2020年10月18日

ピンフを取るかファン牌を取るか 速度重視ならファン牌優先

ファン牌が雀頭だとなぜピンフにならないの?


麻雀を覚えたての頃、まずぶち当たる壁ではないだろうか。

ファン牌雀頭には加符(2符)があるため、ピンフの要件を満たさないというのがその解答となる。

それを踏まえた上で以下の牌姿をご覧いただきたい。


二萬三萬六筒七筒七筒八筒九筒五索六索九索九索中中ツモ四萬ドラ二萬

上記の手牌から何を切るか?

オーソドックスにはピンフに受ける中落としだろう。

ドラ1あるのでリーチ効率もいい。

単純な何切るだと難しくない問題でも、これに様々な条件を付加した途端、選択に頭を悩ますことになる

東1なら?オーラスなら?トップ目なら?ラス目なら?序盤なら?終盤なら?ドラがなかったら?ドラドラだったら?先手だったら?後手だったら?


何も考えずにファン牌のトイツ落としをしたところ、イーシャンテン地獄にはまってアガリどころかテンパイすらしないという苦い経験をしたことはないだろうか?

この場合、ピンフが一手でテンパイするのに対し、ファン牌ポンテンは二手かかること、さらにファン牌雀頭だとリーチが必要なことから、ピンフの方が優位だと認識されやすく、基本的にはそれは正しい。

しかし、巡目が経過すればするほど、ピンフの優位性は失われやすく、ファン牌トイツが追い付いてくる

なぜなら、ピンフは受け入れが決まっていてツモ頼みなのに対し、ファン牌は仕掛けが効くからだ。

巡目が経過するほど、ファン牌ポンテンに取れる完全イーシャンテンに変化しやすく、柔軟にアガリを見ることができる。

局収支自体の損得はピンフに分がありそうだが、その分アガリ率とテンパイ巡目はおそらくファン牌受けに分があると考えられる。

これは、ファン牌トイツのデメリットでもあるリーチが必須という点において、ダマテン時よりもアガリ率がそこまで減少しないというところにポイントがある(両面リーチにつき)。


つまり、打点よりも速度やアガリ率が求められる状況においては、ピンフよりもファン牌を選択する価値が高まると言える

統計的な結論が出ているわけではないが、現状私はこのような認識を持っている。


一方、すんなりテンパイが入った際のダマピンフの使い勝手の良さというのもあり、かわしに価値のある局面はややピンフに分があるという印象もある。

このように、個別具体的には判断に迷うケースというのも少なくない。

そこで以下に具体的な判断基準を示していく。


@ファン牌トイツを優先するべきケース

(1)オーラス微差のラス目

三萬四萬三筒四筒六筒七筒二索二索七索八索九索中中ツモ八筒ドラ北

3着目と900点差のラス目南家

このケースはピンフにこだわらずに2sを落としていく。
ピンフがすんなりテンパイするとは限らず、両面ターツ部分が雀頭になれば(4種12枚)あっという間に中のポンテンが取れるようになる。
このままテンパイが入っても、ただリーチを敢行すればいいだけの話。
このケースではリーチのデメリットが小さいためそれを逆用して、最大限アガリ率を高めに行く。


(2)複合形がある

九萬九萬三筒四筒四筒五筒六筒五索六索六索七索中中ツモ八索ドラ四筒

複合形のある手は、完全イーシャンテンに変化しやすいため、ファン牌の利が生きやすい。
しかも、複合形部分でピンフの受け入れが1枚以上減っているため、テンパイの受け入れがやや狭い。
雀頭部分ができやすいかどうかという「形」も判断材料として重要だろう。
シャンテン数の変わらないファン牌ポンも形によってはあり。


(3)後手

三萬四萬五筒六筒七筒八筒九筒二索三索九索九索中中ツモ一索ドラ北

先制リーチが入っていて、リーチには9sも中も通っている

現物などの状況にもより一概には言えないが、迂回が前提なのであれば中を残した方が間口が広い。
慎重に打ち回しているうちに、安全に中のポンテンに取れることがあり、かわせる可能性が増す。
後手の場合は柔軟性に富んだ手組みを意識することが重要。


Aピンフを優先すべきケース

(1)点棒がない

三萬四萬四萬五萬五萬七筒八筒一索一索三索四索中中ツモ九筒ドラ八筒

点棒が凹んでいて、打点が必要という状況ならば素直にピンフに取る。
メンゼン限定手役であるイーペーコーが絡んでいる場合ならなおさら。
イーペーコーはピンフと相性が良く、リーチにより破壊力を発揮できる手でもある。


(2)点棒がある

点棒がたくさんあって、かわしに価値の高い局面では、リーチのリスクを負うよりもダマでかわすピンフが優位となりやすい。
例えば先制リーチの現物待ちになった際などに差異が生まれてくる。


こうしてみると、点棒がフラットな局面でより選択の余地があることがわかる。

自身のフーロ率などでも好みが変わってくるかもしれない。

補足として、ファン牌が1枚切れの場合、他家に安全牌として持たれやすいため、天鳳であれば上記ファン牌トイツのイーシャンテンは鳴き無しにしておくことをオススメしたい

完全イーシャンテンになる前のファン牌を鳴き無しでスルーすることによって、警戒なく温存されやすいからだ。

それでは、実戦例から見ていこう。



case1
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南3局2本場供託1本、21500点持ちラス目の西家。

3着目北家が23000点、2着目親が24000点と下はかなりの僅差となっている

4巡目にして手牌は良好、イーシャンテンの選択となったが、さて何を切る?





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白切りとした。

イーペーコーで打点が見えたのでそれを生かす手順で。

仮にダマでもアガりきれれば大きい。


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忙しい時にこの裏目は痛い。

1mを切っていれば、メンゼン良し仕掛け良しの超十分形となっていた。


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結果、親の仕掛けが間に合い、1500。

白を残していれば、7pツモで47mテンパイ、ダマなら親の直前の7mを捕らえて5200だった。

即リーチでも高目7mのツモアガリがあった(親の3mポンが入らないため)。


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いずれにせよ紙一重であり、白切りが間違いというわけではない。

ただ、とにかくアガリ一点にかけるだけなら白残しの方が柔軟性が高いという事例ではないだろうか。

特に天鳳ならここでの2000点がいかに大きいか理解していただけるはずである。

この半荘は幸いにもトップで終了した。



case2
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東3局1本場、12200点持ちラス目の南家。

南は1枚切れで後重なりの自風。

ここから何を切る?





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9p切りとした。

これは仕掛けにより赤ドラが出ていくリスクもあるため、迷いどころだが、例えばドラツモの変化で一気に仕掛けが魅力的となる。

仕掛けて3900あれば十分な失点挽回と言えよう。


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例によって、裏目を持ってきてしまった。

痛いは痛いが、逆の裏目よりダメージは小さい。


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下家から先制リーチを受けるも、こちらもテンパイして追っかけに踏み切る。

この場合はいずれにせよリーチにつき、現物待ちかどうかは無関係だ。

ただし、ピンフがついていないことで打点が下がっている点、リードしている局面ではダマが効かない点に留意する必要がある。


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これを掴んでしまい、高目裏1は12000。

痛恨のぶっ飛びで終了となってしまった。

9pを残していても4pで放銃となる可能性が高い。

結果的には上手くいかなかったが、仕掛けての加点も丁寧に見るというところで、選択としては面白かったのではないだろうか。



case3
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東3局、11000点持ちラス目の親番。

5pツモってイーシャンテンとなったが、さて何を切る?





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発切りとした。

親番だが結構なラス目につき、ここはリーチ主眼で。

イーペーコー絡みで発1枚切れとなると、ここは迷わないところ。


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薄くなった47pもものかは。

高目を引き入れ勇んでリーチに踏み切る。


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上家から出て裏1の12000。

出来合いイーペーコーは美しい。順当な選択に、順当な結果。



case4
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開局の親番。

ドラターツが完成しイーシャンテンに。白は生牌。

ここから何を切る?





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9p切りとした。

ダマ11600が見えているのでこれも迷いどころだろう。

仕掛けても5800あるのであれば、ピンフにこだわる局面でもないと判断した。

下家への大三元ケアというより、自身のアガリを最大限重視している。


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おっと、1巡でこれはGOODな変化。

たった一つの変化で、白トイツが光輝いて見えないだろうか?


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上家のリーチ後に白がこぼれて喜んでポンテンに取る。


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さらに11600に化ける。

これはもう、行くしかないやろ。


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しかし、下家が中スジで掴まり、8000。

当たり牌をスライドできたのに、これは残念な結果。


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ヤメろ!といいながら牌をめくるとそこには3p山脈が。

麻雀あるある。

似たような牌姿でも少し状況が違えば、選択が変わってくることがわかるだろう。

赤やドラが2枚以上あるケースでは、仕掛けのメリットが生きやすいかもしれない。

何のことはない、この半荘は私のトップで終了した。



case5
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南1局、13400点持ち3着目の南家。

手牌の締まる5p引きでイーシャンテンに。

私の切ったドラをラス目の親にポンされていて、局面は煮詰まっている。

発と東はいずれも場に出ていないが、ここから何を切る?





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発切りとした。

なんとしてでもかわしたい局面なので、下家へのアシストも兼ねて

持ち持ちだとすると共倒れになってしまうため、風通し良く。

こちらのピンフも場合によってはダマにできるのが強みだ。

発に声はかからず。


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すんなりテンパイが入った。

ダマでもアガれるが、さてどうしよう?





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リーチとした。

親に対してピンズが出づらい場況につき、ここは真っ向勝負に出向いた。

下家の仕掛けが遠そうなので、リーチで手を止めても問題ないだろう。


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ところがである、私の現物かつポンカスのドラに親のロンの声が…

えっ、これ当たるってどういうこと?


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まさかのカン7s。

12000で私は離れたラス目に追いやられてしまった。

私の河が強すぎたのも災いしたか。


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この鳴きには唖然としてしまった。

これは鳴かないんじゃないの?と思ったが、テンパイにはやや時間がかかりそうだし、打点もつくか。

アガれるかどうかはギャンブルだが、脅し込みで見ると悪くないのかもしれない。

下家にテンパイが入っていたのは意外だった。


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ヤメろ!と言いながら山をめくると(笑泣)

私がダマなら対面の7sは果たして止まっただろうか?

ダマでも出ていた可能性はそこそこ高い。

7sがツモ切りなだけに全体の安牌が少ないことが裏目と出てしまった。

この半荘は私がラス、なかなかにドラマな1局ではないだろうか。



case6
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オーラス3本場、22500点持ち3着目の西家。

2着目とは1300点差で、ラス目の対面が親番。

アガれば2着浮上だが、ここから何を切る?





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思いきって7p切りとした。

完全に発と心中する打牌で、かなり仕掛けに比重を置いた選択だ。

ピンフは完全にツモ依存だが、発はいらなければ誰からでも出る。


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おっと、このツモがあったか。当然の即リーチ。

状況的に上下は8000が打てないため、ダマが効かないのは痛いが、それも覚悟の上。



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東を掴んで焦るも、何とかめくり合いに勝利。

1300で2着捲りを果たす。


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発の位置を確認していただきたい。

2枚とも山に沈んでいて、結果的には最もアガりにくい選択だった。

重要なのは、状況によって使い分ける自身の引き出しを持つ、ということである。


いかがだっただろうか。

似た牌姿でもわずかな状況の違いによって選択の幅が広がることがわかるだろう。

私の経験から言えることは、ファン牌を残す選択は思っているより悪くない、ということ。

あなたの雀風に合わせて、微妙な選択を楽しんでみてはいかがだろうか。



ラベル:天鳳 平和 雀頭
posted by はぐりん@ at 20:19 | Comment(0) | 成績UPに直結 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月11日

危険牌を押してアガりやすい方に取る

麻雀はアガってなんぼなので、そんなの当り前だ、と思われるかもしれない。


最近の研究によると、相手リーチに対する攻め返しの判断基準として余剰牌の危険度が大きく関わっているらしい。

テンパイになる受け入れを広げて完全イーシャンテンに取ることは、余剰牌の危険度によっては得とは言えないケースがあるとのこと。

つまり、中盤以降は受け入れを広げる作業よりも相手の攻撃に備えて、攻め返せる態勢整えておくことが重要という考えが主流となっている。

「通らばリーチ」という符丁は、その危険牌を通すことがいかに大事かを麻雀打ちの歴史が示唆していると言えるだろう。


中級者と上級者の差として、攻撃者に対して攻め返している者への察知力・ケアに秀でているというのがある。

鳳凰卓で打ってみればわかるが、リーチに対して一牌危険牌を押すと、現物ダマであってもなかなか当たり牌は出てこない。

ケアのし過ぎが損になる部分もあろうが、特上卓との差はこの対応力にある。

上位卓では一牌の押しによりアガリ率の上昇率が他と比べて低くなるので、押し損という状況が多々現れるようになる。

このへんを実感できるようになればあなたのレベルは一段向上していると考えていい。

ダマだろうが現物だろうが闇雲に押しても結局リーチ者とのめくり合い、なんていうケースが格段に増えるわけだ。

こういう状況を目の当たりにしてしまうと、広く受けてアガリを拾うことがそこまでの得に思えず、判断に迷う場面が増えてくる。

冒頭で発していたセリフが決して当たり前のものではなくなってしまうのだ。

特に天鳳の鳳凰卓という土俵ではそれが顕著で、気配を察知されたが最後、当たり牌は永遠に出てこない。

この現象に遭遇して結果が出なくなると、押し引きの迷路に迷い込んで抜け出せなくなってしまう。

天鳳の強者というのは、この極めて損得の微妙な判断において精度の高い判断を継続して行える者であると言えるだろう。


それではどうすればいいのか?

基本的にはアガりやすい方に取る、で間違いはない。

ただし、麻雀の教科書に載っているようにステレオタイプにただ広く受ければいいというわけではない。

闘っている土俵のレベルや自身のリスク許容度(性格)に応じて、同じ判断を継続した結果がどのようになるかをプロットする。

その中で自身の軸をどの辺に置くかという解を導き出す。

何事も重要なのは芯であり、ぶれないための軸である。


今回も一例として私の実戦譜を紹介しよう。

何かのヒントにしていただければ幸いである。



case1
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南3局、15300点持ちラス目の南家。

直対3着目、上家の親からリーチが入っていて、その差は7100点。

上手いことチートイドラドラのテンパイが入った。

さて、どう受ける?





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宣言牌そばの7sを勝負した。

9mがたった今通ったので。

永遠に出ない7sよりはマシだが、放銃リスクと同時にかなり目立つ牌でもある。


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直後に下家から9mがツモ切られ、6400。

2着目から値千金の直撃で、一気に2着捲りに成功。

この半荘は3着で終了した。


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ラッキーだったのは下家が直後に掴んでくれたこと。

あるあるだが、直後は手拍子で切られやすい。

下家は安全牌に不安がある状態につき、いずれにせよ出たかもしれない。

山を見ると驚いたことに7sは残り3枚全部山だった。

重要なのはトータルでどちらがアガれるかという判断である。

チートイツは危険牌を押してアガりやすい方を取るかどうか、という選択が頻出する手役でもある。



case2
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南3局1本場、14200点持ちラス目の西家。

微差3着目の上家からリーチが入って一発目。

いきなり持ってきたのはモロスジの6s。

やや切りづらいが、さてどうしよう?





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ツモ切りとした。

確かに切りづらい6sだが、上家は通っていないスジも多く、当たる確率自体は低い。

現物が9sということもあり、9sを切ってしまうとアガリ率に結構な差が出てしまいそう。

ポイントは、上家のリーチ直後で時間制限のある中、この判断を適切に行えるか、ということである。


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対面から現物の9sが切り出され、1000点。

待望のアガリを拾えてひとまず3着に浮上した。


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山を開けて驚いたことに、上家は一発ツモの寸前だった。

1000・2000をアガられていたら、この後の展開は大きく変わっていただろう。

上家はアガリを得ることよりも私を牽制するためのおどしのリーチだったことが伺える。

出アガリの可能性を高めて決着を早めることで相手のアガリを封殺すること、これがいかに大きいかわかるだろう。



case3
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南1局1本場、24300点持ち2着目の親番。

トップ目の下家からリーチが入っている。

こちらも赤赤のチャンス手イーシャンテン。

上家から4mが出たので…


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赤含みで晒してテンパイを取ったところ。

さて、何を切る?





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現物の9p待ちに受けた。

しかし、この選択は大変に微妙なところだ。

なぜなら、親番で赤を晒しつつこの河だと、9pだけは脇からも出てこないと想定できるからだ。

8pもまずまず悪くない待ちであるため、一旦安全に8p単騎に取りつつ、よりよい単騎を模索する、という手もある。

これぐらい危険度が鮮明だと、出アガリの優位性が少ない、これをどう考えるかである。


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意外にも上家から出て5800となった。

攻め返さざるをえないラス目がいる場合はこの戦略は無意味ではないことがわかる。

自分の都合で攻めてこざるをえない他家は、リーチの現物ならということで切ってくるケースもあるということである。

ただしこのケースは鳳凰卓なら大半の場合止められることの方が多いだろう。

また、私の4s切りは空切りをした方が良かっただろう。



case4
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東4局、25000点持ち2着目の西家。

トップ目対面の親からリーチが入っている。

一発目はビシっと1sを勝負している。

現物の9mを持ってきたが、さてどうしよう?





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8mを勝負した。

これも親リーチへの勝負となると損得は微妙。

ドラを持っているかもと勘繰られると9mはなかなか出てきにくい。

単純に枚数的には8mの方が多いため、判断に迷うのではないだろうか。


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ほどなく上家から9mが出て1000点。

上家も安くてホッとしただろうが、ポイントは親リーチに通っているスジが少ない、ということである。

ケアする際に確実に親リーチの方が優先されること、かつ端牌は他家にとっても使いづらいことで出アガリのしやすさが増している。

なかなかこう上手くいくものでもないが、リーチの情報が少ない、リーチの河が強いケースではより有効となることがわかるだろう


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アガリを逃すと次に待っているのは当たり牌である。

ジリ貧になるかどうかの境目は、若い巡目の勝負判断にあるといっても過言ではない。



case5
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南1局1本場、29300点持ち2着目の西家。

12900点持ちラス目の上家からリーチが入っている。

こちらも超十分形のイーシャンテンだが、ここから何を切るか?





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4p切りとした。

現物の8pに手がかかりがちではないだろうか。

私がここで考えたのは69pの強さと受け入れの広さだ。

8pを切ってしまうとこの手の強みである9p受けが消えてしまう。この手は69p待ちでリーチをするのが最もアガリ目がありそうに見えるからだ。

受け入れは劇的には変わらないものの、23mや8p重なりも見て4p切りがやや優位だ。


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しかしこれが下の受けで当たり。

裏はなく2000で済んだ。


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8p切りでお茶を濁していると放銃はなかったが、おそらくアガリまではなかった。

69pは山に5枚と鉄板級の受けだった。

感覚のみならず、牌山的にもこの69pに寄せていくことがアガリのためには最善であることがわかるだろう

結局この半荘2着終了。しっかり打っての放銃ならば結果は悪いものにはならない。



case6
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南1局、21400点持ち3着目の親番。

2着目の下家からリーチが入って一発目。

テンパイから超絶危険な5sを持ってきた。

さて、どうしよう?





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押した。

これを押してしまうと現物待ちでも簡単にはアガれないが、オリるのも難しいためここは押した。


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さらに持ってきたのはこの5m。

アガリ牌の裏スジでスジトイツ牌。

非常に感触は悪いが、さてどうしよう?





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これも押したが、さすがにアウト。裏1の7700は痛い。

今までと違うところは通っているスジが多いという点で、58sを通してしまうとマンズの下かピンズの上ぐらいしか待ちがない。

ただ、場況から確実に9mは山にいるので、そのアガリ逃しが嫌だった。

これぐらい危険スジが限定されている状況、かつ脇が完全にオリていることがわかっているため、ここは8m切りも十分にあるだろう。

待ちをピンズの上と読んで5mを押すのは私は悪くないと思う。

こういう場面で総合的な判断力が必要になってくる、ということである。


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9mは山に2枚。これを多いとみるか少ないとみるか。

アガリを逃した次に深い闇が待っていることもあり、この放銃が一概に間違いとは言いきれないだろう。

放銃がなくても下家のツモアガリが濃厚だった。

この半荘は幸いにも2着で終了した。



case7
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東4局2本場、39000点持ち連荘中の親番。

競っている2着目対面からリーチが入っている。

中が叩けて11600のテンパイに取れたところ。

さて、どう受ける?





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5m勝負し、現物待ちに受けた。

前巡の3m切りからこの5m切りは並々ならぬ決意の表明。

下家が飛び寸につき、完全にアガリを拾う方向に勝負を賭けた。

8mが今出たばかりというのもストロングポイントだ。


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意外にも上家からロンの声で、5200。

放銃した下家が飛んで、僥倖のトップ終了となった。


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山にはカン6mの方が多かったが、ゼンツなら対面が8mを掴む算段となっていた。

case6と似たようなスジの持ち方だが、一度の結果で軸がぶれてはいけないということだろう。


覚悟を持った打牌には必ずや牌が呼応してくれる。

実戦例から様々な勝負の機微が見えてくるのではないだろうか。



ラベル:攻撃 天鳳
posted by はぐりん@ at 23:56 | Comment(0) | 攻撃力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月04日

鳳凰卓の戦略的大ミンカン

「大ミンカン」というワードに対してあなたはどのような印象を持つだろうか?


ドラが増えて場が荒れるので嫌だという人がいるだろう。

場が荒れて流れが変わるので好きだという人もいるだろう。

ネット麻雀ならピカピカ光って止まるので選びやすいだろう。

リアル麻雀なら止まってくれないので発声しづらいだろう。


余談だが、私は以前天鳳でポンするところを間違ってカンしたことがある。

可能な選択肢が全て表示されるためで、リアルならありえない誤カンが発生しやすいのもネット麻雀の特徴と言える。


ひとつ言えることは、大ミンカンは麻雀の選択の中でも最も個人の裁量に委ねられる部分が大きく、その選択に個人差が見られやすいチョイスであるということだ。

大ミンカンが確実に有効だと言える場面はオーラスなどの限られた場面に過ぎず、それゆえに道中の戦術として大ミンカンをどう用いるかというのは選択の幅が大きい。

現に、大ミンカンの有用性を体系化している戦術書やコラムというのはあまり世に出回っていない気がする。

大ミンカンは仕掛けに絡む戦術なのに、ドラが増えることでメンゼン者を有利にしてしまう、そういう側面が局収支・順位期待値の面から数値化して戦略として用いるのが困難なのだろう。

そういう観点から、自身の成績を向上させるカギ、攻略の余地が残っている分野とも言える。


私自身は大ミンカンの頻度はかなり低い方だが、天鳳でも数々の大ミンカンチャレンジを敢行してきた。

それについてのトピックは後回しにするとして、今回は鳳凰卓でどのように大ミンカンが用いられているのか、その一例を紹介したいと思う。

一見意図がわからないような仕掛けでも、フーロ者にはれっきとした策略が存在していたりするものだ。

そのへんを感じていただけたら幸いである。

それではどうぞ。



case1
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南3局1本場、33800点持ち2着目の西家。

トップ目とはごく僅差のラス前。

トイトイの8000テンパイを果たしているところ、4900点持ちダンラス目からリーチが入って一発目

8pという強烈な無スジを掴んでしまった。

さて、どうしよう?





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押した。

4pの裏スジは心底切りづらいところだが、2m南発いずれも通る保証がない。

こちらもトップを賭けた手につき、勝負に値すると踏んだ。

仮に一発で8000を放銃したとしても、オーラスはギリギリ2着で迎えられる。

ドラが見えているのもやや押しやすい要素か。


30235.jpg

どぎつい3sも気合いの押し。

さすがにこれはロンと言われてもおかしくなかったが、意外なところから声がかかる。

上家の大ミンカンだ。

そもそも、4sも通ってない牌ですやん…


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この局は意外な結末で幕を閉じることになる。

唐突に対面が切った7pに下家のロンの声、5200。

まさかこの巡目にリーチの出アガリがあろうとは。

残り1回のツモにテンパイの可能性を見たということだろう(直前に私から6pのポンが入っている)。


30237.jpg

上家のカンはここから。このカンの意図はなんだろうか?


おそらくは確実にテンパイしている私への牽制だ。

ドラを増やしつつ私のツモを1つ増やすことであるいはオリを誘発できるかもしれない、と。

私は明らかに押していて、浮いている発が完全に切れないため、上家はノーテンの可能性が高く、それならラス目と闘わせることで横移動の可能性を増やしたいという意図だろう。

カンすることでラス目に海底ツモが回ってしまうが、その分親のツモが減ると同時に親がチーできるチャンスが減るというのもあるだろう。

親連荘がトップ目にとっては好ましくないためだが、そこまで瞬時に計算できたかどうかは不明で、あくまで私への牽制という意味合いが強いものと思われる。

残りツモが7なので、ラス目リーチのツモ数に変化はないが、これが5〜6の場合はラス目リーチのツモを1つ減らすことができるため、より効果的となる。

結果、策が実って上家はトップ終了。私は2着だった。


この時の上家(当時七段)は、後に十段へと登りつめるSeriaさんである。

大器の片鱗はこういった発想力に潜んでいるといっても過言ではないだろう。



case2
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オーラス、27700点持ち2着目の親番。

トップ対面とは12200点差で、トップ捲りに望みをつないでいる。

3着目が17200点、ラス目が15200点という僅差。

私が発を切ったところ…


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上家にカンの声。

オーラスにつきこの意図はなんとなく読みやすい。


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あっという間に上家がツモアガって、700・1300。

上家は狙い通りにラス回避に成功した。


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上家の大ミンカンはここから。

ポイントは点差と座順だ。

上家は現状出アガリ2000の手だが、仮に脇から出アガっても同点座順でラスのままとなってしまう

この発をカンすることで点パネにより40符以上が確定、どこからでも出アガリが可能となる。

オーソドックスな大ミンカンによる点差戦略だ。


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カンによるツモの増加によって、即テンパイを果たしている。

ライバルよりもいち早くテンパイを果たすことの重要性は語るまでもないだろう。

カンによるツモの増加はこのように機能することがある。

しかも3着目のツモを1回邪魔しながらにつき、このテンパイは効果が大きかったと言える。


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さらに新ドラをご覧いただきたい。

これにより下家の満貫以上が確定となり、極めて私は前に出づらい状況となった。

下位者は積極的に場を荒らすことにより、上位者の抑止効果をもたらすことがある。

できるだけ直対に持ち込みたいラス者にとって、時にこれは有効な戦略となることがわかるだろう。



case3
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オーラス、17400点持ち3着目の南家。

ラス目の親とは1900点差とかなり微差となっている。

自風の南を切ったところ、前代未聞の事態に遭遇する。

親からメンゼンをぶっ壊す大ミンカンが入ったのだ。


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直後にこの牌姿となった。

あなたなら親の牌姿をどう読んで、何を切るだろうか?





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私はこの瞬間がチャンスとばかりにドラの発を切り出した。

親の大ミンカンは手牌を読む上で大きなヒントになる。

まず、こういうケースでは仕掛け者はテンパイからやや遠く、仕掛け前提かつ打点のない手形になっていることが多い。

メンゼンイーシャンテンならわざわざ大ミンカンなどしないだろう。

さらにドラを持っているなら自ら目立った仕掛けをしないだろう。

打点が伴っていないから、カンでドラと符を補い、仕掛けで匍匐前進を目指していく、こう考えるのが一般的だ。

手形がバラバラなので脅しを兼ねてブラフのカンから入る、こういった可能性も少なくない。

最もなさそうなのは、リーチの可能性を放棄する、十分形イーシャンテンからのカンではないだろうか。


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鳳凰卓を舐めてはいけない、策には必ず裏の裏がある。

待ってましたとばかりにドラの発をポンされ、まんまと嵌められた私の顔が苦悶に歪む。

マジかよ…と誰もが思う瞬間だろう。


しかし、気を取り直してここで読みを修正しなければならない。

最もありそうなのは、リンシャン牌で発を持ってきて重なったというケース。

遠い仕掛けなら発を1枚浮かせていたという可能性も十分につき。

しかし仮にそうであったとしても、この瞬間にテンパイしているという可能性は低いだろう。

このへんでテンパイしているぐらいの形なら、メンゼンの利を放棄する必然性に欠けるからだ。

オーソドックスな読みを継承しつつ、今後の親の手出しをしっかりと見て速度を推し量っていく。


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親にターツ落としが入った後、この6p勝負。

実戦心理としてはこの6pですらかなり怖い。

こちらの手はアガリが現実的ではないようにも見えるからだ。

ただ、遠い仕掛けであるという前提を踏まえると、繋がりに欠ける手であることが想定できるため、テンパイでなければ切り出したターツ周辺は現状通りやすいと推測することができる。


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粘った甲斐があり、テンパイが入る。

親は2つ目のターツ落とし後に3フーロ目の仕掛けが入っていて、テンパイの可能性は高い。

2mはかなり切りづらいスジだが、ここは勝負所と踏んでリーチに踏み切った。


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これが意外にも2着目の対面から出て、裏裏の8000。

まさかの直撃で2着捲りに成功した。

微かな手がかりを頼りに踏み込んだ結果、最良の結果を得ることができた。


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南カンの時点で、なんと親の発はトイツだった。

しかし、ご覧のように他の部分はバラバラ。

脇を牽制しつつ、匍匐前進を目指すという読みはある程度合致していた。

オーソドックスな読みは鳳凰卓においても汎用性があることがわかる。

この場合、親はネックのカンチャンが多く、仕掛け前提であってもテンパイまでに時間を要した。

目立たない方が上家から仕掛けやすくなる可能性もあり、この南カンは是非が別れるところだろう。


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この発ポンにより、親は最後まで雀頭に苦しむこととなった。

仕掛けていなければどうなっていたかは非常に興味深いところだが、これぐらいの手形でもめくり勝負に持ち込んでいるあたり、仕掛けの利点は存分に生かせていたと言えるだろう。

こういう仕掛けはサンプル自体が少ないため、損得の判定は難しいが、発想力を養う仕掛け・読みの教材としてとてもいい実例ではないだろうか



case4
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オーラス、31300点持ち2着目の西家。

トップ目の下家とは1000点差でアガればトップという状況。

上家が大物手狙いの仕掛けを入れているため、中張牌は鳴きやすいと考え、やや早めに仕掛け始めた。


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狙い通りに4pが上家から出る。

急所中の急所、いただきま〜す。


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えええええ?

一寸先は闇、とはこのことか。

対面の大ミンカンにより4pがこの世から消え、一転絶望の淵に立たされる。


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3sを引き戻して、なんとかテンパイまで漕ぎつけた。

たのむ、8m通してちょ。


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が、ダメ・・・

新ドラが乗って12000、3着落ちで終局となった。


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対面のカンはなんとテンパイからだった。

トップ捲りの条件を満たしているところからのカンは準備していないとなかなか難しい。

ラス目に新ドラが乗ってしまうというリスクも孕んでいるため、おいそれとは行けない。

いわゆる邪魔カンというやつだが、こうしたカンは全体を見通す状況判断力に優れていないと的確にはできないもの。

ズバリ決まると痛快だが、明後日のカンをしてこいつは何をやっているんだと思われることにもなりかねない。


大ミンカンはいたずらに用いると身を滅ぼすため、用法には注意が必要だが、発想力を広げることで、思いもよらない使い方を編み出すことができるかもしれない。

少なくとも、他よりも裁量が広い、開拓の可能性がある分野であることは間違いない。

あなたの麻雀の幅を広げるという意味で、試行錯誤してみてはいかがだろうか。



ラベル:鳴き 槓子 戦略 天鳳
posted by はぐりん@ at 18:51 | Comment(0) | 鳳凰卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする