2019年05月26日

一発を消しつつテンパイに取る仕掛け

今回は、一発消しを兼ねた仕掛けのテンパイ取りについて。

基本的に、チーテンポンテンに取れる仕掛けが局収支的に損であるということはほとんどないため、
一鳴きでテンパイに取れる仕掛けは正当化できる。

なので、相手リーチの一発を消せるタイミングで出てきた牌を鳴くのは、
相手リーチの攻撃力を弱めつつ、自身のアガリを見ることができるという点で、正しいと言える。

これは天鳳民でなくても、自然と声が出る人も多いだろう。


問題は、リーチの危険牌を持ってきた場合にどこまで押すか、という押し引きの部分であり、
自身が愚形などアガリ目の薄い待ちの時は、その判断に苦しむこともあるだろう。


また、自身がタンピンドラ1の好形イーシャンテンのような場合は、
仕掛けることで自身の手は2000点固定となり、
それですぐに危険牌を持ってきてオリてしまうのであれば、
自身の手の価値を台無しにしてしまうことにもなりかねず、
それならば一発消しがあっても端から仕掛けない方がいい、ということもよくある


点棒状況にもよるが、東1局ならばそういうケースでは私は仕掛けないことの方が多い。

逆に自身の手がメンゼンで仕上がりにくい受け入れの少ないイーシャンテンであれば、
メンゼンで進めるよりもテンパイ取りの価値が大きいと見て、仕掛けることも多い。

そういう場合は元々価値の低い手であるので、危険牌を持ってきてすぐにオリることがさほどデメリットにはならないからだ。


押し引きの部分は別の項目に譲るとして、
ここで覚えておいてほしいことは、
自身もテンパイで相手リーチとの捲り合いになっている時点で、
全ツッパすることは常にそれほど悪い選択ではない
、ということである。


ただし、すぐにオリることが前提の仕掛けだと、自身の守備力が下がって脇への脅威が減り、
仕掛けによる紛れで自身が不利に陥りやすいため、
例えば自身がリードを持った状態なら無風を維持するために仕掛けない、ということも考えられる。


祝儀のあるリアルならまだしも、ネット麻雀における一発の価値はそれほど高くないため、
一発を消すためだけの鳴き、というのは私はオススメしない。

一発を消してテンパイに取らないのなら、そもそも一発を消さない方がいい、と私は考える。


それでは、一発を消しつつテンパイに取る仕掛けがさらに有効になるのはどんな場合だろうか。

(1)自身の手にリーチの安全牌が少ない

(2)自身の余剰牌がリーチの危険牌


安全牌が少ないのであれば、自身のアガリを見ることで相対的にリスクは減少するし、
切り出す牌が危険牌であるなら一発を消すことは相手の打点を下げることにも繋がる。

これに加えて、待ちがリーチの現物になっていたり、点棒状況を加味したりすれば、さらに有利な選択となりうる。


フーロ率の低い私が、どういう手を仕掛けてアガリにいくのか、そのへんを見ていただきたいと思う。

それではどうぞ。



case1
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東4局。34000点持ち2着目の南家。

こちらは超好形のイーシャンテンのところ、親リーチの宣言牌で8pが出てきた。

さて、どうしよう?





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チーテンに取った。

・余剰牌の3sが危険牌で、

・2pが現物待ちになっていて、

・自身の最終形がかなり強い。


自身がトップ争いであることを考えても、親リーチをかわすために仕掛ける要素がてんこ盛りだ。


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しかし、切り出した3sがまんまと当たり。

放銃確率はそれほど高くはないとはいえ、当然こういうリスクはある。


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裏なしの2900であれば御の字。

仮にメンゼンで一発目にテンパイが入っていれば、これに一発がついて5800の放銃となっているところ。

テンパイが入っていなくとも、この手なら3sぐらいは勝負してしまうだろう。

そういう意味では一発を消したことの価値は高かったと言える。



case2
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南1局、18400点持ち3着目の親番。

2着目の南家からリーチが入って一発目。

対面から中が出たが、これを鳴くか?





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ポンした。

リーチ者のツモを増やしてしまうが、1mが現物になっているのが好材料となっている。

自身がラス目ではなく3着目で、2着目のリーチということもあって天鳳的には少し迷うところ。

しかも、自身の手には下家の安全牌が多い。

自身の手に下家の有効牌が少ない=山には下家の有効牌が多いと考えられるため、感覚的にはリスクの大きい仕掛けだ。


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すぐに上家から1mが出てきて、1500のアガリ。

狙い通りにかわすことができた。

下家の手は赤赤の大チャンス手で、待ちの25mもかなり強かった。

南家のツモを増やす仕掛けで、長引けばピンチという直観は間違いではなかった。

この半荘は最終的に2着だった。



case3
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開局の西家。

親リーチが入って一発目に、上家から8pが切られたところ。

チーテンに取れるが、さてどうしよう?





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取った。

愚形のカン6m残りだが、ちょうど現物になっているのでこれは仕掛けやすい。

親リーチには4sがかなり危険なのでこれを使い切れる捌きでもある。

6mが現物でなければアガリ確率が低く、仕掛けるかどうかは微妙なところ。


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しかし、南家から追っかけリーチが入って一発目。

持ってきたのは通っていない1sだが、さてどうしよう?





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さすがに14sは切れず、3m切りからオリた。

現物がポロリと出なければ、この手にはそれほど粘る価値がない。

も、数巡後に完全手詰まりと相成り、4m→7mで凌ぐ。

メンゼンで進めていても似たような状況になるのであれば、一瞬でもテンパイに取れていることには意味がある。

も、仕掛けで手狭にすることでより手詰まり放銃の危険性は高まっていると言える。


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結局南家がツモアガって1300・2600となった。

チーしたことによって、親のツモアガリが流れたことは一応の収穫。



case4
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東3局、19000点持ちラス目の南家。

トップ目の北家リーチ一発目に、現物の3pが親から出てきた。

さて、どうしよう?





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チーした。

1sは現物というわけではないが、そこそこ出やすい端牌で、3pは紛うことなく急所。

片アガリとはいえわりとアガリも見込めそうな最終形だ。


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リーチに通っていない4mを持ってきたが、どうするか?





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8s切りから回った。

6sが4枚見えで、リーチに対してはソーズの上でかなり回りやすい手恰好というのも仕掛けやすい要素。

8s切りならアガリ目のあるイーシャンテンをキープすることもできる。

さらに…


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微差で競っている3着目が親、というのもこの場合大きい。

かわせなければ回りつつ対面のツモアガリを期待しても親との差は縮まる。

結果は親が放銃して裏なしの2600となった。

天鳳の場合はラス目を意識したこういった順位戦略も有効となりやすい。

この半荘はトップだった。



case5
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開局の親番。

対面が2フーロ入れているところ、南家からリーチが入って一発目。

上家から現物のダブ東が出てきた。

ポンテンに取れるが、さてどうしよう?





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ポンテンに取るも、3mがアウトで裏1の8000。

対面も含めるとさすがにこの3mの危険度は高すぎた。

ポンで一発は消えるとはいえ、余剰牌の危険度を精査する必要がある。

この半荘は3着。



case6
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東3局、28300点持ち2着目の親番。

ラス目南家が8s暗カンからのリーチ、すると北家がツモ切り追っかけを敢行してきた。

宣言牌をチーテンに取れるが、さてどうしよう?





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取った。

ここでまず考えるべきは、切り出す余剰牌の安全度、58mの急所度、それから晒す67mの危険度がどれくらいか、だ。

2件リーチなので、手詰まり放銃だけは避けたい。ある程度安全度の高い牌を確保したいわけだが、それが67mである場合、晒すことで安全牌が足りなくなってしまう恐れがある。

幸いにも(?)下家の宣言牌が5mにつき、ソバの67mはかなりの危険牌。これを使い切ることには意味がある。

さらに58mは場に4枚目とまずまずの急所。余剰の白は完全安牌とこちらも問題なく切り出せる。

この場合は待ちがアガリやすいかというのは二の次で、ある程度オリ切れる手構えにしておくことの方が重要だ。

都合よく2件の現物待ちになっているということは滅多になく、アガリ牌以外は何でも出てくるリーチ者が2人もいるので、拾える時は拾えると考える。もちろん待ちの枚数は多いに越したことはないが。

先に危険牌を掴んだ時に、なんとなく凌ぐ方法を模索しながら仕掛ける、という感じだろうか。


49118.jpg

6sをやや押しして、6pを捕らえることに成功。1500。

2件リーチはともに待ちも十分で、このかわしが大きいことがわかるだろう。

これが効いてこの半荘は2着だった。


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晒して使い切った6mは上家に、7mは下家に当たり。

晒す牌がどれくらい危険かというのは仕掛けにおいて重要だとわかるだろう。

メンゼンなら6pツモでテンパイするも、その時点で58mが山に1枚しかいない。

58mの急所度という意味でも有効な仕掛けだったとわかる。



分量が多くなりそうなので、次回は一発を消しつつテンパイに取る仕掛け【鳳凰卓の凌ぎ編】という形で記事を書きたいと思う。



ラベル:一発 鳴き 天鳳
posted by はぐりん@ at 23:54 | Comment(0) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

天鳳は切り上げなし 要注意

天鳳のルールの特徴として、切り上げ満貫がない、というのが挙げられる。

切り上げがないので、子の30符4ハンの出アガリは7700、
親の30符4ハンの出アガリは11600ということになる。

競技においては連盟Aルールや最高位戦クラシックが切り上げなしを採用しているが、
最高位戦、協会、Mリーグ、最強戦では切り上げを採用と、切り上げが現在の主流。

フリー雀荘の大半が切り上げであることを考えても、
天鳳の点数計算は昔ながらのルールを採用していると言える


切り上げなしということに関して、注意しなければならないのは、オーラスの逆転計算だ。

切り上げありだと子の30符4ハンは8000なので、直撃で16000縮まり、これは満直と同じなのでわかりやすく狙える。

しかし、切り上げなしの場合は子の30符4ハンは7700となり、直撃で15400点しか縮まらず、満貫と600点の差異が生じる


鳳凰卓でもフリーの感覚で8000直撃を狙ったつもりがわずかに足りなかったという例が意外と散見される。

親の場合は足りなくても連荘があるので問題ないが、重要なのは自身が子の場合だ

以下に具体的に注意すべき点差を載せたい。


(1)15400点差〜15900点差

この点差が最も切り上げなしの影響を受けやすい。
つまり、直撃満貫なら捲っていたはずなのに、切り上げなしが影響して捲れないというケースだ。
この点差で打点が足りない場合は、相手が子ならハネツモでも届かないため、非常に厄介。

現実的にはリーチ棒が出るのを待つといった策が実戦的だが、なかなか思うようにはいかない。
30符4ハンのテンパイになることはかなり多いため、わずかな差に泣くといったことも少なくない。
逆に言うと、放銃しても8000ではなく7700と言われることも多いので、この差のリードを持っている場合は積極的に踏み込んでも悪い結果になることはそう多くはない。


(2)子と9900点差 親と11800〜11900点差

切り上げなしだと30符4ハンのツモが2000・3900となり、子と9900点、親と11800点差しか変わらず、満貫ツモからわずかに足りなくなる。
100点の差が順位に影響を与えるため、座順なども加味しながら逆転計算を考慮する必要が生まれてくる。

この点差の際に気をつけなければならないのは、最もお手軽な満貫である、リーチツモなんちゃら裏1という裏1期待の際に、裏1乗ってもわずかに足りないという事態が生じる可能性があることだ。
裏裏となると現実的にはかなり厳しく、100点差によってもう1ハンの手役を作らなければならないということもあり、100点の重みを実感する点差でもある。


切り上げがないと端数が出やすく、1本場2本場の際にさらに逆転計算が煩雑となる。
これに苦労させられることも天鳳では多いはずだ。

余談になるが、点数計算ということに関して言うと、もう結構昔の話だが、課金なしでプレーしていた頃、私が初めて十段に到達したあたりの特上卓では、相手との点差が一切表示されていなかった。(おそらく鳳凰卓では表示されていた)

暗算が得意ではない私にとって、逆転条件を把握することがどれだけ大変だったか、という苦労が思い出される。

今では無課金でも当たり前のように点差は表示されているが、切り上げなし、点差表示なしだと、符計算のできない人にはかなり敷居が高かったと想定できる。

逆に言うと、点差表示されるようになったことで、むしろ特上卓における私の優位性は小さくなったのかもしれない。

こんなに手軽に遊べないネット麻雀もあったもんだと今だからこそ思えるが、やはり点差ぐらいは手軽に見られてこそ、である。

切り上げのあるなしだけで、かなり逆転計算の煩雑さが増す印象で、シンプルな点数システムは麻雀において重要だと思った次第。


それでは、切り上げなしが影響を与える局面を具体的に見ていこう。



case1
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オーラス、33600点持ちトップ目の南家。

アガリトップの仕掛けを入れていると、ラス目の下家からおもむろにロンの声。

ラス回避の直撃が決まったか。


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手の内は予想通り。

だがちょっと待てよ?下家と対面の差は15800点、ということは…


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わずかに届かず、下家のラス確となってしまった。

切り上げに慣れてしまっていると盲点の点差であるため、勢いアガりたくなってしまうが、天鳳は切り上げがないのでこの点差の直撃だけは特に注意を払わなければならない。

鳳凰卓でも稀にあるラス確はこの手のものが含まれる。



case2
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オーラス、14300点持ちラス目の西家。

3着目の下家とは11200点差で、2着目の親とは12000点差。

これなら満貫ツモで親を捲りに行く方が手っ取り早い。

待望の好形変化だが、さてどうしよう?





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この点差ではこれが即リーチと行けないのだ。

切り上げなしが災いして、リーチツモ赤1裏1だと2000・3900で親とは11800点差しかつかないからだ。

切り上げありなら一発orツモ裏条件で即リーチに踏み切るところ。

渋々中のトイツ落としでもう1ハンをピンフに求める。


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雀頭さえ安定すればグッと期待の持てる手に。

ここでは2s切りでくっつきを求めた。

タンヤオかピンフならリーチで全方位の出アガリも可能となる。


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トップ目の上家からリーチが入って、この嬉しくないテンパイ。

さて、どうしよう?





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追っかけに踏み切った。

上家からリーチ棒が出た影響で、ツモ裏1で条件成就のテンパイとなった。

トップ目の上家から直撃裏1でも西入の期待が持てる。

ツモ裏で条件を満たすのであればここは四の五の言っていられない。赤ツモで確定というのも大きな魅力だ。


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しかし、親が粘ってトップ目から12000の直撃。

上家が3着転落となり、私はラスのまま終局した。

最初のテンパイ形でもツモでのアガリ逃しはなかった。

特上時代は無課金につき裏ドラも見られない。当時は当然のことだと思っていたが今だとモヤモヤする。



case3
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オーラス、7300点持ちラス目の西家。

3着目の上家が17200点と、9900点差。


45755.jpg

親から7pが出たが、さてこれを鳴く?


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ポンした。

トップ目も仕掛けているのでスピードを合わせなければならないの意。

この点差の際に注意しなければならないのは、2000・3900のツモでは座順で上家を捲れないという点。

つまりツモなら満貫が必要となり、ドラポン+αとかなり敷居は上がる。

現状3種の赤は受け入れ可能につき、その手の変化に期待しながらあるいは直撃を狙うという作戦だ。


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結局、親がツモって1000オールとなった。

1本場は2000・3900ツモでもOKとなったが、そのままラスで終了した。

ドラポン前提で上家に牌を絞られるとなると相当に分の悪い勝負。

たった100点の差が大きな影響を与えていることがわかるだろう。



case4
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オーラス、11300点持ちラス目の南家。

2着目の北家と3着目の親が28100点と同点で、それぞれ16800点差。

幸いにも整った配牌。是が非でもリーチ棒が出ることに期待したいところだ。


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意外にもトップ目からリーチ棒が出た。

これだとトップ目からの出アガリで西入も視野に入るため、大チャンス。


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こちらもピンフのテンパイとなり、即リーチを入れる。

ツモで直接の捲りとはならない可能性大だが、下家がリーチ棒を出した影響でツモ裏1の満貫ツモが西入条件を満たす。


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しかし、まさかのまさか、親から当たり牌の9mが飛び出る。

さて、これをアガるか?





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渋々倒した。

現状リーチ棒を回収すると上家とは15700差となり、裏1でもわずかに足りない。

それはわかっているが、これを見逃したとしてフリテンツモ裏1期待は分が悪いのではないかという判断だ。

トップ目リーチに加えて親も好形テンパイが想定できるからだ。さすがにラス目リーチに対してドラまたぎは強すぎる。


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そうは言っても、裏裏条件が厳しすぎることに変わりはない。

1枚だけ乗った裏ドラは悲しみの傷を深くしただけだった。

ちなみに、親は14sのテンパイだった。


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フリーならチップ期待と素点での挽回があるので喜んでアガるだろう。


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トップ目のリーチは当然好形と思っているからこそアガったわけだが、実際はシャンポンだった。

見逃した69mはなんとまだ山に6枚(!)残っていた。

天鳳ルールなら意地で見逃してツモアガりに賭ける、こちらの方が良かっただろう。

ちなみに見逃していても私にアガリはなく、トップ目が1sを掴んで上家のトップとなっていた。

上家の放銃が見事だったと言えるが、15400差〜15900差はこのようなケースでギリギリ助かることがあるため、切り上げなしルールではやや押しやすくなる点差と言える。



case5
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オーラス、13500点持ちラス目の西家。

3着目の上家とは9900点差、2着目の下家とは15200点差となっている。

トップ目が親なので実質残り1局が濃厚。

ひとまず手を作って、直撃か西入に望みを残したいところ。


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赤ツモで打点がUPし、澱みなくテンパイが入る。

さて、どうしよう?





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テンパイ取らずとした。

なぜかというとリーチツモ裏1では2000・3900で上家と同点となり、座順で捲れないからだ。

これが切り上げありなら即リーチを打って裏1に期待するというのが良さそうだ。


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好形変化となったが、さてどうしよう?





4s切ってダマにした。

ここでも裏1期待が機能しないのが大きく響いている。

白切りからのピンフ狙いが良さそうだが、実質1局勝負でのテンパイ外しは緩手になる恐れがあると判断した。

ここはダメ元で上家や親からのリーチ棒を待ちつつ、赤5mや白ツモなどの変化を見たい。


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結果、何も変わらないまま、下家が3900をアガって2確終了。

私が先制リーチを打っていたら展開は大きく変わっていただろう。


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58s待ちでリーチを打っていると5sをツモれてはいたが、裏ドラなしにつきいずれにせよラス確になる。

唯一の正解は次巡の4mツモで白落としのテンパイ崩し。そうなればドラをツモって5sツモで条件成就となる。

このへんは机上の空論に過ぎないが、長引けばギリギリのところに逆転の目もあるということがわかるだろう。



case6
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南2局、34100点持ち2着目の南家。

トップ目の下家とは7800点差。ラス目の親が1200点と飛び寸。

テンパイしたが、さてどうしよう?





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ダマにした。

リーチだとこの河では47pは出ない。

ダマツモで終了、脇から出アガリも可能だし、親リーチにはオリることもできる。

36sツモの変化で捲り確定となるのも大きい。


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親から当たり牌が出たが、これをアガるか?





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見逃した。

切り上げがないので7700では下家を100点かわせない。

見逃した直後にツモって幸運にも親を飛ばしてトップ捲り即終了となった。

ラス目の親を助けるだけにややリスクを伴う見逃しであり、きっちり2確でアガっておくのも悪くないだろう。



case7
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オーラス、36200点持ちトップ目の親番。

13500点持ちラス目の北家が自風を暗カンしてカン8mをチー。

かなり迫力のある仕掛けだ。


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終盤にドラを重ねて追いついたが、当然のダマ。

私は満貫放銃が許されず、伏せればトップ終了だ。


45403.jpg

最終盤に2着目対面の切った2pにまさかのロンの声。

この2pは4枚目、奇跡の捲りとなったのか!?


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60符3ハンはテンパネだが切り上げがないため、7700止まり。

ラス目と3着目は7800差で、ラス目と2着目は15500差、ということは…


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なんと、図ったかのように100点足らずに上家のラス確となった。

60符での切り上げなしはかなりのレアケースだが、こういう形で割を食うこともある。



case8
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南2局、30400点持ち2着目の北家。

テンパイが入り、即リーチを敢行。


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親から一発で召し取り…


62968.jpg

裏は乗らず。

切り上げがないので親はわずかに飛ばなかった。このわずかな差が波乱を生むことになる。


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トップ目で迎えた親番で、上家がリーチツモ。

メンタンピンツモイーペーコー赤、3000・6000はぴったりトップ捲られ。

そればかりか、親っ被りで3着まで落ちてしまった。

切り上げがあれば、いやあそこで裏が乗っていればなどと言っていたらキリがないが非常に痛い。


切り上げがないことの影響はごく些細なようにも思えるが、意外とそれが影響を与える場面は多い。

ラス回避が重要な天鳳では、特にオーラスの点差に注意を払う必要があるだろう。



posted by はぐりん@ at 23:53 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月12日

飛び寸がいる時の戦略的リーチ

飛び寸がいる時にどのように幕引きを考えるか、これは天鳳に限らず麻雀における重要なテーマだ。

飛び寸者は、
・流局時ノーテン罰符
・リーチするための1000点
・被ツモ時の飛び終了

を、常に念頭に置かなければならないため、
必然的に無理にアガリに向かうという局面が増える

形式テンパイも辞さずという構えで早い段階から仕掛けることも多い。

「貧すれば鈍す」というのはまさにこのことだが、
飛び寸者は打点よりも当座の凌ぎを重視する必要があるため、
損な手組みになりやすい=通常よりも攻撃のリスクが低い、ということが言える。

さらに、飛び寸者はテンパイ料も重要であるため、
テンパイしている状態から危険牌をブンブンと切り飛ばしてくることも多い。

この飛び寸者に特有の「隙」を突こうというのが、今回紹介する戦略的リーチだ。


天鳳の場合は、ラス回避に非常に大きな意味があるため、
下位者の点差を具に把握することで、より効果的なリーチを打つことが可能となる。

例えば、飛び寸者と僅差の3着目がいる場合、明確な攻撃を見せればその3着目はオリることが想定できる。
自分からわざわざ飛び込んでラスになるのはバカバカしいと考えるのが普通で、そういう状況を利用することで、より効果的なリーチが打てる。


それでは、飛び寸がいる時、リーチが効果的となるのは具体的にどんな場合だろうか?

・自分が上位で、縦長の点棒状況→縦長だと他家の順位UPの可能性が低くなるのでリーチが抑止力になりやすい

・好形の中堅手→2000や2600クラスの手をダマでアガっても決定打にならないので、脇から出アガリでより打点効率を求める。これがダマ満貫の場合は脇からでも決定打になるのでダマの方がいい

・リーチツモで飛び寸を飛ばすことができる→ダマならツモでも飛ばないが、リーチなら飛ばせる場合、終局させることができるのは大きい

・競り者から先制リーチが入っている→直対のリーチを打つことでアガリ時に決定的な差をつけることができる

・飛び寸が仕掛けている→必然的に当たり牌が出やすくなる上、飛び寸から起死回生のリーチの脅威がない。脇の仕掛けがあればさらに効果的


逆に、飛び寸がいても、ダマが効果的となるのはどんな場合だろうか?

・愚形→打点に関わらず、待ちが悪いとリーチが恰好の的となってしまうことも多いため、自らの隙となってしまいやすい

・自身の待ちがわかりやすい+α→待ちがわかりやすいのに加えてもう一要素あるならダマがいい、例えば3900クラス中堅手ならダマとか、注目が集まっている仕掛けの現物待ち、とか。


当然ながら、自身がリーチに踏み切るということは自身に隙を生むことになるため、しめしめという感じで反撃を食らうことも少なくない。

これを加味した上で有利な戦略が採れるか、ということである。

それでは、実戦例から具体的に見ていこう。



case1
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南1局、26900持ち2着目の親番。

上家が300点と飛び寸で、3着目の対面とは1100点差。下家が抜けたトップ目。

テンパイが入ったが、さてどうするか?





39437.jpg

これはダマがいいだろう。

タンヤオ、ピンフと変化が多彩で、ドラ引きもある。

ここでリーチといっても順位アップは見込めず、反撃された時のリスクも大きい。

それならば二手三手変化を見ての6000オールトップまで見たい。その可能性も十分に残されている手だ。


39438.jpg

ラス目からドラが出てきた。

これを仕掛けると出アガリの効くテンパイとなるが、これを鳴くか?





39439.jpg

スルーした(ラグあり)。

出アガリの効くテンパイにしたところで、アガリやすいわけではなく、他家の警戒度は下がる。

ラス目の覚悟のドラ切りに対し、ぬくぬくとした仕掛け。こういうのは大抵の場合自分にとっていいことが起こらない。

期待値とか目先の損得では結果は決まらない。重要なのは覚悟の差である。

スルーして持ってきたのは、微妙とも言える1pだが、さてどうしよう?





39440.jpg

5p切ってリーチとした。

2pは場況的に非常によく見え、出アガリの期待も十分。

仮に相手の立場だったとして、ドラのチーテンを入れられるのと、リーチを入れられるのはどちらが嫌だろうか?

少なくとも私ならリーチの方が嫌だと考える。

ラス目にテンパイが入ったであろうタイミングでのリーチ、見逃しはしないが、流局でも十分にトップが視野に入る。


39441.jpg

しかし、海底手前で、対面がツモアガり、300・500。

上手く凌がれ上家は0点で半荘継続。

最終的には再度2着を捲り切って終局となった。


39442.jpg

このリーチによって対面は一旦単騎を振り替え…


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1回アガリを逃していた。

仮に私が3mをチーしていたら対面はすんなりアガっていた可能性が高く、リーチが効果的だったことがわかる。

件の上家はドラ切りで一通テンパイだった。流局ならトップ捲りに楽しみができる。



case2
45529.jpg

東4局1本場の親番。

私が50200点とダントツで、対面が3000点とやや飛び寸。

ピンフドラドラのテンパイが入ったところ。

ダマでも対面から出れば終了だが、さてどうしよう?





45530.jpg

リーチとした。

理由は、ダマツモではギリギリ対面を飛ばせないこと、もう一つは縦長の点棒状況にある。

3着目の上家は親満を振ってしまうとラスが見えてくるため向かって来にくい。

2着目の下家は親満を振ってしまうと3着転落となってしまうため向かって来にくい。

下家がトップを狙うにしては差が大きいことを利用したリーチだ。

この場合、ダマにしておいて相手リーチを待って追っかけに踏み切る方が順位転落リスクが高い。

先手でリーチを打つことで相手を抑止し、ラス目との直対にした方がトップをキープしやすい、という戦略的リーチだ。


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しかし、ラス目との二人テンパイで流局となった。


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マンズの上は強いとは言えない場況だったが、山に4枚と十分だった。

ダマでも出ていない可能性が高いことから、結果的にも正解だっただろう。



case3
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南1局2本場、44800点持ちトップ目の西家。

上家が1900点と飛び寸。

ところが、35500点持ち2着目の親からリーチが入る。


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こちらもテンパイが入った。

場風の南が暗刻で出アガリが効くが、切りたい5pはなかなかヘビーな牌だ。

さて、どうしよう?





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5p切って追っかけとした。

親にツモられると、トップを捲られる可能性大につき、5p切ってアガりにいくべきだが、リーチを入れるかどうか。

仮にダマなら後のないラス目が押してきてアガれることもありそうだからだ。

ここでのポイントは、リーチをかけるとツモアガリで上家がぴったり飛ぶというところ。

親から出て2600直撃でも、トップは安泰というわけではないため、直対にして決定打を得たいという意もある。

仮に36pが親の現物になっているならダマが優位だと思われる。


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2件なら飛び寸の上家も受けざるを得ない。

上家的には討ち合いを期待することでラスを延命することが可能だからだ。


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先に掴んで5800の放銃となってしまった。

しかし、これは悪い結果ではない。ツモられているとトップを捲られ即終了だからだ。

放銃することで、飛び寸を助ける、これも一つの順位戦略だ。


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仮にベタオリしていると、どうなったか?

最終盤に親が6mをツモって終了となる。

36pもかなり強く、親がほどなく掴むが、暗刻の南が裏ドラ(!)で、直撃なら決定打となっていた。


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この後助けた親の攻撃をかいくぐり、トップ捲り。そのままトップで終えた。

飛び寸を持っていかれるツモを阻止する放銃、これの意味が大きい半荘だった。



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南2局3本場、40600点持ちトップ目の親番。

対面が2600点と飛び寸。2着目の上家とは約10000点差。

絶好の縦重なりでテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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リーチした。

対面から出ればダマでも即終了かつ、高目アガリはいずれも決定打につきダマもある局面。

リーチに踏み切ったのはリーチなら安目ツモでも対面を飛ばせるという点と、脇からの安目ロンがイマイチと考えたからだ。

これが安目5800ならばダマが良さそう。


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対面が無スジを連打してきた。

飛び寸にはツモられたら終了という考えが常にあるので、アガリ目のある手は攻撃に偏りやすい。

特に、仕掛けている場合は攻め返してくる傾向が顕著だ。


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あっさり高目が出て12000で終了。

このように、飛び寸が仕掛けている場合は先制リーチで脇を止めることがより有利に働きやすい。


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36sはダマでも脇からは出ないため、結果的にはリーチが正解だった。

36、47はダマでも出にくいため、リーチで相手の手を止めるのが有効になりやすい。



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南1局、63200点持ちダントツの西家。

下家が500点と飛び寸。

2着目の上家からリーチが入って一発目、こちらもテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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追っかけた。

ダマだろうがリーチだろうがトップは揺るがないが、ここで考えるべきは、仕掛けの親を降ろす、ということだ。

親も満貫クラスを打ってしまうとラス争いに巻き込まれるため、できれば無駄な放銃は避けたいはず。

親がオリてくれれば下家の失点割合が相対的に上がり、この局での終了確率も高まる。


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上家から望外の赤で5200のアガリとなった。

仮に上家への放銃となったとしても、1局進むので悪くない。


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一発目に、親は5sを抜いてオリに回っていた。

仮に私がダマなら親は4mを勝負していたかもしれない。

それだと5mでダブロンとなり、親が続いていた。

残り局が多ければ多いほど何が起こるかわからないため、狙い通りの局消化となった。



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同半荘南3局、67400点持ちトップ目の親番。

依然として下家は残り500点のまま。

ドラなし、ピンフのテンパイが入ったが、さてどうしよう?





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リーチした。

これは、下家に親を回さないためのリーチだ。

私がダマだと上家がさらっとアガってしまうかもしれない、それだと下家に親が回ってしまう。

親番がある限り点棒がいくらあってもトップは安泰ではない。次局、天和と言われてしまうかもしれないのだ。

2着目、3着目は私のリーチに対しては向かってこないだろう。

リーチでラス目の下家と直対にすることで、この局での決着確率を高めようとの意だ。


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上家はドラをスルーしてオリに回った。まさに狙い通り。


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結果、下家から高目が出て終了。


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上家は、三倍満が狙えるレベルの手だった。

ここからオリに回るというのは、ラス回避の重要な天鳳ならではとも言える(東を鳴くかは結構迷っていた)。

私がダマなら上家は普通に仕掛けて、私からの直撃まであったかもしれない。

点棒の壁によるリーチの抑止効果が大いに発揮された局だったと言えよう。



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東4局1本場、47900点持ちトップ目の親番。

700点持ち飛び寸の上家がポンポンと二役を仕掛ける。


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こちらにもテンパイが入ったが、役なしドラなし。

さて、リーチするか?





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これは少々迷ったが、リーチした。

ポイントは、ダマツモでわずかに上家が飛ばない点。

また、上家は8pトイツ落としから7pを固めていない可能性が高く、待ちに優位性があると判断した。

この場合は上家が本手の可能性も高く、リスクを伴うリーチであることは間違いない。

しかし、ダマから飛ばし損ねる方が痛いように感じた。


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結果は終盤に赤ドラを持ってきて12000の放銃となった。

上家の3s手出し直後だけに、ギャッとなったが案の定だった。

ドラの振り替わりという考慮余地も大きかっただけに、ある意味想定できる結果ではあった。

正解は別にして、これを後悔するならばリーチを打つべきではない、ということになる。


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47pは山に5枚。これぐらいならリーチは正当化できるだろう。

件の上家はなんとシャンテン戻しのホンイツ狙いだった。

そんな余裕がある状況にも見えないが、2000点では打点的に不満と判断したのだろう。

このぐらい有利な状況から、致命的な放銃に結びつくこともある麻雀の怖さというのが垣間見える。

この放銃によりまったくわからなくなったが、トップで終えられたのは幸いだった。



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東3局、55000点持ちダントツの西家。

ラス目の上家が3100点となっている。

親と下家が2着争いで、親が発を仕掛けている。

難しいところをツモってテンパイしたが、さてどうしよう?





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7p切ってダマとした。

親の河が煮詰まっていて、ドラも見えていない。親に高い手の直撃だけは避けたい。

ちなみに、将来どちらのカンを想定するかで打牌が変わってくる。

現状親に対しては4pの方が危険なため、3p切りも考えたが、ペン3p待ちが頭によぎって7p切りとした。

両面ターツ落としでペン3pが残っている可能性は高くはないが。


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親に1pチーが入った後、上家にリーチが入って一発目。

なかなかヘビーな6sを持ってきたが、さてどうしよう?





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ツモ切り追っかけに踏み切った。

これはオリるか迷ったが、点棒の壁を利用して親を積極的に流しにいこうという意図だ。

上家はリーチ棒を出したため、裏1で飛ばすことができる。

親の手が高いなら4000オールでも終了につき、ここはオリるべきだが、1pチーで脅威は薄くなった。

仮に私の点数があと10000点少なかったならオリを選択していただろう。

ラス目に放銃したとしても1局消化の通行料と考えるだけの余裕はまだある。

参加率を上げて、局消化の比重を高める、という戦略だ。


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上家が一発で掴んだ1mにロンの声が重なり、2600と2900。

一発ならどのみち終了だが、私がオリていても結果は変わらなかったわけだ。


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ちなみに、上家の待ちは69pで、下家にも36pの受けがあった。

選択時は親の危険度から4pカンを優先すべきかとも思ったのだが、総合的には6pカンの可能性を残すのが正解だった

このへんは私も思いもよらない結果となったわけだが、全体のバランスを見ることが重要だとわかる。



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東4局、38900点持ちトップ目の親番。

上家が2100点で飛び寸、2着目対面が36000点と僅差。

9sが暗刻になり、テンパイが入ったところ。

ダマでもアガれるが、さてどうしよう?





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ダマにした。

ポイントは、ラス目上家が打点を伴った仕掛けで注目を浴びている点だ。

上家の仕掛けはタンヤオ濃厚につき、9pはケアされにくい。

私がリーチを打ってしまうと、ドラまたぎの9pはまず出ないだろう。

その上、ピンズが場に高くて69pは山にいる気がしない。

リーチをかけても相当にアガリにくい状況だが、上家の仕掛けを利用すれば…


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このように、9pなら出る可能性がある。3900。

対面の様子を窺うに、上家うんぬんではなくただ自分の都合で押していた可能性大だが、リーチならこの9pは止まったはずだ。

僅差のトップ争いからこの直撃は地味に大きく、そのままトップで逃げ切った。

戦略的リーチがあるなら、戦略的ダマもある、ということ。


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テンパイ時、69pは山に残り1枚しかなかった。

ただでさえ出ないドラまたぎ、かつ山にいない待ちでリーチをかけてもあまりいいことはない。

このように、自身の待ちがわかりやすい場合はリーチで止めてしまうことの弊害が大きい。

注目を浴びている他家の現物待ちになっているなど、それによって出アガリが期待できる要素がある場合はダマの方が優れていることもある、ということである。


自分がダントツで、飛び寸がいる時というのはどういう選択をしても自分の勝ちは揺るがない、というケースも少なくない。

しかし、採りうる選択肢が多いということは負けに繋がる選択が多分に含まれている、ということに他ならない。

つまり、有利な時にどう打つのかを考えることは無限の可能性を秘めているのだ。

点棒があって、メンタルが充たされている、こういう時ぐらい間違えずに打ちたい、と思うのは私だけではないはずだ。



ラベル:天鳳 立直 戦略
posted by はぐりん@ at 23:50 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする