2018年01月28日

67889は雀頭作りに最適

六筒七筒八筒八筒九筒

この形をパッと見てあなたは何を思うだろうか?


苦しいペンカン7p、あまり好ましい形ではないと思うのが一般的だろう。

メンツ手の最終形としては価値が低いが、
雀頭がない手の場合はどうだろう?


一萬二萬三萬五萬六萬六筒七筒八筒八筒三索六索七索八索ツモ九筒ドラ北

九筒を残せば雀頭の受け入れが五筒八筒六筒九筒となり、強浮き牌の三索よりはるかに価値の高い形となる。


このように、雀頭のない手は、端よりであっても複合形を重視することでスマートに雀頭を作ることが可能となる。


また、今回のテーマからは少し逸れるが、

一萬二萬三萬五萬六萬六筒七筒八筒八筒九筒二索二索八索九索ドラ北

この14枚から何を切るのがいいだろうか?



テンパイ時に必ず即リーチを打つのであれば、単独ペンチャンの八索九索を残して8p切りがいいが、
それ以外の大抵のケースでは実は六筒七筒八筒八筒九筒を残した方が優っている。

なぜかというと、

ツモ五筒五筒六筒七筒八筒九筒 両面変化
ツモ八筒六筒七筒八筒八筒八筒二索二索 変則三面張
ツモ六筒六筒六筒七筒八筒八筒 イーペーコー

と、変化に柔軟であるからだ。

47mが先に埋まった際に、テンパイに取りつつ変化を待つことができるメリットは大きく、
特に鳳凰卓では相手の攻撃に攻め返しにくい状況が多いため、
そのメリットを享受しやすいというのは前回記事でも述べた。

このトピックについてはあらためて記事にしようと思う。


一見不自由な端よりの複合形でも、
雀頭のない手においては受け入れが大きいため、
メンツ化よりもヘッド化を見据えて手組みをしていくのが効率的となる。



それでは、実戦例から見ていこう。


case1
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何を切るか?





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5sの受けが被るので8sを切るのが気が利いているように見えるが、
これはもう3pを切ってしまっていいだろう。

3p周りにくっついたところで、やはり雀頭不在で右往左往することになる。

それならば、複合形を生かしてダイレクトに雀頭を作りにいくのが良さそう。


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狙い通りに6sを引いてピンフテンパイ即リーチ。

25sは絶好に見える。


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ほどなく出てきて裏なしの2900。

スタートダッシュに成功した。



case2
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何を切るか?





48479.jpg

これも同様。

一見678の三色が狙えそうだが、メンツオーバーにつき、凝った手順でないと成立しない。

5sの受けが被るので、ソーズの両面形は78sなど、ダブルターツでない方がより好ましい。


48480.jpg

テンパイだが、どうするか?





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いやいや、これは取らないのが基本。

ソーズが安い場況ならまだしも、3sが山にいそうな感じはない。


48482.jpg

よりによってこれをツモるか。

さて、どうしよう?





48483.jpg

終盤につき、ここはケアが必要な局面。

ソーズの無スジは危険度が高い。

6s7sが選べない上、自身のアガリ逃しもあるのでここは受けたい。

123mを切って凌ぐ手もあるが、例えば67sいずれかが通った際にこちらの方がテンパイ復帰しやすく、柔軟性がある。


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結局テンパイが入らず、二人テンパイで流局。


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仮に6sを切っていると、下家に致命傷となる8000の放銃だった。

南2の微差だけにこういう場面でこらえられるかはかなり重要。

この半荘は3着だった。



case3
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何を切るか?





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内に寄せる2mと迷うが、これは6m切りが正解。

6mを切ると25mのチーテンに取れる。


一萬二萬二萬三萬四萬六萬からの打牌選択は、

雀頭不在なら六萬切りで複合形を生かし、
雀頭があるなら二萬切りで七萬ツモの好形変化を見るのが基本となる。



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マンズで雀頭ができれば鉄板の最終形となる。

ちなみに、ソーズで雀頭ができてもツモ切るのがいい。


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500オールとなった。



case4
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何を切るか?





34157.jpg

こういう手ではどこで雀頭を作るかのイメージを鮮明にする。

ピンズで雀頭を作ることがイメージできれば、ターツ候補が不足していることがわかる。

なので、3sはくっつき要員として残し、メンツになりにくい9sを払っていく。


34158.jpg

何を切るか?





34159.jpg

ピンズではなく3mが雀頭候補になりそうだが、
打牌に迷ったらひとまず好形を固定するのがいい。

ピンズの愚形部分を解消するために、3sは浮き牌としての価値が高い。


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手順でピンズが好形になった。

複合形からの変化は完全イーシャンテンになりやすいなど、受け入れが広い。

単独ペンチャンより複合形が優っているのはこういう点だ。


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ほどなくしてテンパイ、即リーチ。

47mはできれば待ちにしたかったが。


34163.jpg

流れるように2600オールツモとなった。



case5
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ターツオーバーだが、何を切るか?





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構想力の問われる手。

やはりイメージとして重要なのは、雀頭をどこで作るかだ。

3mが雀頭だと少し手が重い。ならばマンズの上で雀頭を作るつもりで14mはフィニッシュ候補にする。

6ブロックにしたのは場況からソーズの下が良さそうだからだ。

カン2sのみならず、1sや3sも山にいそう。

つまり、雀頭がない手ではいかに愚形部分を頭に潰すかという点を考慮するのがいい。


このへんは場況によってアレンジを加える部分で、
例えばソーズが場に高いなら、13sを嫌って5ブロックにすることで、
イーシャンテンの形を強くするといった工夫も可能となる。



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想定通りの手牌進行。

ひねらずに雀頭を固定してしまうのがいい。8m切り。


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中盤につき、これは危険度の高い3sから切るのが基本。

5ブロックで3mを残していれば、より強いリャンシャンテン形となっているのがわかるだろう。


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しかしテンパイは入らず、下家の一人テンパイで流局となった。



case6
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何を切るか?





tenhou.26306.jpg

応用編。これは少し迷うところ。

単純にピンフにしたいなら、マンズの一方の亜両面形を嫌った方がいい。

ピンズの雀頭の受け入れは9枚に対し、亜両面形は最大6枚だからだ。

つまり、ここでの焦点はカン7mの最終形にどれだけの価値があるかということになるが、
赤5sを嫌ってまでドラカンチャンにこだわる必要のない手であり、
純粋に強い最終形を目指したい手ではないだろうか。

さらに…


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ピンズは何を引いても非常に強い形になる。

もちろん場況によっても変わるが、ここまでの変化を想定してマンズを切れるか、というのがポイントだ。

雀頭のない手の場合、こういう一見へなちょこな2pツモでも受け入れが9枚増える(純増ではない)。

複合形の破壊力は絶大だとわかるだろう。


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こんなもんは当然ツモ切り。


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おーい、何だこのツモは〜。


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テンパイしない、だと?

下家の1000・2000ツモとなった。



case7
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何を切るか?





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少し捻って。

この9m切りには条件がある。

・カン7sで即リーチを打つつもりなら6p切り
・タンヤオがつかないなら6p切り
・ソーズ部分が両面形なら6p切り

トップ目につき愚形リーチよりも機動性を重視しての9m切りだ。

このへんは東場南場、点棒状況でアレンジしていく部分だと言えよう。


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こうなれば盤石すぎる。どこから仕掛けても良さそう。


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どこから仕掛けても36p待ちにはならないので、テンパイ速度重視でいい。


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すぐに出て7700となった。


さて、これらを踏まえてテストだ。張り切ってどうぞ!


case study
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ドラが6s。何を切るか?





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これは厳密な牌効率としては、8mか8p切りが良さそうだが(5ツモでの好形変化があるため)、
仕掛けを考えると9切りが良さそう。

5pツモが大きなロスになるわけではなく、69pツモではタンヤオが消える。

仮に上家が5sを切った場合に、2種の9が残っているとチーしづらいでしょ?

高い手を生かすスピードアップの仕掛けも視野に入れたい。


ちなみに、9mではなく9pを切ったのは、8mツモの意味を尊重してのこと。
逆なら9mを切る。

後引きの牌を重視して、手出しを多くし、手牌を循環させるのがいいと私は考えている。

このへんは自身の感性やオカルト理論に従えばいいだろう。


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狙い通りの好ツモ。さて、何を切る?





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タンヤオだからと手拍子で9mを切らないこと。

ソーズのくっつきはタンヤオになるし、5sチーも可能。

58mチーでドラ切りを躊躇うならば、8m2枚の受け入れと引き換えに69mツモ6枚の即リーチを打つ選択肢を残すことができる。

北家が仕掛けているし、リーチで決定打を見る手は十分にある。


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ほら来た、これで即リーチだZ!


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下家から一発で出て、12000となった。

(しかしこの半荘はなぜか2着だった)


雀頭のない手は、雀頭をどこで作るかの構想が非常に重要で、
端よりの複合形は雀頭作りに適した形であると覚えておけば、
よりスマートな手組みが可能となるだろう。




ラベル:天鳳 牌理 雀頭
posted by はぐりん@ at 18:41 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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