2016年04月10日

勝負局ではターツ選択を絶対に間違えない

麻雀において、絶対に間違えてはいけない場面がある。
それは勝負局のターツ選択だ。

自分の置かれている現在の立場、状況、精神状態、
デジタルオカルト含めてひとつ言えることは、
勝負局における選択ミスはそれすなわち、【負け】ということだ。


この場合、山に残っている枚数だとか、確率がどうだとかはまったく関係なく、
その選択の成否によって結果が決まることがほとんどだ。
5メンツできる状態ならそもそも勝負局とはなっていないからだ。


禍福は糾える(あざなえる)縄のごとし。

あがり番というのは目まぐるしく4人の中で変化している。
麻雀ほどこの格言がぴったりくるゲームはないのではないだろうか。


天鳳における勝負局といえば、ラス回避のかかる局面だが、
ここでのターツ選択は間違えたら終わりというつもりで、
命を削ってターツ選択に臨まなければならない

このヒリヒリ感が麻雀の醍醐味とも言えよう。


それでは、実戦例をご覧いただきたい。


tenhou.7331.jpg

ラス目で迎えた南3局1本場の西家。

点棒状況は自分から順に、11700、38500、30300、19500となっている。

3着目の上家との点差は7800点。
まずまずの手牌であるため、なんとかしてあがりに結びつけたいと思っている。

自風の西がトイツにドラの中が浮いているが、さて何を切る?





tenhou.7332.jpg

ここはかなり迷ったが、7m切りとした。

残り1枚の西には期待せず、567や678の三色も見ながらのリーチを目指した手組み。
裏目西ツモでもリカバリーは効く。

リーチのみとなる可能性はあるものの、
赤やドラの受け入れをMAXに生かそうと考えた。


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嬉しい嬉しい赤5sツモ。

これで打点が見えたため、手順でドラの中を手放した。


tenhou.7334.jpg

8pをツモって、ターツ選択の場面となった。

絶対に間違えられない場面。

何を切るか?
命を削って考えてほしい。





tenhou.7335.jpg

3p切りとした。

1p自体は狙い目なものの、早い巡目の1p切りが2人いて、4pは持たれていそうな雰囲気。

上家の9m切り、下家のペンチャン落としから、8mは狙い目となっており、
そして出あがり期待なら7m先切りがここで意味を帯びてくると考えた。


tenhou.7336.jpg

ソーズの三面張が先に埋まり、当然の即リーチ。

審判の時を待つ。


tenhou.7337.jpg

親から一発で放たれたのは8mだった。

裏は乗らずに5200。


ラス目のままオーラスに突入したものの、
オーラスは軽い手が入り、メンピンツモの700・1300ツモで3着捲りとなった。

ここで正解を導けたからこそのラス回避であったことは言うまでもない。


ちなみに上家の九段は特上で長期に渡り九段を維持していたバビンスキーさんである。

高段者同士のラス回避合戦はかなりきついものがあるが、
それを成し遂げた時の達成感もまた格別だ。


tenhou.10751.jpg

別の半荘。オーラスラス目の北家。

点棒状況は自分から順に、16800、21200、38300、23700となっている。

ドラドラから発が暗刻になり、逆転が現実味を帯びてきた。

さて、何を切る?





tenhou.10752.jpg

ソーズの上が若干安く、上家から7sが鳴けるかもという意味で6p切りとした。

8p切った際はピンズは孤立牌だったのだが、
仕掛け前提の手なのでフリテンになったとしてもそれほど気にならない。

内に伸ばす8s9s切りとの比較は微妙なところだろう。


tenhou.10753.jpg

この6pに親の仕掛けが入り、持ってきたのはズバリ7s。

かなり感触のあるツモで、後は間に合うかどうか。

3900なら上下直撃&ツモでもラス回避なのですべて仕掛ける。
手牌と逆転条件がマッチしている。


tenhou.10755.jpg

結局メンゼンで仕上がり、上家から出てデバサイ。
5200で2着まで行った。

ターツ選択の正解が流れるように最高の結果を導いた。


tenhou.10756.jpg

ターツ選択の場面。

4pから切るとおそらく親への放銃となっているし、
6pから切っても選択次第では4pも放銃となっていた。

上家は7sトイツで、鳴きがなければ暗刻にされていた。

カン5pは仕掛けの関係でおそらく自分のツモとはなっていない。

ともかく長引いたら厳しい結果となっていた可能性が高く、
禍福は糾える縄のごとし、を実感できる1枚の絵だと言えるだろう。


tenhou.14659.jpg

別の半荘。南3局、ラス目で迎えた親番。

点棒状況は自分から順に21400、29700、25200、23700という僅差となっている。

自分の手は整っていて、間違いなく勝負所。

子方に染め手のような仕掛けが入っていて、
難しい選択を強いられる場面となった。
さて、何を切る?





tenhou.14660.jpg

ここでは思い切ってドラターツをはずしにかかった。

さすがに14sの1sが3枚見えでは厳しい。
下家が4sを持っている可能性も十分にある。

2pは非常によく見えるので、
58mか14sどちらを嫌うのが正しいかという問題だ。


tenhou.14661.jpg

狙い通りに2pを引き込んでのテンパイとなった。

が、間の悪いことに5mが4枚切られた直後。

いかにも苦しい場況となったが、ここは当然勝負のリーチ。
リーチが大前提のドラターツ落としなのだ。


tenhou.14662.jpg

先にツモ山に居たのは、8mだった。
裏は乗らずに2600オール。


このあがりをきっかけにして、次局は12000の出あがりに成功し、
ラス回避どころかトップをもぎ取った。


tenhou.14663.jpg

この時点では、14sは残り3枚山。
58mも4枚山で、実は枚数には遜色がなかった。


正解を導くために努力は惜しまないが、
絶対に間違えてはいけない場面だからこそ結果が求められるのである。


tenhou.8025.jpg

別の半荘。
東2局、2000点沈みのラス目の南家。

赤含みドラ暗刻の超チャンス手をもらっている。

少し難しい牌姿になっているが、ここから何を切る?





tenhou.8026.jpg

ここでは9pを切った。

牌効率的には若干劣る選択かもしれないが、
2pに寄せる最終形を目指そうという考えから、9mのトイツを重視した。


tenhou.8027.jpg

ところが、引いてきたのはこの上ない裏目の7p。

ここでは7pを残し、9mのトイツ落としからのタンヤオ移行をもくろんだ。


tenhou.8029.jpg

リカバリーができないまま先制リーチを入れられてしまう。

ここは当然押し返すが、本来なら47sの現物待ちとなっている。


tenhou.8031.jpg

待っていたのは裏目の牌で放銃するという最悪の結末だった。7700。

本来なら得点すべき場面、打たなくていい牌での放銃。
これによる得失点差はいったいどれほどのものになるのだろう。


こういうチャンスをピンチに変えてしまうようでは麻雀は勝てない。
そのきっかけはターツ選択ミスにあったというのは紛れもない事実だ。


この失敗は東場であったため、なんとか上を向いて踏ん張った結果、
3着浮上とリカバリーに成功した。


絶対に間違ってはいけない場面で間違ってしまったら勝てないが、
だからといって諦めてしまったら勝てない。
反省はトイレですればいいのだ。



ラベル:天鳳
posted by はぐりん@ at 22:07 | Comment(8) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ターツ選択の精度を上げること・・・大事ですね。
ある程度明瞭な判断基準が適用できる打3p、6p、3sはともかくとして、最初の打7mとか最後の打9pなんかは自分なりのシステムなりに頼らざるを得ない感じがして、なかなか困りものです。

今回はそっちに振れた。で終わらせてしまうのもどうかと考えれば、はぐりん@さんのように、その一打が説明できればどんな一打でもいいだろうとも思うんですよね。
すごくアナログ的でデジタルだと思う思考で、流れが来ていると思えるならシステムとか直感に従い、逆であればシステムとは逆に受ける。というのが個人的に好みです。

トイレに行くタイミングを間違えたときは、天鳳内で耐えながら反省するしかないでしょうか?それとも、ツモ切り押してトイレで反省した方がいいでしょうか・・・?w
Posted by at 2016年04月11日 00:07
ターツ選択は常に裏目と隣り合わせなんで、それほど自信持って選べないです。
3番目の局面だと、自分はタンヤオ意識とピンズの伸びによる複合形を期待した、頭崩しの打9sです。ドラを出来るだけ離したくない、というのもありますね。
頭崩しは基本的に悪手なんですが、最近はそれが有効になる局面もそれなりにある気がしてます。
Posted by アクスケ at 2016年04月11日 02:32
ドラ2s切りのシーンが真髄ですかね。上家がマンズ以外の染め手なら、14sの切れがもう1枚くらい少なくても敢然とドラターツ落としが良さそうです。

あと最後のは効率通り9m切りが良かったという事でOKなんでしょうか?。ピンズの上が全く見えてないので7pはすごく良いか悪いかのどちらかでしょうね。
Posted by S at 2016年04月11日 08:30
>>名無しさん
コメントありがとうございます。
あなた、なかなか打てる人ですね、というのがコメントから伝わってきました。
ええっと天鳳だったら、おむつですよ、おむつ。
打ちながらトイレしながら反省するとw
Posted by はぐりん@ at 2016年04月11日 18:57
>>アクスケさん
3問目の打9sはなるほどです。
裏目を極力減らして、タンヤオに寄せるという感じですかね。手順で劇的に高くなったりもしそうです。
リャンシャンテンに戻すのでなかなか選びにくいですけど、リードしている時にゆったり打ちたいですね。
Posted by はぐりん@ at 2016年04月11日 19:04
>>Sさん
1sが2枚切れの14s4枚見えならおそらくマンズを払っていたと思います。
効率を犠牲にして裏目っているわけですから、やっちゃったという認識でいいと思います。
効率を踏まえた上で自分なりの打牌を見つけていくことは大事だと思っています。
Posted by はぐりん@ at 2016年04月11日 19:10
なるほど、おむつかぁ・・・
ポン!と一緒にだしちゃえば(略

麻雀から下の世話まで、いいブログですね!w
Posted by ちゃんた at 2016年04月11日 19:51
>>ちゃんたさん
誰かと思ったらちゃんたさんでしたかw

ほら、アドレナリンとか冷や汗とか一緒に出しちゃえば、ラス回避という名のヘブンに到達できるかもですね!
Posted by はぐりん@ at 2016年04月11日 20:46
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