2020年02月23日

強い部分は「固定する」弱い部分は「厚く持つ」

今回は、テンパイに向けた手組みについて。

シンプルだが、非常に汎用性があり、個人的にはかなり重要な内容だと思っている。

難しい牌理についてあれこれ考えるよりは、こういう基本的なことをミスなくこなすことの方が大事だろう。

なぜかというと、出現頻度が多く、結果に与える影響も大きいため、出来不出来が即成績に結びつきやすいからだ。


具体的に、「強い部分」というのは、

・両面
・外よりの受け(23m、78m)
・場に安い色の受け
・場況から山に居そうな受け
・他家が使いづらいと推定される受け(分断形など)
・染め手が使っていない色


「弱い部分」というのは、

・ペンチャン
・内寄りの受け(45m、56m)
・場に高い色の受け
・場にたくさん切れている受け
・染め手が使っている色 

のことである。


ペンチャンなどの弱い部分は、889と厚く持つことで、不安定な部分を解消しやすくする。

愚形同士の選択では、より場に安い色を固定し、場に高い色を厚く持つように工夫する。

染め手がいる場合、その色はネックになりやすいので厚く持って最終形を強くするのが基本(危険度との勘案はあるが)。


強い部分を先固定することで、そこが最終形になった場合に、迷彩が効いて出アガリがしやすいという相乗効果も生まれる。

同じ両面でも、端よりのターツを先固定することで、ぐっとアガリ率が高まる。


コツとしては、刻一刻と変化する河・場況に目を光らせ、どの部分が強くてどの部分が弱いのかを1巡毎に精査していくことだ。

それによって、ターツ選択などに迷いが生じなくなり、突然の変化に対しても慌てることが少なくなる。

かなりバラバラな手であっても、強い部分を固定しつつ、ある程度安牌を持ちながら打つことで、安全を確保しながら攻め返す、という手法が成り立つ。


場に見える情報から、シンプルに選択するだけでいいのに、なまじ相手の手を読んだがゆえに選択を間違えてしまう。

これはむしろ上級者にありがちであり、麻雀を理解すればするほど正解率が下がる、みたいな現象も起こりうる。

また、安全度の兼ね合いでシンプルに選べない、というのも上級者が陥りがちな罠だ。

基本の部分をいかに間違えないか、という部分は麻雀の長期成績においては非常に重要であるため、高度な技術論をかじった人も、本記事で今一度確認していただきたい。


それではどうぞ。


case1
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東4局、29100点持ち2着目の北家。

嬉しいドラツモで、形が良くなった。

さて、何を切る?





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5m切りとした。

対面の仕掛けと4m切りを見ているので、36m、特に3mは強そう。

5mは暗刻からの切り出しにつき、3mは他家が使いづらく、ピンフの含みもある。

ピンズは何を切ってもロスが大きいので、どちらかというと牌効率の要素が強い。

ピンズを「厚く持つ」という思考ができれば消去法でマンズに手がかかる。


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テンパイを逃す8mをツモってしまったが、これは想定内。

マンズは三面張とさらに受け入れが広がった。

裏目を牌効率に組み込む、裏目のフォローが利く選択、というのも重要な観点。

ピンズの待ち取りに迷わなくていい、というのは(先制テンパイを逃した手前)言いすぎだが、厚く持った部分でドンと構えることができる。


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対面の1000・2000ツモとなった。

裏目っていなければ6p切りで放銃だった、というのは結果論だが、

自身の369mは極めて強く、「強い部分を固定する」ことに成功したと言えるだろう。



case2
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南2局1本場、21500点持ち微差3着目の南家。

絶好のカン6sを引き入れて、イーシャンテンになった。

さて、何を切るか?





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6p切りとした。

場況がなければ4m切って単純両面固定が優勢ではないだろうか。

5pツモでイーペーコーだし、5pは自分が1枚使っているし。

ただ、さすがに25mが5枚切れとなると弱い認定してもよさそう。

こうなると縦の4mもかなり強いので、厚く持つ意味合いが増える。

2巡ぐらい河を見ていないだけで、パッと4mに手をかけてしまうということは十分にありえるだろう。


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嬉しい赤をツモって即リーチ。

ここが入り目なら、どちらを切っても一緒だったわけだが。


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これが上家から出て、5200。

ノーテンから出てきたのはやや意外だが、これは大きなアガリとなった。


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選択時、南は持ち持ち。

6p4mの縦は山に1枚ずつで、25mが山2、25pが山3につき、「強い部分」は25pで正解だった。

こういうわずかな差を間違えないことが長期的には重要だったりする。



case3
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東4局、32800点持ち2着目の親番。

ターツオーバー4トイツで、やや捌きの難しい手。

ここから何を切るか?





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8s切りとした。

安全度まで含めると難しいところだが、3sがパタパタと切られたので。

最終形も69sの方が強そうなので、その部分を固定した。

4sも後々かなり危険度が高いので、先切りする手はあるかもしれない。


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薄い3sをツモって、手順で4sを処理できる。

こうなるとにわかにアガリが見込めそうになってきた。


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2枚目の白をポンテンに取った。

狙い通りの69s受け。

前巡の9sスルーが俺流で、焦らずにアガリを見据えている。


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ドラをツモって2000オールGET。

限りなくベストに近いアガリではないだろうか。

手順が違っても同じアガリ形だった可能性は高いが、69sの先固定によりグッとアガリやすさが増していることがわかるだろう。



case4
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南3局、45500点持ちトップ目の西家。

チートイツも視野だったが、ズバリのカン7pが埋まった。

さて、何を切る?





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トイツ手を見切るのであれば、シンプルに両面固定でいいだろう。

5sのロスはさほどでもなく、3m周辺の好形変化にも活路を見出すことができる。

当然ながら678の三色が本命。


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2sをツモってイーシャンテンとなった。

何を切るか?





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8s切りとした。

愚形同士の強さ比較。

場にはマンズが高く、ソーズが安い。カン7s待ちになった場合はかなり拾えそうな場況となっている。

8sが1枚出ていることはソーズが安いだけにあまり関係ないが、

安全度からカン7mに決めてしまうのはやや損が大きいと考える。

4mツモの好形変化もあるし、カン7mが強い保証がどこにもないので、アガリやすさに疑問符がつくからだ。


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狙い通りに7sを引き込み、打点十分の最終形に。

明確に危険な河がいないため、ここはある程度目いっぱいに構えてもよさそう。

トップ目だからこそ、きっちりアガって局を潰したい。


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すぐに出て8000となった。

マンズは厚く持たれていて、36mは山にゼロだったが、3mポンの余地があった。

3mポン時の最終形がカン7sかカン7mかでは結構な差があるので、愚形でも強い部分を固定することは重要だとわかるだろう。



case5
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東2局3本場、24800点持ち2着目の南家。

東ポンの仕掛けを入れているところ。

3pをツモってきたが、何を切るか?





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3pは強そうに見えるので残したくなるが、ツモ切りとした。

牌効率的にはいずれかのカンチャン固定が広い。

アガリ優先であれば、発にこだわる必要もない。

場況からピンズの下がダダ安につき、2pは固まっていない限り出やすいはずだ。


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場に高い方のソーズが先に捌けてテンパイ。

この最終形ならかなりアガれそう。3p先切りもあるし。


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すぐに出て、1000は1900。

2pは誰の手にもなく、山4と強かった。

ちょっとアガリが遅れると、親のドラドラや下家のメンチンが間に合ってしまう可能性があるため、何気ないが大きなアガリではないだろうか。

こういうのを間違わずに捌く、というのが現代のスピード麻雀ではかなり重要だと思う。



case6
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南1局、43500点持ちトップ目の南家。

超十分形イーシャンテンだが、ここから何を切るか?





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9p切りとした。

147pはかなり強そうなので、通常はこれで問題ないだろう。

あるいはマンズや2sを仕掛けて一通のテンパイに取ることもできる。


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安目でテンパイ。

役はあるものの、親の2フーロ目が間に合ってしまった。

さて、どうしよう?





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取ってダマにするもこれがアウトで、11600(´・ω・`)

危険度を勘案しなければならないのはこういう時。

親はマンズが濃く、自身はトップ目につき、3mは先に処理しておくべきだったか。


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2sポンなども脳裏によぎって3m先切りに踏み切れなかったが。

このタイミングで3mを切るのがバランスだった。

「厚く持つ」部分は危険度が高い傾向もあるため、その見切り時も重要となる。


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3m先切りなら、おそらく先にこちらのアガリがあっただろう。

この放銃で混沌としたものの、なんとかトップを死守することができた。



case7
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南1局、16500点持ちラス目の西家。

ドラ3の大チャンス手で、是が非でもものにしたい手。

7pツモったが、ここから何を切るか?





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6p切って両面固定とした。

テンパイチャンス的にはMAXではないが、強い58pを固定して、ソーズは流動形とした。

場況的に3s2sあたりも強そうなので、そのへんが伸びればさらに広くなる。

あとは、7s9sの縦引きも魅力。


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なかなかテンパイが入らないまま、無情にも6s8sが場に3枚ずつ。

かなり景色のいいソーズだっただけに暗雲立ち込める。


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2sをツモってきて、ここで9sを払う。

カン8sが残り1枚、カン3sが残り2枚につき、枚数重視で。

6sツモった時の形が強いので、一応9sから。


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おお、こちらが先に埋まるなんて。

まんまん満を持してリーチ!


