2019年12月22日

一手変わり三色の愚形リーチ判断

今日は三色同順について。

一言に一手変わりと言っても形によって変化の量は様々だ。

@
一萬一萬八萬九萬六筒七筒八筒二索三索四索六索七索八索ドラ北

ペンチャン形からの一手変わりは6m引きの1種のみ。
これだと変化枚数とアガリ枚数が同等につき、場況によっては即リーチした方が効果が高いと言える。
ドラがないのであれば8mを浮かせておいて他の強浮き牌からのくっつきを見るのがオススメ。

A
一萬一萬六萬八萬四筒五筒六筒七筒八筒九筒六索七索八索ドラ北

横伸びの牌姿からは三色変化枚数はぐっと上がる。36pツモで三色変化。
また、カンチャン形なら5mツモでピンフの変化もある。
赤入りならば三種の赤にも対応可能な手につき、ドラなしならダマ推奨の手となる。
赤inならばそれに満足してリーチというのがオススメだ。

B
一萬一萬四萬五萬六萬七萬九萬五筒六筒七筒五索六索七索ドラ北

手牌の中で三色が確定している黄金パターン。
こうなるとテンパイは仮の姿で、最低でもピンフ変化は最低ミッションであると言える。
@と同様強浮き牌ツモもしくはその前の段階で9mを切り、47m+αのくっつきテンパイに構えたいところ。


Bぐらいの手で即リーチする人はまずいないだろうから、むしろBは捌きやすい手ということは言える。
つまり、今日の本題は@Aのような変化量が微妙でやや悩む、といった牌姿を取り上げたい。


テンパイ即リーチというのは、相手の手を曲げさせるという意味で効果は大きいというのは周知の事実となっている。

ただし、レベルの高い卓になればなるほど攻め返しの精度が高く、2600クラスでもアガれないリーチは致命傷となる可能性も少なくない。

これは鳳凰卓で長く打っていれば如実に実感できることである。

将棋の新鋭、増田プロが「矢倉は終わった」という名言を残したが、豊島名人いわく「矢倉は全然終わっていない」とのこと。

赤入り麻雀でデジタルの波が「手役は終わった」という風潮を醸したが、今だから私が断言しよう。「手役はここから始まるのだ」と。


令和の時代は回顧の時代、過去の忘れ去られた麻雀の戦術が見直され、取り入れられる折衷の時代でもある。

麻雀においてもAI化の波がとどまることを知らないが、ただひとつ、まだAIは麻雀において人間を越えられていない。

テーブルゲームにおいて麻雀のAI化が遅れている理由は、理で選択するだけで勝てるほど麻雀は甘くない、それだけ奥が深いゲームであるということである。

これは過去の私の記事で触れている通りだが、麻雀においてAIが人間を越えられないという予測はどうやら願望になってしまいそうである。

そこで、AIが極まる前に私の中に「超感覚」を搭載し、AIを越える結果を出していきたい。

そのための努力を惜しまないようにしたい。滝に打たれたり、座禅を組んだり。


本題に戻って、一手変わり三色の愚形リーチ判断。

答えはひとつ。手変わると思ったらダマ、手変わらないと思ったらリーチ、それだけだ。

それではどーぞ。


case1
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南2局、27500点持ち微差2着目の親番。

テンパイが入ったものの、現状役なしドラなし。

親番を生かして即リーチもあるところだが、さてどうするか?





75860.jpg

2s切りダマとした。

3sは場況的に強いわけではないが、シャンポン固定よりは柔軟性はありそう。

変化はズバリ6p引きでドラと三色の一気に3ハンUPにつき、これは待ち甲斐もあるか。

不用意にドラを打たなくてもいいというのも大きい。


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たった1巡で持ってきた最高の変化。

3sはリーチで出やすい河ではないので、ここではダマにした。


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下家から即出て7700GET、これで一躍トップ浮上。

変化待ち、待ち取りが上手くいったパターン。

結局この半荘は2着で終了した。


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変化前、後ともにリーチではほぼアガリ目がなく、ラス目対面の攻め返しが待っている。

役なしからの3ハンUPは魅力が大きいので、じっと待つのも良策。



case2
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東2局、24500点持ち微差の北家。

テンパイだがイーペーコーの安目引きで役なし。

さて、どうするか?





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テンパイに取ってダマとした。

8s切っての取らずも面白い選択で、どちらかというと手役狙いならこちらが本線かもしれない。

7sの場況がややいいので、ひょっこりツモの可能性を残して。

マンズの好形変化枚数は多いとは言えず、マンズ待ちになってもアガリやすいかどうかは微妙。

これでマンズが4連形なら8s切りとするだろう。変化待ちはそれぐらい繊細。

45sツモで三色変化はもちろんだが、36pツモでイーペーコーの役あり変化も見ることができる。

高いレベルの卓では、アガリ逃しが致命傷にもなりやすいため、リーチが来た瞬間にツモという選択肢を残すことの価値が上がっていると私は考えている。


75926.jpg

上手く三色に変わって即リーチとした。

この変化なら先に8s切りでも裏目はなし。

この8s切りは5s待ちがやや盲点となる河だ。3s先切りがあるので。


75927.jpg

対面の追っかけが入るも、上家から出て5200。

カン7s即リーチでも結果7sをツモっていたが、裏なしなので500・1000。

むしろ相手が喜んでしまうアガリかもしれない。

放銃したのはオワタ十段(当時)。

彼も守備が強いが感覚派という意味では私と似ている部分があると思っている。



case3
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東3局、23500点持ち微差ラス目の西家。

親が仕掛けているところ、くっついたのは嬉しくない9sの方。

雀頭でファン牌の東は場に1枚切れている。

さて、どうしよう?





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これは難しいが、4s切りダマとした。

ソーズの下が強いので中膨れ形は魅力だが、いかんせん安い。

ドラが使いどころの5mで自身の手にないので、積極的にリーチと行きづらい。

ひょっこり7sツモに期待しつつ、東を生かしてかわすのであれば89s縦引きなども悪くない。


76362.jpg

そして即持ってきた6sの三色変化。

宣言牌は9sでソバテンとなるが、さてどうするか?





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即リーチとした。

デジタル的な観点でもリーチが正解となりそうだが、分岐の4s切りに仕掛けが入って流れてきた6sツモ。

これには確実に意味があるので、絶対の自信を持ってのリーチだ。


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一発で下家から当たりの7sが放たれ、8000となった。

仕掛けで入ったテンパイ即リーチのシステムに、手変わりの高目が加わっているのでこれは感覚的に強い。

8割方悪い結果にはならない、というイメージ。


76365.jpg

見ての通り、ソーズの下は極めて強かったが、私のツモ筋には一切いなかった。

9sを切っていると、有効牌をなかなか引けないまま、満足のいくテンパイが入らない。

7sも山に薄かったため、効果的なダマかどうかは微妙だが、テンパイに取りつつのとりダマは一定の効果を見込めるということがわかる。



case4
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南3局、15500点持ち3着目の親番。

ラス目の上家とはわずか1600点差となっている。

こちらは手なりでテンパイが入ったが、役なしドラなし。

押さえつけリーチなら脇は止まるが、ラス目の攻め返しが怖い。

さて、どうしよう?





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7m切りダマとした。

三色の変化は1p引きのみと、非常に厳しい。

即リーチは悪くないが、やや短絡的で結果はギャンブル的要素も強い。

この場合はドラツモの変化が打点UPというのも大きなポイント。

脇のアガリ目を消さないことで、無傷で親が流れる、というのもそれほど悪くないようにみえる。

リーチするなら迷わずが絶対で、迷ってのリーチだけはNG。


76465.jpg

たった1巡で1p引きと、最強の手に育ったので即リーチ。

仮に1mを切っていた場合は劇的な裏目に震えることになっていた。


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牌も応えてくれて、裏ドラも3mの4000オール。

これにて安泰の2着をゲットすることができた。

手を尽くしたならばあとは天命に委ねる覚悟ができる。大概悪い結果にはならない。


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裏1なら即リーチでも十分だったが、件の3mは山に1枚しかいなかった。

698mも強かったのでこれは結果に過ぎないが、1p2枚、ドラの9sも山に4枚残り、赤5sツモなど嬉しい一手変わりはそこそこあった。

三色変化を天秤にかけると、取ってダマにする手も有力とわかる。



case5
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東3局、25300点持ち3着目の南家。

2着とは微差で、ラス目が5600点と沈んでいる。

テンパイだが、三色には少しずれている。

さて、どうしよう?





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取ってダマとした。

8pの場況は不明だが、やや悪いぐらいか。

ドラ5sの変化を見た場合に、このテンパイ取りは自然と言える。

ドラ5s、6p引きの三面張、さらに見落としがちだが雀頭がスライドできるこのケースでは、69sツモで三色変化となる。

これぐらいの変化がある場合は、変化待ちに十分な妙味があるだろう。


77045.jpg

しかし、ダマのまま当たり牌を打たれてしまった。

リーチなら打たれていないと考えたとしても、気分はいいものではない。

アガリ逃しを見ているので、この局の押し引きはやや引きに方針を傾ける。


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直対2着目のリーチが入った直後に、嬉しい三色変化。

現物の9sをスライドできるが、アガリ逃しの型も気になるところ。

さて、リーチかダマか?





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追っかけとした。

ラス目リーチの現物待ちならばダマだが、2着目のリーチなら叩き合える。

少々打ったところでラスまではまだ余裕がある。

アガリ逃しの型よりも、点棒状況と変化の質、そちらの後押しが上回ったと判断した。


77048.jpg

これをはっしと引き当て2000・3900。

うむうむ、そうだろうそうだろう。

結果はたまたまだが、ネガ要素とポジ要素のポイントを自身の中で天秤にかけている。

いわゆる「利益衡量」というやつだが、麻雀の選択はこの精度がどれくらい高いかということにかかっていると言っても過言ではない。


このように、三色変化が見込める手では、とりあえずダマという戦略も十分に成立することが分かる。

一手先の変化を見据えることは煩雑で難易度が高いが、変化量だけでなく、変化の質という点に注目することができれば手牌の価値もまた違った角度で見ることができるかもしれない。



ラベル:天鳳 三色
posted by はぐりん@ at 22:26 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月15日

流し満貫狙い【エトセトラ】

引き続き、流し満貫についてお届けする。

今回は、エトセトラと称して流し満貫にまつわる様々な実戦例を紹介したい。

概要は以下の通りだ。


@流し満貫の分岐

流し満貫に行く?行かない?という重要な分岐を紹介するので、復習に用いていただきたい。

A流し満貫の阻止

他家の流し満貫についてどのようにすれば阻止しやすいのか、というのを少々。

B他家の流し満貫

他家の流し満貫についてドラマ性のあるものを紹介したい。

C流し満貫に気づかない!

恥ずかしながら流し満貫に気づかない、ということが私の実戦でも数例あった。

D他家の流し満貫を故意に成立させる

常識はずれの選択。気づいていながら成立させたのは後にも先にもこの1件だけだ。


Dはなかなかに面白い示唆を含んでいるので、一見さんもこれだけは見ていってほしい。

それではどうぞ。


@流し満貫の分岐 case1
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開局の南家。

上の三色を主眼に進めてきたが、手のまとまりが悪い。

ここから何を切るか?





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浮いてるドラの対処が難しいため、9p切りで流し満貫の芽を残した。

この巡目において、ドラはかなり切りづらいため、ドラが重なったりくっついたりするまでの猶予期間として。

ストレートに手を進めたところで打点的な見返りが薄いため、流し満貫をギリギリまで狙う余地はあると判断した。

自分に赤やドラが無い時はダマテンでの放銃が致命傷になりやすいため、流し満貫を狙う比重は高まる。


31708.jpg

愚直に狙うも、あっさり種が尽きてしまった。

38%は決して楽にツモり続けられるものではないため、こういうことはしょっちゅうある。


31709.jpg

あらら、残念。流し満貫狙い、失敗。


31710.jpg

ん?最後のツモでなんかテンパったぞ?

さて、どうしよう?





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ドラを押した。

少なくとも下家は回っている感が鮮明にある。

当たった時はひどいがテンパイ料も大事ということで。


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ドラは無事通過で、対面以外の三人テンパイで流局となった。

このように、流し満貫を狙うだけ狙ってダメだったら再度テンパイを狙う、という手法もある。

老頭牌を河に並べる性質上、テンパイし返すのはたやすいわけではないが、上家からのチーも利用すればそこそこ見込めるだろう。

自分が安い手の時は、流し満貫を狙いとテンパイ狙いを両立させることで、期待値が最大化できる可能性がある。


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この場面でまっすぐにドラを切っていると、おそらく対面にポンの声がかかるだろう。

それだと展開がガラリと変わったはずだ。

少なくとも対面が一人ノーテンという展開だけはなかったと考えられる。



case2
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開局の北家。

上家からリーチが入っているが、さて何を切る?





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さすがに現物の6p切りとした。

1sは通りそうとはいえ通っていないし、東は生牌。

この手で東がトイツであるなら狙ってみたくなるが、あと3枚のヤオチュー牌ツモは無理スジにも見える。

確度の低い流し満貫で放銃リスクを高めるのは愚の骨頂だ。


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と、思っていたらこのツモ。

流し満貫を狙っていたら足りていたわけだ。

しかし同時にテンパイでもある。さて、どうするか?(親が8sを通している)





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テンパイならと押してみるも、親のカン5sに刺さって3900。

結果的には流し満貫狙いが正解だったという例。

中スジなのでリーチに対してはわりと安全だが、親の最終手出し8sがヒントだった。

致命傷にならなくてホッと一息といったところ。


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次巡の私のツモは5mで、アガリ目があった。

つまり、自身の手組み自体は正しかったということ。

流し満貫と、アガリ目、両者が成立しえた局面だったが、それを咎めた親が見事だったというべきだろう。

このように、何気ない分岐における一つの選択が結果を大きく変えることがある。

なので、終盤の選択は気が抜けない。

ちなみに、仕掛けがなければ東家と南家はツモが18回、西家と北家はツモが17回なので、流し満貫狙いにおいては西家と北家の方が有利だ。



case3
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東4局、ラス目の南家。

イーシャンテンまでこぎつけたが、ここから何を切るか?





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1p切りとした。

南家につき、あと2枚ヤオチュー牌のツモが必要だが、テンパイの価値に比して流し満貫見込みの期待が大きいため、こういう場面での流し満貫狙いは価値が高いとわかるだろう。

流し満貫の利点として、河に危険牌を並べる必要がないというのがあるので、テンパイ狙い時に比して放銃リスクが低い。


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狙い通り!これで数は足りた。

あとはウキウキで流局を待つ。


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も、最後の最後に親がツモって6000オール。

2000・4000成立直前で折られる、しかも高い(汗)

これはメンタルに結構来るが、最後の最後まで油断は禁物というのが流し満貫の合言葉だ。



case4
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南2局、トップ目の南家。

ここから何を切るか?





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1s切りとして流し満貫に比重を置いた。

上家に対して8sが切りづらいので、受けの意識も兼ねて。

発のトイツ落としからでもいいが、1sが脇に危険なのでそれも考慮している。

守備的にいくなら流し満貫狙いは格好の理由になる。


あと3巡というところまで来たが、流し満貫に望みを繋げながら、イーシャンテンまで漕ぎ着けている。

両狙いが可能な状態というのはそれほどないが、あちらがダメならこちらをという意味で期待値は高い。


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ラスト2巡でまだ続行。

ヤオチュー牌全部と47s4m4pで収入。テンパイチャンスは何種何枚だ?


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が、ダメ(笑)

ここまで上げて落とすというのもなかなかの演出。

テンパイはともかく、流し満貫の最後の1巡というのは個人的にかなり熱くなれる。

このように、流し満貫と流局テンパイを同時に狙えるというのが究極の理想と言えるだろう。



A流し満貫の阻止 case5
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開局の西家。上家からリーチが入っている。

対面が明らかに流し満貫を狙っている、と気づいたとする。

この後どうしたらいいのだろうか?


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上家から9pが出た。

さて、どうするか?





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これをチーして赤5s切りとした。

安全牌が少ないのが難だが、親のツモを増やすためにどんどん鳴いていくのがいい。

現状北家が1つ仕掛けているので、あと2つチーを入れれば親のツモを増やすことができる。

先に見てきたとおり、流し満貫はヤオチュー牌のあと1牌という領域で苦労させられるので、ツモを増やしてあげればそれだけ難易度が高くなるからだ。


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親の流し満貫はこの巡目で切れた。

ホッと胸をなでおろすところだが、仮に切れていなければこの5pも出来メンツからチーだ

チーしてワンチャンスの1m当たりを切って親のツモを増やしてあげる。

皆で協力して4000オールを阻止しにかかるべき局面だと私は考える。

自棄になりすぎて高い手に放銃してしまっては元も子もないが。


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結果、南家の一人テンパイで流局。

無風で済んでめでたしといったところか。



case6
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東2局の北家。

タンヤオドラ3をテンパイしたが、巡目が深い。

そして、対面が流し満貫をどうやら狙っているようだ。


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上家のポンにより、南家のツモが1つ減っているので、1つ上家から鳴くことができれば南家のツモが増える。

だからといって、この5sをチーしてテンパイを壊すことはない。当然の話だが、47pをツモアガればいいだけの話だからである。

ただ、見落としてはいけないのは、仮に4sが出た場合、ポンして7sを切ればテンパイを壊さずに南家のツモを増やすことができるということ。

また、8sポンして7s切りもしくは5p切りというのもある。

見落としやすいところとして、369sをチーして8s切りというのがある。これは仕掛け慣れていないとなかなか見えないかもしれない。

テンパイを壊さずに仕掛けられるパターンというのを把握しておくことが肝要だ。


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しかし、残念ながら決まってしまった。


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仮に南家のツモが1つ増えても、南家はまだヤオチュー牌を温存していた。

努力が徒労に終わるということもある。



case7
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私の流し満貫が決まったこの局面。

@親の切った9mを対面がチーして、現物の中でいかにも鳴かれそうな4pを選ぶ。

Aこの4mを上家がチーすれば、私のツモが1つ増える。

私は流し満貫の種がないので、ツモが増えることでこの流し満貫は成立しない可能性があった。

流し満貫阻止には同卓者の意思疎通が必要につき、難易度は高いが、鳳凰卓レベルならそれは可能だろう。



B他家の流し満貫 case8
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南1局4本場、3900点持ちラス目の親番。

かなり沈んでしまっているが、この親番でなんとか挽回したい。

配牌は…うーむ。


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あの手が最速で仕上がったで。

さあみなさん、オリてください!


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上家が…何かやってますな。


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リーチの私が阻止できるはずもなく、無情にも河はヤオチューで埋め尽くされる。


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一人テンパイなのに、一人テンパイなのに…


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おおはぐりん、死んでしまうとは何事だ!

ということもありました。



case9
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オーラス、40900点持ちトップ目の南家。

親が31900点、下家と対面が5000点差の接戦。

私は慎重に役なしをダマに構えていると、3着目の対面がおもむろにツモ切りリーチと来た場面。


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私は狙いの5s引きで…


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役ありテンパイに構える。

自身が役ありならサシコミに行く必要もない。


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ところが、親の河に異変が漂っている。

あと1巡で流し満貫成立。

ここから私はどうするべきだろうか?





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よっぽど5s6sと切ってサシコミに行こうかと思ったが、自身のアガリを見ることを優先した。

対面のツモ切りリーチは気になるところだし、対面と私の2枚に47sがいればそれで阻止は可能だからだ。

確率的にはサシコミに行った方が率は高いかもしれないが、アガリ逃した際に100年の悔いが残ると考えた。


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そしてそれは起こった。

流局直前にラス目からロンの声。タンピン三色、今テンの8000。

まさに起死回生の逆転劇で下家はラス回避。さらに私は捲られる直前で下家のアガリに救われた。


69533.jpg

この1枚の絵に非常に多くの示唆を含んでいるので確認していきたい。

まず、@私は5s6sを抜いたとしても、対面にアガリはなかった。

A親は1枚余りで流し成立だが、1pを選んだ場合は私にチーが入って不成立となっていた。

リーチに1pの安全度は高いが、対面がツモ切りリーチにつき、9sはほぼ通る。それは上家もわかっているだろう。

しかし、9sチーの可能性の方が高そうにつきこの判断はかなり難しいのではないだろうか。

理で考えると1pを切ってしまいたくなる場面のような気もする。

B私は海底で5pをツモ切ることができれば下家のアガリでトップを取ることができる。

これ、流し成立で私のアガリ目がないことが確定した状態で5pを選べるかというとおそらく選べない。

なぜなら、5pが対面の現物だからであって、逆にここでは差し込もうと5sあたりに手をかける可能性が高い。

自然に打たないことで逆に損してしまうという事態が発生するのである。

Cアガリ牌の47sはまだ山に2枚いた。

アガリを放棄してサシコミに行くことで逆に自身のアガリを逃す可能性が発生していた。(逃したとしても7sをそのまま切れればOKだが)


この1巡で結果の変わる要素がいかに多いかがお分かりいただけだろう。

麻雀は最後まで諦めてはいけない、ということである。



C流し満貫に気づかない! case10
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南2局、24100点持ち3着目の西家。

ラス目の北家からリーチが入っている。

こちらもテンパイが入ってダマに構えていると、危険な6pを引いてきた。

さて、何を切る?





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上家に合わせ打ちの8p切りで一旦回った。

さすがにこの6pは危険度が高すぎる。


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すると6sが暗刻になったので現物の7p切りでテンパイ復帰。

なかなかうまく回れている気がするぞ。


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二人テンパイで流局。

はあはあぜいぜい、追っかけリーチなら6sで7700放銃だったな、などと考えながら次局へ。


tenhou.3493.jpg

次局、あれなんか点棒状況がおかしいな、とそこはかとない違和感が確信に変わったのがこのへん。

よく見たら、トップが入れ替わってるし。


tenhou.3494.jpg

自分の手に夢中で、流し満貫見落としてました〜(てへぺろ)

テンパイ者の手が開かれてそれを見ているので流局の画面はほとんど変わらない。

しかも親が流れているのでまったく違和感がなかった。

リアルだと触れる人もいたりして気づくこともあるが、ネットだと分かんない時もあるよね。

恥ずかしながら私は年に1回ぐらいあります。



case11
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東2局、3着目の親番。

4pチーして形テン取り。


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三人テンパイで流局。


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他家のテンパイ形を見ている。(ので流し満貫に気づいていない)


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次局、やや違和感のある点棒状況。

なぜ私がラスに落ちている?→やっと事情を呑みこむ。


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私だけだと思ったら、トップ目の上家も気づいていなかったみたい(ラグはあったはず)。

この発は大ミンカンできるので、鳴き無しに注意したいところ。



D他家の流し満貫を故意に成立させる case12
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南2局、39200点持ちトップ目の親番。

ここからソーズを払って一気にホンイツへ。


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絶好の赤をツモって18000のテンパイ。

1本場につき上家以外から出たら即終了だ。


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ところが、最終盤に2着目の上家からリーチが入って一発目。

持ってきたのはかなり危険と思える6p。

さて、どうするか?





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断腸の思いでオリた。

親を流してしまえば残りは2局。私に今必要なのは点棒を増やすことよりも2着目への直撃を避けることだと判断した。


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直後に対面から飛び出た発。

6pさえ勝負していれば、この発を捕らえて終了のはずだった。

ちなみにこの時私は対面の流し満貫狙いに気づいていて、その証拠にテンパイ時鳴き無しからオリた瞬間にそれを解除している。

通常の私であればオリたからといって鳴き無しを解除するということはない。

つまり、対面の発にはラグがかかっている状態。

さて、これをポンするか?





tenhou.7722.jpg

じっくり考えた末にスルーした。

なぜかというと、本来アガっていたはずの牌を仕掛ける行為というのは「紛れ」を生みやすく、それによってリーチ者が利することになりかねないと考えたからだ。

これをアガり損ねたのは何が原因かというと、上家のリーチなのだから、流し満貫を消す行為というのは上家のテンパイ料をアシストする行為にも繋がるわけだ。

自身の点棒的には流し満貫を阻止した方がやや得だが、上家との差で考える分には実質消さない方が差が広がらない。

そういう損得うんぬんよりも、流し満貫というのは狙っている人以外の全員でそれを潰すために協力すべきものだと私は思っているので、自己中心的な行動に走る者は流し満貫成立しても文句は言えないだろうと。

それだったら、上家のリーチが私のオリを誘発させてアガリを逃したという因果がある以上、その流れに逆らわずに痛みを共有しようじゃないか、という意味合いである。

感情的なものはうんぬんあるにせよ、結論としては、アガリ逃した牌を仕掛け直す、という行為は基本的に私の中でNGなのである。


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こうして対面の流し満貫は成立した。

気づいていながら故意に流し満貫を消さなかったのは初めてのことである。

親っ被りは痛いが、上家はリーチ棒を出している分、私との差は1000点しか縮まっていない。

これが一人テンパイならリー棒込みでも3000点縮まるわけで。

ただし下が大きく浮上してきたのは脅威で、団子になればなるほどトップ転落リスクも高まる。


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長引いた南3局は、勢いのままに対面が満貫ツモ。

これによって私は一旦トップを捲られてしまった。

1700点差でオーラスへと突入する。


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最終的にはどうなったかというと、下家がツモって終了。

裏裏期待リーチも1枚しか乗らず、下家のラス確に。

上家はラス転落を意識させられるところまでいったわけだ。

お互いに意地を張った結果、上家も私も順位を一つずつ落として終了となった。

私が6pを押すかどうかなど、ターニングポイントはいくつかあるが、ポイントはたったひとつ。

流し満貫を狙っている者がいる時は、それを阻止するように全員で協力する方がお互いにいいということ。

リーチで場をロックしてしまうとそれが流し満貫をより成立させやすくしてしまうからだ。

「場況に鑑み判断していく」麻雀においてはこれがとかく重要となってくる。


tenhou.7727.jpg

流し満貫成立の場面。

懸念していた発をポンしていた場合の上家の海底ツモは西だった。

結果的には発ポンしても上家のアガリはなく、流局一人テンパイだったわけだ。

ラス回避の観点から見た場合、上家に利しても流し満貫を阻止したほうがおそらく得だろう。

様々な判断基準が錯綜して複雑な状況となったが、流し満貫というルールがそれを生んだとも言える。

どういう時はどうする、といった風な判断基準を自分の中で想定しておくことが肝要だと言えるだろう。


さて、長らくお付き合いいただいた流し満貫特集も今回で終了だ。

ヤオチュー牌とうまく馴染めば、流し満貫マスターの称号もそう遠くはないはずだ。



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2019年12月08日

流し満貫狙い【実戦例part2】

さて、今回も流し満貫狙いの実戦例を紹介したい。


と、その前に、前回の実戦例から補足をしたい。

流し満貫狙いにおいて非常に重要なトピックを含んでいるので、
一見さんも最初の触りだけは見ていってほしい。

おそらくどの戦術書にも採り上げられたことがないはずだ。


それでは早速どうぞ。



part1 case7より
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4、5巡目に切った9sにラグがあったことから、9s切るのを躊躇った場面。

下家の手にもよるが、単純に69s受けがあった場合、鳳凰卓ならこの巡目でもおそらく5割以上はチーの声がかかるだろう。


都合6枚目の69sにつき、仮にその受けが残る最終形になったとしてもアガリ目はかなり厳しいと考えられるからだ。

そこで、一旦これを止めるというのは考慮に値するわけだが、さてここからが本題だ。


9sを引っ張ることで、最終的に9sをチーされない状況の変化がいくつか存在する。

その可能性について考えてみよう。


@9sを切らずに済むほどヤオチュー牌を引きまくる

9sを河に置かなければチーと言われることもロンと言われることもない。

A自身が海底の場合、9s切ってもチーされることはない

前回触れたとおり。他家の仕掛けによってコロコロと変わるため、不確定要素が大きい。チーされなくてもロンと言われることはある。

B???(難易度高 ヒント:下家自身の変化)

C???(重要度高 ヒント:下家以外の変化)


さあ、みんなで考えよう!




答え
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B下家からリーチが入った場合

下家からリーチが入った場合、当然のことながら下家は9sをチーすることができない。

このケースでは下家は追っかけリーチに踏み切っている。

仮に下家が69s待ちだとして、場に5枚切れしかも現物待ちの69sで威勢よく追っかけるだろうか?

役なしの高打点というケースもあるので一概には言えないが、場に多く見えている牌はリーチにはやや安全で、むしろダマテンに刺さるケースの方が経験上多いように感じる。

堂々とリーチ宣言をする以上は、ある程度勝算の高い待ちになっていると考えるのが普通で、そういう観点で見ると69s待ちは解消されているかもしれないと読めるわけだ。


41746.jpg

事実は小説よりも奇なり。

こんな風に三面張ということもあるので注意が必要だ。


41743.jpg

C相手のリーチに対応して手を壊す

対面からリーチが入ったところ。

対面のリーチにはソーズの上が安く、仮に下家が対応すれば、現物の7sあたりを切ってくるかもしれない。

そうなると69s受けが解消されて、切っても鳴かれない状況になるかもしれない。

ここで9sを切りたくないと感じるのは、一発消しついでにテンパイ狙いでチーされる可能性が高いからだ。

対面の河を見るにこのCの変化は十分に考えられるので、一巡前よりもここで9sを止めることは流し満貫においては得だと考えられる。


実戦では裏目の結果と出てしまったが、これらを考慮した上で9sを引っ張ることには一応の意味があるということを確認してほしい。

総合的には1枚目の画像、12巡目の時点で切った方がわずかに優っていたと思われるが、@〜Cの可能性も加味すると、紙一重であったと。

このへんのバランス感覚も流し満貫狙いにおいては重要となってくる、ということである。


それでは以下、流し満貫の実戦例、どうぞ。



case11
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東2局の西家。

いきなり北がカンツだが、どういう方針で行くか?





49053.jpg

カンを保留しつつ、手形(てがたち)が整うのを待つことにした。

戦える目処が立ったらカンするつもりだったが、親がダブ東ポン。

これにてカンの意欲は一気に目減り。


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カンを保留しつつ、結構な巡目が経過するも、手がまとまってこない。

そうこうしているうちに上家からリーチが入る。これで北を切る理由ができた。


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懸案の1mを親が通してくれて、これであと2巡。

数は足りているので、最後に1sが通るかどうかというところ。


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も、上家の切った4sに親がロンで3900。

あぶな…次切ってたぜ。

放銃をすんでのところで回避できたなかなかにドラマチックなケース。

親の打牌は7m→8s→3p→1mと、フルゼンツっぷりが半端ない。

どこかでヤメていたら、逆に私の流し満貫成就に繋がっていたわけで、値千金のアガリだったと言えよう。


49057.jpg

連荘1本場の次局。

返す刀で…


49058.jpg

親に流し満貫を決められてしまった。

きちんと打てている時はこういう好循環で点棒を量産していけるのだろう。



case12
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東1局3本場、流局が続いて供託リーチ棒が溜まっている。

配牌はわりかしよく、これならアガリ目も十分ありそう。


72057.jpg

ツモが全く効かないまま、親リーチが入ってしまった。

こうなると対応せざるをえない。


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8pと中が通って、回れるようになった。

さて、何を切るか?





72059.jpg

流し満貫に比重を置いて、ドラの1p切りとした。

上家に対してドラは危険牌につき。


72060.jpg

2p引くなら普通に進めりゃよかった〜の図。

種ももう切れちまったし。


72061.jpg

お?あといっこがんばれるか?


72062.jpg

おお、薄いとこ引いてきた。やればできるじゃん、俺。


72064.jpg

供託リーチ棒5本は、次局に供託されます(笑)


72065.jpg

ちなみに、1個でもチーが入っていれば不成立だった。

他家は気づいていただろうが、巡り合わせで鳴けないということもある。

しかし、配牌5種5牌からの流し満貫はある意味奇跡と言えるのではないだろうか。



case13
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東4局、トップ目の西家。

配牌は東が暗刻で、局を進めるだけならかなりいい。


50276.jpg

あまり進まないまま、ラス目上家のリーチが入ってしまった。

こうなると受けざるをえないが、ヤオチュー牌が切りやすく、流し満貫を視野に入れながらということになる。


50277.jpg

カンツになった東は1枚だけ切っておいて、一応メンツ手の可能性もギリギリまで追う。


50279.jpg

よしよし、これで枚数は足りた。

あとは流局を願うのみ!


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きょえ〜、ここにきて下家のチートイドラドラが炸裂。8000。

ちゃんとオリてよ、と言いたくもなるが、3s合わせても山越しのロン。

むしろ1巡よく粘ったと言えるような対面の放銃だった。


50281.jpg

上家のアガリ目はなく、かなりの大チャンスだった。

鳳凰卓では終盤の出アガリはなかなかないだけに、下家の奇襲が見事だったと言える。



case14
71619.jpg

南3局、15600点持ち3着目の北家。

下家ラス目の親とは600点差の大僅差。

こういう場面での方針はかなり重要。

ここでは手なりで西切りとした。


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親リーチが入って、いかんともしがたい状況に。

ただし、流し満貫の種だけは豊富にあるので、それに一縷の望みをかける。


71622.jpg

東南西北白中からの発。国士できてた〜!

流し満貫あるある。


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そして余裕のよっちゃんで流し満貫成立。

さすがに6巡目であのぐらいヤオチュー牌があれば比較的たやすい。


71625.jpg

親はテンパイにつき、南3局続行。

本来ならありえない連荘だが、親はラス回避に望みを繋いでいるとも言える。

私はまだ予断を許さない状況。

このありえない連荘が何を生んだかというと…


71626.jpg

2局連続満貫親っ被りの下家!

こんな悲惨なことが天鳳ではあるんですねえ。


71627.jpg

さっきまでラス争いをしていたのが嘘みたいに、なんと最終的にはトップ捲りまでいった。

流し満貫から流れを作っての劇的な逆転劇だった。

流局扱いの天鳳だからこそ、成しえた逆転だった。



case15
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南1局、微差トップ目の南家。

配牌は8種9牌とかなりバラバラ。


69865.jpg

無難に端から切っていき、ここで流し満貫狙いに方針をシフト。

9mの危険度が高いので、先に切り飛ばすことに決めた。


69866.jpg

結果、下家が対面に2000の放銃。

流し満貫狙いにおいてはわりとよくある光景。

下家はもっと粘れたはずなので、流し満貫阻止の意味合いもあったかもしれない。


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私の流し満貫は1pツモで成立していたが、対面のツモアガリが早い。

9mを後ろに引っ張ると、下家のチーで阻止される可能性が高いので、老頭牌は早目に切るに越したことはない。



case16
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東3局、トップ目の南家。

配牌8種11牌で、ヤオチュー牌だらけ。

4p切りで国士とホンイツの両天秤でも良いが…


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流し満貫の天秤にかける場合は、こういう着手が有効になりやすい。

ここらへんが赤あり、流し満貫ありの工夫の余地だ。


74389.jpg

手があまりまとまってこない。

さて、何を切るか?





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流し満貫を視野に入れるなら、生牌を切るのは早い方がいい。

巡目が遅れれば遅れるほど北家にポンと言われやすくなるからだ。


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リーチが入ったが、あと1枚引けばOKと手恰好は盤石。


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1枚余りで成立となった。

配牌で4pから切っているとこれが成立しないため、配牌からのある程度の構想は重要であるとわかるだろう。



case17
76108.jpg

東3局、微差の北家。

配牌は7種だが、メンツ手もわりといけそう。


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親リーチが入っている。

何を切るか?





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2p切って粘れるが、ドラなし赤なしでは親リーチに勝負にならない。

それならば、受けつつ狙える流し満貫狙い。


76111.jpg

ほら、9pも通った。

通ってなくても通せばいいしね。


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これがなんと、2枚余りで成立。ひゅ〜ひゅ〜。


76113.jpg

が、ダメ!

まさかの親が最後の最後にツモで、裏1の4000オール。

これがあるから油断は禁物。


76114.jpg

最後に1pがいるかどうかで、親は4000オールか、4000持っていかれるかで、あまりに大きな差。

亜空間で8pチーしとくんだった?



case18
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開局の北家。

配牌は8種9牌でバラバラ。

第一打は西から。


76485.jpg

何を切るか?





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ここは、南家に危険な9s先切りで流し満貫狙い。


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上家からリーチが入る。待ってました!待ってないけど。

みーごまさんち〜っす、って言ってるうちにみーごまさんも九段になってました。


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下家の東にラグがかかる。

こちらとしては気が気ではない。

切りたい東がポンされる可能性が出てきたからだ。


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対面が合わせて歓喜の瞬間。

これは助かった。対面は適当な安全牌がなかった模様。


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そしてその時は来た。

仮に対面が東を温存してポンに備えたとしても、東を切らずに成立させられている。

冒頭に触れた9sについてもこういう形で切らずに済む可能性があるということ。

とはいえ、余るケースはそれほど多くはないが。



case19
76540.jpg

東2局1本場の西家。

ここからホンイツ?いやいや1s切ってるやん。

ここは当然…


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遠慮なくいかせていただきます。


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南家からリーチが入る。

リーチが入ると流し満貫狙いが正当化されているようで気分は悪くない。

場がロックされて流局が多くなるし、鳴きでツモが増えるということも少なくなる。


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うむうむ。これで数は足りた。

あとは、1sが通るかどうかのみ。


76544.jpg

え(白目)

待ってましたとばかりに。鳳凰卓はさすがに抜け目ない。


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親もちゃっかりテンパイしていて、二人テンパイで流局。

流し満貫狙っていたはずなのに、手の内がかなり整っている。

北家「皆の衆、感謝しろよ」

東家、南家「でかした、よくやった」



case20
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同半荘南1局、25400点持ち2着目の北家。

どちらかというと厳しい配牌。


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トップ目の西家からリーチが入って、対応の構え。

ひとまず東のトイツ落としから。


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下家に仕事をさせないように、万全を期して9mから切る。


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そしてリベンジは成った。

狙い続けるとこのようにいいことがある、かも?

そして河ではきれいに国士が完成していた。


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5枚足りない状態からの、流し満貫成就。

狙いすぎても上手くいかないのに、期待してない時に限って、とは麻雀に限らずギャンブルあるあるではないだろうか。

芽を摘まない、という意識を持つことで格段に流し満貫成就のチャンスは増えるはずだ。


次回も引き続き流し満貫についてお送りする。



ラベル:流満 天鳳
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