ切りとした。

タンヤオのノミ手、手詰まりになりやすい牌形、さらに仕掛けにドラを降ろすという3拍子揃った悪条件だが、この局を勝負所と認定した。


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仕掛けにリーチが入り乱れ、非常にヤバい状況となった。

しかし、勝負所とみているのでこれは覚悟の上だ。


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流局間際に4pがポンでき、7s勝負。

ほうほうの体でテンパイに逃げ込む。


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全員テンパイで流局。

なんと全員が47m待ちというテンパイ形となっていた。


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勝負所で死守した親番、次局はどうなったかというと、
手なりリーチをツモって3900オール。

えてしてこういうものだ。
この半荘は2着。



case3
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東3局1本場。16500点持ちの3着目。

13300点持ちラス目の対面から先制リーチが入る。


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こちらもテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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今通ったドラを切って、シャンポンでリーチに踏み切った。

どう考えてもこちらの方が分の悪い待ちだが、
この局を自分なりの勝負局として認識した。


できればドラを使ってカン2mに受けたいところだが、
3mがちょうど通ったこと、
さらにいかにもな暗刻スジでツモりやすそうな9m待ち。

この一連の流れで牌と会話した結果、シャンポンを選んだ。


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ほどなくしてツモ。裏4pで2000・4000。

なんと対面の待ちも69mだった。
さらにカン2mはもう山になかった。

勝負所の設定、そして待ち取り、すべてが上手くいったパターンだ。
この半荘2着。



case4
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南3局1本場、供託1本。
23000点持ち微差のラス目。ご覧のように全員がかなりの僅差となっている。

急所のカン4mを仕掛けて南バックのイーシャンテン。


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ところが、直後に親リーチが入ってしまう。

北家の仕掛けが入れた親テンパイ。どう考えても分が悪い。


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急所のペン3pが埋まって、こちらもテンパイ。

うっかり南が出ることを祈るばかり。


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6pを押し、さらに無スジの7sをツモったところ。

回るなら現物の9sがあるが、さてどうしよう?





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ここは勝負所と見て、7sもブンと押した。

親リーチだけに、オリるのも有力な選択だが、
ペン3pがすんなり埋まったことを踏まえると、
ここは勝負の姿勢を貫くことにした。



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結局、追いついた上家がリーチの親から7700のあがり。

このあがりを誘因したのは、上家が1sを私に先導したこと、
そして私が6pを上家に先導したという二つの因果があった。


私がオリていても結果は変わらなかったかもしれないが、
上家と私、お互いに勝負所の認識を見誤らなかったこと、これがお互いの好結果を生んだわけだ。

さすがに十段クラスはこの見極めの精度がかなり高い。
この半荘は3着で終了。



case5
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南2局、22200点持ち現状2着目の親番。
2着からラスまではダンゴ状態。

自風の東がトイツだが、3者に仕掛けが入り乱れている。


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上家から東が出たが、さてどうしよう?





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スルーした(ラグあり)。

ここは勝負に行く場面ではないと考えてのスルー。

ダブ南仕掛けの下家に加えて、トップ目の上家も積極的に2フーロしている。
ドラや赤が自分から見えていないので非常に怖い。


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早速東をトイツ落としして、受け気味の構えとしたが…


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南家に発をツモられ、1300・2600の親っかぶりとなってしまった。

トップ目は読み通りドラが固まっていたが、
ラス目対面のがむしゃらな鳴きがこのツモあがりを生んだ。

この親っかぶりによりほぼ点差のない3着となり、
最終的にはラスに沈んだ。


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真っすぐあがりに向かっていれば、私が最も早い1500を得られていただろう。

状況から少し楽をしたことが良くない結果を生んだ。

勝負所の認定が甘かった一局だったと言える。



case6
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南1局、13000点持ちラス目の北家。

南家が白・発と仕掛けて中手出し。
西家がソーズを2つ仕掛けて4s手出し。

完全に場は沸騰している。


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こちらもテンパイが入ったが、余っているのは生牌の西。
さらに愚形の2600。

さて、どうしよう?





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完全に勝負所と見て、リーチに踏み切った。

マンズとソーズに挟まれ、自分の手はオリ切るのも難しい状況。

6mという急所を固めてもいるし、ペン7mはそれほど悪いとは思わない。
むしろ、リーチによって仕掛け者は対処が難しい状況でもあるはずだ。


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やはり、という感じで対面から7mが炙り出された。

裏は乗らずの2600だが、感覚的には非常に大きいあがり。


点棒の多寡は重要ではなく、
仕掛けのわずかな隙を咎める、上位均衡にほつれをもたらすという意味でこの勝負所を制したのは大きい。



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勝負所での勝敗は紙一重だ。

放銃がなくても次巡、7mのツモあがりとなっていた。



case7
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同半荘、南2局。依然としてラス目の西家。

華麗なクソ配牌をもらって字牌を順番に切っていくと…


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なんとタンピン三色のテンパイとなった。

当然の即リーチだ。


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親から9mが出たが、さてどうしよう?





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見逃しとした。

親番の残っているこの局面、今までの私なら自動和了ボタンで満足していたことだろう。

この手を2000点で終わらせていいのか?
zeRoさんから直撃したペン7mはこの9mをあがるためのものだったのか?

勝負所を制した流れを信じるなら、必ずその因果は結果として表れるはずだ。


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最後のツモが空ぶって、うなだれる私にチーの声。

これは何かが起こりそうな気がする。


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海底には当然のように6mがいた。

裏は乗らずに、3000・6000。

この後もう一つ山を乗り越えて、オーラスはトップ目で迎えたが、最終的には2着終了だった。

勝負所の結果から、その後の展開を読み解いていく。
これは「感」の部分であると言えるだろう。


とても充実感のある半荘だった。



ラベル:天鳳 思想
posted by はぐりん@ at 16:39 | Comment(6) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

オリるは恥だが役に立つ 〜仕掛けに対するオリ〜

逃げ恥ならぬオリ恥。

仕掛けに対してオリるなんてちょっぴり日和っているようで、
かっこ悪いかもしれないけど、
点棒横移動なんかで自分が無傷で局が進んでくれれば、
案外悪くないし
、オリるのは役に立つなあというお話。



仕掛けに対してはテンパイかどうか、
というのを見極めるのが最も重要で、
強手出し牌(ドラや3〜7の中張牌)からそれを測っていく。

両面ターツ落としがある場合は、早いか高いかのいずれかなので要警戒。

また、中終盤では安全牌が手出しで出てくるケースがテンパイの確率がそれなりに高く、
特に鳴いて手出しの安全牌なら信頼度は高い。

仕掛けて手狭になっているのに安全牌は2枚も3枚も持てないので、そのへんは要チェックだが、
逆に悩んで安全牌が出てくるようだとほぼノーテンなので、
摸打のテンポもテンパイを測る上では重要な要素となる



仕掛けが早々に入り乱れて、
序盤なのに2者にテンパイ気配ということが稀にある。
その場合は、5巡目だろうと3巡目だろうと終盤を迎えているという意識を持つ必要がある

オリに巡目は関係ないので、
全力でオリ恥の準備をしたいものである

(このワードが使いたかっただけだったりする)


それでは、実戦例から見ていこう。



オリ恥1
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東2局。19000点持ち3着目の南家。

2者が仕掛けていて、ラス目の下家は役役だ。

赤赤イーシャンテンから、ドラをツモってきたが、さてどうしよう?





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7m切って手牌を見切った。

ラス目の下家への放銃はうっかりでは済まされないラインだ。

この手から25pとドラを使い切ってあがれる見込みはどの程度あるというのか。

親の手も早そうな河なのが気がかりなところ。


2巡前にラグのあった7mを先処理し、仕掛け同士で決着をつけてもらう構えとした。

手を崩さないのであれば2m切りからの匍匐前進はあるだろう。


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案の定親リーチが飛んできて、手詰まり気味。

ワンチャンスになった2pを渋々切るハメに。


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なんとか凌ぎ切り、二人テンパイで流局。

手牌の見切りが遅かったら、もう少し苦労したはずだ。


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打点的には簡単に諦める手でもないが、
あがりが見込みづらいと思ったらスパッと見切るのも一つの手だ



オリ恥2
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東2局、北家。

親が中ポンで仕掛けたところ。


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十分形のイーシャンテンとなったが、
7pをツモって、さてどうしよう?





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1m切りとした。

親は4mのトイツ落としでテンパイ気配も十分。

ソーズの無スジが同巡でパラパラと切られ、
私の6pを仕掛けていないことからも、
この7pの危険度はかなり高いと判断した。

一通は惜しいが、ピンフテンパイとなったら、7pは押すつもりだ。


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対面から7pが切られて、親の2900のあがりとなった。

こういうのは集中力が足りないと、手拍子で切ってしまいがちなもの。

2900と言えど、ボディブローで大きい。

こういう助かりは気持ちの余裕につながるもので、
この半荘はトップで終えた。



オリ恥3
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東3局2本場の親番。

3者が仕掛けていて、現在上家が5sポンの手出し3sとしたところ。

河的にはかなり煮詰まっているのがわかるだろう。


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2sツモったが、さてどうしよう?





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9p切って撤退とした。

東やソーズが切りきれない以上、この手は復活が難しい。

ギリギリ粘るのであれば5m切りという手もあるか。

この局面は、ラス目のドラ切りが早いというのが何より怖いところ。


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結局対面が下家に3900の放銃となった。

続々と私の手には皆の当たり牌が集まっている。

手牌を見切るタイミングとしては悪くなかったということだろう。



オリ恥4
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南2局、西家。

ドラドラの手から中を一鳴き。


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イーシャンテンのところ、上家からドラの1sが出た。

鳴いてもイーシャンテンのままだが、これを鳴く?





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これをポンして打南とした。

なんのことはない、
ドラを見せて相手をオリ恥に追い込めばいいのである。


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うむうむ、みんな回ってくれている模様。

ここであがりやすく1p切りとした。


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裏目ったがどうするか?





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こういう終盤ではフリテン無視して広く受けるのがセオリーだ。

上家は河にある14pは無警戒で切ってくるだろう。

58sはチーできないし、あがりなどほぼないのだから、テンパイになる確率を高めるべきだろう。


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チョー裏目ったし(ノω・、) ウゥ・・


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……全員ノーテン


降ろすは粋だが役立たず(ノーテン)

こういうオチでよろしかったでしょうか?



ラベル:天鳳 守備
posted by はぐりん@ at 00:32 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

読みの基本 チー出し牌のソバが危険

今回は基本に戻ってこのテーマ。

基本に戻りすぎ!という突っ込みは置いといて…


六萬七萬八萬四筒五筒赤五筒八筒八筒四索赤五索チー三萬四萬赤五萬ドラ八筒

受けを広くする構えとして、上記のような完全イーシャンテン形があるが、
ポンチー自在で、テンパイになるのは三筒六筒五筒八筒三索六索の6種20枚の受け入れがある。


当たり前の話だが、麻雀はテンパイにならないと「ロン」ができない。

どんなに高い手であっても、イーシャンテンでは絵に描いた餅であり、
愚形だらけの3シャンテンの手と実質大差はない。


麻雀においてあがり確率を高める方法としては、
リャンシャンテンからイーシャンテンになる受け入れを高めることよりも、
イーシャンテンからテンパイになる受け入れを高めることの方が重要だ。


なぜなら、イーシャンテンからテンパイまでの距離が麻雀においては最もハードルが高く、
ここでの受け入れを広げる選択をすることが、
トータルではあがりまでの距離を縮めることにつながるからだ。


つまり、基本的にはリャンシャンテンではターツオーバーに受けず、
イーシャンテンで完全イーシャンテン形になるような手組みを目指すのが、
麻雀のあがり率を高めるための最善の選択となりやすい。



これを共通の認識としている上級者同士の対戦においては、
手組みに無駄がないため、必然的にソバテンが多いという傾向が生まれることになる

さらに、仕掛けの場合は一手進んだことが仕掛けによって瞭然となるため、
そこでの手出し牌は待ちを読むための非常に重要なキー牌となる。


仕掛け時の手出し牌に注目することが重要であるのは今さら言うまでもないが、
高い仕掛けである場合や、点棒に余裕のない家の仕掛けである場合、
より牌効率に忠実に打つのが普通である
ため、
そのへんにも注目することで、手牌を紐解くヒントとなりやすい。



それでは、実戦例から見ていこう。


case1
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オーラス。38500点持ちトップ目で迎えた南家。

上家の親がラス目で、北家とラス争いをしている。

上家の親が7mチーして…


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手出しで4pが出てきた。

親の待ちはどのへんだと考えられるだろうか?


ポイントとしては、後のないラス目の親、かつ高い仕掛けという点。
全力であがりに向かうしかない状況だ。


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ほどなくして3pがツモ切られる。

これは非常に大きな情報だ。


こういう場面で3pをチーして捌きに行く人もいると思うが、
3着目の北家がはっきりと勝負の姿勢を見せているので、
仕掛けて局面を紛れさせないという意図だ。
3pから仕掛けてもあがりやすい形とは言えない。


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これぐらいわかりやすい仕掛けだと、危険牌が浮き彫りとなるので、
比較的テンパイ取りも楽だ。


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結局、親と私の二人テンパイで流局となった。

親の待ちはこれ以上のわかりやすい待ちはない、25pだった。


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マンピンソーの法則。

高い手で順番に仕掛けていったらこうなるわな。

完全イーシャンテン形は単純両面から仕掛けると待ちがバレやすいのが玉にキズだ。

この半荘はトップで逃げ切った。



case2
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東2局。

南家が9sを仕掛けてチー出しの3p。


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赤5pをツモったが、さてどうしよう?





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3m切ってMAXには受けなかった。

上家の手、ピンズ以外に待ちがあるか?

ソーズは脂っこいところが切られているし、
マンズの本命25mは対面にペタペタと切られている。

自分の手もチャンス手なのだが、
この赤5pの危険度が高すぎると見て、一旦止めた。


チートイツにするつもりはない打3mなので、テンパイなら赤5p押し、だ。


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次巡に上家が2pツモで300・500となった。

赤5pを打たなくて済んだので、ホッと一息といったところ。


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ピンズが先に埋まらないと待ちが透けるパターン。

ドラトイツみたいな可能性があるため、赤だけは腰がひけるところだ。



case3
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開局の西家。

北家が9mチーして打4p。


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チートイリャンシャンテンから5pが暗刻になった。

さて、どうしよう?





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1pを切って回った。

自身のこの手なら普通の着手だろう。

ポイントとしては、下家の手は7m先切りで78mのターツを先決めしているだけに、
この4p手出しはかなり強い関連牌であるというのがわかる



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切ってる8sをチーして5m切り。

テンパイ取りに望みをつないだ。

9m枯れてるので8m切りの方が良かったかな。


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7p出たが、これを鳴く?





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スルーした(ラグあり)。

7pチーして4pまたぎの6pを仕掛けで使い切ったとしても、
自分のテンパイの可能性はかなり低い。

それならばテンパイの受け入れを広くしつつ、
テンパイ時には6pを勝負しようという算段だ。


天鳳の打ち方としては微妙かもしれないが、
麻雀の打ち方としてはこちらの方が正しいだろう。


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結果は下家が1000・2000ツモ。

ここまでわかりやすい仕掛けをするからには、
その分の見返りも何かあるはずだ。
例に漏れずに、下家の雀頭はドラだった。


7pチーしていると親が5pを吸収して二人テンパイで流局となっていたはず。
当たり牌が透けていても極力紛れが起こらないように仕掛けていくべきだろう。



case4
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東4局。微差のトップ目の南家。

北家がカン6mを仕掛けて、手出し6pとしたところ。


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8pをツモって、さてどうしよう?





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1pトイツ落としとした。

4p、8pともにまたぎスジで警戒すべきところ。

自分の手はさほど悪くはないが、あがりが見込めるかといったら微妙な感じ。


手拍子で切って、ドラトイツの7700です、と言われたら死にたくなってしまう。

3900程度の放銃だとしても後悔するのではないか?
このへんの押し引きはいつの時代も判断が難しい。


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7pをツモってきたが、さて何を切る?





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ここは迷ったが、親にも通る5p切りとした。


ドラが対面からツモ切られ、さすがにテンパイを意識するところ。

この巡目なら親のダマテンにも警戒したい。
マンズを切れば手を壊さずに済むが、
36m47mが安全なわけではないので慎重に構えた。


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結局、下家が対面に2000の放銃となった。

警戒していた6pまたぎが待ちになっていた。


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カン6mは絶好の仕掛けどころ。

愚形から捌いているケースでは、必然的に好形が残りやすいということでもある。

このケースの対応は若干慎重すぎるかもしれないが、
自分の手がたいしたことがなければこのぐらいでも問題ないと思う。



case5
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南1局、21000点持ちの3着目。

ラス目の親が2つ目を仕掛けて…


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手出し6p。

繊細な判断が求められる状況だ。


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絶好の5sを引き入れ、ダマテンに構える。


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8pをツモってきたところ。

さて、どうしよう?





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8pをツモ切ると、これがポンで済んだ。

親が3mをチーする前、私の6pを親はポンしていない。

つまり、親の最終形は6pのまたぎスジでない可能性がかなり高い。

ただ、それゆえに2件隣の8pはシャンポンに当たる可能性が高い。


かなりリスキーな選択であったことは否めないだろう。


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結局、上家も危険牌を押し切り、3人テンパイで流局となった。


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私が6pを切った時点で対面はこの形。

6pポンしていないことから、6pはトイツで持っていないことがわかる。


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8pポンから親は単騎へと渡っていった。

さすがにこのポンは違和感があるので、単騎移行は想定できる。

下家の3pも鳴ける形でないとすると、
8pは危険すぎて勝負すべき牌ではなかったかもしれない。

が、男には勝負しなければならない場面というのも確かに存在するのだ。

この半荘はこの気合いが実を結び、3着で終了となった。



ちなみに、チー出しまたぎは待ちが読まれやすくて出にくいため、
高い手の場合は敢えてシャンポンに取った方があがりやすい可能性がある。


これについては鳳凰卓でもチラホラと実戦例が見られる。
サンプルが集まり次第、紹介したい。



ラベル:読み 天鳳 定跡
posted by はぐりん@ at 21:11 | Comment(2) | 読み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする