2019年09月15日

八段昇段 あれから回線落ち=ゼロ

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八段復帰した。


3着が多い影響で、昇段時Rはやや低め。

ラス率を2割以下に抑えられれば、トップ率がこの程度でもなんとかなる。

七段では漸増という感じでポイントが減っていく感じはあまりない。


ちなみに、前々回のブログで回線落ちを記事にしたわけだが、あの記事を書いて以降、私の回線落ちはなんとゼロ件。

2週間前にブログを書いた当日に回線落ちが5〜6件発生したのを最後に、ぱったりと影をひそめた。


私の回線環境に変化はないため、天鳳サーバー側の状況が改善した可能性がある。

他家の動向を見るに、現在でもポツポツと回線落ちは見られるものの、1〜2か月前と比較すると回線落ちの頻度は大分減ったように感じるが、みなさんいかがだろうか?


ブログに書いた途端、状況が改善される。私のブログの影響力の大きさに自分でもちょっとびっくりしている。

冗談はともかく、好成績を出すためにはやはり安定した接続環境というのは欠かせないのだと再認識した。

運営側が何らかの配慮をしてくれのであれば、それはありがたいことだと感じている。



さて、昇段にあたって、今回のテーマは「忘れていた感覚を取り戻す」だ。

降段寸前でポイントに気を取られていると、どうしても自分の麻雀が打てず、押しすぎたり引きすぎたりするのが天鳳の常。

七段に落ちて伸び伸びと打つことで、忘れていた感覚を取り戻すことができた。


段位によって最適戦略というのは変わってくるものだが、七段くらいだと割と押しが優位に働きやすい。

とはいえ、「引くべき時」を見誤っては、結果が出ないというのも事実。

降段寸前で焦燥感に駆られている時は、大局観を見失っているため、押し引きにノイズが混ざり込みやすい。

フラットな精神状態で臨むことで、押し時・引き時がより明確に見えてくるものだと、今回実感した。


それでは、忘れていた感覚、どうぞ。



case1
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東2局、原点の西家。

まずまずの配牌だが、ここから何を切る?





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この自由な感じを忘れていたのだ。

何かに縛られていると、ターツから落とすなどという発想にならない。

孤立牌は好形と打点の種で、発を残せばもしかしたら緑一色という目まであるかもしれない。


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白をワンスルーした結果、発が重なった。

白を一鳴きした形と比べてもらえば、一気に手牌がグレードアップした感はあるだろう。


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2枚目の白をポンして、8s切り。

まだドラを引っ張る。

場合によってはやりすぎにもなりかねないが、打てている時は迷わないし、それがミスチョイスになることは少ない。


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テンパイ時にドラを放したところ、ポンで済んだ。


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そして、4pを捕らえて高目5200。

斬り合いが怖いから先に切るのではなくて、斬り合う覚悟で引っ張る、その方が好結果に結びつきやすいと考えている。

臆病が混じるとこのへんで正しい判断が蝕まれてしまう。


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ドラが少しでも早いと、おそらく上家のポンが入って、展開がガラリと変わっていただろう。

引っ張ることでドラを重ねられるリスクももちろんあるが、ギリギリまで引っ張ったことが本局は奏功した。

噛み合う噛み合わないはあるにせよ、いい感覚で打てていると感じた一局。



case2
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東4局、30600点持ち2着目の親番。

チートイツのテンパイとなったが、さてどうしよう?





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7m待ちでリーチとした。

ドラが9mだけに、通常出にくいドラそばで、リーチの待ち牌としては選びづらいかもしれない。

が、本局は対面の68m手出しを見ている。対面にドラトイツはあっても、おそらく7mはないだろう。

さらに…


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私の現物ともなっている、8m4枚目が見えたとしたらどうだろう?

ドラだけは切れないが、7m待ちの可能性を否定するに足る情報ではないだろうか。

今回は自身で持ってきたが、8mが他家から切られるということも十分にあっただろう。


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結果は終盤にツモって、4000オール。

下家から追っかけが入って、ヒヤリとしたところ。


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何のことはない、7mは3枚とも山の奥深くに眠っていた。

例えば、リーチに回り始めた対面が7mを持ってきてもためらいなく出すのではないだろうか。

ドラそばという先入観に捉われず、我ながら冴えた待ち取りだった。

このへんに伸び伸びとした麻雀観がある。



case3
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南1局、22500点持ち3着目の南家。

ラス目の北家から3巡目という早いリーチが入る。

迂闊にも、安牌の西を消費してしまっているが、ここから何を切るか?





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5mを抜いた。

冷静に考えても、ここからアガリを見るのは厳しい。

根性論で押したとして、どのくらいの成果があるのか。

2巡凌げる1s9sの危険度は結構高そうに感じる。

一発放銃だけはとにかく避ける。このへんを割り切る判断力というのも、フラットなメンタルでこそ。


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ベタオリしていたら、なんとチートイドラドラでテンパイ。

どちらも現物だが、さてどちらで待つか?





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2mにラグがあったので、こちらに受けた。

上家のチーラグだったわけだが、トップ目の下家が2mを合わせ、6400GET。

私の河に危険臭がなく、これは拾いやすかった。

手牌の未練を断ち切った結果のこのアガリ。欲を捨てなさい、という教訓のようにも見える。



case4
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開局の西家。

親がポンポンポンの3フーロ。脅威の仕掛け。


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切りづらい8pを暗刻にしてこちらもテンパイ。

さて、どうするか?





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リーチのボタンが出ていたので、半分押しかけたが踏みとどまった。

1枚私が中切ってるし、大三元なんてないだろ、とリーチに行くのも一つの選択。

しかし、よく見てほしい、上家は発のトイツ落としで親に鳴かせているのだ。


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どっへー、これはさすがに切れない、と4mを抜いた。


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赤は赤でも、こっちの赤を先に持ってきてくれれば良かったのに。


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終盤に親がツモって8000オール。

なんと、中は大三元の当たり牌だった。

あの時辛うじてリーチの声を飲み込まなかったら…


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上家のトイツ落としはここから。

「ない展開」でポンできた親が絶対有利の流れ。

発を鳴かせたのが私でない以上、因果関係的にもここは「引き」だ。



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同半荘2本場。

こちらも好手だが、今度は上家が白中と仕掛けている。

ドラまたぎの2mを持ってきたが、さてどうしよう?





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ここで迂回とした。

実は親が切った4巡目の2mにラグがかかっていた。

なので、このスジは本命であると同時に放銃時に高打点濃厚となる。

しっかり打てている時はこのへんのラグもきっちり覚えている。


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次巡、3mツモで再び攻め返しの効く形に。

さて、どうしよう?





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よっぽど3pを切ろうと思ったが、我慢した。

上家はおそらくドラを持っているので、放銃時の打点が高い。

両面ターツ落としを見ているので、さすがに好形濃厚だろう。


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ほどなく、下家の3pにロンの声で7700。

ギリギリのところで踏みとどまることができた。

自身が好手の時の我慢というのは、メンタルが十全でないとなかなか難しい。


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上家はここからMAXに取っての34s両面ターツ落とし。

場況的に弱いターツでない以上、白ポンなら少なくとも打点は伴っていると見ることができる。



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同半荘、南2局2本場の南家。

下家と壮絶なラス争い。私が2700点、下家が3500点ちゃかない。

喉から手が出る、先制テンパイだが、さてどうしよう?





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ダマにした。

そもそもこんな待ちでリーチしたってアガれるはずがないのだ。

大体焦ってリーチしてもリー棒出した影響で飛び、とかそういう未来しか見えない。

タンヤオの変化枚数がそこそこ多いので、それを保険にして。

相手の攻撃を受けたらオリまである。


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たった1巡で最高の変化を手に入れる。これならリーチだ。


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最終盤に王様争いの親から出て、裏なしの2600。

ポイントは、待ちが増えた8mの方でアガリを得られた、というところだ。


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意に反して、5mは山に2枚もいた。

ツモ筋にはおらず、逆に山にない8mが飛び出る不思議な結果となった。

後のない状況だからこそどんな待ちでもリーチ、は間違いではない。

しかし、ただ焦っているだけでは、先にある小さな変化、ひいては大きな成果を見過ごしてしまうかもしれない。



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同半荘、次局の親番。

下家とは依然僅差。

東は1枚切れ、発は生牌だが、ここから何を切るか?





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強く、東切りとした。

相手の攻撃に備えて、安全度の高い東を残したかったが、発を先に鳴かれてしまうと失点も痛い状況につき。

ノーテンも相当に厳しい状況なので、発はいずれ切り出す覚悟だが、ここは自分を信じて。


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すると、残した方の発が重なる。

ここでの4s切りさえ、なかなかに怖かった。


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終盤に発が出て、ポンテンに取った。

残して重なった発につき、このポンテンは必然。

さて、待ちをどうするか?





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どちらとも言えないが、縦に取った。

上家の少し前の4pにラグをかけていたのと、やや47pが切られすぎているので。


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ラス目の先制が入った直後、対面の追っかけ宣言牌を捕らえる。2900。

不退転の捲り合いには発展せず。

待ち取りの選択に成功したのは大きい。


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上家には弩級のテンパイが入っていた。

仮に待ち取りに失敗していると、下家が5sを掴んで飛び終了となっていた。

が、2巡後にダブロンとなる3sを私が掴むなど、紙一重だった。

そもそも、一発目の7sはいかにも切りづらい。この選択を回避できただけでも大きいアガリ。



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同半荘オーラス。

ラス目の親が先制リーチ。なかなか気の休まるところがない。

その一発目、どうするか?





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ここは唯一の現物を抜いた。

アガリ確率と天秤にかけても妥当な選択。

ちなみに、南と中は引っ張って鳴いてもらおうと思っていたが、その前に親のリーチが入ってしまった。

ここでは切り遅れたかなと思っていた。


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4pを引き戻した。

ここでは1枚切れの発を切った。


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8pを引いてイーシャンテンになったが、何を切るか?





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最も安全に見える、8mを抜いた。

さすがに生牌は切りきれず、苦渋の決断。


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トイツになった中を落として、5mを引き戻した。

現物の1m切り。


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終盤に南を重ねて、現物になったドラの5s切り。

脇に8000打っても大丈夫だ。


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親と2人テンパイで流局。

私が下家の立場だったなら、私にテンパイと開けられた瞬間顔がゆがむだろう。

丁寧に、辛抱強く打った結果、牌も呼応してくれた。

7p切っては4pツモり、8m切っては5mツモる。テンパイへテンパイへと牌が導いてくれる。

次局さすがに粘っていた下家も力尽き、私は3着で終了した。

この半荘は、どこで飛び終了になっていてもおかしくなかった。

強気の姿勢を保持したまま、引くべき局面では引くことができた、渾身の3着となった。



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南3局、33700点持ちトップ目の北家。

仕掛けに対応していたところ、上家から赤5sが合わせ打たれる。

チーテンに取れるが、さてどうしよう?





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これは結構迷ったが、スルーした。

赤だから鳴くというのではなく、親に対して危険な47sを使い切れる上に、待ちとなるカン6sが悪くないからだ。

ただ、飛び出す8pの危険度がそれ以上に高いため、対応の身としては自重した。


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親が8pを切ると、対面にロンの声。


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あぶねかった〜〜〜の12000。

フワッと鳴いてこういうのに放銃して後悔する。割とよくある光景ではないだろうか。

怖ろしいことにこれを打った下家はラスで終了した。

自分が打っていたら…と思うと。



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南2局、19400点持ち3着目の親番。

3000点差のラス目下家から先制リーチが入っている。

切れない1sをツモって、ここから1mのトイツ落とし。


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イーシャンテンになったが、さてどうするか?





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8s勝負とした。

上家の9sに勝負気配が出ていたので、上家に任せようと思っていたのだが、上家が回り始めたので。

テンパイが一者か二者かでは危険度が大分違ってくる。


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テンパイが入ったのなら、1sぐらいは勝負するだろう。

ちょっと前に出た現物につき、あるいはアガリもあるかも?


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ところが、海底で持ってきたのは無スジもいいところの3s。

さて、どうしよう?





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勝負した。

今まではずっとオリてきたかもしれないが、ここは勝負所と判断した。

下家とのテンパイノーテンはこの状況では大きい。

この3sは無事に通過し、二人テンパイで流局。

下家はかなり強そうな258mの三面張だった。

忘れていたのはこの最終局面での押し、だ。

負ける時と勝つ時とでは、放銃に対する覚悟の差、みたいなものがある。

逆に言えば、切っている牌が通っているから好調なのだ。



case11
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トップ条件の昇段戦。

東2局、原点の南家。

下家が突如回線落ちして、8mツモ切り。


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結果は対面が親に5800の放銃となったわけだが。


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下家は回線落ちしていなければ、カン8mツモからの14m待ちリーチだった。

一発で4mを掴んだ対面は、この手ならおそらく出すだろう。

そうなると、裏が1枚乗って8000。下家はトップを盤石のものにするはずだった。

わずかな運命のいたずらが何をもたらしたかというと…


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なんと下家がラスで終わった。

あのわずかな回線落ちがなければおそらくありえないラス転落だっただろう。

私のトップもこれによってもたらされたと言えなくもない。


回線落ちに泣かされ、降段の憂き目を見た先月。

何の因果か、昇段戦で回線落ちが私に勝利をもたらした。

禍福は糾える縄のごとし、である。



ラベル:天鳳 好調 昇段 回線
posted by はぐりん@ at 02:51 | Comment(0) | 昇段 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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