2019年04月28日

天鳳の手出しツモ切りがわかりづらい理由

みなさんは天鳳の相手リーチにおいて、
手出しリーチだと思ったら実はツモ切りリーチだった、とか
ツモ切りリーチだと思ったら実は手出しリーチだった、という経験はないだろうか?


私の場合は、しょっちゅうではないが、稀にある。

今のどっちだったかな?という不明瞭なのも合わせると、「少なからず」ぐらいの頻度にはなる。

間違いなく言えるのは、リアルよりも天鳳の方が手出しとツモ切りを見誤りやすい、ということだ。


これはなぜかというと、「天鳳には手出しを見誤りやすい状態」があるからだ。

今回は天鳳の手出しツモ切りのメカニズムを解説していきたいと思う。


ツモ裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏

自分視点で他家の牌の背中が見えている状態。

ツモ切りの場合は、一番右側の牌(向かって左の牌)がそのまま河に行く、これはみなさんご存知のとおりだ。

手出しの場合どうなるかというと、13牌からランダムに選ばれた牌が河に移動する。

自分が並べている牌の順番通りに出てくるわけではなく、どこから手出しをしたとしても、ランダムに13牌の中から選ばれる。

そのため、手出しの位置を覚えることは天鳳においては意味がない。


裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏裏

左から8番目の牌がランダムに選ばれた場合、このように牌と牌の隙間ができる。

これにより、私たちは手出しを認識している。


実際の画面でみると、こうだ。


73155.jpg

下家の手牌に注目していただきたい。

牌と牌の隙間により、手出しであることがはっきりと認識できる。

ランダムで選ばれる牌が真ん中付近である場合、俯瞰で見ていても手出しを見誤ることは少ない。

それでは、見誤りやすい状態というのは一体どういう場合だろうか?


73156.jpg

これは、一番左の牌が手出しされたケースだ。

一番左が手出しされると、牌と牌の隙間がないため、手出しがわかりにくい。

同じ発を手出ししているにもかかわらず、手出しが見やすい状態と見にくい状態が存在することがわかる。

一番左の場合は、ツモったところと真逆から牌が出てくるため、隙間はなくてもわりと手出しがわかりやすい。


73157.jpg

やっかいなのはこれだ。

ツモってきた牌の隣、つまり手牌13牌の一番右の牌が手出しされるケースだ。

この場合、ツモ切りとほぼ同じ場所から出てきて隙間が認識しづらい上、河までの直線距離が短いため、ツモ切りと非常に混同しやすい。

天鳳では、ツモってきた牌は必ず手出しした場所に牌を収めるため、手出しの位置が右側に近ければ近いほど、ツモ牌の移動距離も小さく、手出しかどうかの認識がしづらくなる。

リアルでいうところの小手返しを想像してもらえれば、わかりやすいだろう。



天鳳における、手出しのメカニズムをご理解いただけただろうか。

つまり、天鳳においては13分のいくつかで、手出しとツモ切りを混同しやすい状態が発生する、ということであり、これがしばしば手出しリーチとツモ切りリーチを見誤る理由だ。


これがあなどれないのは、認識を一度でも誤ってしまうと、徐々に自分の認識に自信が持てなくなることだ。

微妙な手出しの判定はもちろんのこと、ツモ切りなのにぴくっと動いたような気がして、今手出しだったかも?などと思えてくる。

負のスパイラルに陥ると、相手が仕掛けの高い手などの場合に、必要以上のベタオリをしてしまう(=自身のテンパイ率が下がる)といったような局収支的に損な手組みをしてしまいがちになる。


これを防ぐためにも、自身の体調やパソコンのモニターを管理し、重要な局面では手元をしっかり見るなど、自分なりに見誤らない工夫をすることが重要となってくる。

ちなみに、先の日記でも紹介した「手元凝視打法」だが、天鳳ではリアルと違って、ツモ牌がどこにインしたかを見る必要がないので、その分労力が軽減される。

天鳳とは相性のいい打法だと思われるの、手出し認識が甘い、河の情報を見落とす、という人は一度試してみてはいかがだろうか。



さて、今回はこれに関連して、

・手出しリーチをツモ切りリーチと勘違い
・ツモ切りリーチを手出しリーチと勘違い

した例を紹介したいと思う。

これらを勘違いすることが、いかにマイナスの影響を及ぼすか、というのをご理解いただけるだろう。



case1
tenhou.6447.jpg

東3局、22400点持ち3着目の南家。

下家から先制リーチが入っている。

こちらもテンパイが入ったが、さてどうするか?





tenhou.6448.jpg

北を落として回ったのは、宣言牌の8pをツモ切りリーチだと勘違いしたからだ。

最終手出し4s切りからの、ツモ切りリーチ。これはドラ絡みの7s待ちでしょ、と。

この場合、手出しリーチと認識していたなら7s待ちの比重は大分下がり、追っかけに踏み切る可能性が高かった。

7m3pは悪くないと思っていた通り、即追っかけなら3p一発ツモだった。


tenhou.6449.jpg

8pツモ切りリーチなら、ソバはないでしょ、という意味で6pも押している。

仮に2巡回してツモ切りリーチなら、6pの安全度はそこそこ高まるはず。

実際は8pが手出しだったため、6pの危険度は高め。これは冷や冷やものだった。


tenhou.6451.jpg

最終的に7sの方を使い切って7mで放銃。裏が5mで8000。

この三面張でなんでツモ切りリーチ?とこの時は不思議に思っていた。

手出しリーチとツモ切りリーチでは押し引きの基準が180度変わってくるので、これを見誤るとこのように大変なことになる。


このケースのようにツモ切りの確信を持って最後まで行くことは滅多にない。

アガリを逃して放銃につき、致命的な視認ミスだが、この半荘は運良くトップで終えた。



case2
tenhou.10839.jpg

東3局、20400点持ち3着目の西家。

親からリーチが入ったが、さて何を切る?





tenhou.10840.jpg

ツモ切りを手出しと誤認したパターン。

8mがツモ切りなら最終手出し5sのスジ8sは絶対に切れない。先ほどとは逆のパターン。

ここは2s切りで丁寧に回るべきだった。

裏は乗らずも一発つきで7700。

この半荘はこれが響いてラスだった。



ツモ切りリーチには最終手出しが絡むパターンが多く、手出しリーチだと先切りのスジは大分通りやすくなることがわかる。

つまり、手出しツモ切りの誤認は危険度の認識を真逆に見積もることにも繋がるため、致命的なダメージを負うことが多くなる。

こういうミスを防ぐためにも、せめて宣言牌ぐらいは手出しツモ切りの認識を正確に行いたいものだ。



ラベル:天鳳 手出
posted by はぐりん@ at 21:32 | Comment(0) | 成績UPに直結 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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