2014年09月14日

オーラスの選択

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悪いなりに何とか3着で凌いできたオーラス北家1本場。

点棒状況は自分から順に、17000、35600、36700、10700。
ラス目の上家との差は6300点。

2巡目に初牌のドラ白を持ってきたところ。

さて、どういう考え方で何を切る?





まず、ここで考えるべきは親と南家が僅差で競っているので、
ほぼ一局勝負になるということだ。

そして、自分と2着目の親との点差が18300点あり、
満直やハネツモでも順位アップの目がないため、
自分のあがりはラス回避のみに焦点が絞られる。

つまり、基本的には引き気味に構えるべき局面なのだが、
親には5800、対面には5200まで放銃できるため、
とにかく上家への放銃にのみ細心の注意を払わなければならない。


そしてそのカギを握るのが今ツモってきたドラの白だ。

上家に鳴かれた瞬間逆転条件ができるのはもちろんだが、
親や対面に鳴かれた場合もその瞬間に放銃できないという条件が加わるため、
この白は自分から積極的に切り出すつもりはない。

1方向への対処は比較的容易だが、
2方向への対処となると格段に難易度が上がる。
そのような窮地に陥らないためにも、この白は流局まで絞り切るべき牌なのだ。

つまり、白を持ってきた瞬間、
この局のテーマは完全に受けということになる。


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安牌候補の西を温存し、2sを切る。

自分のあがりは見ないわけではないので、
牌効率的にも順当な選択といったところだろう。


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下家の親に仕掛けが入り、対面が8sを切ったところ。

この8sにラグが入る。

自分は受け気味に構えているので、
上家のラグ牌など真っ先に処理しておきたい。

このラグによって、大体何をツモっても8sを合わせようと考えていた。


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ところが、同巡ツモってきたのは望外の白だった。

この重なりによって、他家の打点は著しく下がるし、
何より自分のあがり目が出てきた。

下手に手狭に構えてあがりを逃す方が痛いと考え、
本当に渋々といった感じで西を切り出した。


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2巡後、恐れていた上家からのリーチが入る。

しかも宣言牌はドラの白。
仕掛ける?仕掛けない?





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悩ましい局面だが、ラス回避の観点からはスルーした方が得だろう。

最終手出しがドラの白ということは、
ツモや裏期待といった条件付きリーチの可能性がそこそこあるというのが第一感だ。


この白を鳴いてしまうと安牌は1p1枚のみ。

ラグつき8sは言うにおよばず、回れる牌がないということは、
結局ゼンツ勝負のような感じになってしまうわけだが、
自分の待ちは到底あがれる最終形ではない。

条件付きリーチに直撃を打ち上げるのが最もラスになる可能性は高そうだし、
序盤の方針として直撃を避けることを主眼においたのならこの白を鳴かないのは一貫性がある。


2巡の安全を確保しつつ、
つっぱらざるを得ない親のがんばりに期待することにした。


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ところがこれが凶と出た。

ご覧のとおり、一通高めの6mツモで裏は乗らずのきっちり満貫。
まんまと捲られてしまった。


察しのいい方はお気づきだろうが、
白を鳴いてのゼンツなら、この6mはシャンポンのツモあがり牌である。

仮に、その前の4mでストップすることになったとしても、
アンコの6mを切り出すことはないため、
上家に捲られることはなかったわけだ。


さらに、俺は気づきたくない事実に気づいてしまった。


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2枚目の白をツモってきた場面。

大体何をツモっても8sを切ろうと思っていたあの局面、
8sを切ったら下家の親が100%カン8sで仕掛ける。


そうなるとどうなっていたか。


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この7pで間違いなく親のあがりだったのである。


あそこで白さえツモっていなかったら…
どこかで親へのアシストに切り替えていたら…
宣言牌の白をポンしていたら…


最善の選択をしているように見えて、
数多ある選択肢の中から唯一のバッドエンドを選んでしまうなど、
まるで流れの読めない下手くそさんである。


もちろん自分としては悔いのない選択ではあるが、
過程に結果が伴わないとどうしてもモヤモヤっとしてしまう。

ラスを引いてニヤニヤできるような、
長期的収支計算をできるほどの脳を俺は持ち合わせていないし、
持ち合わせる必要もきっとないのである。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 20:03 | Comment(9) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かに白鳴くかどうかは相当悩ましいですね
これが両面待ちなら鳴いてテンパイとった方がいいような気がしますが、最終手出しが9sなだけに8sは非常に切りにくいし、8s6mのシャボで勝負するのもかなり嫌ですね。
Posted by 通りすがり at 2014年09月19日 18:01
うーん上家は逆転手を作ってるだろうし他家もこのリーチにほぼ向かうはずないので、振り込まなくてもツモられるのも時間の問題ですよね。イーシャンテン以下ならともかくテンパイならとったほうがいいと思います。自分は8s合わせうちしてるので親に上がられです。でも結局タラレバなんですよね‥‥‥
Posted by タンヤオ赤赤 at 2014年09月19日 20:06
>>通りすがりさん
こちらの待ちが強かったら勝負するのもありなんですけどね。
あるいは、あがればトップまで突き抜けるような点棒状況なら愚形でもGOだと思います。


>>タンヤオ赤赤さん
手作りをしたというより手なりの河なので、こういう場合は条件つき逆転手の可能性もそれなりにあると思います。
ドラは字牌ですしね。

おっしゃるとおり、こういう場合何も考えずに勝負に行っても意外と悪い結果にはならないんですよね。
Posted by はぐりん@ at 2014年09月19日 21:09
白ツモ切りそうです。
上家に鳴かれた場合、泣きながらゼンツする羽目になりますがw、どっちみち下家も対面も白を絞る様な点数状況では無いので、自分一人が絞る意味は低いと考えます。
確かに下家や対面に鳴かれた場合は対応が必要になりますが、自分が絞って下家や対面の和了率が下がり、相対的に上家の和了率が上がってしまう状況よりはマシと考えます。鳴いたのが下家ならギリギリまでアシストも可能ですし。
Posted by バビンスキー at 2014年09月23日 18:53
>>バビンスキーさん

はじめまして、いらっしゃいませ♪
色々な考え方があるものですね。

上家に対して白を絞ることは、上家が白トイツの場合に上家の速度や和了率を下げることになりますし、自分が絞れば残りは1枚なので十分に意味はあると思います。

白を絞ることによって上家以外の和了率が下がる、並びに自分の和了率が下がることによって上家の和了率が上がることは議論の余地がありそうですね。

上家に逆転手が入ってしまえば親も対面も関係なくつっぱる点棒状況のため、自分が和了ることで3着を確定させる意味は意外と大きいと考えられます。

タンヤオでかわせそうなそれなりの配牌ですしね。

しかし、ほぼ一局勝負で上家は満貫という条件がありますから、これを満たすような手がそう都合よくできるかという問題があります。

福地本によると、オーラス満貫条件の逆転成就率は15%弱らしいです。白を絞ることによってこれが高くなるのか低くなるのか。

自分的には白を絞る方が他家へのリスクも含めてラス回避の可能性は高いのではないかと考えているんですね。

後は精神的な問題です。

白を切って上家に鳴かれて捲られたとしても、期待値が上だと考えて後悔しないタイプでなければ白切りは成立しません。

バビンスキーさんは当然そちら側のタイプの人でしょうから、きっと精神力が強いんでしょうね。

例えばプロがここから白を切って捲られたらひどいと言われるでしょうけど、そういう常識の発想を超えたところにも麻雀の真理というものが隠れていると自分は思っています。

貴重なご意見ありがとうございました。
Posted by はぐりん@ at 2014年09月24日 15:57
僕はドラ切って自分を助けてくれた
相手とのめくりあい態勢は五分と考えますので、

鳴いてシャンポンでゼンツしますね。

直撃条件も嫌ですけど
2600の手で直撃セーフなのが大きい気がします。
Posted by 匿名 at 2014年10月20日 02:36
>>匿名さん

なるほど。
鳴いた以上は全ツした方が良さそうですよね。
鳴いてすぐオリるくらいなら鳴かない方がいいような気がします。
2600までなら大丈夫と腹をくくれるかといったら、自分はなかなか難しいですね。
Posted by はぐりん@ at 2014年10月20日 18:12
6の意見のものです。

ご返信ありがとうございました。

六段の意見ですので。
はぐりんさんのように、高段者に
なったら、また違う考えな気がします。ですので、あくまで一意見です。

いまの私の感触だと、おりて、上家にツモられて、裏1でラスになるのが一番嫌なイメージです。あと、白は同じくしぼります。
Posted by 匿名 at 2014年10月22日 09:48
>>匿名さん

5200ツモで捲られる点差だというのは確かにありますね。
上家からの下がりポンで裏1条件ならツモも放銃も変わらないとして、局を長引かせないようにこちらも参加という考え方はありだと思います。
Posted by はぐりん@ at 2014年10月23日 15:49
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