2019年04月28日

天鳳の手出しツモ切りがわかりづらい理由

みなさんは天鳳の相手リーチにおいて、
手出しリーチだと思ったら実はツモ切りリーチだった、とか
ツモ切りリーチだと思ったら実は手出しリーチだった、という経験はないだろうか?


私の場合は、しょっちゅうではないが、稀にある。

今のどっちだったかな?という不明瞭なのも合わせると、「少なからず」ぐらいの頻度にはなる。

間違いなく言えるのは、リアルよりも天鳳の方が手出しとツモ切りを見誤りやすい、ということだ。


これはなぜかというと、「天鳳には手出しを見誤りやすい状態」があるからだ。

今回は天鳳の手出しツモ切りのメカニズムを解説していきたいと思う。


ツモ裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏

自分視点で他家の牌の背中が見えている状態。

ツモ切りの場合は、一番右側の牌(向かって左の牌)がそのまま河に行く、これはみなさんご存知のとおりだ。

手出しの場合どうなるかというと、13牌からランダムに選ばれた牌が河に移動する。

自分が並べている牌の順番通りに出てくるわけではなく、どこから手出しをしたとしても、ランダムに13牌の中から選ばれる。

そのため、手出しの位置を覚えることは天鳳においては意味がない。


裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏

左から8番目の牌がランダムに選ばれた場合、このように牌と牌の隙間ができる。

これにより、私たちは手出しを認識している。


実際の画面でみると、こうだ。


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下家の手牌に注目していただきたい。

牌と牌の隙間により、手出しであることがはっきりと認識できる。

ランダムで選ばれる牌が真ん中付近である場合、俯瞰で見ていても手出しを見誤ることは少ない。

それでは、見誤りやすい状態というのは一体どういう場合だろうか?


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これは、一番左の牌が手出しされたケースだ。

一番左が手出しされると、牌と牌の隙間がないため、手出しがわかりにくい。

同じ発を手出ししているにもかかわらず、手出しが見やすい状態と見にくい状態が存在することがわかる。

一番左の場合は、ツモったところと真逆から牌が出てくるため、隙間はなくてもわりと手出しがわかりやすい。


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やっかいなのはこれだ。

ツモってきた牌の隣、つまり手牌13牌の一番右の牌が手出しされるケースだ。

この場合、ツモ切りとほぼ同じ場所から出てきて隙間が認識しづらい上、河までの直線距離が短いため、ツモ切りと非常に混同しやすい。

天鳳では、ツモってきた牌は必ず手出しした場所に牌を収めるため、手出しの位置が右側に近ければ近いほど、ツモ牌の移動距離も小さく、手出しかどうかの認識がしづらくなる。

リアルでいうところの小手返しを想像してもらえれば、わかりやすいだろう。



天鳳における、手出しのメカニズムをご理解いただけただろうか。

つまり、天鳳においては13分のいくつかで、手出しとツモ切りを混同しやすい状態が発生する、ということであり、これがしばしば手出しリーチとツモ切りリーチを見誤る理由だ。


これがあなどれないのは、認識を一度でも誤ってしまうと、徐々に自分の認識に自信が持てなくなることだ。

微妙な手出しの判定はもちろんのこと、ツモ切りなのにぴくっと動いたような気がして、今手出しだったかも?などと思えてくる。

負のスパイラルに陥ると、相手が仕掛けの高い手などの場合に、必要以上のベタオリをしてしまう(=自身のテンパイ率が下がる)といったような局収支的に損な手組みをしてしまいがちになる。


これを防ぐためにも、自身の体調やパソコンのモニターを管理し、重要な局面では手元をしっかり見るなど、自分なりに見誤らない工夫をすることが重要となってくる。

ちなみに、先の日記でも紹介した「手元凝視打法」だが、天鳳ではリアルと違って、ツモ牌がどこにインしたかを見る必要がないので、その分労力が軽減される。

天鳳とは相性のいい打法だと思われるの、手出し認識が甘い、河の情報を見落とす、という人は一度試してみてはいかがだろうか。



さて、今回はこれに関連して、

・手出しリーチをツモ切りリーチと勘違い
・ツモ切りリーチを手出しリーチと勘違い

した例を紹介したいと思う。

これらを勘違いすることが、いかにマイナスの影響を及ぼすか、というのをご理解いただけるだろう。



case1
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東3局、22400点持ち3着目の南家。

下家から先制リーチが入っている。

こちらもテンパイが入ったが、さてどうするか?





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北を落として回ったのは、宣言牌の8pをツモ切りリーチだと勘違いしたからだ。

最終手出し4s切りからの、ツモ切りリーチ。これはドラ絡みの7s待ちでしょ、と。

この場合、手出しリーチと認識していたなら7s待ちの比重は大分下がり、追っかけに踏み切る可能性が高かった。

7m3pは悪くないと思っていた通り、即追っかけなら3p一発ツモだった。


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8pツモ切りリーチなら、ソバはないでしょ、という意味で6pも押している。

仮に2巡回してツモ切りリーチなら、6pの安全度はそこそこ高まるはず。

実際は8pが手出しだったため、6pの危険度は高め。これは冷や冷やものだった。


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最終的に7sの方を使い切って7mで放銃。裏が5mで8000。

この三面張でなんでツモ切りリーチ?とこの時は不思議に思っていた。

手出しリーチとツモ切りリーチでは押し引きの基準が180度変わってくるので、これを見誤るとこのように大変なことになる。


このケースのようにツモ切りの確信を持って最後まで行くことは滅多にない。

アガリを逃して放銃につき、致命的な視認ミスだが、この半荘は運良くトップで終えた。



case2
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東3局、20400点持ち3着目の西家。

親からリーチが入ったが、さて何を切る?





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ツモ切りを手出しと誤認したパターン。

8mがツモ切りなら最終手出し5sのスジ8sは絶対に切れない。先ほどとは逆のパターン。

ここは2s切りで丁寧に回るべきだった。

裏は乗らずも一発つきで7700。

この半荘はこれが響いてラスだった。



ツモ切りリーチには最終手出しが絡むパターンが多く、手出しリーチだと先切りのスジは大分通りやすくなることがわかる。

つまり、手出しツモ切りの誤認は危険度の認識を真逆に見積もることにも繋がるため、致命的なダメージを負うことが多くなる。

こういうミスを防ぐためにも、せめて宣言牌ぐらいは手出しツモ切りの認識を正確に行いたいものだ。



ラベル:手出 天鳳
posted by はぐりん@ at 21:32 | Comment(0) | 成績UPに直結 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

八段降段 真珠じゃないのよ段位は hoho〜

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八段降段した。


成績自体はさほど悪いというわけではないが、
真綿で首を絞められるようにジワジワとポイントが減っていくのが高段位の特徴だ。


久々にR2300の大台に乗せ、一時は十段まで残り500ptというところまで行ったが、思い通りには行かなかった。


実に20戦は下らない降段戦を経て、粘りに粘ったがあえなく力尽きた。

降段戦の気合いが入りすぎたためか、降段時は茫然として我を失っていた。

誰もが味わったことのある辛い瞬間ではないだろうか。


不調での降段という感覚はあまりなかったが、降段時のRが2200付近と高めなのが、それを物語っている。



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0ptの瞬間。

ここから500pt程度まで持ち直したものの、さすがに運命には抗えなかった。

私の場合は昇段戦よりも降段戦の方が気合いが乗って、いい麻雀が打てている気がする。

火事場の馬鹿力、という言葉もあるように、逆境というのは人に大いなるエネルギーを与えるものなのかもしれない。



さて、今回は粘った降段戦の一端を紹介したいと思う。

天鳳の場合、降段戦における降段確率は単純に考えても4分の1。

そう考えると、意外と簡単には降段せず、粘っている気にさせられているだけかもしれないが、それでも通常の対戦とは意味合いが違うのは間違いない。

降段しそうで降段しない、ヒリついた状況を長く楽しめるのも天鳳の醍醐味の一つかもしれない。

それではどうぞ。



case1
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降段戦。残り90pt。

開局に親に11600を打ち上げ、9400点持ちの2本場。

上家からリーチが入って一発目。

こちらもテンパイが入ったが、出ていくのは赤5pと間が悪い。

さて、どうしよう?





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即リーチとした。

私のスタンスとして、これは基本が即リーチで、それが最も期待値が高いと考えている。

一牌の後先が勝敗を分ける性質上、テンパイ取らずに58sを先に打たれた場合、この手の成就率はグッと下がる。

3mや5mが安全なわけではない以上、ここは腹を括って勝負の方がいいと考えた。


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決して焦ったわけじゃないんだからね!


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この瞬間に降段も覚悟したが、満貫まで。

これにて残り800点となり、リーチがかけられない状況に。


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ちなみにここから9pを切って迂回したらどうなったかというと、ドラ引きで再テンパイし、なんと5sで先にアガリがあった

一発目の赤ということも考えると微妙だが、迂回して先にアガリがあることの方が稀で、基本は一牌勝負の捲り合いに持ち込んだ方が勝ち味が早いと私は思っている。


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次局、トップ目にツモの声。

さすがにこの瞬間、降段を覚悟した。


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うへぇ、700・1300でギリギリ100点残った。

とはいえ、この時点で降段確率は99%ぐらいはあるだろう。


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次局、チートイツイーシャンテンから選択となったが、ここから何を切るか?





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緊急事態につき、とりあえずリーチ棒を取りにいかなければならない。

普段は温存する可能性のあるドラでも、ここは効率を犠牲にできない。このドラにポンの声。


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結果、きわどくチートイツが間に合い、対面から3200。

これによりリーチ棒をGET。

私を助けてくれるのは、いつだってチートイツだった。



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次局の親番、赤赤のチャンス手からカン4sが出たが、これを鳴くか?





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スルーした(ラグあり)。

大抵の人はこれを緩手と見るだろう。

ただ、私はこの4sが場況から急所ではないと踏んでいた。

キワの局面で陥りやすいのが焦った仕掛け。

これがそれに当たるかは微妙だが、自滅に結びつく仕掛けの危険性というものを私は数多経験し、見てきた。


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ピンズが好形変化し、上家のリーチ宣言牌を満を持してチー。

先仕掛けは基本不利で、相手の動きに合わせてこちらも動いていくのである。


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トップ目から現物の4sがツモ切られ、5800のアガリ。

これで俄然ラス回避に向けてやる気が出てきた。


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この局面で4sから仕掛けていると、次巡の3pツモでカン4p待ちになるが、それだとおそらくアガれていない

トータルでは4sチーの方がアガリ確率は高まると思われるが、4sスルーが悪いというわけではない。

常識的な判断が正解になるかどうか、それを感覚で判断していくのである。


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親番2本場。

流れを捉えつつあるここは、絶対に間違えられない。

ここから何を切るか?





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7p切りと迷ったが、感覚に従って9s切りとした。

尖牌(3・7牌)が手の内に目立ち、牌形的にもトイツ場の可能性がある。

効率を犠牲にしてもそれを目指す価値はあるので、9sの合わせ打ちとした。


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選択肢にあった7pが重なり、感触十分。

これでトイツ手の流れに乗った。


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上手くテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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3p待ちでリーチと迷った末、ダマにした。

通常ならば足止めも兼ねてリーチ、それが正解だろう。

しかし、本流とは言えない中、この手にはまだ先がある。


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ドラをツモって電流が走る。これだ。


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即リーチから、上家の仕掛けも入って、ツモ。


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実に鳳凰卓二度目のチートイツドラ単騎待ちリーチのツモ。ここでくるか〜。

裏も乗って8000オールで一撃トップ捲りとなった。

次局、対面が飛んでそのまま私がトップ終了に。


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降段戦残り100点からのトップ捲りということで感慨深い一戦となった。

巷のセオリーから外れたところで、自分らしく打ったことが結果に結びついた。

これがあったからもっと粘りたかったのだが、幻のドヤということで。


case2
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残り180pt。

東4局、残り600点ちゃかない。

上家の親からリーチが入っているが、どうするか?





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カン6p受けとした。

ここは上家への危険度は考慮せず、山にどちらがいるかのみ考える。

上家の1p切りがやや早く、下家の8p切りがやや早いことより6pの方が山にいそうにみえる。


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ビンゴ!対面の仕掛けにより6pが流れてきて、2000・3900。

次局の18000に結びつけ、3着終了。


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6pは山に残り2枚、4pは1枚しかなかった。

アガリに近くなればなるほど、感覚よりも理の比重が高まる。

ともかく、理屈抜きで絶対に間違えられない局面。こういうのを間違えると瞬殺されてしまう。



case3
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残り90pt。降段戦。

オーラス16000点持ちラス目で迎えた親番。3着目との差は2900点。

配牌を見なければこの時点での降段確率は7割は超えるだろう。

下家から自風の東が出たが、これをポンテンに取るか?





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取った。

ここは直撃かドラツモのアガリで一旦捲れるので取った。

一気に行こうとしても劣勢時は上手くいかないもので、オーソドックスにコツコツと行くのも大事だ。


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この手がスルスルとスライドしていき…


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予想外に345の三色に変化していった。

この局面では3pよりも6pの方がやや安全度が高い。


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そして、当初の安目となる3mだが、三色付きで1000オールに。

まさかのおまけがついて、一旦3着捲りに。

最初の形を見てもらえば、相当に難しい変化であることがわかるだろう。


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次局はおまかせして、ギリギリラス回避に成功。

最初のスライドからはまったく想定していない345の三色が私を救ってくれた。

こういう変化があるから構想力は重要と言えるだろう。



case4
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降段戦。残り90pt。

南3局、20300点持ちラス目の西家。

400点差の3着目、上家からリーチが入って大ピンチに。


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一歩進んだが、ここから何を切るか?





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ノーテン罰符も非常に重要ということで、2pをやや押し。

次巡、4mツモから好形変化となったが、さてどうしよう?





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よっぽど1mを切ろうかとも思ったが、1p切りとした。

1mを勝負してもカン3sがネックで、ソーズ自体も切りきれないため。

前巡に押しの判断をしているところからの方針転換は容易ではなかった。


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結果、上家の一人テンパイで流局。

上家は開けてびっくりのメンホンで、1mはまんまと当たりだった。

通常はダマで十分なはずだが、下家の迷った中ポンを見て即リーチの判断に踏み切ったようだ。


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上家がダマなら下家が即放銃でトップ捲りの公算大だった。

さすがにソバテンの1mは匂いすぎたか。

私の1mも冗談ではなくギリギリのところで止まった。


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ピンチの後にチャンスあり、とはよく言ったもの。

次局は7700をアガりきって2着捲り。

辛抱する木に花が咲いた瞬間だった。



case5
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降段戦。残り145pt。

オーラス1本場、15100点持ちラス目の北家。

3着目とは6900点差。

この点差は1300・2600ツモでも同点で座順負け。

なんとしてもこの手を満貫ツモまで昇華させなければならない。


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やっとこイーシャンテンだが、遅い。

残されたライフはあと6巡しかない。


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焦りのピークの中、終盤に3着目が放った3mに親のロンの声。

ギリギリ手の内に留まっていた3mだ。


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ちらっとドラドラが見えてよもや?と思ったものの…


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期待は泡となってはじけた。

3着との差は800点、わずかな差だがあまりにも大きな差だった。

放心でしばらく動けなかった。

あの時、リーチしてなかったら、などとは思わないことにしよう。



case火事
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降段後に乱れ打っていると、この局面で、

けたたましい警告音とともに…



「火事です!火事です!5階で火事が発生しました。直ちに避難してください!」

と、火災報知機の連呼。

さて、あなたならどうする?





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私は天鳳をブン投げ、着の身着のまま外に飛び出した。

命あっての天鳳、ラス回避よりも災害回避だ。

炎に包まれながら天鳳を打つ姿ってのもある意味美談だが。


緊急時でエレベーターが止まっている。私は転げ落ちるように階段を駆け下りた。




消防車が到着し、固唾を呑んで見ていると、どうやらボヤで済んだ模様。

部屋に戻ってきてみると…


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この画面だった。

奇跡のラス回避!上家さんには借りができちまったな。


回戦落ちにも色々あるが、自然災害や人為災害など、突然の災害は誰の身にも起こりうる。

回線落ちに喜んだりイライラしたりするばかりではなく、回線落ち者の身を慮(おもんぱか)る、そんな余裕を持って打ちたいと思った私であった。



ラベル:天鳳 降段 不調
posted by はぐりん@ at 23:57 | Comment(9) | 降段 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月07日

君の三倍満

さて、今回はみなさんの三倍満を紹介したいと思う。

特上時代からカウントしても、自分のを除いて10例ちょっとしか三倍満は出現していない。

さすがに出現率0.02%は伊達じゃない。


ラス回避の天鳳はともかく、トップ取り麻雀ではオーラス三倍満条件というのもざらにある。

三倍満を狙うぐらいなら役満を狙った方が楽なのは間違いないが、
ヤオチュー牌があっという間に全滅になった場合、四暗刻と三倍満の両天秤を狙う必要がある。


そういうケースに備えて、三倍満にはどのようなパターンがあるのかを、この記事で確認していただきたい。

頭で考えるより、視覚的にイメージを持っている方が、なんとなく把握しやすいだろう。


赤入り麻雀ではメンタンピンでも現実的な三倍満条件があるため、安易に国士に寄せるよりも、実は逆転確率が高い、なんてことがあるかもしれない。

それではどうぞ。



case1
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東4局、微差2着目の南家。

親から5pが出るも、役なしにつき当たれない。


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と、思ったら下家の4pにロンの声。


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美しいメンチンピンフ一通。メンチンで目指すべき形のお手本だ。

この手はドラがなくても、ダマ高目ツモで三倍満ある。

さすがにメンチンの6ハンは寄与度が高い。


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赤ドラ好形テンパイなら大半の人が即リーチを打つだろう。

ここからのチンイツ狙いはやや無理スジにも見えるが、終盤のリーチだと出アガリが期待しづらいのも事実。

見事にハマった格好となった。



case2
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オーラス、26000点持ち3着目の南家。

ラス目からリーチが入るも、一発目に出た3sをチー。逆転のテンパイを入れる。

下家の河は変則的だが、西入狙いのツモ期待ということもあるため、打点が伴っているかは不明。

ある程度はこのテンパイ形で押すつもりだ。


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も、高目をあっさりツモられ…


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メンホン一通の高目ツモに裏が3枚乗っての三倍満。

いわゆる東北新幹線だ(この手は東西線だが)。

下家は倍満でぴったりトップ捲りだけに、ある意味「無駄に」乗ってしまった。こういう裏ドラをとっておきたいんだな〜。

たまらないのは親っ被りでラス転落の上家。倍満でもギリで入れ替わるので裏ドラの影響はなかった。

これが親と5000点差ぐらいだったなら、奇跡のラス回避と言えただろう。


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第一ツモで形になったが、パッと見配牌はたいしたことがないように見える。

これが5巡で三倍満に仕上がるのだから、構想力は重要だということだ。



case3
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南3局、27700点持ち2着目の南家。

テンパイが入り、6sを合わせてダマに。

何がやばいかって、2種のファン牌ドラがいずれも場に出ていないのである。

少なくともラス目の仕掛けにはドラがあることは濃厚だ。


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さらに、場1の西に下家が食いつき、これでテンパイ確定。

西はさすがに強い、対面もテンパイか?


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下家のツモの声。手を見なくても高いのがわかる。


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あんぎゃ〜という感じでドラいっぱいの三倍満。

高目の南ツモなら数え役満で、その南はまだ山に2枚いた。

最終的にこれをアガった下家は2着、私は3着だった。


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対面のカンが結果的には三倍満の引き鉄になった。

下家は7sカンの前に56sターツ落としを敢行しているが、安全度の高い5sから切ったことできわどく親への放銃を回避している。

なかなかに示唆深い1枚の絵ではないだろうか。



case4
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南2局、12300点持ちラス目の西家。

終盤に親がツモ切りリーチを打ってきた。


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1巡おいて、ドラをツモ。


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赤赤ドラ3に裏が3枚でぴったり三倍満。

三暗刻なしでも赤次第で三倍満になるという例。

これなら意外といけそうな気がするのは私だけだろうか?

突然のリー棒なし飛び寸に追い込まれた私はラスで終了。



case5
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東2局、22900点持ち3着目の南家。縦長の展開。

3900点しかないラス目がおもむろに5sを暗カン。

やべっ、完全にターツ選択間違えた。


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まごまごしているうちに、ラス目からリーチが入り…


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ツモられ。赤赤ドラドラで高そう。


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倍満になるか?と思って見てたら裏5で三倍満。

裏2〜裏4までの点数が一緒なので、かなり効率のいい乗せ方。ちょこんと隣にいた鳥さんがいい仕事した。

場況を見ると4sはかなり山に居そうなので、期待したことだろう。

私が十段だった頃の貴重な画像。アガったK.G.Lさんは現在九段となり奮闘している。



case6
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南2局、4500点持ちラス目の北家。

3着目の上家とは2300点差と、大接戦のラス争い。

テンパイにつき、リーチ!


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2着目の対面が、ツモ切り追っかけを敢行してきた。

これは、ヤバす!


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一発ツモ〜〜〜って7sロンだってばよ!


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南妙法蓮華経、で三倍満だと。

プロテイン盛りすぎだろぉ(ノω・、) ウゥ・・

余裕の三倍満にも見えるが、裏裏でぴったり11ハン。さすがにタンピンだと三倍満の敷居は高い。

まあ、このぐらいの手で飛ばされるんなら諦めもつくか。



case7
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南2局、9200点持ちラス目の西家。

ダブ南仕掛けの上家がツモ。


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王道のホンイツトイトイ三暗刻で、一鳴き三倍満。

焚き火どころか業火やないか!

これも現実的に手順で狙えそうな三倍満。

俺のラスにまた1ページ。



case8
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東3局、21800点持ち3着目の南家。

下家が700点と飛び寸。

ドラポンの親が、さらにドラをチー。このよくばりさん!


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トップ目から出た6sにロンの声。


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見るからに高いが、一通つきでぴったり三倍満。

仕掛けチンイツでもドラが5枚ぐらいあれば三倍満になる。そりゃそうか。

大トップ目から三倍満献上で、ラス争いに身を窶した対面の心中はいかばかりか。

めげずに次局満貫をツモられ、私は3着、対面は2着だった。



case9
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最近の対局から。

南3局、24700点持ち3着目の北家。

やや間があって、トップ目の対面からリーチが入る。


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絶対に放銃できない局面だが、安全牌が1枚もない。

さて、何を切る?





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ここで間違っても手をかけていけないのは2sだ。

私の手に4sが3枚ということで、対面は4sを持っていない可能性が高い。つまり通常よりカン2sの危険度が高い。

やや間があった、というのがポイントで、対面は満足な待ちでない可能性がある。

仮に14p待ちならリーチのみでもそれほど迷わずにかけるのではないだろうか。


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安牌が増えずに、ここで7s切り。

ひぃひぃ言いながらオリている。

2mがダブドラなのに1枚も見えていないので、放銃時のダメージが大きいと考えられるからだ。


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親にチーがひとつ入って、海底ツモが再度南家に。

結果…


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海底にはまんまとダブドラの2mが。裏が1枚でぴったり三倍満。

ダブドラの威力は絶大であることがわかる。

これにて1局勝負のオーラスは、上家と下家の大接戦に。

結局下家がアガり切って3着を死守、私は2着だった。


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対面リーチの場面。

やや迷っていたのはダマでも白での出アガリが効くからだった。

テンパイ形が2m重なりというのは想定外で、それゆえにじっとダマるか少し考えたということだろう。



case10
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開局の南家。

親の切った西に明確なラグが入った後に、下家が東ポン。

これは小四喜があって、ヤバい。


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慎重に打ち回していると、対面がおもむろに西を切ってきて一安心。

も、親リーチが入る。


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一発ツモが新ドラの2mで…


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なんと、チートイツでの三倍満だ。

赤赤ドラドラ裏裏ですら、一発ツモがついてやっと。

チートイツはツモアガリだと偶数ハンになりやすいという性質上、三倍満まであと1ハンが足りないというケースが多いような気がする。

ともかく、トイツ系雀士としては一度はやってみたいチートイツでの三倍満だ。

赤なしだと、染め手以外ではかなり難易度が高いと言えるだろう。



case11
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南1局、32800点持ちトップ目の親番。

ここから何を切るか?





678の三色よりはチートイツを見て6m合わせ打ちとした。

全体の河が気持ち悪く、ドラは切りにくい。


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上家が「スジ」と言ってドラを打つと、対面にロンの声。


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なんと、メンチンチートイの三倍満だった。

赤が1枚絡んでやっとというところ。


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対面はなんとここから6m切り。

通常はリャンペーコーのドラ切り36m受けとするのではないだろうか。

36mも劇的に薄かったが、高目が辛うじて山に1枚いた。6mが出ても同様に三倍満だ。

上家はドラを引っ張ったのが裏目と出て、9m単騎の方がアガリが早いというのが面白い。

それにしても、何気ない局面に三倍満放銃の危険が潜んでいる、というのは何が起こるかわからない麻雀の怖さを体現しているのではないだろうか。


素材を使わせていただいたみなさん、ありがとうございます。



ラベル:天鳳 三倍
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする