2017年07月09日

赤5含みのトイツ落としは高打点確定 要注意!

八段に昇段した。

一定の昇降段を繰り返したことで自分の中で対鳳凰のpt感覚はある程度掴めたと思う。

特上よりもラスを引きやすいため、落ちる時のスピードはとてつもないが、
その分好調時の上昇が速いため、鳳凰では昇降段のペースが特上よりも速いことが実感できた。

特上では予測不能な捨て身の一撃を恐れて踏み込めないということも頻繁にあるが、
鳳凰ではより対戦相手もラス回避に主眼を置きやすく、
その点で合理的な行動が期待できる。


このへんの特性を理解して、それを利用することでより安定的な成績を出すことは可能となるだろう。
例えば、オーラスの親が好手でテンパイしていても、ラス目との点差によってはトップを狙わずにオリに回ることが少なくない、などだ。

こういう場合、特上なら自分も参戦してあがらなければトップは取れないが、
鳳凰ではラス目の動きを「待つ」という戦略も有効となる。
つまりトップ目はより引き気味の選択が有効となりやすいと言える。


こういう部分が土俵の違いによって生まれる戦略の差であり、
一定程度経験によって傾向を把握することでより理解を深めることができる。


七段八段は日常的に起こる昇降段でこの先も頻繁に起こることが予想される。
なので今後は七、八段の昇降段については記載しないことにした

次の報告は六段特上落ちか九段昇段ということになる。
どちらが早いかは開けてみてのお楽しみだ。


ちなみに現在私のRは2200を越え、安定感が出てきた。
Rの高低は好不調が反映されやすいものであまり実力とは無関係かなと思っていたが、
対戦を重ねて分かったことは、同段位でもRが高い方が確実に強い、ということだ。

段位同様Rの高低も一定程度実力の指標として考慮に入れて良さそうだ。


R2220で大体Rランキング100位を切るレベルで、
R2200でRランキング120位くらいだった。

私の上に100人しかいないと思うと高みが少し見えてきた気もするが、
八合目から山頂までの道のりが最も険しいものであるのはどこの世界でも同じだ。

余計なことは考えずに、一戦一戦を大事に打っていきたい。


さて、本題に戻って、赤5含みのトイツ落としについて。

麻雀においてこれだけは絶対に警戒すべきというトイツ落としが3パターンある。

@ドラのトイツ落とし
A連風牌(ダブ東、ダブ南)のトイツ落とし
B赤5含みのトイツ落とし

@は見た目に派手すぎて危険度がわかりやすいが、
ABは離して切られたりすると警戒が若干薄れたりもする。

が、これらはほぼ(1)現状イーシャンテン以上(テンパイでもおかしくない)で、
(2)高い手がほぼ確定するので、
麻雀においてMAXレベルの警戒が必要な打牌傾向であると言える。


あなたが赤5含みのトイツを落とすのはどういうケースだろうか?
これを少し考えれば、危険度が認識できるだろう。


@ドラ雀頭との振り替え
Aホンイツ
Bチャンタ・純チャン(全体役に5が絡まない手役)


頻度的には@が圧倒的に多く、
Aの場合は赤が少し雑に切られたりする。
@の場合はその後手出しが頻発することは少ないので、
このへんは河や仕掛けなどから容易に推測することができる。


危険度が錯綜する麻雀において、
これほど明白に注意を喚起できる河というのは実はそれほど多くはない。


なので、この河に対して放銃したら完全に自分のミスということになる。
それだけ大きな情報であるということを認識しておく必要があるだろう。


それでは、実戦例から見ていこう。



case1
tenhou.19936.jpg

他家視点。

対面が私で赤5p含みのトイツが手出しで出てきた。


tenhou.19937.jpg

上家リーチに対して、件の対面は2m→6sと無スジ2連打。

これは対面もテンパイ濃厚と見て対処する必要がある。


tenhou.19938.jpg

結果は下家がリーチの現物3mで対面に8000の放銃。

このへんに特上卓の甘さが垣間見える。

鳳凰卓ではこの3mは現物とはいえほぼ出てこない牌だ。


tenhou.19939.jpg

私視点。

この手なら誰もが5pのトイツに手をかけるはず。

赤含みトイツ落としで最もよくあるのがこのドラトイツのケースだ。



case2
41765.jpg

南3局2本場、21700点持ち3着目の南家。
ラス目とは700点差の緊迫した局面。

さて、何を切る?





41766.jpg

3pがいかにも山にいそうだったのでこう受けた。

巡目的にはチーテンも辞さずだろう。


41767.jpg

テンパイ。58pは拾えると見て2p切ってダマにした。

リーチ棒によってラス転落する愚は避けたい。


41768.jpg

トップ目の下家が、赤5含みトイツ手出しでリーチ。

役なしかどうかまではわからないが、高打点は濃厚と見るのが普通だろう。


41769.jpg

軍配は親の5800で、下家の放銃。

下家はこの河の典型となるドラトイツで、トップ目らしく役なし。

待ちもわかりやすく裏スジの14mとなっていた。

この後の私の対処は現物待ちゆえに非常に難しいが、
36s、14m、69mあたりでは回るのが賢明か。



case3
31577.jpg

東3局4本場、上家と同点のラス目となっている。

白をポンして、トイトイのテンパイ。

ピンズのホンイツも匂わせ、赤5m先切りが生きるかな?とワクワクしている。


31578.jpg

上家から続けて赤5sが切り出された。

ふーむ。ただ、上家のケアによって47mは若干出やすくなるかもしれない。


31579.jpg

上家から3pが手出しで出てきた。

赤5sをわざわざトイツで並べている以上、
この3pは手牌に関連している可能性がかなり高い。



31580.jpg

チートイドラドラのイーシャンテンとなった下家がこのタイミングで放銃。8000。

確かに対処の難しい場況ではあったが…


31581.jpg

上家はここからのトイツ落としだった。

私ならこれ、トイトイにしそうだなあ。


31582.jpg

中が暗刻になってここでテンパイ。

さらに1p引いての好形変化だった。

このように、仕掛けからの赤5含みトイツ落としはホンイツに渡るケースも多い。



case4
tenhou.11563.jpg

東4局1本場。

仕掛けの対面が赤含みのトイツ落とし。

非常に目立つ河となっている。


tenhou.11564.jpg

1mツモって何を切るか?





tenhou.11565.jpg

1mポンされてないからシャンポンはないよな的にツモ切ったらこれがアウト。

高目一通に刺さって12000。

この河で最終手出し3mを見ての1m放銃はさすがにぬるい。


tenhou.11566.jpg

ホンイツかつドラが重なる黄金パターン。

赤5含みトイツ落としにはこのような高打点の変化がはっきりと河に現れる。

中途半端に押すと致命傷になりかねないので、しっかりと対応することが肝要だ。



case5
42916.jpg

開局。対面の親が赤5m切りからの赤5s含みトイツ落としリーチ。

何やら尋常じゃない河だが、この赤切りには確実に理由があるはず。

本命は69mか?
ただ、私の目からドラが3枚見えていて、赤5s含みトイツ落としがよくわからない。

こういう場面で読みの力が問われていると言える。


42917.jpg

こちらもチャンス手なのだが、この9pはかなり切りにくい。

5mを切ってひとまず回った。


42918.jpg

2sをツモって、ここも切りづらい。

2m切りで撤退の方針とした。


42919.jpg

が、イーシャンテン復帰して69mが通り、上家から6mが出てきた。

チーしてテンパイに取るか?





42920.jpg

ドラも赤も見えていて、2sで打っての高い手が私には見えなかった。

仮に引っかけでも大したことないだろうと2s打つと、これがチャンタの親満にズドン。

派手な赤切りには唯一この全体手役のチャンタ系がある。

さらに、赤切りひっかけに放銃すると打点が伴っていることが多い。
このケースも例に漏れずだった。


42921.jpg

赤5m切りからこのような手牌変化だった。


42922.jpg

連続切りによりカン2sの危険度が若干薄れている。

これはツモがパーフェクトでないとできない作品だが、
違和感のある赤5含みトイツ落としにはチャンタ系の手役を考慮にいれておきたい。



case6
43640.jpg

東4局5本場、私はぴったり原点の無風。

123sを晒した下家の赤5m切りが目立つ。


43641.jpg

赤から切る5mのトイツ落とし。

これは手牌の方向性がはっきりしたということ。

この仕掛けで最も切れない牌は何だろうか?





43642.jpg

そう、そのドラ…って出るんかい!


43643.jpg

最後まで対面が面倒を見て8000で飛び終了。

西家の河からは下の三色が明白なので、
私の2pを鳴いていないことからも、切るとしたら2pを切るべきだっただろう。


43644.jpg

私が2pを切った場面。

西か三色依存の手ゆえに、いずれいらなくなる危険度の高いトイツの先切りだった。


赤5から切るトイツ落としの方が速度的には劣っている傾向がある。

ただ、打点が伴っていることには違いなく、手牌の方向性もはっきり定まっているので、読みやすい。

こういう読みやすい高打点の仕掛けだけには放銃しないことが大事だろう。



case7
43080.jpg

東1局1本場。

下家が2フーロからの赤5含みトイツ落とし。

前巡がツモ切りだが、これは実質トイツ落としとみなしていい。


43081.jpg

ん?7mが手出しで出てきた。

これは方針が定まっている手の赤先切りか。

つまりソーズのホンイツが濃厚と読んでいる。


43082.jpg

さらに、9m手出し?

こうなると赤が若干早い気もするが…

いずれにせよソーズは切れないところだ。


43083.jpg

対面の1sにロンの声。

あ〜あ、これは高いぞお。


43084.jpg

ありゃ?染まってない…

これがたったの1000点。意外すぎる。


43085.jpg

下家はこのテンパイから、赤を切ってあがりやすい待ちとし…


43086.jpg

さらに4m暗刻となって変化形に渡っていっただけだった。

カラクリを見ればなるほどだが、これはツモが噛み合っていないと成立しないかなりの例外的なケースだ。

この河にソーズで放銃したら、8000と言われないことの方が稀と考えるべきで、
赤5含みトイツ落としには油断せずにきちんと対応するべきだろう。



ラベル:天鳳 赤5 対子
posted by はぐりん@ at 23:56 | Comment(8) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
染めでなければ、三色、チャンタ、ドラ対子以上のメンツ手があるので、良形愚形なんでもありで全方位に危険となり厄介ですね。ドラの所在が分かっていれば、チャンタ系のリーチが最有力で2378牌を中心とした愚形ケアを優先。ハメ手でない限り、普通のリャンメンは考えにくいといったところでしょうか。
Posted by S at 2017年07月10日 08:40
>>Sさん
概ねそのような認識でいいと思います。
ただ、赤あり麻雀では通常チャンタは非効率なので赤に寄せるのが自然ですね。
case5みたいなのはかなり稀で、チャンタならもう少し形が決まっているところから赤が切り出されることが多いと思います。
どちらかというとチャンタはcase6のような仕掛けの赤含みトイツ落としで警戒することが多いでしょうね。
Posted by はぐりん@ at 2017年07月10日 18:05
こんにちは。久しぶりに書き込みます。
はぐりんさんが鳳凰卓にあがられてからよく観戦してます。同卓赤ぶくみトイツ落としはかなり情報出ますね。勉強になりました。同卓したらよろしくお願いします。
Posted by ろん at 2017年07月12日 16:24
>>ろんさん
おお、お久しぶりです。
ろん2さんと2回ほど当たりましたね、ろん2さんも調子良さそうで何よりです。
最近は慣れてきて、板についてきた感じもあるでしょ?

また同卓できることを楽しみにしております。
Posted by はぐりん@ at 2017年07月12日 22:16
もうはぐりんさんのブログを読み始めて1年くらいたちますね。
コメントあまりしてないのに覚えてくれててとてもうれしかったです。
最近は別のアカウントロンが打ちますっていうIDで打ってました。こちらも鳳凰卓打ってるので同卓したらよろしくお願いします。
Posted by ろん at 2017年07月13日 18:06
>>ろんさん
もしかしたらと思いましたが、ロンが打ちますさんはろん2さんでしたか。
結構当たってはボコボコにされてた気もしますが…w
かなり前のことだとは思いますが九段昇段おめでとうございます。

ろんさんはフーロ率高目ですよね。
私のブログを読んでいても雀風って基本変わらないもんなんですよね。
そういうのが面白いなと思います。
Posted by はぐりん@ at 2017年07月13日 20:16
赤は赤でも中のトイツ落としの小三元に刺さり込んだことありますw
 
Posted by v at 2017年07月14日 19:53
>> vさん
それはまたレアな体験でしたね。
大三元じゃなくて良かったですねw
(1枚見えてたとかでしょうけど)
Posted by はぐりん@ at 2017年07月14日 23:03
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