2017年09月24日

鳳凰卓勝ち組になるための方法論

鳳凰卓で勝つための方法論には様々なものがあるが、
ここでは私の経験をもとにそのコツを披露していきたいと思う。


まず、鳳凰卓で勝ち組になるために最も重要なことは、
なんとなく勝てるイメージを大局観として持てるようになること、だ。

自分の動きによって相手がどう対応するのか、
相手の動きによってその他の者がどう対応するのか、というのは、
特上卓、鳳凰卓という土俵によって全然違ってくる。


例えば、回し打ちの技術については特上卓と鳳凰卓では大きな差があるため、
鳳凰卓の方が圧倒的に流局率が高い。

特上卓では、他家の放銃による横移動決着を期待してベタオリすることも戦略として有効だが、
鳳凰卓では、それに比して流局テンパイを想定した手組みの必要性が増す。


土俵ごとに起こる現象が違うということは、
言い換えれば土俵ごとに取るべき最適戦略が違う、ということでもある。

例えば、手出しツモ切りを見ていない相手に対して空切りを多用しても、
それを情報として認識してくれないのであればかえって逆効果になったりもする。


鳳凰デビューした人が、特上と同じ打ち方をしても結果が出ないということはよくある。

これは、基礎が欠けているという可能性ももちろんあるが、
土俵の違いによって最適戦略が違うという認識に欠けている、
もしくは鳳凰卓にアジャストした選択ができていない、という可能性が高い。

そもそも鳳凰卓の経験が足りなければ、鳳凰卓固有の現象をインプットできないまま特上卓に叩き落されるため、
特上卓を再び勝ち上がっても、同じことの繰り返しとなってしまう。


特上卓では勝てるイメージがあるのに、
鳳凰卓ではどうやったら勝てるのかがわからない、
こういう心理状態になっている人は、結局のところ鳳凰勝ち組にはなれないのである。


私も最初はこの点において大いに苦しんだ一人であるから、皆さんと一緒である。

ところが、ある時期から鳳凰卓においてもなんとなく負けないイメージを持てるようになり、
それからは劇的にラスが減りだした。


鳳凰卓固有の現象に一つ一つ頭を悩ませているようでは、それに捉われるゆえ視野が狭くなってミスも起きやすい。
経験によって、鳳凰卓で起こる現象を少しずつインプットすることにより視界は徐々に開けてきたように思う。
大局観が備われば、半荘の流れを自分の中で把握できるため、取るべき選択が自然と見えてくるからだ。


それでは、鳳凰卓における大局観を身につけるにはどうしたらいいのだろうか?
現象をインプットし、最適に近い選択を取るためには何をしたらいいのだろうか?

今回はこの具体的なプロセス、方法論について皆さんにお届けしたい。


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@まず、やってみる

分からない部分は結果を恐れずにとことん踏み込んでみる。
ラスを必要以上に恐れずに、不利だと思っても押してみる。
それが放銃になったとしても一向に構わない。
自分が少し欠けていると思っている部分の踏み込みを強めにする。
特上卓と鳳凰卓では起こる現象が違うのだ。
踏み込むことによって相手がどう対処するのかをインプットするのである。

これは鳳凰卓での現象を把握する、ということに他ならない。
私の場合は鳳凰卓参戦当初から実験的に押しの要素を強めにした。


A検証し、反省する

@をやったら必ずこれをする必要がある。
@の踏み込みがどうだったのかを局後に回顧する。
自分の選択によって、相手の対応がどのように変化し、その結果どうなったかを振り返る。
本局の結果が悪かったとしても、長い目で見てどうなのかを客観的に見る。
この部分の客観視が正しいかどうかが、勝ち組になれるかどうかの分岐であり、麻雀のセンスが問われる部分でもある。
そして選択が間違いだと判断した場合は、同じ過ちを繰り返さないこと。
試行錯誤する上で、はっきりと損な選択の比重を自分の中で徐々に薄めていく。
牌山は開けた方が絶対に強くなれると思う。
私の場合は特に、仕掛けの正誤判断において牌山を公開し、検証を積み重ねた。


B打数を重ね、短期的好調(確変)を引く

何気ないが、かなり重要なのがこれだ。
要は結果を出すことによって、鳳凰卓での自分の打ち筋の指針が得られるということである。
結果が出ている時の打ち方というのは正しい判断の集合であることが多い。
これによって鳳凰卓の勝ち方を自分の中で固めていく。
さらに、結果を出したことによって自分の中に自信がつく。
麻雀はメンタルなゲームなので、自信そのものが勝ちを呼ぶ特効薬となりうる。
打数を重ねることで強者に慣れ、短期的好調による自信によってミスの元となる緊張を退けることができる。


C捨て垢を捨て、アカウントを1つに絞る

麻雀において確率の言い訳を用いる人は勝ち組にはなりにくい。
ワンチャンスだったからこの放銃はしょうがない、などという正当化を強者はしないものだ。
言い訳を用いる方が負け組、言い訳を用いさせる方が勝ち組、これが勝負の鉄則だ。
私の天鳳のアカウントははぐりん@の1つだけである。
2つ持っている人はなぜ2つ持っているのだろうか?
こっちは気楽に打つ方、こっちは本気で打つ方、成績の悪い方は捨てて、成績の良い方のみ用いる。
用途・目的がはっきりしているならいいが(例えば東風用・東南用など)、
気分で変えるアカウントを持っている人はそこに確実に「言い訳」が存在することになる。
昔の成績が悪いのは当然の話で、それも正真正銘自分自身なのだ。
アカウントが1つしかないからこそ、鳳凰卓で結果が出なかった時分に私は血を吐く思いをした。
そこに言い訳がなかったからこそより成長できたのではないかと思うのだ。


D自分のツモを信じる

オカルトでもなんでもなく、最終的にはこれに行きつく。
フーロの正誤について、思考錯誤を重ねた結果、自分のツモを信じて疑わないことが好結果を生む局面が不思議なほど多いことに気がついた。
麻雀というのは究極的には自分との闘いであり、自分自身を信じられるかどうかというのが最後の最後に明暗を分けるものだと思う。
自分のツモを信じるということは、自分自身を信じることに通じる。
鳴くかどうか少し迷ったら、自分のツモを信じてほしい。
それが、鳳凰卓では驚くほどいい結果を生むから。



私の場合はこのようなプロセスを経て、結果を出すことに成功した。

最後は信仰宗教のようになってしまったが、大目にみていただきたい。
信じる者は救われる、だ。

結局のところ、どれほどの覚悟を持って臨めるかどうかが、
鳳凰卓での勝敗を分ける鍵になってくるのだろう。


皆さんの健闘を心より期待したい。


少し順序が逆転してしまったが、次回はいよいよ特上卓と鳳凰卓の最適戦略の違いについて書きたいと思う。



ラベル:天鳳 戦術 思想
posted by はぐりん@ at 03:58 | Comment(2) | 鳳凰卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全てとても参考になりました!。なかなかこういう記事はないのではないでしょうかw。色々なタイプの方が居そうですが、私の場合は入れ込みすぎるとダメなようです。ミスした人が負けるゲームではありますが、ミスしないようにと気合を入れて臨むとかえって逆効果な気がします。「まだまだミスは沢山するから」と下手な自分を受けいれることによって、少しミスは減りました。また、勝負手などではつい力が入ってしまいますが、他人の対局を眺めるようなイメージで肩の力を抜くようにしています。そうすると、悪い結果に終わった場合も次の局への切り替えがしやすかったり、広い視野が保てたりします。鳳凰卓は確かに手強いですが相手を過大評価せず、ジャガイモに見立てて、数打っていくことが大事ですよね。
Posted by S at 2017年09月24日 09:31
>>Sさん
参考になったと言ってもらえると、書いてよかったなと思いますね。
誰しもが鳳凰卓参戦直後は何かしらの気負いを持っているものだと思います。
例えそれが無意識下であれ、重要な場面で必ず自身に反作用をもたらす、これがいわゆる「洗礼」と呼ばれるものの正体である気がします。
これを解消するには、打数を重ねて鳳凰卓に慣れる、強者と戦うことに慣れる、ということもとても大事だなと身を持って感じました。私がよく言うところの、「格がつく」という部分ですね。
私も当初はそうでしたが、高段位・高Rという肩書きだけで人は相手を評価し、勝手に怯んでしまうものなので、結局は自分がその立場になれば自ずと勝ちは転がり込んでくる、そういう側面は鳳凰卓にも確実に存在していると思います。
Posted by はぐりん@ at 2017年09月24日 18:42
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