2017年02月26日

鳳凰卓の鳴き

鳳凰卓参戦から2ヶ月近く経ったが、
ようやく洗礼期間は終了という感じで、徐々にラスの割合が減ってきた


今月初めまでオーラスのラス回避率0%という辛酸をなめ続けた辛酸なめ夫だったが、
私の持ち味である、粘っての逆転劇もちらほらと見られるようになり、
ようやっと鳳凰様(1s)に鳳凰卓の一員として認められ始めたのかなという感慨を持っている。


特上卓とは違って、鳳凰卓では打つ人が限られているため、
同じメンツと何度も対戦することになる。
なので、打ち手の特徴を把握してしまえば、対応はある程度楽になる。

暗闇の中で強豪3人と当たっていた初期に比べれば、
たいまつがポッと灯っている感じで、
一度対戦したことのあるメンツに対しては打ち筋をインプットできるのが大きい。

不特定のメンツとしか当たらない特上卓と違って鳳凰卓は人読みが利く。

これをどのように結果に結びつけるかはさておき、
鳳凰卓の大きな特徴であると言えるだろう。


鳳凰卓にアジャストした打ち方として特上卓との差異を挙げてみると、

・特上卓よりダマが効果的な場面が多い
・現物待ちは出てこないのでリーチが効果的な場面が多い
・フーロ率は上昇させる必要はなさそう
・高い仕掛けは逆に見せた方が効果的だったりする
・放銃率を徹底的に低めることは鳳凰卓でもかなり効果が高い→天鳳の勝ち方としてはOkだが麻雀の勝ち方としては微妙
・押し引きの精度が重要という意味では三麻を打ってる感覚に近い
・形テンを無理に取りに行く必要はなさそう
・勝ちたいという欲を捨て去れば負けない→どの麻雀のフィールドでも同じ

今のところこんな感じ。
鳳凰卓ではとにかく、現物待ちであがれる割合が特上卓とは雲泥の差で低くなるので、
そのへんのリーチ判断などを修正する必要がある。

これらについてはまた、結果が出てから報告したい。



さて、今回は鳳凰卓の鳴きについて

鳳凰卓はスピード重視で、とかく鳴き合戦みたいなイメージもあるが、
当然のことながら闇雲に鳴いているわけではなくて、
やはり上級者ほど仕掛けの勘所を弁えているというか、
あがりに寄せる仕掛けが上手いという印象がある



今回は私自身なるほど、と思った上手な仕掛けについてピックアップしてみた。



case1
29784.jpg

JUNKERSさんの手筋。

赤5mをツモって何を切るか?





29785.jpg

なんとここでメンツを壊す1m切り。

イーシャンテンにすら取っていない。

確かに、高打点だがメンゼンでまとめるには急所が多くて苦労しそう。
それなら仕掛け前提の手組みにしようという1m切りだ。


29786.jpg

1m切りはこの7sをポンできるのが大きい。

ここで3m切りのイーシャンテンだが、
先ほどとは違ってぐっとあがりが近いイーシャンテンに見える。


29787.jpg

結果は対面の私が一通のみの300・500ツモ。


上記の1m切りには麻雀を平面で見ていない深い発想がある。
高い手を最速の手順であがってくるので気が抜けないというわけだ。

常識にとらわれない発想というものを常に持っておきたいものである。



case2
32810.jpg

リチャ!!さん。

上家から4pが出たところだが…?





32811.jpg

これを食い替えのチー!

567の三色に目を奪われているため、
4pチーはなかなか発想として浮かばない。

これをほぼノータイムで実行しているのは頭の回転が速い。


32812.jpg

次巡、見事に7pを引き込み、11600以上のテンパイ。

この手順は1p切りがキズになるため、
注意深く見ていれば高いタンヤオ仕掛けということがわかる。

トップ目の親番が2900程度でこのような食い替えはしない。


32813.jpg

上家の私が2000のあがりで事なきをえた。

このテンパイ形なら8sを掴んだ場合、危険と分かっていても止まらないだろう。

高い手こそ、仕掛けの柔軟性が生きるという例であり、
実戦で仕掛けるかどうかはさておき、これを仕掛ける視野を持っておこうということである



case3
30272.jpg

ウィンDさん。

オーラス2本場。18300点持ちのラス目。
現状30000点以上がいない状況。

上家から4pが出て…?





30273.jpg

これを234でチーなのだ!

確かにド急所の4pが2枚見え。
これがメンゼンで仕上がるかどうかは運否天賦に見える。
それならば、仕掛けで動きやすい形にというのは理に適っている。

しかし、2巡目でこの仕掛けをするには構想からかなりの準備をしておく必要がある。


30274.jpg

5m出たがどうするか?





30275.jpg

これもついでという感じで仕掛け。

爆打よりえぐい仕掛けだが、この仕掛けは雀頭不在になる可能性があり、リスクもある仕掛け方だ。


30276.jpg

ソーズも無理やりメンツ化して、テンパイ。

さあ、あがりまで間に合うか!


30277.jpg

おみそれしました。

執念にも見える1000・2000ツモ。
ドラは2枚とも山に残っていた。

何としても負けたくないという気概が伝わっては来ないだろうか?

気持ちが牌に乗り移ったのか、この後の親番で彼はトップまで登りつめることとなる。



case4
31004.jpg

はぐりん@さん。私やないかい!

東2の親番。
ホンイツとドラの両天秤から、ドラが重なる。


31005.jpg

下家からリーチを受けたが、手は進んでいない。

2枚目の西がリーチ者から出たが…?





31006.jpg

これをポンして8p切り。

リーチ者のツモを増やす鳴きにつき、基本的にはすべきでない。

ただ、親権維持&ドラドラを生かす手段としてはこの西をスルーしてしまうとかなり厳しいと考えた。


31007.jpg

ダブ東が重なった瞬間、一気に勝負手に。

いわゆる「後々付け」というやつだ。


31009.jpg

トイトイも見える手牌から、
めちゃくちゃ切りにくい暗刻スジの余るテンパイ形となる。

南無三と3p勝負するも、セーフ。


31011.jpg

しかし、下家のツモで1000・2000。

意外にも4pの方が当たる形だった。

役なし西ポンが親満テンパイまで行くのであれば、
成果としては十分ではないだろうか。

大事なのは結果ではなくて、常に機を窺うその発想だ。



case5
33248.jpg

これも私の実戦例。

下家から2枚目の8sが出たが、さてどうしよう?





33249.jpg

これをポンして、1m切りとした。

8s部分はこれ以上伸びがなく、単独トイツにつき仕掛けやすい。

このポンのメリットとしてはメンゼンよりもドラが使い切りやすいというのがある。


33250.jpg

3mが出たが、さてどうしよう?





33251.jpg

これもポンして、ドラ中膨れ単騎とした。

2pがフリテンにつき、ドラを使い切る最終形が若干厳しい。

これ以上の巡目が経過してしまうとドラ切りのリスクがつきまとうので、
いっそのことドラ単騎にしてしまえ、という考えだ。


メンゼンよりは確かに速度的に勝ってはいるが、
本来の私の打ち筋ではなく、やりすぎた感も否めない。


33253.jpg

結果は、下家のフリテンリーチ一発ツモが炸裂!

ハネ満親っ被りとなった。

慣れないことはするもんじゃないと反省した。



case6
33333.jpg

私の初の対天鳳位戦はタケオしゃん、だった。

タケオしゃん、この2pをスルー。

誰かさんとは違って、打ち筋に重みがある。


33334.jpg

結果は私の一人ノーテン。

タケオしゃんは最終盤にドラを勝負しての親番維持となった。

この次局、私はまんまと親満に放銃することになる。


33335.jpg

2pポンなら、上家もしくは私のあがりが濃厚。

このへんの仕掛け精度はさすがの一言だ。

こういうところで間違わないのだろう。



caseおまけ
33287.jpg

タケオしゃん、親に1500の放銃。

私は大三元のイーシャンテンだったが…


33288.jpg

なんと、この放銃によって私の大三元が流れていた。

これを見越してのサシコミか!?とも思わせるが、
しっかり打っての放銃は悪い結果を未然に防ぐということだろう


ともかく、私の鳳凰初役満はおあずけとなった。
悔しくて今夜は眠れそうもない。

牌山のぞいて、うらめしや〜!



ラベル:天鳳 鳴き
posted by はぐりん@ at 11:07 | Comment(6) | 鳳凰卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
例に出ているような、どうやって仕掛けるのかという、テクニカルな部分もめちゃくちゃ重要なんですけど、
いつ、どんなケースでどこの部分から仕掛けるのかというタイミングも同じかそれ以上に重要ですよね。
それに、鳴きが上手くなるには、いろいろなケースで実際に仕掛けてみて、そこそこ痛い目にあいながら、覚えていくしかないんですよねw 鳳凰の授業料高いんだよなあw
Posted by 次は法廷で会おう at 2017年02月27日 23:43
ケース5のフリテン一発ツモなんか見たことあると思ったら俺だった( ´,_ゝ`)
また対局することあったらよろしくお願いします。
Posted by Uygugui at 2017年02月28日 09:32
>>次は法廷で会おうさん
確かにそうですね。
相手の攻撃が明確じゃない状況ではわりと自由に仕掛けられますけど、リーチが入っている状況なんかではより繊細さが求められて難易度が高いですよね。
そんなにトリッキーなことはする必要はないと個人的には思ってますけどね。
Posted by はぐりん@ at 2017年02月28日 15:41
>>Uyguguiさん
コメントありがとうです。
Uyさん強いですよね、早く一緒に八段上がりましょう。
Posted by はぐりん@ at 2017年02月28日 15:43
確かに、あーなるほどそういうのもありなのかなあ、と思わせる鳴きですね。まあ、防御に関してはリスキーな感じもしますけど、引き出しが多いことに越したことはないですよね。
Posted by アクスケ at 2017年03月01日 01:13
>>アクスケさん
逆に発想が浮かびすぎても、選択肢が多くなって迷いますよね。
引き出しの使いどころを間違えても逆効果となってしまいがちなので、状況ごとに開ける引き出しを整理しておく必要がありそうですね。
Posted by はぐりん@ at 2017年03月01日 15:46
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: