2018年11月25日

トップラス戦争勃発

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トップラスのみで11連続、つい先日のことだ。


うちわけは、トップ5回、ラス6回と負け越し(ノω・、) ウゥ・・

これがフリーだったらこの成績でもおそらくプラスか、悪くてもトントンぐらいの収支だろう。

しかし、天鳳となると、当然のことながら大惨敗となる。


興味本位でRとptの変動を調べてみたところ、
開始時R2176→11半荘終了後R2169となり、Rは見事に1ラス分程度に収まっている。

それに対してptは、
5トップ=90×5=450 6ラス(八段配分)=−150×6=−900
八段配分で−450という結果となった。


鳳南では、トップのptがわりと大きいため、致命傷レベルのマイナスとはならなかったが、
例えばこれが特南とか東風戦だと感覚よりもダメージは大きいはずだ。


それにしても、見た目Rがそれほど変わっていないにも関わらず、
500ptレベルのポイントが減るというのは、
天鳳の段位制において、見た目Rからpt状況を推測することがいかに難しいかということがわかる。


経験上、3位を量産している時は、段位より見た目Rが悪くなり、
トップを量産している時は、段位より見た目Rが良くなるという傾向がある。

なので、見た目Rというのは直近の打ち手の勢いを表しているともいえ、
劇的にRが伸びている人は確かに打ち筋にキレ味がある。

また、長期的には打ち手の順位分布がどうなっているかで、Rとptの相関をある程度把握できそうだ。
例えば、3位の多い守備型雀士は、段位平均Rよりも低めに推移する可能性が高い、など。


さて、トップラス11連続というのは2の11乗で確率的には2048分の1となかなかレアな現象だ。

ラスはともかくとして、
トップの方は自分の腕だけでは何ともならない部分もあり、
展開や運の後押しがないと難しいため、狙ってもできないということは言える。

トップラスの荒波の中にいても、意外と自身は冷静で、
むしろその良い波悪い波の起伏がちょうどいい刺激になり、適度に楽しかった。

何もできずに3着ばかり、よりはドラマのある連続ラスの方が麻雀は楽しかったりもする。


さて、いつもどおり、半荘のポイントとなる局面を振り返ってみたい。



1戦目 ラス
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南2局、19900点持ち3着目の北家。

ラス目の南家が、唐突にツモ切りリーチを敢行してきた。


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出た〜、1巡回して一発ツモ!やられると一番堪えるやつね…

しかもまさかのチートイツ。

親に切れないと踏んだのだろうか、見事に親の待ちもカン3pだった。

親が一発で切ってる7pもなかなかの牌だで。


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ラス争いの直対相手にこれをやられては、ラスになるのもやむなしか。



2戦目 ラス
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開局の北家。

789の三色がはっきり見える手牌。

ドラが重なっての純チャン三色がベストだが、ピンズの一通なども見える。


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まったく有効牌を引かずにツモ切りが続く。

浮いているドラの処遇もそろそろ考えなければならないところ。


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南をツモ切ると対面の南家がポン。


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その仕掛けによって急所の3pが入って、こちらも一通のテンパイ。

対面の手出しは2sだが、さてどうしよう?





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リーチを敢行すると、これが刺さる。12000。

予想外に染まっていたが、ロンと言われた時点で8000からなのでさほど変わらない。

私の場合はしばしばドラの見切りが遅く、それによって致命傷を打つことがある。

覚悟のない先切りより、覚悟の引っ張りの方が優っているのは間違いないが、
ロンと言われた際のダメージははかりしれないのがドラだ。


ロンの一歩手前で見切る技術というのも会得していかなければならない。

本局はツモ切りがかなり続いて雰囲気が悪かっただけに、なおさら注意を払う必要があった。


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次局。

下家が自風の北を加カンした後、親リーチが入る。

こちらもチャンス手が入っており、一発目はひとまず現物の8p切り。


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タンヤオに振り替わり、3sが通ったため、テンパイで6s勝負を考えていたところ、まさかの7p縦引きテンパイ。

さて、どうしよう?





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せいやっ!と勝負するももちろん通らず(笑)

8000と裏1で7700。箱下遥か彼方までぶっ飛び終了。

場況的にさすがにこの5sは危険度が高すぎた。

タンヤオに振り替わったので、赤放出でも打点的には十分というのがあった。

放銃は覚悟だが、8000ぐらい打ったとしても点棒はまだ残るので飛びまでは想定になかった。


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放銃の正誤がどうなのか、迷った時は、ツモ山をめくってみることだ。

放銃がなければ2巡後に8mをツモって2000・4000となっている。

これは自身にツモアガリがあったということであり選択を正当化できる大きな要素となる。

ロンアガリでもいいが、ツモアガリの方がより好材料と私は認識している。

自身のアガリのピントがどうなのか、それの答え合わせをするのである。

私はこうしていつも自分を慰めている。



3戦目 トップ
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南1局、僅差のトップ目の親番。

自風暗刻の先制リーチを放つと、下家がカン8mでチー。


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直後に出てきたのは、食った8m。

下家の仕掛けは一発消しの可能性大だ。

これによってどうなるかを注視する。


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結果はツモって裏なしの2000オール。

一発消しとはっきりわかる食いだけに、この結果は大きいとみる。


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下家は出来メンツからのチーだった。

チーがなければアガリ自体がないだけに、これは大きい動きとなった。

最近はネット麻雀でもこういうあからさまな一発消しはあまり見なくなった気がする。


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南2局、やはり僅差のトップ目の北家。

上家に手役不明の仕掛けが入る。


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チートイツのテンパイとなったが、さてどうしよう?





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中単騎でリーチとした。

上家は中バックの可能性が高いとみての狙い撃ち。

鳳凰卓ではこういうリーチにもなかなか放銃してくれない上に、
例えば中暗刻のドラドラのような超本手の場合は自身が逆にピンチに立たされるため、
このリーチ判断は通常慎重さが求められる。


上家の雀風が仕掛けを多用してオリるタイプだったためリーチに踏み切った。
あとは、親が仕掛けているというのもプレッシャーになると考えた。


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結果は狙い通りにトイツ落とししてくれ、一発で6400を奪取。

上家は3900テンパイということもあり、通常はツッパる覚悟だっただろうが、
たまたま一発目に赤5pを掴んだため、回る判断となったようだ。

さらに、私に対する安全牌がなかったという偶然も重なった。

この半荘は他家の動きが私をトップへ押し上げてくれた半荘だった。



4戦目 ラス
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南3局、9600点持ちラス目の北家。

14400点持ち3着目の親からリーチが入って一発目。

こちらの手もイーシャンテンになったが、さてどうしよう?





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反撃する絶好のチャンスとばかりに4sを切るもこれが一発でアウト。裏1が痛い7700。

通常は裏スジの25sの方が危険度が高い切り順。

この河で4sが当たりだと赤5s絡みを考えるが、黒5sだった。


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下家はこの形からの6s切りだった。

3着目なので無理しない構えにしつつ、噛み合ったら行こうということか。

スリムな先切りは上手くハマった時にこのような破壊力を発揮する。



5戦目 ラス
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南1局、3着目の親番。

上家がオタ風の東ポン仕掛け。

こちらは発をツモって、緑が9枚。オールグリーンも意識するところ。


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赤5pをツモってどうするか?





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緑一色ヤメヤメ、と発を切るとこれがまんまと当たり、7700。


ポンされるのは覚悟だったが、このタイミングでロンと言われるとは思わなかった。


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ここからのポンで南西から切っているということは、ホンイツよりもバックの3900主眼だったということ。

なかなか捌きが難しそうにも見えるが、ツモが噛み合えばあっという間に満貫級にもなりえる。

上家は打点が読めないため、発を絞ることが自分の得にはそれほどならなそうなのが難しい。



6戦目 トップ
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開局の西家。

絶好の赤5pが入って、即リーチに踏み切る。


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親の追っかけが入って戦々恐々。

一発目の3sに下家のチーが入る。


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結論から言うと、このチーにより下家が当たり牌の発を食い取ってくれた。

下家様様だ。


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そして逆に親に流れた4sロンで、裏は8sの3900。

動きがなければ私が7700の放銃となっていたわけで、この損得はでかい。

最終的にはこの3900+リーチ棒の分だけ私がトップになれた。

逆に言うとここで放銃していたらラスになっていた可能性も十分にあった。

このような作用ひとつでトップとラスが変わる、麻雀とはそういうゲームなのである。



7戦目 ラス
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南2局、15100点持ちラス目の北家。

3着目の対面とはわずか600点差だ。

自風のドラがトイツのチャンス手をもらっている。

2sをツモ切るとホンイツ模様の上家がポン。


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そして出てきた北をすかさずポン。

さて、どう受けるか?





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赤を切ると、チンイツにぶっ刺さる。完全ラス牌の赤献上で12000。

対面が58sを連打していて、258sの受けがあったらどれかは鳴いているはず。

そこにきての2sポンなので、5s受けはないかと思いきや…


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この時点では鳴けなかったのだ(当然だが)。

この後上家には4sが舞い込み、堂々と残り1枚のカン5sに受けたわけだ。

たったひとつの手出しで盲点の待ちが出来上がる怖さがここにある。

8sが良さそうなので5s先切りすることも考えたが、
さすがにカン6s引きの裏目が怖くてできなかった。

その8sはまだ山に3枚も眠っていた。



8戦目 トップ
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東1局2本場、20800点持ち同点ラス目の北家。

三者がそれぞれファン牌を仕掛けているところ、かなり切りにくいドラまたぎの7pを持ってきた。

さて、何を切る?





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9s切りとした。

9sも通っているわけではないが、特に親には7pは切りにくい。

ロンと言われずともチーと言われてもかなりやりづらい状況となりそう。

というわけで、自重した。


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ほどなくして、7pが通った同巡にこの夢のようなツモ。

夢見心地でリーチと行ったが、7pを通す価値のあるツモといえば、この7sぐらいのものだろう。

受け気味に構えるにせよ、このような偶然が重なることもあるため、攻め返す価値のある手組みを常に見るということが重要だとわかる。


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上家から出て、7700ゲット。

この勢いのまま半荘を押し切った。



9戦目 トップ
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南2局、32500点持ち僅差の2着目の北家。

親の切った南に西家がやや迷いながらポンを入れてきた


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直後のツモがドラで、確かな感触を得る。


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ほどなく6mをツモってテンパイ。

待ちはドラ表示牌のカン2pと微妙だが、さてどうしよう?





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当然の即リーチだ。

ポイントは3つある。

@上家のポンがノータイムではなかったので、上家の仕掛けをケアする必要はない。

A南を切り出したのが私ではなく、親であること。ファン牌は先に鳴かせた方が不利を被ることが多く、最後まで絞った方に有利に働きやすい。
なぜかというと、ポンをさせるのは必然ではないが、利用価値のないポンカスを切るのは必然だからだ。
麻雀はこの原理原則で有利不利を判断することが可能となる。

B上家のポンで自身のツモが増えてのテンパイ
ツモが増えること自体が有利になるのに、好ツモで手が整ったとなればなおさらだ。


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ほどなくツモって、2000・3900。

これは経験則から愚形だが自信があった。

70%ぐらいはアガれると思っていた。最近では大体何%ぐらい、というのを考えながら打っている。


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上家のポンは、雀頭のなくなるポンで、打点もなかった。

想定通りといった感じだが、最終形はツモが効いて上家も見事に満貫手になっていた。


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同半荘オーラス。トップ目で迎えた南家。

好配牌から超好形イーシャンテン。

も、親リーチが入って一発目に3sをツモる。

親の宣言牌が2sだが、さてどうしよう?





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これは結構迷ったが、4pを抜いた。

ドラが1sでなければ3s切りも十分にあるが、さすがに6s切ってる2s手出しはペン3sの危険度が高すぎる。

安全牌が4p1枚だけ、なおかつ、これだけの好形イーシャンテンということで、今後の方針をどうするか悩ましい局面ではなかろうか。

テンパイとイーシャンテンの差を重視して、ここで撤退とした。


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結果は、親の一人テンパイで流局。

予想とは違う形だったが、3sは当たりだった。


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親はツモり三暗刻で一撃狙いのシャンポン受けだった。

ドラ受けもあるのでかなり判断は難しそうだが、ここはノータイムだった。

なんにせよ、3sの危険度が高いということは再認識できた。

この後凌ぎ切って、トップ終了。



10戦目 ラス
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オーラス15400点持ち3着目の親番。

ラス目の上家とは1200点差で、ノーテンも許されないひりついた局面。

テンパイを逃さないように、しっかりと手を組んでいく。


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10巡目にテンパイしたが、ダマが効かないペン7m。

さて、どうするか?





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これはかなり意見が分かれるのではないだろうか?

私はテンパイ取らずの再構築とした。

理由は、リーチ棒を出した際の点棒状況と待ちの弱さにある。

私がリーチ棒を出した瞬間、上家とは200点差となってしまい、他家がツモといった瞬間私はラス落ちが確定してしまう。

しかし、リーチをかけなければ他家のツモは1000・2000まで許される。

私の待ちが強ければ場をロックすることには意味があるが、ペン7mでは脇を降ろすことでラス目との直対になりやすい。

鳳凰卓ではリーチをすり抜けてツモと言われること自体も決して珍しくない。

そこで、対面の河を見てほしい。

いかにもそろそろアガりますよ、という表情をしていないだろうか?

幸いトップ目と2着目はそこそこ差があり二者は喜んで現状維持するだろう。

つまり、むしろ脇に伸び伸びと打たせるためにリーチを打たない。

それならば役なしテンパイに取ることには意味がなく、組み替える方がラス回避のためには優っていると考えたからだ。

仮に序盤にマンズの上が見えているなど、7mが山にいることがはっきりしている場合はリーチを打つ可能性が高い。

身を委ねるには弱すぎる7mに見えた。


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次巡、満を持してラス目からリーチが入る。これは河からも想定内だ。

ひとつ誤算があったとすればこの宣言牌が7mだったということだ。

即リーチを打っていれば捕らえられていただけに、やっちまった感が強い。


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そしてこちらも想定通りに、ピンフのテンパイが入る。

どちらかというと急所の58sツモで69sは絶好に見える。

前述の理由から、ここでもダマ。


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そしてその時は来た。上家がツモって500・1000で終了。

アガリ逃しの因果は深いものがあった。


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悔しいことに、私の次ツモにはちょこんと9sがいた。

お互い残り山に3枚ずつだったが、明暗が分かれた。


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件の局面。

7mは残り山に1枚、そして対面はピンフのイーシャンテン。

状況が概ね私の判断材料と一致している。

なので、私はこの選択に後悔はない。



11戦目 トップ
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南1局、21900点持ち2着目の北家。

8900点持ちラス目の親が明らかにソーズホンイツの仕掛けを入れている。

こちらも赤3テンパイだが、ダマが効かない。

さて、どうしよう?





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これは結構微妙だと思いながらリーチした。

リアルなら鉄リーチだが、天鳳だとどうなのかという局面。

ピンズが強いとはいえ、3着目の上家が仕掛けてかわしに来ている状況。

んで重要なのが、上家の河にソーズがバンバン切られていて、親は材料に泣いている可能性が高いということ。

私の余る4sは親の急所でもあり、ここを切り出すのは敵に塩を送るようなもの。

テンパイまで行くと勝敗は五分だ。


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見た目にも危険すぎる5sを掴んで死を覚悟したが、奇跡的にこれが通る。


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結果的にダントツの南家から4pが出て、8000となった。

サシコミ気味の打牌かと思いきや、たまたま安全牌がなく、ピンズに手がかかったようだ。

この直撃が何気に大きく、上家も再浮上して二転三転。

ラス親で私が連荘して最終的にはトップを捲り切った。


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南家の放銃がなければ、私が先に中を掴んで5800の放銃となっていた。

なんとなく感じていた危惧は現実味を帯びていた。

私が4sを切らなければ、親はテンパイすることもなく、上家の当たり牌である東を掴んで万事休す、となるはずだった。

赤3に浮かれて勝負所を見誤ることで一転、ラス争いを余儀なくされるところだった。

南1ならまだしもだが、仮にこれが南3だったなら、リーチは緩手と言われても仕方ないところだろう。



12戦目 おまけ
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オーラス37000点持ちトップ目の西家。

2着目の下家とは1900点差の接戦となっている。

アガれば勝ちだが、ここから何を切るか?





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この形の基本は、大抵の場合孤立の3s切りだ。

マンズやピンズの厚みを生かすことで、テンパイチャンスが広く、好形にもなりやすい。

迷った時は連続形を重視しておけば間違いない。

ただ、この場合はちょっと事情が違って123の三色がある。

さらに14pがやや薄く、マンズの先引きがあまり嬉しくない。

1s引きでも役ありテンパイになる4m切りがちょっとおしゃれな打牌な気がする。


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んで、見事に裏目ってしまった。

単純形の受け入れは複合形に比べて最終形に枚数的な強みがあるので、それが魅力だろう。


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結果、2着目に7700をアガられ、トップを捲られてしまった。

きっちりアガっていればこの半荘トップ、次戦はラスだったので少し惜しいことをした。


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3p5pも非常に近くにいて、紙一重だったことがわかる。

やはり14pが山に薄い分だけ、3s残しの価値は高まりそうだ。



ラベル:天鳳 記録
posted by はぐりん@ at 23:52 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月18日

八段降段 風邪は癒えるも不調は癒えず

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八段降段した。

どれだけ適当に打ってもこれより悪い成績を出すのは難しいのではなかろうか。


今月の打荘数が少ないのは、先月末に風邪を引いてしまい、その治療に専念していたからだ。

体調不良でドツボにはまったらあっという間にポイントなど溶ける。

「不調ウイルスは治療するより予防する」の観点から自制したつもりだった。

2週間ほどでほぼ完治を見て、リフレッシュして臨んだわけだが、なぜこのようなことに?



風邪だと思っていた細菌は実は不調ウイルスだったのか。

リアルの不調連動ウイルスに同時感染していたのか。

ひとつ言えることは、不調というのはある日突然音もなく訪れ、誰にも予測することはできないということである。



しかし、九段配分でこの程度の不調でもあっという間に降段するというのは我ながら驚いた。

メンタルは充足しているのでさほどのショックはなかったが、きれいに溶けたなあという感じ。

逆に言うと、長期で十段をキープしている方などは、腕前はもちろんだとしても、ある程度の運気が持続していないと無理なのでは?と思ってしまった。



さて、私はどのようにしてこのようなひどい成績を叩き出したのだろうか。

今回は仕掛けが色々と結果に作用することが多かった。

そのへんも含めて、半荘のターニングポイントとなった局を見ていきたいと思う。



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不調のきっかけと言われると、なんとなく思い当たる節があるものだ。

この半荘がまさにそれ。

南3局、36100点持ちトップ目で迎えた北家。

ラス目の親に手役不明のカン2sチーが入る。

私の手は、いただきましたといわんばかりの好形イーシャンテン。


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対面に仕掛けが入り、親に目立った動きはない。

上家から8pが出たが、さてこれを鳴く?





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スルーした(ラグあり)。

これは仕掛ける手も十分にあるというか、仕掛ける方が普通だろう。

かわしを見るならたった今通った36pは狙い目だし、3枚目の8pはやや急所でもある。

ただ、私の持論として、トップ目だからこそ安易な仕掛けは控える、というものがある。

目先のテンパイに捉われた仕掛けによって今までどれだけの後悔を重ねてきたことか。

これぐらいの好形が入っているならば、焦らなくともアガリに寄ったツモが来るはずだ。


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ほどなく、マンズの方にくっついてカン4mのテンパイに。

自然に7pを切り出す。


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親が発を暗カンし、正体を現してきた。

直後に8mをツモって、さてどうしよう?





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これをツモ切ると、赤ドラ含みにアウト。暗カン効果で12000。

親はホンイツも匂う河で、36s47sのケアは考えていた。

36mのスジも自然にケアできるが、この8mは自身がテンパイだけになかなか止まりづらい。

親の河的にはテンパイかどうかも微妙なところ。

発カンで姿を見せたので慎重に対処するというのは確かにありそうだが、ケアする手順も難しい。


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上家の8pを食っていると、この時点で5mが当たりだった。

この段階では5800止まりだったが。


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親の2sチーはこの形から。

かなり整った配牌からの仕掛けで、河の強さがアガリを後押しした。


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安易な仕掛けをせずに、5mを使い切ったことは自分の中では収穫だったが、
さらなる8mツモという難題が待っていた。

私はこの放銃が間違いだとは思わないが、
8pチーしての5m放銃なら5800で済んだということもあり、
そちらが正解という考え方もあるだろう。



case2
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case1の次局。

トップ目から親満放銃で3着転落。見事に平たい点棒状況となった。

マンズのホンイツなども視野に、7pを切ると上家がポン。

仕掛けが入ったのを見てか、親がツモ切りリーチを敢行してきた。


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こちらもイーシャンテンとなったところ、発を持ってきた。

さて、どうしよう?





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ツモ切ると、これがアウト。チートイドラドラで12000。

親はツモ切りリーチなので、通常発待ちなら即リーチしている可能性が高い。

仕掛けが入っての足止めリーチ、赤1クラスの愚形の線が濃いと思っていた。

ダマでも高打点だが、仕掛けが入ったのでリーチで被せる、というパターンだった。

現物は1m1枚のみなので、攻め返しも視野にイーシャンテンをキープした。

上家の仕掛けで入ったテンパイなので、通常私は無理をする必要はないのだが、安全牌に事欠いた。

私はツモ切りリーチの待ち読みはまずまず得意な方なのだが、こういうこともある。

ともかく、ラス目の親に2局連続親満放銃したらそりゃラスにもなるわな。

南3トップ目からまさかのラス転落、凋落のきっかけとしては十分すぎるだろう。



case3
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東4局、29900点持ち2着目の北家。

親がダブ東をポンしていて、たった今対面が3mをチーして手出し3pとしたところ。


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親に9mをケアしていると、それにくっついた。

一応テンパイだが、さてどうしよう?





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テンパイに取ると、対面がロン。345の三色で7700。

7pが出なきゃ、4pなど切らないわけだが、決定的な違和感がひとつある。

なぜ対面は6pを切っているのか?

この6p手出しがやや近いので、4pは通ると思った。


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答えはこう。

牌効率で6pを切った直後に、5pを引いたというわけだ。

3pを引っ張っているので3pは関連牌だが、23pと切っているので4pシャンポンや単騎は考えにくい。

仮に対面がタンヤオではなく、ヤオチュー牌が絡んだ345の三色の場合は、3pなど引っ張らずにさっさと形を決めているはずなので、3pを引っ張っている以上、対面はタンヤオが濃厚。

しかし、それだと6p切りに矛盾が残るということで、読み間違えた。

ただ、最終手出しの近牌は危険度が高いということを示す好例でもある。

この半荘はここから崩れラスに。



case4
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東4局、3着目の親番。

ダブ東と中が鳴け、絶好の7700テンパイが入る。

この巡目ならいただきか。


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出ず、ツモれないまま、ラス目の下家からリーチが入る。

宣言牌の3sを対面がチー。


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対面の手出しを注視していたところ、発が続けて出てきた。

上家が合わせた発にラグがあったことから、暗刻落としだということがわかった。

つまり、対面は手を組んでいない。一発消しの可能性が高い。これがどう出るか。


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この仕掛けにより、なんと4pが食い流れ、下家の1300・2600ツモ。

2600オールツモだったはずが、親っかぶりでラス落ち。

そのまま浮上の目なく、私はラスで終わった。


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宣言牌のソバを使い切りつつ、一発放銃を避けるためのチー。

私の最終手出しが7sで、ソバの8s9sはリーチの現物だが切らない構え。

なるほど理に適っている一発消しではある。

が、これによって何が起こったかというと私がラスなのはともかく、最終的にこれをアガった下家がトップ終了となった。



case5
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東3局、19300点持ち3着目の西家。

上家のチーにより、絶好の7sが入ってテンパイ。

ダマでも7pは拾えそうだが、さてどうしよう?





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これはリーチでしょう。

7pのみならず、4pも山にいそう。

何より、上家の河が私ピンズ要りません、と言っているので。


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しかし、無念にも流局。一人テンパイ。


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リーチ時47pは何と山7だった。

河の印象と山にいる枚数が概ね一致している。

47pは山に深く、終盤に辿りつけそうだったが、上家の西ポンで対面に高目が流れてしまった。

これだけの大チャンスはそうそうないと思うが、こういうのを逃してしまうとジリ貧になりやすく、例に漏れずラスだった。



case6
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南3局、24700点持ち僅差2着目の親番。

終盤、上家から都合4枚目の47pが切られる。

さて、これを鳴くか?





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これは反射的にチーした。

続けて切られた47pはさすがに急所だろう。

一人ノーテンでラスになる点差だけに、テンパイは目指したい。


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次巡、3sをツモって、何を切るか?





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ツモ切ると、下家の8000に刺さる。

局面の急所は47sだと思い、全員に危険な6mはテンパイで勝負するつもりだった。


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下家はブクブクに構えずに、スリムにしてのテンパイ。

それゆえに3sがやや盲点になった。


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それにしても、一つの軽いチーによって、上家の8000放銃を食い取っている。

安易な仕掛けの怖さがこういうところに現れている。

本局は決して攻める手ではなかったはずなのに、終盤の好ツモで方針がブレだして、ちぐはぐな感じになってしまった。



case7
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南1局、17200点持ち3着目の北家。

7mを引き入れ、感触の良いテンパイ。

当然の即リーチだ。


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宣言牌6pに親の一発消しが入る。

さて、これがどう出るか。


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と思っていると、間髪入れずにラス目上家の追っかけが入る。

こ、これは…


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一発で掴んだ8sが当たりで8000。

一発消されてラス目に追っかけが入った時点でこれは勝てる気がしない。


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親の仕掛けはリーチがなくても鳴くでしょうという感じ。

この仕掛けによって上家にはこれしかないという赤5sがインした。

ちなみに、親が鳴いていなければ2巡後に私が8pをツモって裏3のハネ満。

たらればを言っていたらキリがないが、それにしても落差がでかすぎる。



case8
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西1局、26300点持ち2着目の西家。

3900で終了なので、この手で決めたい。

3着目の親が手役不明のカン2sをチーしたところ。


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1mをツモってどうするか?





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ツモ切ると、親の三色ドラドラに刺さって5800。

こんなもん止まらん!当たってもいいからせめて2900にしてほしかった。

親はフリテンリスクの片アガリチーテンだが、カン2sなら取りやすかったか。

トップ狙いから一転、僅差のラス落ちとなり、そのままラスだった。


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親が鳴いていないと、この1mが上家に入ってテンパイ。

次ツモ私の6pはおそらく止まらないだろう。

上家に3900放銃でも私のラス終了は変わらない。

つまり、バッドエンド「シナリオ・ラス」が選ばれていたということだ。



case9
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南2局、3着目の北家。

僅差の2着目対面から先制リーチが入ったところ。


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7pの暗カンが入り、終盤に突入したところ、上家から6sが出る。

さて、これを鳴くか?





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チーテンに取った。

上家の1sが強く警戒していたが、やや迷っての現物6sにつき、このタイミングで2sは切れる。

このチー自体に逡巡はなかったが、カンにより海底が親になったのに、わざわざ南家のツモを増やして海底を回す仕掛けだ。

あんまりいいことは起こらなそう、という一抹の不安を抱きながらのチー。


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直後にツモられ、2000・4000。

やはりというか嫌な予感は当たるものだ。

私の仕掛けで親にテンパイを入れさせてもいた。

僅差につきテンパイ料は大きく、急所の6sにつきチーテンに取る方が普通だとは思うが、
損得としてはどうなのか、感覚的なものも含めて自分の中でシステム化する必要がある。


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カン6sを仕掛けて、仮に対面のツモが3pではなかったとしたら。

面白いもので、上家に3mが入ってテンパイし、上家が一発で5sを引きアガる。

よく見ると、その前に親のツモアガリが発生している。

一つの仕掛けによって、なかったはずのアガリが連鎖的に生まれる。

覚悟のない仕掛けがこういう結果を誘発することのなんと多いことか。

このへんに仕掛けの難しさがある。この半荘はラスで終わった。



case10
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成績が悪いながらも、ラスに甘んじるばかりではなく、劇的なラス回避をしている半荘も実はそこそこある。

そういったケースも少し紹介したいと思う。

南3局、11400点持ちラス目の西家。

赤赤ドラ1の満貫テンパイ即リーチを入れたところ。


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流局まであとわずかというところ、下家から唐突に2sが出てきた。8000。

下家は九段で2着目、こんなぬるい牌が出てくるのは明らかにおかしい。

役満テンパイでもオリる状況である気がする。


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牌譜を確認すると、下家は安全牌の南を持っていた。

これは、南と切り間違えた?

いや、よく見てほしい。下家は4pがカンツで現状完全安牌が1枚しかない。

これはつまり、自身の海底放銃リスクをなくすために4pをカンしようとして、手元が狂い、間違えて2sをツモ切った可能性が高いとみる。

そして親は五面張(笑)

この直撃により、私はギリギリ3着浮上、オーラスは三者三つ巴の大接戦となったが、親がツモアガって私は3着で終えた。

納得いかないのはラスで終わった対面だろうが、鳳凰卓でもこういう不思議なことは稀に起こる、ということだ。



case11
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オーラス親番、5200点持ちダンラス目。

イーシャンテンだが、何を切るか?





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この巡目でこの手なら、とことんまで伸ばさないとラス回避は夢のまた夢。

わずかに678三色の可能性も見て、カン2mターツを払った。


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ズバリのカン8mGET!

これでグッとアガリに近づいた。


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イマイチの1pツモでテンパイしたが、どうするか?





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即リーチとした。

1pの出方から、2pは悪くない。このへんで妥協した。


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これがなんと一発ツモ、お祈り裏ドラが1枚乗って、3900オールに化けた。

シャンテン数にこだわっていたらこのアガリはなく、オリジナリティーのある手順なだけに会心だ。

これをアガっても依然ラスのままだったが、連荘を重ねて一時2着まで浮上、最終的には3着で終了した。


このように、不調時でも劇的なラス回避は意外と多い。

にもかかわらず、この成績である。

今の気持ちを一言でいうと…


僕は嫌だ!(欅坂風)



ラベル:降段 不調 天鳳
posted by はぐりん@ at 20:44 | Comment(7) | 降段 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

「プロが間違えた何切る」の間違い

まずは近代麻雀2018・12・1号を手に取り、
最後の方に掲載されているコラム「プロが間違えた何切る」を読んでほしい。


概要をさらっと記すと、東4局10300点持ちラス目の南家(中出雄介プロ)で、手牌は以下。


三萬四萬五萬五萬七萬一筒一筒五筒五筒一索二索東中ドラ二索出る一筒

10巡目に中を仕掛けている親から1pが出て、南家はこれをポン。
ブラフの意味を込めた仕掛けと本人が言っているが、これはどうだったのか、というもの。


本題とは関係ないが、私のこの仕掛けに対する見解を簡潔にまとめると、
トップ目の親の仕掛けに注目が集まっているこの局面でのブラフ仕掛けは巡目的にも効果が薄い。
手が入っている者は確実に攻め返してくるし、南家よりも親のケアが最優先になるというのは変わらない。

さらに、2着勝ち残りのトーナメントであることを踏まえると、
こういう局面では無駄に動きを入れずに、親の仕掛けに他家が飛び込むことで点差を縮めるということを考慮したほうが得だと思う。

仕掛けながらもそれは期待できるが、自身のアガリ目がなくなってしまう。
ドラ1あれば打点的には十分だし、終盤にテンパイが入ってリーチと行ける可能性も十分に残っている手牌だと私は思う。
1pを鳴かなくても最終的にテンパイに取れる可能性もあり、ここはどっしりと行く方がいいように思う。

また、1pポンの目的は「ブラフ」よりも「形式テンパイ」である方がこの局面の理に適っている、という気がする。

いずれにせよ私なら鳴かない。


さて、そろそろ「プロが間違えた何切る」を読み終えた頃だろうか。

それを読んだ多くの人はおそらく、このような感想を持つだろう。


「で?」


思春期の反抗期でもないのにこんなセリフが自然と出てくる。

正確に記せば、以下である。

「で、結果はどうなったの?」


選択の是非を論じる際には局の結果も明示すべき

麻雀における選択の大半は、1局の結果をより良いものにしようという意図を持ってなされる。

局収支の最大化が目的というと語弊があるが、それに準じた選択が意識されることが多いだろう。

オーラスに近づくにつれて、局収支よりも最終順位に重きを置かれるようになるため、「常に」というわけではないが、
それでも基本的には局の結果に重きを置かれることになる。


1pをポンした中出プロはこう言っている。

「老頭牌のポンで他家を打ちづらくするのが第一の狙い。そのまま局を長引かせてあわよくば形式テンパイまで持ち込むことが理想です。」と。


仮にこの局の結果が、中出プロの仕掛けにドラを掴んだ親が打ち切れずにオリ、中出プロの一人テンパイになったとしたら、
これは狙い通りで、ブラフ仕掛け成功ということになる。

しかし、例えば仕掛けによって3着目にテンパイが入り満貫ツモられだったり、逆に中出プロの一人ノーテンになったりであれば、ブラフ仕掛けは大失敗ということになる。

中出プロに仕掛けの目的、局の方針を聞いている以上、局の結果を表示するのはもはや義務ではないだろうか?


この記事を書いた梶やんは、この局の結果はもちろんのこと、この半荘の結果も知っているから、
いかにも周知のことのように書いてしまったのかもしれないが、
結果を知らない読者に対してそれに一言も触れないのは記事としては致命的ではないかと私は思う。

画像なんかなくてもいい、「この局は親が1000オールのツモとなった。」と一言添えればいいだけの話である。
(実際の結果は私も知りません)



もちろん、麻雀は結果論で語られるべきではないため、結果部分は伏せた方が客観視できるという考え方もあろう。

期待値的に明らかに劣る選択が結果的には正解ということも麻雀なら日常茶飯事だ。

しかし、私は立体牌図で局面を提供する際は、局の結果の明示は必要不可欠であると考える。

その結果がどのようなものであろうと、自身が考えた選択における一つの指針となるからだ。


麻雀打ちにおける重要な作業が、自分が正しいと仮定した選択の結果がどうなるかの「サンプルを集める」ことだ。

明らかに損と思える選択も、サンプルを集めることで考え方が変わる、そのようなケースが麻雀には稀にある。

例えば、縦に偏った場における縦固定の手順、それこそトイトイダッシュなんかも期待値的には決して有利には見えない仕掛けだ。

サンプルを集めることで自身における選択の正誤がどうであるかを徐々に結論づけていく。

私が牌譜を見て現在やっていることは、ほぼこれ1点だ。

結果が明示されていないと、サンプルが増えずにその議論は無為になってしまう。

局面が無限大にある麻雀においては近似の局面で自分なりの結論をその都度出していくしかない。

しかし、打ち手が4人であるため、不確実性が強く、局面の期待値を正確に出すことが難しい。

これが麻雀においてAIが人間を未だに越えられない要因の一つであると私は考えている。


私はこれまで、様々な戦術本や、ブログにおいて麻雀理論を拝見してきたが、
局の選択を立体牌図で問うていながら、結果を表示していないケースは意外に多い。


これは推理小説において、最後に犯人を書かないのと同義である。

その都度私は不満に思い、買った書籍についてはお金が無駄になったとすら思った。


そこにきて、私のブログだ。

実戦例を数多く示してきたが、局の結果が表示されていないことが今まであっただろうか?

これは、以上の圧倒的不満点を踏まえての私なりの主張である。

もちろん、無駄だとかくどいとか思われることも多いと推察できるし、
それを省略することでもう少しスピーディに読んでもらえる工夫も可能だと私自身もよく思う。

前提として、一局の選択を問う際は、一局の結果を持って完結とする、というポリシーが私の中にあるからだ。

私の記事の中には、最終順位まで書いてあることも珍しくない。

その打牌が一局においてどのような結果を生み、それがどのような最終順位を生んだのか、これは欠くべからざる「一連の流れ」であるからだ。

厳しいことを言えば、一局の結果のみならず最終順位まで明示する必要がある、と私は思っている。


難しいのは、結果が悪ければその打牌が正しいものでも批判に晒されやすいという点で、結果にバイアスがかかりやすいことだ。

麻雀の記事を書いていて難しいのは、大抵の読者は結果を重視する傾向にあるため、
打牌の意図と結果をある程度結びつけなければ説得力を欠いてしまうということにある。

記事のコメントなどを見続けてきた私の経験から言えば、
結果に惑わされずに客観的に正誤を判断できる打ち手は上位でもほんの一握りで、ごくわずかしかいないという印象がある。

それゆえに、結果を明示する場合は、一定のリスクを伴う。

そのリスクが嫌で明示しないというのがそもそも間違いであり、
局の結果を明示することは、すなわち因果関係のサンプルを提示することに繋がる。

たとえ批判に晒されようとも、このことはお互いにとってプラスの作用を生むはずだ。

麻雀のさらなる技術力向上のためにも、こうした風潮は広まってほしいと私は願っている。



ラベル:評論
posted by はぐりん@ at 21:23 | Comment(10) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする