2021年02月21日

連続形の見込める2・8はペンチャンターツより価値が高い【序盤】

今回は序盤の手組みについて。

まずは以下の牌姿をご覧いただきたい。

三萬三萬八萬九萬四筒五筒六筒二索三索六索七索七索八索ツモ二筒ドラ北

東1局南家、3巡目の手牌。

早くもイーシャンテンだが、ここから何を切るか?





結論から言うと序盤であれば、ペンチャンターツを払う9m切りが良さそうだ。

ターツを形成しない2pはイーシャンテンだけにツモ切ってしまいがちだが、連続形の見込める2pにつき、伸びの見込めないペンチャンターツとはその機能に大きな差がある。

例えば、

三萬三萬八萬二筒四筒五筒六筒二索三索六索七索七索八索ツモ七筒

ペンチャンを払っておいて7pをツモった場合、同様にカン3pの愚形ターツができるものの、見栄えはどうだろうか?

連続形を生かして手牌が伸びやすくなっているのがわかるだろう。

8pツモの三面張はもちろんのこと、

三萬三萬二筒四筒五筒六筒七筒二索三索六索七索七索八索ツモ六筒

こういう風に、2pを生かして58p3pの受け入れに広がることもある。

たった二手で見違えるイーシャンテンへとパワーアップさせられるのは、連続形の相乗効果によるものであって、ペンチャンだとそうはいかない


三萬三萬八萬二筒四筒五筒六筒二索三索六索七索七索八索ツモ六筒

ペンチャンを払う過程で、繋がり的には一見微妙な6pをツモったとしても、2pを残しておくことで…

三萬三萬二筒四筒五筒六筒六筒二索三索六索七索七索八索ツモ七筒

おやおや?これはさっきと同じ形で2pが生きる。

ペンチャンターツは払う過程で余剰牌が1枚生まれるため、このように効率的な手組みをすることが可能になる。

動かないペンチャンで手牌が固まってしまうよりもよっぽどいい。


三萬三萬八萬二筒四筒五筒六筒二索三索六索七索七索八索ツモ七萬

さらに、ズバリ裏目った場合。

確かに一手遅れだが、フリテンを残して再度イーシャンテンに戻すのも一考だ。

フリテンはテンパイまでに引き戻せばペナルティはないため、もう一度生かす方針に戻すこともできる。

この場合はイーシャンテンでのフリテン残しだが、シャンテン数がより高い(テンパイまで遠い)場合は、より効果的な戦略となるだろう


このように、連続形を生かした手組みをすることによって、残した牌がいわゆる複利効果のように効いてくるため、序盤はシャンテン数よりも牌の伸びを見るのが正解となることが多い。

また、ペンチャンターツ落としは牌の伸びを見ながら1牌の余剰牌を持てるため、安全牌を持つことも可能となり攻守バランスを保てることも大きなメリットだろう。


それでは、具体的に実戦例から見ていこう。


case1
35726.jpg

南1局、37100点持ちトップ目の西家。

まずまず整った手をもらっているが、ここから何を切るか?





35727.jpg

ツモ切りとした。

一見8sを切りたくなるが、ソーズが厚いだけにこの8sは伸ばすための種。

47sのいずれかをツモった際に、8sは大きな武器となる。

3pも好形の種として残したい。


35728.jpg

思惑とは違う形だが、徐々にソーズの上が伸びてきた。


35729.jpg

絶好のカン5mを引き入れて、テンパイが入った。

さて、どうしよう?





35730.jpg

8s切りリーチとした。

トップ目ながらこの入り目、この待ちなら勝負になる。

残した8sからソーズが伸びての最終形だけに、感触も十分。


35731.jpg

これがズバリの一発ツモ。

裏1は3000・6000の決定打となった。

この半荘はトップ。


35732.jpg

この時点でペン7pは既に3枚持たれていた。

ペンチャンにこだわっていたら本局は難しかっただろう。

序盤はシャンテン数は無視して、自由に伸び伸びと打つことを心がけたい。



case2
44775.jpg

東2局、28900点持ちトップ目の南家。

2巡目にしてイーペーコーが完成し、手牌が踊っている。

ここから何を切る?





44776.jpg

1p切りとした。

タンヤオがあるのでこれは選びやすいかもしれない。

この手において3pツモの裏目は全然痛くない。むしろ7pツモの好形を逃したくない。

雀頭のない手につき、より愚形ターツにこだわる意味は薄くなる。


44777.jpg

望外の8p重なりだが、これはむしろ嬉しい。

対面の超速リーチに対し、ここは当然2pを合わせる。


44778.jpg

くっついたのはあまり嬉しくない2m。

テンパイ取りにはドラまたぎの4sを切らなければならない。

さて、どうしよう?





44779.jpg

4s勝負のダマとした。

出アガリ可能につき、赤5mツモに対応できる構えとした。

この手自体が勝負手につき、即追っかけというのも十分にあるだろう。

ダマに構えた以上、場合によってはドラツモなどでのオリもある。


44780.jpg

意外にもあっさりツモって1000・2000。

かわしつつこの加点なら御の字だろう。

8p重なりを逃していたらアガリはないだけに、大きい選択だったと言える。

このアガリが効いてこの半荘はトップだった。



序盤の手組みにおいて、孤立2・8牌とペンチャンターツの価値は拮抗しているものの、連続形に絡んだ2・8牌は明らかにペンチャンターツより価値が高い。

機械的に覚えておけば、序盤の手組みに悩むことが少なくなるだろう。



ラベル:天鳳 手組
posted by はぐりん@ at 23:55 | Comment(4) | 成績UPに直結 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする