2014年06月08日

僅差での打ち方

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ここまで大物手が飛び交うも、比較的僅差で迎えた南3局トップ目の親番。

点棒状況は、親の自分から順に、31500、22100、21500、24900。

手なりで進めると、2打目に切った西を南家がポン。
さて、どのような考え方で手を進めていったらいいだろうか?





この局、考える一番重要なポイントは「局を長引かせない」ということである。

なまじファン牌をしぼったばかりに局面が長引くと、リーチが入る。
この局、自分の想定する最悪の展開は満貫級の親っかぶりだ。

なるべくなら安手の点棒横移動で終わってほしい。
他3家にとってもこの局の1000点は価値が大きい。
つまり、リーチが入る展開になる前に、空中戦に誘導できないかを考えるのだ。


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発を切ると、上手いこと鳴いてもらえた。

放銃になる前に真っ先に切るのがここでのポイントである。


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目論見通り、対面にも仕掛けが入ってこの局面となった。

たった今、上家が7mを切ってきたところ。
さて、何を切る?





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ここは、今は通るぞとばかりに7mを合わせてはいけない場面である。


下家は手出しの6sトイツ落としでホンイツ移行の線が強くなった。
7mはペン7m、カン7m、47mとマンズホンイツの超急所だ。

この7mをチーと言われた瞬間、下家の手はどうなるか。
一瞬で満貫級の手に成り上がってしまうのだ。

この局最悪のシナリオを満貫親っかぶりと想定していながら、
自らその状況を作り出すことはない。
下家にはもう、マンズは一牌もおろさない。
7mなど流局の墓場まで持っていく牌なのである。


つまり、この局の俺の仕事は発を鳴かせたところでほぼ終了である。
後は対面に放銃しないようにしながら、下家に対しては、
安手になるような牌のみおろしていけばいいのである。


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eccellent!!

対面のノミ手ツモあがりで上出来の親流れとなった。


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前局から引き続き、オーラス3巡目。

相変わらず微妙な点棒状況だが、さて何を考える?





ここで一番に考えるのは、自分が放銃しないということである。
天鳳では30000点に満たないと西入があるため、
実質放銃できるのは1000点までということで現実的ではない。

脇のツモあがりなら1000、2000まで許されるので猶予はある。
つまり、親のあがりを阻止しつつ、脇にあがってもらうというのがベストシチュエーションなのだ。


そこで、平凡にファン牌を降ろしていく。
親に鳴かれたとしても、そこから対応していけばいい。

ちなみに、親の切った2sに対して、長めのラグが入っている。
南家はなにかしらファン牌が入っているのではないかと思っていた。


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危険度の高い南から切ると、これを南家がポンしてダブ南確定。

少し対応が面倒くさくなった。


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南家がポンした直後。

ここでの一打は麻雀のセンスが問われる場面である。
何を切るか、真剣に考えていただきたい。






ここで真っ先に考えるのは、残ったファン牌、白発中の処理である。

無造作におろしていったとして、鳴かれた場合のことを考える。

親に鳴かれた場合は当然嬉しくない。

対面に鳴かれた場合は、3役が確定してしまう。
赤あり麻雀で3役確定というとはっきりいって満貫みたいなものだ。
捲られるリスクがぐっと高まって嬉しくない。

つまり、残ったファン牌を鳴かれて嬉しいのは上家のみなのだ。
ポンと言われた際、自分に有利なのが1/3の確率というのは切っていく価値に乏しいといえる。


そしてこの三元牌を絞るという判断に至った時に考えるべきことは何か?

親リーチである。

この場面、脇に8000なら自分はギリギリ3着残りだが、
親リーチに満貫を打ってしまうと、急転直下のラス転落なのだ。

白、発、中の3牌を絞る――その3牌分手が窮屈になるわけで、
次巡、親リーチが入った瞬間に手詰まりになるような牌組だけは避けなければならないのである。


そこで、この1pは大事にしなければならない。


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後々、全員の危険牌になりそうな8pを一枚はずしておく。

長ラグのあった2sはこの時点で放銃牌になっている可能性があるので
念のために切らない。大体は大丈夫だろうが、そのくらい放銃には神経質な局面だ。

マンズのカンチャンを払うでもいいが、
自分のあがりが見込めない以上、
とにかく親リーチに対する備えをしておくというのが本問でのポイントである。



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予定通り、ファン牌を絞りながら対面の捨て牌にギッチギチに合わせていく。

とにかく、対面への放銃を避けることが最優先であり、
仮に親に仕掛けられたら、その後対応していく構えだ。

中などが安全牌となり、少し受けに余裕が出てきた。


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eccellent!!


自分の手に、ドラドラ赤があり、満貫まではなさそうかなと思い始めたところ、
対面のゴットーツモで無事にトップ終了。

4sトイツ処理した直後に下家のソーズに47s受けができるというのも、
非常にラッキーな展開だった。


トップ目の場合になるべく西入にならない戦略を取っていくのも、
天鳳ならではである。



ラベル:天鳳 戦略
posted by はぐりん@ at 13:31 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も特上専門でやってるものです。
この記事読んで感動しました。

自分がいかに浅はかな麻雀やっていたかってのが身にしみてちょっとガッカリです…

ブログ愛読して行こうと思います!
Posted by 空気を変えよう at 2014年08月22日 04:34
>>空気を変えようさん

いらっしゃいませ!

いやいや、そんな大それたものじゃないですけど、
もったいないお言葉ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします♪
Posted by はぐりん@ at 2014年08月22日 19:19
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