2020年03月22日

【悲報】はぐりん、特上落ち寸前まで追い込まれる…

まずは、こちらをご覧いただきたい。


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今年に入ってからの不調は止まるところを知らず、鳳凰卓8500試合を越えて、初の特上卓降段戦を迎えることとなった。


特上鳳凰合わせて、私の最下限は七段800ポイント前後と記憶している。

つまり、降段戦はおろか特上落ちについては、プレッシャーを感じたことは今までまったくと言っていいほどなかった。

大体下限にタッチした後は安定して運気が戻っていき、自然とポイントが増えていく、そういう感じだったからだ。


今まで鳳凰卓で鎬を削ってきた猛者たちが特上落ちするたびに、そんなことがあるのかと驚いたり、ともすると優越感を感じたりして、他人事のように思っていた。

特上落ちが一度もないというのが私の誇りであり、ある種私の麻雀を支える自信の根源でもあったからだ。


ところが、今回その瞬間を目の当たりにした。

正直、震えた。

ある意味麻雀ぐらいしか取り柄のない私にして、その自我を崩壊させるべきクライシスに遭遇しているのだから当たり前と言えば当たり前だ。

困難に直面している人はその辛さは本人にしかわからない。

たかが麻雀。けれども、天鳳で闘っている者は己の存在をそこに賭けている。

人生の多大なエネルギーを投入して、負けたら人格を全否定されるレベルで落ち込む、そういう世界なのである。



140ptの段階でラスを引き、残り5ptになった時は、さすがに怖すぎて打てなかった。

なんせ5ptである。

トップ1回取ってもまだ降段戦、2着だと言うに及ばず。あと何戦このプレッシャーに晒されるというのか。

保存するレベルで打つのを拒絶しようかとも思ったが、麻雀から逃げることは私にとって良くない、そう思い覚悟を決めた。

落ちてもいいじゃない、また戻れば。なんて短絡的に考えられたらどんなに楽か。

みじめな気持ちはもう臨界点を越えている。たくさん鼻で笑ってもらおうじゃないか。

100日目に死んだワニと共に歩もうぞ!


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そして、私の特上降段戦が始まった。


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東4局の親番、配牌でトイツだったダブ東があっさり鳴け、わりと簡単な5800のアガリ。

うん、悪くない。ラスを引く感じじゃない。

ところが…


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手詰まりから5200の放銃(発のトイツ落とし)をした直後の南1局。

まあまあ上手に三面張テンパイまでこぎつけた。

これはそこそこ強そうだが…


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当然のようにラス目の追っかけが入る。


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ドラ。

もうここまで来るといちいち反応しない。まるで木偶みたいに感情は空っぽ。


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これがカンチャンに刺さって、5200。

この直撃で一気にラス転落。

喜怒哀楽も何もない、その時が近づいていることをひしひしと感じるのみ。


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ラス目で迎えた南3局の南家。

下家の放銃があり、3着目とは800点差。

ここにきて赤ドラドラの大チャンス手テンパイ。2p切りダマとする。


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5mをツモってどうするか?





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2mと振り替えると、対面にロンの声。3900。

さすがにこのロンで血の気が引いた。

オーラス親番、何もできる気がしない。いよいよか。


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オーラスの配牌がこれ。

形はいまいちだが、打点は悪くない。

精神面では極限状態だったが、この時私が意識していたのは、とにかく全力でこの一局のアガリに賭ける、ということ。

特上落ちのことは一旦忘れて、ただひたすらこの一局に集中する。

全てを無の感情に戻して、自分のできることをする。単純だが、麻雀において重要なのはこれだけなのかもしれない。


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比較的早い段階で南が鳴ける。


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そして、待望のテンパイ。

ドラそばのピンズは難しそうな待ちだが果たして…


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まだお前は終わってない、そういう声が聞こえるような、7pツモだった。

2600オールで値千金の3着浮上。これを値千金と言わずに何と言うのか。

喜びの感情も沸き上がらない。極限状態だからというより、まだ勝負は終わっていないから。


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次局、腹を括ってかけたリーチがツモアガれて裏1の3900オール。

これで突き抜け、一気にトップ争いに。

最終的には2着で終了した。

オーラスを迎えた時点で特上落ちの可能性は7割は下らなかったはず。

キワのキワで見た景色、そしてこの感情は言葉にはできないけれど、私は決して忘れることはないだろう。



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その後の降段戦を、2着・トップで凌ぎ、降段戦から抜け出ることに成功。

さらに、2着・トップ・トップと連対が続き、3ラスまで耐えられる状態に復活した。

さすがにこの日は小躍りしたよ。珍しく自分を褒めたかもしれない。俺、よくやった、と。


そして三連休最終日。今どうなっているかというと…


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自分でも信じられないが、原点まで戻ってきた。

あの降段戦以降、22戦ラスなし、13トップ。4連勝が2回。

こんなことあるの?ほんとに信じられん。


アガるということのハードルがあまりにも高すぎて辟易していた状態だったのが、あの半荘を境に180度変わった。

リーチが全部アガれる。裏ドラも乗る。丁寧に打ってるからミスもない。

短いスパンでは成績はブレるっていうけど、暴れっぷりが劇画チックで刺激的すぎた。


危機が去ったわけではないので、まだ私は油断していないが、今回の件で思ったことは、今までロングスパンで特上落ちの危険に晒されたことがないというのは、今まで私が「単についていた」だけではないのか、ということ。

それぐらい絶不調時に何もできずに落ちていくフリーフォールの無慈悲さを痛感した。

もちろん、メンタル的にミスをしやすいからその影響もあるんだけど、それを差し引いてもひどすぎたから。

思うに、試合数にかまけて1局1局を大事にすることを忘れていたため、神様が試練を与えてくれたのかもしれない。

久々に全身全霊で向き合って、初心を忘れないこと、一打一打に魂を込めること、これがいかに大事かを思い出させてくれた。


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私のRateの推移を見たら、直近のグラフが何かに似ている。

そう、コロナショックで暴落した株価のチャートにそっくりではないか!

これは、私の麻雀が、世界経済と連動している?

というか、私の方がいち早く下落トレンドを形成していたようだが(笑)

私の復調と共に、世界経済が底入れすることを願いつつ、日々奮闘していく所存であります。やるしかないんや!



posted by はぐりん@ at 21:39 | Comment(2) | 不調 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする