2017年02月19日

爆打必勝ガイド

鳳凰卓に移行して、麻雀AI爆打と打つ機会がなくなったわけだが、
爆打の攻略要素はどのようなところにあるのか、
爆打キラーとして名を馳せた私が、
忘れないうちに書き記しておきたいと思う。

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@爆打の強みはリーチ

爆打に対して最も気をつけなければならないのは先制リーチ含めたリーチ攻勢だ。

爆打のリーチ、特に先制リーチは好形愚形が全く読めない上、
打点も読めない。
満貫確定でも好形なら積極的にリーチを打つ傾向も見られ、
飛び込んだら致命傷ということにもなりかねない。

AIの強みでもある、打牌のリズムや考慮時間からの読みを入れにくい点も重ね合わせると、
人間相手のようにリーチの打点や待ちを読むことが困難だ。
とにかく爆打のリーチにだけは慎重な対処をすることをオススメしたい。


A爆打は基本的に「鳴きあり」

複雑な牌姿でもノータイムで打ってくるのがAIの強みだが、
爆打は基本的に「鳴きあり」の状態がデフォルトで、
鳴きが不必要な状態でもラグをポコポコかけてくる傾向がある。

これを利用して、手牌の形をある程度推測することができる。
例えば、河に高い色の染め手かどうかを推し量る手段として、
その他の色にラグが複数回かかるようであれば、
ホンイツではないと読んで切り込むことも可能となる。


B爆打の仕掛けは恐るるに足らず

メンゼンリーチと違って、仕掛け時の爆打は怖くない。
効率に寄せてくるため、高打点というより捌きをメインにしている印象が強い。
打点が伴っているかどうかを慎重に見極めさえすれば、
むしろチャンスと見て攻めていくのが効果的となる。

爆打が安手の場合は、相手の攻撃に対して回る頻度も多いため、
リーチをかけて降ろしてやればいい。
爆打の仕掛け時は、一転こちらの攻めるチャンスだ。


C爆打に「クソ鳴き」させればこちらの勝ち

以前も何度か紹介したが、爆打は原因不明の「クソ鳴き癖」がある。
相手の攻撃に対しての一種の防衛手段という感もあるが、
爆打の上家に座っているなら必要牌を降ろしてクソ鳴きをさせればいい。

この瞬間、爆打の局収支は極端に低下するため、
こちらは落ち着いて対応するもよし、
機と見て攻め返すもよし、
相手がマイナスのことをやってくれている場合はこちらは見に回るだけでも損にはならない。



進化を重ねるAIと言えども、
常に打ち筋の癖は存在し、それは弱点となりうる。

そこを突いていくことで自ずと結果はついてくる。

このような「癖」が無くなった時が、
いよいよ麻雀AIが最強に近づいた証と見ていいのではないだろうか。



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1月不調の爆打は現在メンテナンス中か?

すぐにまた戻ってくるであろうから、
特上卓の皆さんにはぜひ爆打攻略の礎としていただきたい。



さて、進化が止まらない爆打の打ち筋について、
比較的最近の実戦例から取り上げていきたいと思う。



case1
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この1p鳴くか?





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爆打スルーして1pを引き込む。

ほう、という感じで重い打ち方もできる模様。


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6p出たがどうするか?

上家からはリーチが入っている。





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678でチーして…


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1p切りか!

固いな〜。鳳凰卓みたいだ。


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下家からすぐに9pが出た。


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あがりを何度か逃して放銃。


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こういうのって、乗るよね〜。



case2
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八段の私よりRが高いとは何事か!


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八段の私より順位が上とは何事か!



case3
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上家の親からリーチが入っている。
何を切るか?





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な、何やってんだ?

裏は乗らずの5800。爆打は時折こういう変なことをする。
この半荘は自らラスに転落していった。



case4
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対面からリーチが入っている。
東は2枚切れ、南は1枚切れ。

さて、どうしよう?





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ここからテンパイ崩したけど、あんた3m切ってるやん!

あがりまでは茨に見える。


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下家から出た4mをおもむろにポン。

これはあがりやすくなっているのだろうか…


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下家が引っかかって2000点。

針の穴を通すようなあがり。



case5
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オーラス。
麻雀AIの交通事故。

2sは高めだが結果ははたして…


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100点差でラス回避!

うむ、私よくがんばった。


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決め手は前局の九種九牌。

こういうのは「格」で勝っている部分だ。
鳳凰卓の私は格が足りないのでまだ勝てていない。



case6
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チャンス手テンパイだが、最終盤。

何を切るか?





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赤の方を切って高め7700放銃!


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先切りにつき、読みにくかった。

私がやりそうな放銃だなあ。



case7
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上家からリーチが入ったが、さてどうしよう?





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これ、チーする人いるか?

あがりやすくなっているようには到底見えない。


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4mポンできたはいいが…


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3sで私に放銃。裏1の2600となった。

コーツ手なんだから素直にポンでいいと思うのだが。



case8
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下家の仕掛け、手出し6pに対応して…


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5m合わせてオリだわな。


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んで何でここで2pが出るんだよ!

親流しのサシコミか?1300。



case9
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下家リーチに対して少し苦しいが、何を切るか?





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ここでドラ切り!

確かに36pも47sも切りにくい。


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上手くテンパイが入った。


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3人テンパイで流局。

これはなるほどという感じで、こういう光る手順も時折見せる。



case10
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オーラス。
一見何のことはない仕掛けだが、点棒状況を見てほしい。

3着目の上家の親とはハネツモ・満直条件。
手材料は揃っているのに、このチーはかなりスジが悪い。


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親リーチに対して…


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9sすら切らずに中切りって何だろう?

これはわりと最近の対戦だ。


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対面の500・1000ツモとなった。

爆打は逆転条件を作るのが苦手なのかもしれない。



case11
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オーラス。対面とのあがり競争。

何を切るか?





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9m残したけど、これ使えるか?

1m引いての一通でも考えているのだろうか。


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対面のテンパイに9mが助からない形となってしまった。


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上家から先に発射され、1000点。

中盤以降は手牌をスリムにしておくことも重要ということだろう。



case12
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テンパイが入ったがどうするか?

ここは当然…





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4m切ってリーチ!ってなんでやねん!

切りにくいスジなんだからカンの一手だろ。


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上家を引っかけることに成功。

あがったの下家だし…



case13
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私と段位が一緒でRもほぼ一緒。

心なしか爆打が大きく見える。


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とりゃ!


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先輩の意地を見せ、飛ばしておきました(つω`*)テヘ



case14
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東3局、トップ目の終盤。

何を切るか?





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7sを切って、ソーズを決めた。

これは下家に対して36sが切りにくいとみているのだろう。


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裏目ったが、この2sはツモ切り。


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6pが出て…





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これをまさかのチー!

一見わけがわからないが、
要は海底ツモを自分に回すことで、上家からのチーテンの可能性を高めるという小技なのだろう

それにしては狭く受けているし、58pが出る状況でもない。


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ああ〜、鳴かなければテンパイしていたのに…


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さらに狭く受けたことによりテンパイを逃した。ここで5s切り。

こういうのは仕掛けの有用性を曲解していると思わざるを得ない。

まっすぐ打てばハネ満ツモすら見込めた局面。
これをノーテンで終わらせていてはどうやっても勝てない。

反面教師として参考になる例だ。



case15
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オーラス私視点。

現状私がラス親で、ラス目の西家爆打とは2100点差の3着目。

ノーテンが絶対に許されない状況。

自風を仕掛けている爆打だが、
下家の9sに止まる。長考のぶるいだが、これは…?






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2枚目の9sでも同様に止まる。

ん?どした?それがほしいんか?


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結局下家の1300・2600ツモ。

私は何とか3着で踏みとどまった。

ごらんのように爆打はツモ直条件の69s待ち。
さすがに9s2枚目も止まったのでなんとなく察した。

AIらしからぬ長考は、意外でもあったが、かわいらしくもあった。


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下家の2pポンに感謝といったところ。

こういう微差で、爆打とは相性が良かった。



ラベル:天鳳 AI
posted by はぐりん@ at 22:30 | Comment(2) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
・case9のドラ東切りは好手なんでしょうか?。2枚凌げるというのはありますけど、リーチは好形かどうかも分からない河なので、終盤に生牌の役牌ドラは切り出すのはちょっとリスクが高い気もします。仕掛けている対面も回っているようなので中スジの6sか4pあたりが無難な気もしますが、どうなんでしょう。

・爆打が謎な手順をやめてしまったら脅威ですね。牌効率の水準は高いでしょうし、手出し・ツモ切りをすべて記憶できるので捨て牌や鳴き読みも有利。打牌ごとの期待値のシミュレーションなんかを瞬時にされたら、たまったものではありませんね。今後AIの精度を高められたら人間はアナログ判断で勝っていくしかなさそうです。
Posted by S at 2017年02月21日 20:11
>>Sさん
case9 ベタオリするのが自然ですけど、対面が7pトイツ落としで回っている風なので、安全度という意味では数よりも字を切っていく方が粘るには適しているという気がします。もちろん、放銃時に大変なことにはなりますけどね。

本記事では不思議な手順を多く掲載しましたけど、多少のポカがあってもある程度基本に忠実に打つだけで八段まで昇れるということですよね。
それを考えると、さらに精度が高まったAIは平気で九段十段まで昇っていく気がしてなりません。
鳳凰卓では精度よりも鬼打ちの利を生かして天鳳位まで登りつめるのではないでしょうかw
Posted by はぐりん@ at 2017年02月21日 22:13
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