
鳳凰卓でチートイドラ単騎待ちリーチをツモアガった。
なんと、驚くなかれ1774試合目にして初めてのことである。
(ダマでは何度もある)
チートイツは役ありという性質上、ドラ待ちならダマに構えやすく、
例えばメンホンなどが重複している場合は、リーチの必要性が低い。
さらに鳳凰卓ではリーチにドラはなかなか出にくいため、
どちらかというとダマに構えることの方が多いというのが原因としてはあるだろう。
とはいえ、である。
私のアガリ率が20.37%。
そのうちチートイツの割合が3.86%。
チートイツのアガリに占めるツモアガリの割合を少なく見積もって25%、
さらにドラ単騎待ちリーチの割合を10回に1回として計算してみると、
5×26×4×10=5200局に1回
1半荘平均10局とすると、520試合に1回アガれる計算になる。
これだけ厳しい前提条件を付与しても、確率分母の約3.4倍ハマりということになった。
計算し直したら誤差の範疇で収まったが、
まずまずレアな現象と言えるのではないだろうか。
このツモアガリを契機に、憑き物が落ちたかのようにツキ始めた。
一時期ポイントも1000ptを割っていたが、九段原点以上まで返り咲いた。
今回はそのチートイツの一局と、
役満が絡んだ局をピックアップしてみた。
case1

配牌。トイツは2組しかない。1p切り。

牌がタテに寄ってあっという間のイーシャンテン。
さて、何を切る?

こういう場面で8sを残すか7sを残すかは結構悩ましい。
8sの方が確実に山にいそうなんだけど、1枚切れてる、みたいな。
最近は場に切れている牌を積極的に切るようにしている。
7sも強さとしてはさほど変わりないしね。

んでこのツモ。
役役トイツなだけに、暗刻が一組できると一気にトイトイに傾く。
何が出てもポンするつもり。

残した7sがズバッと重なり即リーチ。
このドラ単騎リーチは対面が仕掛けた直後からはっきりと構想を描いていた。

親リーチが入るも、直後にツモって3000・6000。
これにて私のリミッターは解除された。
case2

配牌。何の変哲もない手だが一応チートイツリャンシャンテン。

たった3巡で三暗刻の完成。
いやいや、これはスッタンまで見るでしょう。ダマテン。

どうするか?

当然こうするわな。

親リーチが入るも、競り勝ってツモ。
ラス争いから一気にトップごぼう抜き。この半荘はそのままトップだった。

結果的には36pを先にツモるわけだが、
36pは山に2枚しかないのに対し、5p東は全山。
いかにもコーツ場を体現するようなシャンポンの強さとなっていた。
意外とツモるのに時間がかかったなあという印象。
case3

case2の次の次の次の半荘。見よ、この配牌を!
11種11牌なんて生まれて初めてだべ。

3巡目にして重なりのないイーシャンテンに。
懸念すべきはすでに東が3枚切れになっていること。
出枯れる前に早くテンパってくれ…

テンパった。さて、どうしよう?

リーチした。
3着目とラスが競っているので親リーチには向かって来づらい。
東が深かったらそれまでなので、リーチで時間を稼ぐ。
メンツ手なら69p待ち、みたいな河になってるのもいい。

目論見どおり、3着目の仕掛けは合わせ打ちでオリ模様。
しめしめという感じ。

誰が掴むかなあと思っていたら、ひょっこりツモ。16000オール。
これほど東をいとおしく感じた瞬間は今までない。
リーチ国士をあがったのは実は二度目で、特上時代に1回経験済みだ。
やはり今回と同じように3枚切れでリーチして、その時は無駄に一発ツモだった。
case4

これはちょっと前の半荘。
カンツが一組あって、マンズのホンイツが狙える配牌。

ズガズガッとツモが伸びて、こんな感じに。
さて、どうしよう?

これはメンホンチートイがあるので、カンしない。

対面から北が出た。さてどうしよう?

ええっ!?スルー??なんでやねん!!と思った方、正解。
私自身、唖然としたのだが、なんと鳴き無しのランプが点灯していた。
最近やたらマウスのクリックが軽いなあと思っていたらこんなところに弊害があったか(言い訳)。
私は頻繁に鳴き無しを操作するので、しばしばこういうミスがある。

茫然としたまま、上家リーチの危険牌を掴む。
さて、どうしよう?

チートイツで粘るにしても4mは押せない。
ここはミスを反省して、撤退することに決めた。
ギリギリのところで冷静さが残っていたことがわかる。

しれっと押してた親が下家から7700のアガリ。

北を鳴いていたらどうなったかというと、
ほどなくして西を暗刻にし、対面から南で小四喜をアガっていた可能性が高い。
これでラスだったら立ち直れないところだが、
次局、次々局と手が入り、2着で終えることに成功した。
助かった対面がトップだったのは当然の因果と言えるだろう。
考えて見れば、リアル麻雀なら逆にポンし忘れるということはないわけで、
ネット麻雀だからこそ起こりうるミスなんだなあ、と思った。
せっかくのツキを自ら不意にしないように、今後は気をつけなければと思った。
鳴き無し解除し忘れのミスについてはたびたびやらかしているので、そのうちまとめて記事にしようと思う。