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親が一発で突っ込んできて8000。

これは上手くアガリをGETできたぜ。


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ここでの選択が功を奏した。

テンパイチャンスを重視しているとアガリはない。

強い58pを固定して、形の弱いソーズに柔軟性を持たせることで、後の状況変化に機敏に対応できた。


このように、強い部分を固定し、弱い部分の受け入れを広げることで、二次変化、三次変化を見込むことが可能となり、手牌に柔軟性が生まれる。

これによって、本ケースのように突然待ちが枯れてしまうような状況変化に対しても、臨機応変に対応できる。

この場合のソーズは弱い部分ではないが、変化に優る形であれば、テンパイチャンス重視よりも厚く持つメリットの方が大きいこともある。


弱い部分を厚く持つことは、流動性を広げるということ、それすなわち状況変化に対応しやすくなるということ。

千変万化する状況に対応力を持たせる、これが重要なのは現在のコロナウイルスに限ったことではないとわかるだろう。



ラベル:手組 定跡 天鳳
posted by はぐりん@ at 18:23 | Comment(7) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月16日

不調ウイルスは「治療」するのではなく「予防」する【現世編】

このタイトル、実は以前に私が書いたことのある記事だ。

インパクトのあるタイトルだけに覚えている方も少なくないのではないだろうか。

不調ウィルスは「治療」するのではなく「予防」する

リアルでこれを実践する時が、まさに今、訪れている。



というわけで、今日予定されていたセット麻雀は中止になった。


わずか1週間で事態は急変するのだから、新型コロナウイルスの感染力というのは想像を絶するものであることが分かる。


ひとつだけ言えることは、感染は始まったばかりであり、影響は今後、指数関数的に大きくなるということである。

蔓延を望んでいるかのような日本政府に期待しても無意味であり、自分の身は自分で守るしかない。


密閉空間に長時間顔を向き合わせるリアル麻雀は、極めて感染のリスクが高い行為であろう。

予防における対策が万全でない今の時期こそ、最大限の注意を払っていいのではないか。

例えば、プロのリーグ戦などでは、ネット麻雀による代替が可能なのではないだろうか。

テーブルゲームはネット環境さえ整っていれば、比較的たやすくこういう事態に対処できるような気がする。


ぜひぜひ、ご自身の健康に留意していただきたい。



さて、ウイルスに体が蝕まれてしまってからでは、治療のための長い時間と大きなコストがかかる。

水際での予防にある程度の時間とコストをかけることは、長期的に見れば極めて有益であるのは間違いない。

これは麻雀においても同じことが言える。

不調ウイルスが身体に蔓延してからでは、いつも通りの麻雀が打てず、自信を失って迷走するという負のスパイラルに陥ってしまう。

なので、そういう状態に陥ったなら一旦麻雀から離れて完治するのを待つ、というのも一つの手だ(今の私がまさにその状態だ)。

休むも麻雀、なのである。


以下は、新型ツカンポウイルスに感染した私の実戦録である。

信じるか信じないかはあなた次第です。


case1
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オーラス、30300点持ち2着目の西家。

トップ目の親と5200点差、ラス目の北家と23100点差。

満貫放銃でもラス転落しないため、ここは全力でトップを狙いたい局面。


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3着目の上家からリーチが入った直後、こちらもテンパイ。

さて、どうしよう?





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3着目のリーチなら、当然追っかけに踏み切るだろう。

ツモでトップ捲り確定。上家からなら裏1期待。

7pの場況も悪くなく、ドラも見えているのでラス転落のリスクも低い。


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ところが、ラス目が追っかけリーチを敢行してきた。

いずれにせよ満貫打っても捲られない。

逆転条件を満たしているのだろうか?


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一発目に持ってきたのはまさかの赤5s。

こ、これは…


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ゑ?


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ハネ直条件の下家は、裏が乗らずに満直止まり。

しかし、上家にも痛恨の高目5200放銃。

結果、どうなった?


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しょぇ〜ラスっとるがな(>_<)

しかもリーチ棒総ざらいの上家取りゆえの大捲り…

ってことは私のリーチ棒がいけなかったか。


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25sは山に2枚だが、5sは赤が1枚のみ。

私がラスに落ちる条件は、「下家リーチの一発目に赤5sを掴んだ場合」のみ。

これをやすやすと掴んでしまうあたりにツカンポウイルスの威力が垣間見える。

ちなみに、7pは山3って二人の当たり牌より多いじゃん…



case2
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東2局、9600点持ちラス目の南家。

現状毟られてはいるが、ここから巻き返さねば。

ピンフのみだが十分でしょう、即リーチ。


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上家の親からリーチが入る。


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一発目に持ってきたのはドラそのもの。

ワンチャンスだし、通るよね?よね?


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うん、知ってた。

何とか飛ばずに粘りたいが…


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ひゃっは〜、4枚目がそこですか。

どないせっちゅうねん。

まあ、裏1でも裏4でも変わりないし、リアルじゃなくて良かったと思うことにしよう。



case3
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東4局1本場、23500点持ち2着目の西家。

テンパイしたが、さてどうしよう?





