2017年04月30日

麻雀は配牌よりもツモが大事

麻雀は配牌が悪いとやる気が出ないもの。

まずは以下の画像をご覧いただきたい。


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これが伝説の6シャンテン配牌だ。

雀頭がないので、十三不塔よりタチが悪い。

国士でも、チートイツでも、メンツ手でも6シャンテン。


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少し見づらいが、1巡目【自:6向聴】とある。

他家は悪くても3向聴。

私の配牌は大体いつもこんな感じだ。


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結局親と私の二人ノーテンで西入へ。

親がノーテンなら私はテンパイで30000点越えトップ終了だったが、ドラを掴んでままならず。

あの配牌の割には最終形はかなりがんばった方だろう。

鳳凰卓はここから勝ち切るのがまた至難で、
危うくラスまで落ちそうになりながら最終的にはトップだった。


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もう一度先ほどの配牌を見てみよう。

麻雀において、
配牌が良いのとツモが良いのはどちらが大事だろうか?



例えば、この配牌に、
南一萬一筒九筒一索九索というツモを順番に持って来れば国士13面のテンパイだ。

また、東西北白發中南とツモれば、7巡で字一色のテンパイとなる。


どうだろうか?この上ないクソ配牌にも見えたが、
7巡で役満2種が見られるとなると、意外と輝いて見えるのではないだろうか?
ダイヤの原石のように。


逆に、この配牌から九筒八筒七筒六筒赤五筒四筒三筒二筒一筒という順番でツモってきたら、永遠にこの手はあがれない。


つまり、麻雀において重要なのは配牌よりツモだ。


配牌が良いのはメンタル面において好影響を与えるが、
結果において真に重要なのはツモの良さの方だ。

配牌が悪いとやる気が出なくて適当に切ってしまいがちだが、
実は配牌が悪い時こそ、好ツモを想定して高い手に寄せる、その構想が重要になってくるのだ。



これらを踏まえると、
麻雀は配牌が悪い時こそ、その手牌の構想力、構成力(見切り含む)に実力差が生まれやすいため、
それをどのように捌くかというのは意外にあなどれない差を生むのではないだろうか。

配牌が悪いからといって腐っている場合ではなく、
むしろダイヤの原石をどう輝かせるか、
ピンチをチャンスに変えていく発想力が重要だと思えば、クソ配牌も苦にならなくなるだろう。


それでは、クソ配牌の捌きを実戦例から見ていこう。


case1
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東4局、33400点持ちトップ目の南家。

ソーズの西ヨーロッパに孤立字牌5種。

見るも無残なクソ配牌だが、さて何を切る?


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マンズのホンイツ、国士、チートイツ、ドラツモを見て2sを切った。

正直何を切ったらいいかわからなかった。

緑一色を狙う人もいるだろう。


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意に反してソーズが伸びたので、ここで方針を転換し、字牌を切り出した。


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赤をツモって中が重なったところ。

多少の好ツモで大分手牌が見違えて見える。


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デジタルっぽく9mの方をトイツ落とししたら、絶好のカン7sが埋まった。

こうなれば即リーチだ。


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配牌が悪かったので、リーチ時の河が異様に強い。

クソ配牌からツモが噛み合った時にはこうした傾向が生まれやすく、
これはひとつの特長と言える。


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親満テンパイの親から出て、裏なしの2600。

配牌と最終形の差異に驚いてしまうが、
他家の河は有効牌を持て余し気味なのに対し、
こちらは資源を無駄なく使っている印象がある。


限りある資源は有効に活用したいものだ。



case2
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オーラス、親と8300点差の2着目、北家。

この配牌では捲るのは厳しいか。

ひとまず3着目と変わらないようにテンパイ流局を目指す。


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ドラが重なるも、うーんという感じ。

せめて役牌をどれか重ねたいところだ。


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無駄ヅモなく牌が重なり、チートイイーシャンテンに。

こ、これは…。


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なんと、テンパった。

しかもリーチで捲り確定になったので、いやらしく1p単騎とした。


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まさかの親の追っかけが来た挙句、ツモられた。

親も力強くチートイツだったが、追っかけいらんのでは。。

1pは対面の手に暗刻で、親の宣言牌2pを見てか、止められてしまった。



case3
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東4局2本場、19400点持ち3着目の南家。

配牌はバラバラだが、ここからどんな最終形をイメージするだろうか?

直観的にはチートイ本線といったところか。


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5mをツモって、さて何を切る?





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ダブ東を絞りつつ、受けも意識のペンチャン落としとした。

さすがにここから全力であがりに向かうのはリスクが大きい。


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ドラが重なり、少しずつ形になってきた。


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そしてドラが鳴けた!

こちらの手は不十分形のイーシャンテンだが、抑止力にはなりそうだ。


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ほどなくしてテンパイ。

クソ配牌特有の河の強さ。これは大いなる強み。


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変則三面張に変えたら、出た。

あの配牌がまさかの7700に仕上がった。



case4
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東2局、現点持ち西家。

配牌格差社会。

あなたはどの配牌を選ぶだろうか?


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しかし、なぜかわからんが10巡目には3900のチーテンに取れていた。

しかも両面テンパイ。親はというとまだテンパイしていない。


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結局、3人テンパイで流局。

配牌格差をものともせず、収入を得ることに成功した。



case5
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東2局2本場、34500点持ちトップ目の西家。

うって変わってなんだこの配牌は?

567の三色も見て第一打4s切りとした。


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8sツモって盤石のイーシャンテンに。

リーチは時間の問題でしょう。


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ところが、なかなかテンパイしないまま、親リーチが入る。


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5sがカンツになったが、どうするか?





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親リーチでもあり、5s暗カンはリスクが大きい。

雀頭不在になる可能性もあるので、8s切りとした。

クソ配牌と逆のパターンで、後手になった時になまじ手が良いのでオリられない。

あの配牌が一転、ここまで追い込まれることになろうとはだれが予想できただろうか?

ツモが噛み合わないと、配牌の良さは弊害にすらなるという例だ。


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結局、親がツモって裏なしの2000オールとなった。

放銃しなかっただけ良しとしよう。


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全員の配牌がこうで、最もテンパイが遅かったのが私。

テンパイするために何が大事かは言わずもがなだ。



case6
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オーラス、3着目の上家と800点差のラス目北家。

ほしいのは1000点だが、少し絶望的な配牌。

丁寧に西から切り出し、ファン牌の重なりに期待する。


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ツモが効いて、123の三色イーシャンテンとなった。

果たして間に合うか?


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3pチーしてテンパイ。

トップ目の対面はテンパイだろう。ビビりながら7sを勝負。


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出た〜〜〜!値千金の2000点。

恐ろしいことに上家もピンフのテンパイだった。


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この時点で14pはアウト。

2pがくっついた幸せを振り返ってしみじみと感じた瞬間だった。


このように、麻雀は配牌よりツモが重要であり、
クソ配牌にこそ無限の可能性が潜んでいる、ということを今一度確認したい。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 21:15 | Comment(7) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

鳳凰卓初役満 記念役満集

苦節3ヶ月、ついに鳳凰卓で初役満が成就した。

数打ちゃいずれはあがれるのが役満だけに、
単なる節目でしかないが、
それでも祝福の銅鑼の音は格別で、
やっぱり役満あっての麻雀だなあということをしみじみと感じた。


今回はついでという感じで役満にまつわるエトセトラ。
あなたの役満がUPされてるかもしれないよ!



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南2局、40900点持ちトップ目で迎えた親番。

配牌はこう。東の鳴き所が肝だと考えている。


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中が重なり、マンズが好形に。

これでどこからでも仕掛けられる体勢になった。


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ざわ・・ざわ・・という感じのツモ。

ここで8mを切って決めるというのもありだが、
手広くここでドラの8sを放した。これを下家がチー。


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東をツモってどうするか?





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まあこれは四暗刻に受けてリーチだわな。

字牌が出やすい場況ではないが、
対応させた方が自分のあがり率は高まりそう。

ちなみに3・7(尖張牌)暗刻のイーペーコー形はトイツ場の可能性が高まるので、縦に受けるのが基本だ。


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ゴゴゴ ツモォ!



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こうして私の鳳凰卓初役満は成った。

二人飛ばして気持ちよす。



テンパイしてもあがるまでが大変なのが役満。

思い返せば、テンパイだけなら何度も辿り着いていたものだ。


case1
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オーラスダンラス目。

大チャンス手をもらったが、この8sを仕掛けてしまうと発の直撃条件となってしまうため、
この8sはスルーした。


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見よ!この震えるツモを。

ダブル役満のイーシャンテンとなった。


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この西をスルーできるほど私は器がでかくない。

字一色のテンパイに取った。


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渾身の字一色も親のピンフに蹴られ、終了。

そりゃあ字ばっかり持ってたら他は数ばっかりになるわなあ。

しかし、親が掴んだら止まらなかったのでは?とか考えると悔しい。



case2
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トップ目で迎えた東3局。

バラバラ配牌からチャンタ三色か国士を視野に4s第一打。


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親のポンの影響もあってかツモが噛み合い始める。

あっという間のイーシャンテン。


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ほどなくしてテンパイ。

9pが3枚切れなのがびみょ〜なところ。


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親の加カンが入って、4mツモったがどうするか?





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いや、これはヤバいと思いながら手が止まらなかった。

新ドラがモロ乗りで、痛恨の18000。

恥ずかしながらこの半荘、なんとラスまで落ちることになる。

リアルなら祝儀が大きいので押しの一手だが、
天鳳のような完全順位制では役満のメリットがたいして大きくない。

こういう場面で冷静な対処ができるかどうかというのは重要だろう。


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リーチならどうだったかなあ、と考える。

リーチなら親は加カンしづらかっただろうし、
上家の9pがわずかながら出た可能性はある。

ちなみに宣言牌はチートイツの可能性を匂わせて中切りが良さそう。
9pは3枚切れなので。



case3
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開局の南家。

上家から出た東をスルーし、


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上手く自風の南を重ねた。

スルースキル「ターツ不足のホンイツは字牌重なりを見る」だ。


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南に続いて東も暗刻になり、グフフと声が漏れるところ。

現状出あがりハネマン、ツモ倍満だ。


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4pツモってどうするか?





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危険度の高い47pを使い切り、山にいそうな1pを狙い撃つ算段で、3p切りとした。

トイツ系雀士は100%こう打つだろう、なあブラザー?


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はい、裏目(´・ω・`)


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挙句、カン6pの1000点に放銃だと…マジか…


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選択の場面。25pは山4、14pは山2だった。

こういう牌形の時は、5pや6pは固めて持たれているのが相場なのだが、
持たれていない場合は山にいるということだ。



このように悔しい思いをしながら紆余曲折を経て初役満に至ったわけだ。

4人で打てば役満の4分の3は自分以外。
ということで、今回はみなさんの役満を紹介していきたい



case4
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トップ目で迎えた南1局。


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!!??


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特上10000試合打って、地和はこの一度だけ。

天和には遭遇しなかった。

いやあ〜麻雀は席ですな。



case5
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親の大三元。

親は58mテンパイからの白ポンだった。


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しかし、親の配牌がこれ。

役満はツモと構想力が重要ということがわかる。



case6
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南2局、ラス目で迎えた親番。

9p出たが、さてどうしよう?





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ポンした。

少し遠いが、三色同刻が一番速そう。

私は結構三色同刻が好きみたいだ。


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役なしテンパイから9sポンして、9m限定のフリテンに。

トイトイへの渡りもある。


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と、思ったら下家がツモで、何と国士無双。

9sポンさせて、ツモあがるとか神懸かってる。

しかし、これを成就させたのは私のガチャ鳴きで、
くだらない鳴きが絡むと何かが起こって役満の出現率が上がる印象がある。



case7
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美しいメンホン四暗刻。

一見何の変哲もない。


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しかし、これには不可解な鳴きが絡んでいた。

なんと親は6p暗刻のテンパイから6pポン。そしてここから6mトイツ落とし。
さすがにこれはポンとカンを間違えた可能性が高い。

親はしれっとテンパイ復帰してるのも笑えるが、
不要な仕掛けで南家のツモを増やしているのが遠因だ。



case8
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5mを切ると対面が大ミンカン。

ドラがモロ乗りでこちらの手も完全に勝負手になった。


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そして何かは起こった。

銅鑼の音ともに開かれたのは下家のスッタンだった。

四暗刻は稀に見るけどスッタンはなかなかない。


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大ミンカンがなければ、MAX三暗刻止まりの下家の手。

不要な仕掛けは、不思議とこのように大物手成就の可能性を高める傾向にある。


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下家が8s単騎のままなら、私が放銃に回っていた。

振り返って肝を冷やした瞬間だ。



case9
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東3局の親番。

絶好の5pを引き込み、文句なくリーチ。

これはツモれそうな三暗刻だ。


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ところが、対面から追っかけが入る。


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一発ツモ!で開けてびっくり四暗刻。

うむうむ、完全にコーツ場だったか。親っかぶりが痛すぎる。


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私の待ちの白は牌山の見えないところに完全に死んでいるのに対し、
対面は2巡連続四暗刻ツモ。


うむうむ、格の差を感じるぜ。



case10
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下家の打4sに親がロン。

これは何やら高そうだが?


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こ、これは…


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特上でも見たことのない緑一色

鳳凰卓ではかなり珍しいのではないだろうか。


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配牌では種はなんと6枚しかない。

発ポンから怒涛のソーズ引きに至っている。


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最終手出しが5sで、通常は出ない4sだが、
直後の親の7sツモ切りで中引っかけになったこと、
さらには下家の手が勝負手だったことがこの手を成就させた。

レアな役満は相当な事情がぶつかり合わないと見られないのが通例だろう。


さあ、明日からも役満を狙うぞ!



ラベル:天鳳 役満
posted by はぐりん@ at 00:35 | Comment(6) | 役満 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

ラス目の親リーチには基本引く が、押し返す機を虎視眈々と窺う

天鳳において、ラス目の親リーチほど恐ろしいものはない。

うっかり放銃して親満と言われた日には即座に立場が入れ替わってしまうし、
かといって、好形の手を崩してベタオリばかりしていても、
愚形をツモられ裏1であっという間に肉薄されてしまう。


ドラ1程度のリーチでも裏が1枚乗るだけで子の満貫級となってしまう親の得点力というのは、
「ずるい」という言葉を用いたくなるぐらいの脅威であるが、
ましてや赤入り麻雀となるとなおさらであり、
ラス目の親リーチには基本、引きの姿勢で臨むべきだろう


しかし、自分は傷を負いたくないから、誰かあがってくれと南家がオリ、西家がオリ、北家がオリたらどうなってしまうか?
親は悠々と一人旅に出て、それこそリーチのかけ得という状況になってしまう。
これでは親の思うツボだ。
親はリーチをかけ続ける限り永遠に連荘は終わらないということになる。


これを避けるために重要なのは、
押し返すべき機を的確に見極める選球眼だ

・親リーチの河からある程度の打点を読んで安そうなら攻め返す
・親リーチの河から手なりなのか手作りしたのかを見極め、待ちが悪そうなら攻め返す
・自分の手の最終形があがれる待ちならば押し切る
自分の手の打点は重要ではなく、待ちの良さの方が大事
・自己犠牲的に玉砕覚悟で行く必要はなし
・焦らずに虎視眈々とその機を窺う
・子同士はできるだけ共闘する意識を持つことが望ましい
・自己都合だけだと局面が歪みやすい
・自然な形でアシストやサシコミすることも考える


親の手を読むという部分は困難なケースも多いが、
両面ターツ落としがあるかどうかなど、手作りした河かどうかはある程度わかる。
リーチ時の間や勢いなどから待ちの良し悪しがなんとなくわかるケースもある。

子がオリに傾きすぎると、本来かわしていたはずの手が成立しなくなることが往々にしてあるので、
子が攻め返すのは複数者いるのが理想で、
このへんはお互いの呼吸で判断したい


強者になればなるほど、その辺の呼吸、勝負所の見極めが自然にできているような気がする。


それでは、ラス目の親リーチに対する押し引き、
どこを勝負所とするのかの見極めを実戦例から見ていこう。



0本場
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南3局、33600点持ちトップ目の南家。
上位三者は三つ巴、上家の親が7900点持ちのダンラス目

この親を流すことさえできればラス回避は現実的になる。


嬉しい4mが埋まって、タンピンイーペー赤ドラのテンパイが入る。

2sは直前に枯れてはいるが、ソーズはわりと場に安くチャンスだ。


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しかし、直後に親からリーチが入る。

一発目に8mをツモったが、さてどうしよう?





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この親リーチには絶対に打てない。4mを抜いた。

脂っこい中張牌が先に切られて、1sのトイツ落としが入ってからの、
24mターツ落とし。

これがいわゆる手作りの痕跡がある河だ。

こういうリーチに放銃したら致命傷となることを覚悟しなければならない。
なので、自分の手がどうこうというのは関係ないのだ。


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赤5mをポンして、テンパイ復帰。

周りを見ても完全にベタオリ模様だ。


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しかし、最後に2pを持ってきてここでヤメ。

赤5sを抜いてオリた。


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親の一人テンパイで流局。

何と親の手はイーペーコー出来合いのメンホンだった。

私の手は全部押していればツモあがりがあったが、
一発目に掴んだ8mは親の入り目だった。

この河に怖さを感じられるかどうかというのが本局のポイントだろう。



1本場
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次局、1本場。

配牌はそれほどでもなかったが、白が暗刻になり、かわし手としては十分な手となった。

ところが親リーチが入った直後に、こちらもテンパイ。

さて、どうしよう?





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テンパイを取らずに8pを切って回った。

ピンズの無スジはリーチ一発目には勝負できない。

このタイミングでピンズが余るというのは勝負のタイミングとしてはかなり微妙で、
ここは勝負所ではないと判断できる。


例えば、これがチーテンに取れる牌が出てきて、一発が消せるとかなら、まだ押しの要素はある。
(それでもピンズは勝負したくないが)


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結局、親がカン4pをツモ。裏1で2000オールとなった。

ピンズが待ちになっているので、引きの判断はピントが合っていると言える。

少しずつ差を詰められてはいるが、焦らずにじっくりと構えたい。



2本場
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次局、2本場。

ピンフイーシャンテンのところ、早目の親リーチが入る。

さて、何を切る?





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ここは粘らずにベタオリとした。

理由は、北家の仕掛けが入れた親リーチというところだ。

2フーロで受けが効かない北家と親リーチの一騎討ちが想定されるので、
こちらはとことん静観の構えを取る。

ベタオリで結果を見守るところだ。


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結局、親の一人テンパイで流局。

私の手はテンパイ復帰にこぎつけそうだったが、最後まで8sにくっつかなかった。

親の2pはいい待ちで、北家から飛び出してもおかしくはなかった。



3本場
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次局、3本場。

親もかなり盛り返して点差が縮まっている。

完全に主導権は親のものとなっている。
次の一発を決められたら完全にわからなくなってしまう。

畳み掛けるように親リーチが入った。

自分の手は攻め返せる手ではない、ここでは引きを意識している。


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ところが、次巡に赤5pを引き込む。

これは少し攻め返す気が湧いてくるツモだ。


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直後に親から3sが出たが、さてどうしよう?





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これをチーして3m勝負とした。

赤5pツモから直後の3s。

牌が攻め返せと囁いている一連の流れだ。


親はドラ切りもあり、これは手なりの河。

自分に赤やドラもあり、攻め返すべき機は本局にあると判断した。


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これに北家も呼応し、西家の合わせた3sをチーして4mを勝負してきた。


私に対しても危険度が高い4mを勝負してくるということは、
北家も本局を親流しの勝負局と判断したということだ。

これが勝負の呼吸、ここは変に日和らず、北家と2人で親を流しに行く。


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宣言牌またぎの2p、無スジの9sと押していく。

25mはそろそろあがれそうなんだがなあ。


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結局、北家が親から4sを召し取り、2000のあがり。

ついに親を流すことに成功した。

親はリーチのみのカン7pだった。

手なりの河と手作りの河にははっきりと差があることが特に0本場と見比べればわかるだろう。


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私の仕掛け、さらに北家の仕掛けによって、
親がツモるはずだった7pを3着目に流していた。


勝負所の見極めが的確な仕掛けはこのような好結果を呼び込みやすい。

私と北家の呼吸が合った一局だったと言える。

このように、子同士の連携・連帯感を持った捌きは親の連荘を阻止する可能性を高める。


面白いことに、勝負局かどうかの判断は、
親リーチ時に自分がテンパイしているかどうかは関係ない、ということがわかる。

あくまで親リーチの雰囲気や、テンパイまでの流れで考えていくのが効果的だろう。


次局は2900でトップを捲り切ることに成功した。



ラベル:天鳳 戦略
posted by はぐりん@ at 12:28 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

ブクブク形手牌からの仕掛け判断

自分の手が中張牌でブクブクになっている時、
タンヤオでどこから仕掛け始めるかというのは、
判断が難しいことが多い。


ポンテン、チーテンなら取ることが損になることは少ないが、
リャンシャンテンからの仕掛け(鳴いてイーシャンテンになる仕掛け)は、
うっかり他家の好ツモを誘発してリーチと来られた瞬間、
自分の手は受けが効きにくい上、
イーシャンテンでは開き直ってゼンツという選択を取りにくいからだ



イーシャンテンから渋々押して放銃すること、
またはイーシャンテンから中途半端にオリて放銃すること、
いずれも大きな悔いが残ることは間違いない。


自分の手の高さにもよるが、
ブクブク形からの仕掛けは繊細な捌きが必要となる。


今回は実戦例から、
ブクブク形の手牌をもらった際、
あなただったらどのタイミングで仕掛けるか、
そしてその結果がどのように働くのかを見ていきたいと思う。



前提1
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東3局、22600点持ち3着目の北家。

現状下家の親がトップ目で、下3者は僅差となっている。

ピンフ形で受けが広いのは、打6pだが、ここでは3p切りとした。

牌が縦寄りになっているのでトイツ手の可能性も見ての打3pだ。



前提2
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捨て牌がかなり被っている。
同種のスジ牌が目立って切られているのがわかる。

つまり、トイツ場傾向が強い。

5p4枚見えにつき、4pは山に濃いと読んでいる。



ここまでが、本局の場況の前提だ。
ここから、どの牌を仕掛けるかの具体的設問に入るので、
あなた自身の感覚を確認してほしい。


Q1
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対面から出た5s、ポンする?





Q2
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上家から出た5s、ポンする?





Q3
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対面から出た3m、ポンする?





Q4
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上家から出た3m、ポンする?





いずれも鳴いてイーシャンテンになる仕掛け。

この仕掛けの中にはどこかに必ずあがりや流局テンパイが潜んでいるはずだ。

実際は仕掛けでどのような展開が生まれるのか、答えを見ていきたい。



Answer1
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正解はスルー:仕掛けると対面にテンパイが入る


トイツ場傾向の場況の時は、ポンから入るのは決して悪くない。

赤赤につき何も考えずに仕掛ける手はあるが、
ここでスルーした理由は、マンズのリャンカンが急所すぎて埋まる気がしなかったことと、
北家ということも考えると親のツモが増える鳴きは控えたかったから
だ。


5sポンから入ると一手進むのは間違いないが、
ポン後の縦重なりが直接的な受け入れの広さにつながらないのに対し、
スルー後の縦重なりはチートイイーシャンテンになる非常に嬉しい受け入れとなる


スルーによってマンズは46mだけでなく、357mも嬉しいツモとなるわけだ。

ここでは7mが山にいると見て5mの方を切った。


ポンしていると、南家に3mが入り、チートイツテンパイ。
ドラの東か絶好の南かいずれにせよリーチが入っただろう。
そうなると、非常に難しい捌きを迫られたことになる。



Answer2
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正解はポン:仕掛けることによって自分にあがり目があった

ポイントは、3mが重なった後の5sということ。

5sポンによって、7sの機能が低下し、出やすくなることも考えられる。
トイツ場を加味すると、ポン材は鳴きやすいことが想定される。
しかも、下りポンにつき親のツモが増えない。

4pが悪くない場況と読んでいるなら、
最終形が47pになる仕掛けはありだろう。

この5sをポンしていれば、
ドラドライーシャンテンの上家から7sは止まらず、
47p待ちのテンパイが入る。

上家に流れる7pが出れば3900、
上家が7pを止めれば、私の一人テンパイ、もしくは上家以外の三人テンパイとなっていた可能性が高い。




Answer3
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正解はスルー:仕掛けると対面にテンパイが入る

5sをスルーしてのここでの3mポンは、
どちらかというと形テンを焦った鳴きという印象が強い。

ここで仕掛けるくらいなら、先ほどの5sから仕掛けるべきで、
こういう優柔不断な仕掛けは大抵の場合、自分より他家に有利に働くと考えていいだろう。



ポンした場合は対面に6sが入ってのチートイテンパイ。
ポン後の打牌は5sが2枚切れている都合上、形テンも視野に5sを切る可能性が高く、
対面の7sをポンしてテンパイする展開にはならないだろう。

トイツ系の捌きを中途半端にしてもいい結果には結びつかないということがわかる。



Answer4
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正解はスルー:仕掛けると上家に海底が回ってテンパイが入る

この3mをポンすることによってテンパイの受け入れがかなり広がるため、
仕掛けるという選択肢は確かにあるだろう。

天鳳ならば仕掛けた方が有利ということは考えられる。


私の感覚としては、ここではテンパイになる牌だけ仕掛けるというのが、ここまでの捌きからは一貫性がある気がする。


3mをポンしていると、自分にテンパイは入らない上、
上家に海底の2sを回して、テンパイを入れさせてしまうことになる。



結果
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全スルーの結果は全員ノーテンで流局。

難しい捌きを誰も正解できなかったわけだが、
私自身の感触は悪くない全員ノーテンだ

ちなみに、この半荘は3着終了だった。


牌山公開での検証は、結果論に過ぎない部分も大きいが、
本局の仕掛け判断は、私の感覚とマッチしていて納得感が強い結果が導かれていると思う。


自分の好結果に結びつく仕掛けというのは、
場況に合った仕掛けということであり、
このようにブクブク形からの仕掛けは特に繊細さが必要という点、
そしてタイミングの合った仕掛けは結果を伴いやすいという点、

たった一局だが示唆に富んでいるのではなかろうか。



おまけ
36055.jpg

ワン牌が神経衰弱のようになっている。

見事にトイツとスジで構成されたワン牌を一目見ただけで本局がトイツ場と認識できる。
なぜだかわからんがこういう傾向がある。

そして、最初の5sをポンしていると、対面の南単騎リーチには裏裏の含みがあった。



ラベル:天鳳 鳴き
posted by はぐりん@ at 22:03 | Comment(7) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする