2015年02月22日

押すことで得られるもの

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南2局2本場、西家の自分。
ラス目の下家と約10000点差の3着目。

トップ目の親と下家がそれぞれ2副露でまだドラの発が見えていない。
かなり煮詰まっているが、ここから何を切る?





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こちらはあがり目が薄いし、よっぽど3m切ってベタオリしようかと思ったが、
少し勇気を出して1mを切ってみた。

意外にも親の方からポンの声がかかる。
さすがに親はテンパイだろう。


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6pツモの後、急所でしかも赤い方の5pをツモった。
さて、どうしよう?





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こうなったら、リーチで真っ向勝負だ。

1mを押したことによってこちらの手は一気に勝負手に成り上がった。
点棒状況的には少し押しにくい状況だったが、
ドラが見えていないことを補って余りある入り目だ。


赤でなければかわし手とみてダマテンに構えるところか。


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あっさりツモって裏は乗らずの2000・4000。

ぼんやりと1mをトイツ落とししたことが奏功した。
攻守におけるメリハリは重要だが、
ギリギリまで自分のあがりを捨てないことがこのような好結果につながることもある。

このあがりが大きく、この半荘はトップで終えることができた。


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別の半荘。
南2局、28600点持ち微差の2着目で迎えた親番。

トップ目の下家からリーチが入った一発目。
ドラの白が浮いたピンフのイーシャンテンだが、さてどうしよう?





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ここは強く2pを押した。

現状で8sと8pが安牌で、ドラが切れないなら本来あまり行きたくないのだが、
こちらも両面両面のイーシャンテンで打点も悪くない。

トップ目からのリーチなので、まだ押しやすいというのもある。


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次巡、7mツモ。
さて、何を切る?





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テンパイになる隣の牌で、スジトイツ持ちになる7mツモはかなり感触が悪い。

ここで一歩引いて、8s切りを選択した。


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次巡、ドラの白が重なって、一気に見違える手となった。

こうなったら一転、どこまでも押しだ。7s切り。


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終盤、リーチの下家からドラがポンでき、7m勝負。

これが通って、後はめくり合いだ。
精神的には圧倒的に有利といったところだろうか。


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流局間際にこれを引きあがって、4000オール。
決定打を手にして悠々とトップで終えた。


一発目に2pを一牌勝負できるかがこのあがりの分岐点だった。
一発目の2pでとりあえず回っていると、次巡の7mツモでベタオリになってしまう。

イーシャンテンからの勝負は基本的には損だが、
一牌、勇気を出して勝負することでこのようなあがりが生まれることもある。


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別の半荘。
同卓者が、mygold 千ンポコ 木もちいい という怪しい卓に迷い込んでしまった。

3着目で迎えたオーラス1本場、供託2本。
南家の自分は19700点持ち、ラス目の下家は11700点。


この局の自分のテーマは、西を仕掛けた下家を絞ることだ。
ドラの発が場に見え、下家は大体ホンイツなので、
一牌もおろさなければそれほど逆転の目はないだろうと考えている。

ここでは4mを切った。


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下家はソーズのホンイツが濃厚となり、
ただ絞りに専念するはずだったが、この4pでピンフのテンパイとなった。

8sが余ったが、さてどうしよう?





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直撃条件もある点差のため、ソーズを切るのはかなり怖いが、
出あがりの効く好形テンパイなら勝負に値する。

8sを切ったところ、仕掛けたのは対面でとりあえずホッ。


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次巡にツモ切った2pが対面に刺さって、無事に3着終了。

テンパイ臭がさほどなかった下家だが、
なんと北単騎で逆転条件を満たすテンパイを入れていた。

ソーズは一牌も切らないぞと完全にこちらが死んでいたら、
対面のテンパイも入らず、むしろ逆転される可能性が高かったわけだ。


本局はこちらも好形テンパイなので押すには押すのだが、
役あり愚形テンパイだと押すかどうかは微妙なところ。

大体一局勝負だからと、完全に引き気味に構えたからといって、
それがいい結果に結びつくとは限らないのが麻雀の難しいところだ



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別の半荘。
南2局、19400点持ち3着目の北家の自分。
下3者が僅差で拮抗している。

親リーチが入って、ドラが切れずにベタオリの構えだったが、
ドラが重なって少し望みが出た。1s切り。


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1sを落としている間に、ピンズが好形になり、この4mツモ。
さて、何を切る?





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巡目的にも、常識的にはソーズを落としてオリだが、
ここでは7mを勝負してみた。

親リーチにノーテンから無スジ押し、しかも終盤ともなれば、
とてもとてもおすすめできる打牌ではない。

しかし、ドラの1m重なりから、ピンズの好形変化、さらにはマンズの好形変化と、
ツモの流れが行けといっているように感じられたのだ。


この辺はおそらく、打っている時の気分や感覚で打牌は変わってくるだろう
どちらかというと、こういう牌を押せるときの方が自分としては打てている感触がある


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結局テンパイせず、親の一人テンパイで流局。

親は47m入り目の69p待ちで、打点も十分だった。

自分のテンパイが入れば8p勝負となるわけだが、
これが当たり牌になっていたわけでもなく、
また、最後まで残したピンズの上が親の当たり牌ということでピントが合っている。

親の開かれた手を見て俺が思ったのは、
ノーテンだったがっかり感よりもむしろ、
いい感覚で打てているなあという感触の良さ
だった。


損得の勘定抜きにして、
ギリギリまで押し返すことは、戦う姿勢を卓上に乗せることができる。


何気ない7mの勝負一牌は、
結果的には無意味となってしまったわけだが、
次局の気持ちがまるで違う

7m押しなら次局も余裕を持って攻めれるのに対し、
ベタオリなら次局も日和気味にならざるをえない、これが勝負感覚だ。


この半荘はそのまま3着で終了した。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 17:31 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同卓者が、mygold 千ンポコ 木もちいい という怪しい卓に迷い込んでしまった。

これ一番笑っちゃいましたwツイッターに書いちゃいましたw
Posted by しろう at 2015年02月24日 23:32
>>しろうさん
僕も打ちながら笑ってましたw
合わせ技一本って感じですかね。
Posted by はぐりん@ at 2015年02月25日 01:35
白を押したところは本当難しい一枚ですね。
対面はほぼ確実にドラをトイツ以上ですから、白で刺さった場合白と発のバッタで即死しますし、ラス目の下家に刺さる可能性も十分にある。
でもこちらもかなり優秀なリャンメン満貫以上という……。
やっぱり押しが正解っぽいんですけども、果たして自分は押し切れてたかどーか……。
Posted by at 2015年02月25日 10:04
>>名無しさん
そうですね、あの場面は何気なく押してるように見えますけど、ラス目の下家も2副露で自分の手はドラも何もないですからね。
赤5pツモだからといって、リーチに踏み切るのは勇気がいる場面でした。

押すのが怖いと感じられる名無しさんはなかなか鋭いですね。
Posted by はぐりん@ at 2015年02月25日 17:03
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