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ドラ受けにはせず、得意のツモり三暗刻でリーチ。

5s切りなどが裏目っていない会心の最終形。

これは感触あり。


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対面と下家が食い散らかし始めた。

しかも、裏目のドラをツモってるし…

9mはいずこに。


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仕掛けで回って来た海底。力んだが、持ってきたのはスジ。

ん?このスジ大丈夫か?


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は、はい?(゚Д゚)!?

河底つき。

一瞬で下家と対面の点数がわかるだろうか?


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下家子のハネ満、対面親の11600ということで、何と一瞬で私は飛んでしまった。

私の脳内では、ダブロンの声が延々とこだましていた…


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件の9mは山に2枚。山に1枚でも現れれば、ここまでの事態にはなっていなかったはず。

というか、対面の9sを拾ってカンするんだったにゃ。


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下家の仕掛けはここから。

ダメ元みたいな仕掛けが、ハネ満に仕上がるんだからお見事としか言いようがない。

逆に言えば、こういう仕掛けを成就させているようでは勝てない。ツカンポウイルスが発症していたわけだ。



case4
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東4局1本場、21000点持ち3着目の北家。

ラス目の南家が仕掛けていて、ほどよい点差、ほどよい打点、絶好の待ち。

サクッとアガれそう。


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海底ツモったれ…が、ダメ。

持ってきたのはドラそのもの。

対面が押しているのは一目瞭然。と、いうことは?


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ダブロンかよ!

親様もステルスで張ってらっしゃったか。


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なんみょ〜ほーれんげーきょ〜で16000点。


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ああ、今日も飛んだよ。明日も飛ぶ予定さ。



case5
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南3局1本場、30200点持ち2着目の親番。

ラス目対面との差が19100点なので、余裕はある。

この配牌なら是が非でもトップを狙いたいところ。


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カン2mを先固定して、4m裏目ってしまったが、25mは強そうなので問題ないだろう。

依然として789三色のリャンシャンテン。

さて、何を切るか?





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4pをツモ切ると、ラス目から唐突にロンの声で、16000と言われる。

この4p止まるだろうか?

確かに両面ターツ落としからの切り出しは不気味ではあるが、それゆえにドラトイツ以上はなかなか考えにくい。

点差的に警戒はリーチと来てからでもいいかな、と思っていた。


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対面の配牌はこう。

なるほど、これなら両面ターツ落としはむしろ必然か。


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7sにラグがなく、南白手出しの後の3p手出し。

こういうケースはソーズの染めよりもピンズの染めであることが多く、ピンズは警戒すべき対象となる。

ソーズ染めなら3pを引っ張る理由に乏しく、チートイツなら白を温存しそうだからだ。


とはいえ、このタイミングで止められるかなあというのが率直な感想。

無駄に引っ張って放銃リスクを高めるぐらいなら今切りたいというのが私の感覚。

まあ読む材料があるので、これは技術介入要素もあるが。

結局、この半荘は痛恨のラスを食ってしまった。というか上記の半荘全部ラスだ。


新型ツカンポウイルスにかかってしまうと、こういうことになるので、みなさんも気をつけていただきたい。



posted by はぐりん@ at 23:54 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月09日

オーラスはラス目の逆転条件を正確に把握する【ラス確はしないという仮定に基づいた押し引き】

今回は、オーラスの押し引きについて。


オーラスラス目からリーチが入った。

この場合、どこまで押してどこでオリるかというのは、非常に腕が問われる部分だ。


倍満打ってもラスにならないという点差なら、まっすぐ打ってトップを目指すだろう。

満貫打ったらラスになるという点差なら、基本的には引き気味に構えるだろう。

その中間のハネ満打ったらラスになる場合というのはなかなか判断に迷うことが多いのではないだろうか。


赤入り麻雀では、例えドラがある程度見えていても裏ドラ次第でそこそこハネ満になりやすく、裏ドラ条件でアガってくるケースも少なくない。

ロンの声をかけられた場合、ラス抜け条件を満たすアガリということで、ただでは済まないことが多い。

仮にラスまでは落ちなくても、順位転落は覚悟しなければならないだろう。


天鳳の場合は、ラスにさえ落ちなければポイントは減らないため、自身の裁量によって押し引きは決めることができるわけだが、強者ほど簡単にはあきらめない、ギリギリまで順位UPを狙う傾向が強いという印象もある。


ラス目の逆転条件が分かりやすい場合は、こちらの対処もやりやすい。

しかし、時折とんでもない条件でリーチをかけてくることがある。


全員から倍満直撃条件のリーチを打ってきて戦々恐々とするも、河には特別高そうな情報がない。

こういった際によくあるのが、西入狙いのツモ専リーチだ。


天鳳では、終了時30000点を超えていないと西入があるため、ラス目は逆転条件において常にこれを視野に入れている。

ツモ専リーチなのにうっかりオリてしまってテンパイを逃す、なんていうのは天鳳に慣れていないと犯しがちだ。


これを避けるためにも、オーラスはラス目の逆転条件を正確に把握する、ということが重要だ。

直撃条件なのか、裏ドラ期待なのか、西入狙いなのか。


ラス抜けの条件を正確に把握することで、自身が間接的にアシストするということもできる。

例えば、ラス目と3着目の差が10700点の際、自身がリーチ棒を出すことで、ラス目の満ツモ条件ができる。

自身がダントツであれば、積極的にリーチ棒を出すことで、ラス目もリーチに行きやすくなる。

それを理解している3着目は、ラス目が攻め返してくる前にこちらのリーチにサシコミに来るなんていう現象も起きる。


自身にラス落ちの可能性がない場合でも、ラス目の逆転条件を把握することで、円滑なオーラスの局回しができる可能性が高まる、というわけである。

そういう意味でもオーラスは自身の順位変動のみならず、ラス目のラス抜け条件をしっかりと把握しておくことが重要となってくる。


経験上、特上卓では出てしまったらラス確でもアガる、というようなケースも多かったが(これだと無駄な順位転落が多くなる)、

鳳凰卓では基本的にラス確になるアガリはしないことが多いので、ラス目の攻撃の意図をしっかりと読む必要がある。


つまり鳳凰卓では、ラス確になるアガリはしないだろう、という仮定に基づいて押し引きを決めることができる。

言い換えれば、打ち手を信頼する、ということであり、それだけ鳳凰卓のレベルは高いということを認識する、ということである。


それでは、具体的に実戦例から見ていこう。


case1
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オーラス、37000点持ちトップ目の親番。

2着目の上家とは3800点差で、ノーテンなら捲られる可能性も。

対面が抜けたラスで4100点持ち。3着目の満ツモでもトップを捲られるため、予断を許さない。


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ところが、ダンラス目から5巡目にしてリーチが入る。

ドラも切っていて、チートイドラドラというのもなさそう。

一体、このリーチは何を狙っているのだろうか?


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リーチ一発目だが、何を切るか?





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4p切りとした。

倍満打っても変わらないため、4pは押しやすいだろう。

唯一高い手と言えば、ソーズのホンイツがあるので6sは一応引っ張る。

一発目ならやぶれかぶれでアガられてしまうかもしれない。


44048.jpg

フリテンを残さず7sも押していく。

仮に、満貫打ったら西入条件となってしまう場合はこの7sは押さない。

上家が3万点を越えているので、西入条件を満たさない。

そして、それは上家も同様につき、上家も攻め返してくるはず。

つまり、ギリギリまで自身のアガリを見ることで、上家のアガリを阻止したいという意図だ。


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ん?上家の1mにロンの声。

上家からだと倍満条件だが。

イーペーコー裏期待とか?


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予想に反して、打点がない。

これは諦観のラス確リーチだったか?


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いずれにせよラス確だったが、無駄に裏が乗って、上家は3着に落ちてしまった。

打ち手によってはこういうこともあるが、基本的に鳳凰卓ではラス確リーチはレアケースだ。

親番の私がトップ目につき、一局勝負ということもあったかもしれないが。

どうせラスなら平均得点を上げる、みたいな思考もあるかもしれないが、いずれにせよ鳳凰卓ではレアだろう。

逆に言うと、私が2着に落ちていた可能性も十分にあったということである。



case2
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オーラス1本場、28400点持ち3着目の北家。

2400点持ちラス目の南家からリーチが入って一発目。

親が29600点、トップ目の西家が38600点。

こちらもテンパイだが、さてどうしよう?





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3m切りとした。

1000点でもアガれば2着につき、ギリギリ粘りたい。

その粘り方をどうするか、という問題。

九段の対面は確実に逆転条件の手が入っているはず。ドラが暗刻という可能性も十分にある。

2枚切れの3mで引っかけリーチには来ないでしょ、という意図。

3m切っておけばこちらのピンフの受け入れも広い。


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望外の9m暗刻でこちらもテンパイ。

さて、どうしよう?





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5m押しのダマとした。

ここで重要なのは対面との点差。

27000点差でリーチ棒が2本の1本場ということは、リーチ棒を出さなければハネ満までなら打てる。

つまりここでは絶対にリーチを打てない。みすみすハネ直条件を自ら作ることになってしまうからだ。

仮にリーチを打つとしたら、ツモでトップ捲り確定レベルの打点がなければ見合わない。

なぜかというと、対面がツモといった瞬間親っ被りで私のラスはなく、唯一ラス転落があるのが直撃だからだ。


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そして7pをツモった。

これで現物待ちダマに構えられる。

リーチをしたとしてもツモでトップ捲りまでは確定しないので、ここでのダマは必然となる。


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最終盤にドラを持ってきたが、さてどうするか?





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これを押した。

ドラで打ったとして倍満になる組み合わせはどのくらいあるだろうか?

リーチ中ドラ3+赤1でも裏が2枚以上必要。

もちろんきれいに裏3なら捲られるが、その可能性は高くはない。

ダマにしているからこそ打てる中で、リーチなら絶対に打てない中。

あべこべだが、逆転条件を具に把握しているからこそギリギリ押せるドラだとも言える。

ラグがかかって頭が真っ白になるも無事通過。


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結果、三人テンパイで流局。

対面は意外にも高め三色のメンタンピンリーチ。

倍ツモでも捲らないことを考えれば、意図はトップ目から高目直撃裏1の西入狙い、もしくは流局テンパイ狙いだったことがわかる。

そのぐらい厳しい条件に賭けざるをえなかったということ。

逆に言えば私の押しは十分に見合う押しだったとも言える。

ラス目に完全なる逆転手が入るということはそこまでなく、リーチを買い被ってしまうことの方が多い。

とはいえ、ドラでオリるのも天鳳なら自然。当時の気合いの入り様たるや、刺激になった。



case3
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さらに次局、対面から2巡目リーチが入った。

アガれば私は大体トップになれるが、対面との差は28000点ジャスト。

供託リーチ棒3本の、2本場。

さて、何を切るか?





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これは押せない。

なぜなら、いよいよハネ満直撃ができない点差だからだ。

2本場の分、ハネ直なら200点捲られてしまう。

そうなると、ダブ南はもとより、無スジは切れない。

2巡目リーチだからこそ、そのぐらいの直撃条件を満たす手だと考えられるからだ。


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手詰まり気味だが、ここは形を追わずにしっかりと現物を合わせていく。


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果敢に押していた親が、6000オールツモでトップ捲り。

私は残念ながら3着で終えた。

対面のリーチの意図は何だろう?親テンパイなら差は縮まる、ということだろうか。



case4
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オーラス31000点持ち、2着目の西家。

対面の親がトップ目で6200点差。下家がラス目で24400点差。

好配牌をもらったので是が非でもトップを捲りたい。


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唐突にラス目からリーチが入った。

河はかなり強い。


69810.jpg

テンパイだが、赤5mが余る形。

さて、どうしよう?





69811.jpg

追っかけとした。

リーチ棒が出たことにより、一通の高目がぴったりトップ捲りを満たす。

点差的にハネ満が打てるため、一発でもギリギリ勝負できると判断した。


69812.jpg

しかしこれにロンの声がかかる。

ロンと言われると相当ヤバいんじゃ…?


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幸いなことに裏が乗らず。

ハネ満で済んだ、ということは…


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きわどく400点残って3着。

生きた心地がしなかったが、ギリギリ残った。

やはり、ハネ直条件と倍直条件では、その難易度に雲泥の差がある。

一発で赤を打ってもセーフだもんね。


69815.jpg

これが通れば高目がいるのは必然。

ギリギリのところを勝負していけば十分な見返りがあることがわかるだろう。



case5
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オーラス28800点持ち、2着目の北家。

トップ目が親番で31900点持ち、3着目が上家で28200点持ちと僅差。

11100点持ちラス目の対面からリーチが入ったところ。

このリーチをどう見るか。


77286.jpg

ブクブクにしている一発目。

さて、何を切るか?





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4sを押した。

一発目だけは怖いが、こちらも十分にトップ捲りの見える手。

現状2着目というのもあり、慎重策を取る手ももちろんある。

ただこの点棒状況なら、対面リーチの狙いはなんとなく透けて見えないだろうか?


77288.jpg

危険な5pを持ってきたが、さてどうしよう?





77289.jpg

押した。

ここで考えるべきは、3着目と対面の点差だ。現状18100点差ということは3着目から満直でも捲れない。

都合よくハネ満が入っている、と考えるよりも現実的なヒントが親の点数にある。

親が31900点ということは、1000・2000以上のツモで西入となるではないか!

対面のリーチにやや逡巡があったことからも、西入狙いのツモ専リーチの可能性が高いと判断した。


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なかなかテンパイが入らないまま、持ってきたのはドラ。

さて、どうしよう?





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ここで回った。

さすがにドラそのもので打ったらハネ直も現実的になり、ここだけは打てないところ。

赤も見えてないしね。


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結果ラス目の一人テンパイで終局。

私は辛くも2着キープでまあ良し。

対面のリーチは25p待ち、ということは…


77293.jpg

私の5pは見逃しだった。

これが見逃しのラグかどうかはわからなかった。

推測通り、対面はツモ専リーチで、ツモればぴったり西入だった。

満貫直撃は現実的だが、ハネ満直撃となると難易度はかなり上がることが本局からもわかるだろう。


このように、点棒状況によっては、西入狙いのツモ専リーチが濃厚とわかることもある。

ラス目のラス抜け条件を正確に把握し、リーチの意図を読むことで、自身にとって有利な攻め返しができる局面が増える。

相手の雀力を逆手に取って、自身の得を増やしていく。

冷静な状況判断と、情熱の押し、オーラスはこれを意識していきたい。



ラベル:天鳳 攻撃
posted by はぐりん@ at 23:56 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月02日

オーラス微差のツモ直条件は場況によりダマにする

今回はオーラス微差でのリーチ判断について。

役ありテンパイしたが、ダマだとツモor直撃条件。

リーチなら確実に捲れるけど、場をロックしてしまうことによりラス目の攻め返しが怖い。

こういう状況は天鳳でよくある光景ではないだろうか。


いかに上位が微差のトップ争いであっても、リーチでテンパイを教えてしまうと当たり牌はなかなか出てこない。

ダマとリーチの出アガリ率は雲泥の差になることは、特に鳳凰卓では顕著な傾向だろう。

簡単にアガれそうな待ちなのに、リーチしたがためにラス目の追っかけを受けて冷や汗をかく、というのは私も思い当たる節がある。


天鳳では上を見るよりもラス回避を重んじるため、リーチに対しては他家も慎重になる。

満貫放銃でラス転落の可能性のある他家はまず攻め返してこない。

他家の足を止めてしまうことで、必然にラス目との直対になりやすく、ラス転落の可能性も高くなる。


これを避けるために意識しておきたいのは、逆転条件がツモor直撃の場合はダマも視野に入れる、ということである。

直撃条件の上位者はリーチなら確実に当たり牌を止められるが、ダマなら打ってくれる可能性がある。

ダマツモでも捲れる点差なら、直撃の分すんなり捲れることが増える。これが大きい。

そして、肝心なのが脇から出た場合だが、これを見逃さない。

2着なら2着、3着なら3着で潔く幕引きとする。

状況にもよるが見逃すくらいならリーチをかけた方がいい。

全員の手を止めないことで、ラス目の反撃を未然に防ぎ、円滑にオーラスの局消化を促す、という意味合いである。

もちろん、トップに価値の高いリアルではこの限りではないが、リアルでもレベルの高い卓、あるいは高レートではそちらが優るということもあるだろう。

天鳳では特に上の順位に執着しすぎないことが、ひいてはラス率を低めるコツにもなる。


状況により、リーチをかけた方が有利と思われるケースでも、テンパイを教えることで当たり牌は確実に出にくくなる傾向にあるので、リーチをかけることはそれだけ重い行為であるという認識が必要だろう

わずかな差をリーチで補うことは労力の割に見返りが少ない、ということだ。


それでは、実戦例から具体的に見ていきたいと思う。



case1
33522.jpg

オーラス、28900点持ち2着目の西家。

ラス目が親で、トップ目との差は2200点。

絶好の7mが埋まってピンフドラ1のテンパイ。

脇から2000のロンではわずかに捲れない。

さて、どうしよう?





33523.jpg

ダマにした。

たった今、親の河に4pが出たところ。

ドラそばの4pが出たことからも、親の手は整っていると推測できる。

リーチをかけてしまうとかなり出にくい47p。

ツモで捲れるなら下家からポロリを期待するというのはどうか。

あとは、親からリーチ棒が出た瞬間捲り確定になる、リーチ棒期待というのもある。


33525.jpg

親に仕掛けが入って、脅威は大分減ったが、ダマ続行。

リーチ棒が出ての捲り期待はなくなったものの、親が安いとは限らない。


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ほどなく、トップ目からリーチ宣言牌を捕らえることに成功。

2000の直撃できれいにトップ捲り。

親以外からリーチが入っても、喜んで全ツできるのがこのダマのメリットでもある。

上家の7pが場合によっては出ていたが、渋々アガるというのがポイント。


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私がリーチなら、下家はどうしただろうか?

8m、2s、3mという無スジは全て切りきれたかどうかは微妙。

ダマで伸び伸びと打たせたことによって出てきた4pだった。

それによって下家のアガリ率向上ならびに私の順位転落の可能性がUPするものの、円滑な局回しによりラス転落のリスクは低下する。

私はギリ2着でもいいから、みんなでラス者を確定させましょう、ということである。



case2
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オーラス、28100点持ち2着目の北家。

トップ目西家との差は2400点。

ラス目南家との差は10500点。

わりといい配牌をもらったところ。


34120.jpg

テンパイしたが、どうするか?





34121.jpg

ダマにした。

親の現物の2s、ドラツモや赤5mツモの手変わりなどもダマにする要素として大きい。

また、ラス目との点差が10500点ということで、リー棒を出すと5200直がラス転落に結びついてしまう。

河からも25sは真っ先にケアされそうだ。


34122.jpg

直後に親から出て2000のロン。

トップ捲りとはいかず、2着で幕引きとした。

先ほどとは違って上手くいかなかった例。


34123.jpg

牌を開けてみると、驚いたことに25sは生きた山には1枚もいなかった。

リーチをかけると放銃できない親は5sを止めるだろう。

するとどうなるかというと、ラス目が3mツモで満を持して7700のリーチが入る。

私のリーチの一声により、ラス転落が極めて現実的なめくり合いへと突入するのである。

結果は流局となる可能性が高いが、おそらく西入でもう一勝負となる。

アガリを拾い損ねることで、逆転劇を生んでしまう可能性が生まれることを、この局面から見てとれるだろう。



case3
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オーラス、28600点持ち微差2着目の西家。

トップ目との差は1100点だが、30000点には1400点必要。

ラス目が親というのもやや不気味。

役なしでテンパイしたが、さてどうするか?





42049.jpg

ダマにした。

7p手出しリーチではなかなかに出にくいカン8p。

8pの場況は結構いいが、すんなりアガれるとは考えにくい。

親の河が煮詰まっていて、いつリーチが来てもおかしくない。それをどう見るかというところ。


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6pツモで好形に手変わりした。

さて、どうしよう?





42051.jpg

ここでリーチとした。

ピンフのみだと出アガリは効くが、1000点なのでどこから出ても西入。

それだと瞬間のトップはあまり意味がない。

待った結果のこの最終形ならば、腹を括ってリーチだろう。8pも割合出やすい河になったし。


42052.jpg

私のリーチの直後に親が追っかけ、きょえ〜(>_<)

そうだ、リーチ棒が出ることを忘れていた。

リーチ棒が出れば、現物待ち1000点でも終了だった。

ただ、リーチ来る前に出ちゃったらなあ。


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結果は下家が高めをツモって、1000・2000。

リー棒2本込みでぴったりトップ終了、これはお見事だった。

私は3着転落となったが、親リーチに飛び込まなくてホッと一安心。


42054.jpg

下家のポンがなければ、親が8pを掴んで私のトップ終了だった。

先制なら下家の足が止まって、逆に私がトップだったかもしれない。

このへんの展開がどう転ぶかというのもリーチかどうかで大きく変わってくる。

が、脇の手を止めないことでラス転落のリスクは相対的に下がると考えられる。



case4
44383.jpg

西1局、28500点持ち上家と同点、座順で2着の南家。

絶好の中が暗刻になりテンパイしたが、さてリーチするか?





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リーチとした。

1300では30000点条件にわずかに届かない。

場況的に69mはそこそこ強く見える。


44385.jpg

ところが、親から追っかけが来てしまう。

満貫打てる親は勇んで攻め返してくることは十分に想定できたこと。

親に放銃すると私はラス転落まであるぞ。。一転ピンチに。


44386.jpg

結果、ラス目の追っかけ宣言牌が、親と私のダブロン。

3900と1300で親はトップ、私は2着で終了。

仮に私が放銃でもラスまでは落ちなかった。


44387.jpg

親リーチが入った直後に、対面が9mを掴んで、これを止められてしまう。

仮にダマならば、この9mを捕らえてぴったりトップ終了だった。

リーチ棒1本出ることを想定してダマにする、ということは順位戦略として頭に入れておくべき事項だろう。

特にマーク者の現物待ちになっているケースでは、なおさらだ。


44388.jpg

69mは山に5枚と、強かった。

これぐらい強い待ちであれば、リーチ棒が出るのを待つのは緩手になりうる。

麻雀は決めるべき時に決めないと縺れてしまう性質があるゆえ、ここは決めに行くリーチで正解としたい。



case5
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オーラス、26500点持ち3着目の南家。

ダンラス目が親番で、トップ目との差は12800点、2着目との差は3000点。

トップ捲りは無理目につき、2着捲りがこの局のテーマとなる。

おやおや、私が十段だった頃。そんな時代もあったのかと、羨望の眼差し…


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すんなりテンパイしたが、さてどうしよう?





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ダマにした。

リーチをかけると出にくいが、ダマならわりと出そうな7s。

リーチをかけてしまうとひと手間で、親にチャンスが行ってしまう感もある。

8mツモ、5sツモの好形変化も魅力。

500・1000だと捲れないので仕掛けたくはないが。

また、三暗刻変化リーチのツモアガリがトップ捲りにつき、本命はそちらか。


53687.jpg

ソーズの場況がさらによくなってきた。

ほらほら、4s通ったで。


53688.jpg

ほどなく、狙い通りに2着目から2600GET。

誰が切ってもおかしくなかっただけに、この直撃は嬉しい。


53689.jpg

リーチをかけていると、おそらくアガれていない。

満直回避の対面はオリ、下家はテンパイは取りに来る可能性が高いが、7sは手順で止まるだろう。

親にテンパイが入るかどうかも微妙。

ただ、オーバーキル気味のリーチでエネルギーを浪費し、なかったはずの親連荘になった場合、親の大噴火に繋がる可能性がある。

親との点差がかなりあるからという甘いリーチが根こそぎ持っていかれる隙にもなりかねない。

満直でラス転落、かつ現在3着目ということも踏まえて、こういう場面こそ冷静な判断を心掛けたいものだ。



ラベル:天鳳 微差 逆転
posted by はぐりん@ at 23:56 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする