2020年08月30日

山にありそうなら最終盤でも即リーチ

最終盤にテンパイして、待ちは強そうなんだが、果たしてリーチしてもいいものか?

麻雀を打っているとよくあるシチュエーションではないだろうか。


最終盤の定義は特に規定されていないが、私は概ね15巡目以降を最終盤として考えている

15巡目だと、東家と南家は残りツモ3回、西家と北家は残りツモ2回ということになるが、大体残りツモ3回ぐらいを目安に最終盤と呼んでもいいのかな、と私は考えている


最終盤でリーチをかけるか迷うということは、言い換えればそれだけの打点があるか、待ちの強さがあるか、ということになるだろう。

点棒フラットとして、リーチをかけるかどうか、以下に明確な基準を示していく。


@残りツモ2回なら問答無用でリーチ

2回あれば十分、そのぐらいポジティブシンキングで行った方が麻雀は勝ちやすい。
ここで考えるべきは自分がアガれるかどうかもさることながら、リーチを受けた相手の立場になること。

テンパイしている者は、残り2巡もリーチに対して危険牌を切るリスクを負うことになる。

万が一にも最終盤のリーチに打ちたくない、最終盤だからこそなおさらそういう気持ちになるものだ。
相手がオリてくれればもちろんのこと、オリずに突っ張ってきたとしても対応にエネルギーを使わせることができる。
これはリーチ棒を出した見返りとしては十分なものだ。

南家であれば一発と海底の2回、1ハンUPのチャンスが生まれてお得。

ちなみに最終盤リーチの基本として、打点よりも待ちの強さの方が重要となる。
山に確実にいるならば相手が掴む可能性も高くなるし、アガリに寄せることでリーチ棒の負担が小さくなるからだ。
それゆえに、待ちの多さや、山にどれぐらいいるかの場況読みが重要となってくる。


A残りツモ1回で役なしなら

これは待ちがかなり強い時のみリーチするのがいいだろう。

さすがに残り1回となると、他家へのプレッシャーも小さくなり、降ろすことが難しくなる。
アガれば大体一発ツモなのは大きいが、空振る可能性もかなり高いため、供託の損失も無視できない。

少なくとも残り山に当たり牌が2枚いることが必要で、できれば3枚ぐらいはほしい。1/6ぐらいだったらいけるっしょ。

あるいは、形テンの仕掛け者がいるなどの場合に戦略的にかけることもある。


B残りツモ1回で役ありなら

これは大概ダマが優位。

残り1回でダマなら確実に出てくる牌をリーチで止めさせることは、リーチ棒の損失の方が大きく、期待値的にマイナスだと考えられるからだ
相当強い待ちで、他家に先制リーチが入っているなど、リーチをかけるにはやや特殊な条件が必要となる。


重要なのは2点で、

残り3巡なら、テンパイ者がテンパイ維持で突っ張ってくることも多いため、十分にリーチが効果的となることと、

・残り2巡と1巡ではかなりの差が生まれるので、残り1巡の場合に限り、慎重になっても問題ない、ということ。


最終盤でも、残り3巡と残り1巡ではリーチの効果に大きな差が生まれる、これを覚えておけばいいだろう。

それでは、実戦例から見ていこう。



case1
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南1局、36700点持ちトップ目の親番。

対面の仕掛けを受けて、テンパイが入った。

残りツモは2回だが、さてどうしよう?





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リーチした。

14mは残り3枚しかないが、マンズの場況が良く、2枚ぐらいは山にいそうに見える。

ダマで2900ぐらいをアガってもトップ当確とはならないので、それならと。

仕掛けにより自身が海底につき、一粒で二度美味しい。

それから…


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対面視点。

この親リーチを受けてあなただったらどう思うだろうか?

実際は安牌がなく、オリることもままならない。

残り2回のツモは重く、私だったら生きた心地がしない。


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結果は、対面がツモアガって300・500。

対面のホッとした顔が目に浮かぶ。

これが単なるダマでは与えるプレッシャーがまるで違う。

一見さらわれたリーチ棒だが、これが真綿で首を絞めるようにじわじわと効いてくるのだ。


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この半荘のオーラス、対面は1000点をアガって二確。

私にとってこの上ない幕引きとなった。

あのリーチ棒は間接的に対面の心を縛っていたのだ。決して高い出費でなかったことがおわかり頂けるだろう。



case2
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東2局、23000点持ちラス目の西家。

上家2フーロに対し、ドラの余る形に。

ここから何を切る?





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ドラを勝負した。

カン3pが薄くて躊躇いがちだが、こちらに赤がある以上、上家の手が高いということはない。

ここはきっちりアガリを見る。


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粘った甲斐あって、やっとテンパイ。

残りツモは1回しかないが、さてどうしよう?





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これは当然のリーチだ。

何が当然かというと、上家に勝負してきたわけだから、上家に対してぶつけるリーチという意味だ。

上家にツモがある以上、役なしなら必然のリーチということになる。


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って、掴むんか〜い(゚Д゚)!?

まさかの放銃で、書いてる私が一番ビックリしたわ…。

ドラまで突っ張って完全にこちらの流れと思いきや、これ。

2000の放銃で萎えたが、この半荘は2着終了。ということは、悪いリーチではなかったはずだ。



case3
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東1局、3本積んでる親番。

対面からリーチが入っている。

こちらもテンパイが入ったが、4mが現物でダマでも5800ある。

さて、どうしよう?





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追っかけに踏み切った。

さすがにこの場況、上下の河を見ても、14mはかなり山にいそう。

ここは対面が掴む可能性も十分と見て打点を取りに行った。

5800と11600では破壊力が違う。


57881.jpg

が、ダメ・・・!

期待感が高かったのでずっこける。


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山を覗いてみると、フムフム、3枚なら十分…ってワン様か。

最終盤だと他家も丁寧にオリる可能性が高いので、これぐらいの場況なら現物待ちでもリーチが面白いだろう。



case4
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開局の北家。

親が仕掛けていて、ズバリ急所が埋まった。

ドラの東はまだ見えていないが、さてどうしよう?





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6pをぶった切った。

親の最終手出しが5pで、危険度はかなり高いが、この受け入れならギリギリ勝負になるという判断から。

見方によっては無謀な一打だが、開局につき積極策を採った。


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ようやくテンパイが入った。

残りツモは1回で、出アガリも効く。

さて、どうしよう?





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リーチを敢行した。

まずこの場況、1pが山に確実に2枚いる。

これだけでリーチに値するが、この局の本質はあの6pを勝負したということ

何のための6p勝負か、その意味を考えたらこのリーチは迷う余地がない。


76745.jpg

傀「御無礼。ツモる前からわかっていました」

裏は乗らずも一発高目で2000・4000。


76746.jpg

山3なら残り1巡でも十分に勝負になる。大体6分の1でキャッチできる。

1pが1枚しかない…だと?ベタオリの対面が直近ツモったのだろう。


76747.jpg

ちなみに、親はこの時点で高目倍満のテンパイだった。

おそらくピンズが入り目だったことを考えても、極めて紙一重の勝負だったことがわかる。

一方で、こういう一見無謀な勝負に勝機が潜んでいることもわかるだろう。


傀「使い切ったのはあなたの人生の残額です」

…知らんがな。



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ちなみに現在天鳳での実戦は休止しております。



ラベル:天鳳 立直
posted by はぐりん@ at 22:19 | Comment(0) | 攻撃力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする