2014年11月23日

裏ドラの魔力

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上位三つ巴で迎えた南3局西家の自分。
会心のチートイドラドラなどもあったが少しずつ削られ、
現状は3着に甘んじている。

点棒状況は自分から順に、28700、37900、1900、30500。
2着目とは2800点差、トップ目とは9200点差だ。


ジュンチャンが見える手からピンフにまとまり、手応えを感じていたところ、
上家から先制リーチが入る。
その同巡、8mツモでテンパイ。

ドラが余っているが、さてどうしよう?






この場面、点棒状況的には非常に攻め返しやすい。

リーチ者は当面のライバル南家であり、
南家には多少大きいのを打ってもラスまではまだ余裕がある。

恐いのはむしろ親の方だが、親は仕掛けていて一撃必殺の追っかけリーチがない。

ラス目の親さえ流れてくれればラス転落のリスクはかなり低くなるため、
積極的に参戦して局を進めることで、むしろ自分がラスになりにくくなるまである。


問題はリーチかダマかだ。
2pはリーチ者だけじゃなく、親の現物でもある。
現状だと、裏が乗らなければツモあがりで親が飛んで2着終了というのも少しリーチをためらわせる。

トップ目から2pをさっと拾うつもりのダマテンは十分あるだろう。


一方、ゼンツするしかない親から25pが出た場合、どちらでも結果は変わらないが、
25pが上家から出たらダマではつまらない。

また、赤5pをツモって2着終了というのはいかにもしょっぱすぎる。


そこで、赤5pをツモるという気合を込めてここではリーチに踏み切った。


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ところが、これがリーチに刺さる。

いずれにせよ放銃という結果になっていたわけだが、一発がついて少々高そうだ。


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マジかよー(>_<)


ペロリと乗ったのがアンコの北で、なんとも効率のいい倍満の完成。

裏ドラのタメは天鳳の一つの醍醐味だが、
失点が跳ね上がる瞬間の、あの何かがザワザワと蠢く感じは一体何なのか。

何度味わっても、メンタルがやられる見事な演出である。


ともかく、想定外の失点により、ラスがぐぐっと現実的なものになってきた。


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オーラス、自分12700、対面1900。

精神的には3.5着の現状だが、対面との差はハネマン分ある。

実質1局勝負で、ハネマン条件など無いに等しい条件だ。
それだけ前局の放銃が正当化できる条件でもある。


直撃と親満のみ警戒して、受け気味に構えていればやりすごせるだろう。


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あり得ないことが起こるのが麻雀である。


ハネ満条件をクリアする対面の手作りは見事だが、
ついさっきまで26800点差と役満条件のような差が、
こうもあっけなく捲られるのである。


先ほどの裏3が見事なドラマの立役者になったわけだが、
こうしてみるとラスの可能性が低いリスクオンの状態だからこそ、
前局のような放銃が生まれたわけで、
下を気にせずに打てる状況というのは案外チャンスと同時にピンチも潜んでいるものだ。


絶望的な状況からこういうチャンスが転がり込んでくることもある。
ダンラスになったからといって、決してあきらめる必要はないのである。


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気を取り直して次の半荘。

オーラス1本場供託リーチ棒2本、北家の自分は微差の3着目。
点棒状況は自分から順に、22700、23100、16200、36000。

トップ目の上家からリーチが入り、
その同巡こちらの手も14s待ちのテンパイが入る。
親の一発目のツモ8sをラス目の対面がポンしていよいよ場が煮詰まってきた。

そしてツモってきたのが9m。
さて、どうしよう?
読みの重要なポイントが詰まっているので丁寧に読んでいただきたい。





まず、トップ目がリーチをかけていることから、
上家は好形役なしである可能性が高い

さらに、上家は6巡目にドラを切っていることから、
低打点のリーチである可能性が高い


一方、ラス目の対面がフーロしていることから、
点棒状況的に対面は最低3900の手であると考えられる。

ということは、対面の手に最低あと1枚赤かドラがある

現状赤5pと赤5sは見えているので、
対面は赤5mかドラを最低1枚は持っていると考えられ、
俺の手にドラが1枚あることも考えると、
やはり上家の手はかなり低打点であることが推測できる


そして、俺の待ちの14sは場況的に絶好だ。


ラス回避のみを考えるならば、
対面がツモあがっても親っかぶりで下家がラス落ちするため、
ベタオリしていれば大体大丈夫なのだが、
2着浮上の可能性が下がるのと、長引いた場合にどうなるかわからないため、
上家に放銃してラス落ちさえしなければ、順位期待値的にはかなり9m切りが有利だと考えられる。

さらに、2者に対してベタオリするにも意外と打牌候補が難しいことに気づく。


9mでたとえ打っても、タンヤオがつかないことも大きい。

つまり、総合的には9m押しがかなり有利だと読めるのだ。


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読み通り!


グッジョブ、俺。


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マージーかーよー(>_<)



唖然としてマウスをブン投げる気にもならない。

たまに読んだつもりで積極的に前に出てみるとこの仕打ちである。

2半荘続けてどれだけの難関をくぐりぬけてラスになっているのか。


こんなに悔しい逆転があるなら、逆もまたしかりであり、
裏ドラの魔力にビリビリと痺れることも、麻雀の醍醐味の一つなのだろう



こんな半荘が2度も続いたら、布団をかぶって寝るに限るが、
熱くなって予約ボタンを押す俺はまだまだ甘ちゃんなのであった。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 18:36 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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