2019年12月15日

流し満貫狙い【エトセトラ】

引き続き、流し満貫についてお届けする。

今回は、エトセトラと称して流し満貫にまつわる様々な実戦例を紹介したい。

概要は以下の通りだ。


@流し満貫の分岐

流し満貫に行く?行かない?という重要な分岐を紹介するので、復習に用いていただきたい。

A流し満貫の阻止

他家の流し満貫についてどのようにすれば阻止しやすいのか、というのを少々。

B他家の流し満貫

他家の流し満貫についてドラマ性のあるものを紹介したい。

C流し満貫に気づかない!

恥ずかしながら流し満貫に気づかない、ということが私の実戦でも数例あった。

D他家の流し満貫を故意に成立させる

常識はずれの選択。気づいていながら成立させたのは後にも先にもこの1件だけだ。


Dはなかなかに面白い示唆を含んでいるので、一見さんもこれだけは見ていってほしい。

それではどうぞ。


@流し満貫の分岐 case1
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開局の南家。

上の三色を主眼に進めてきたが、手のまとまりが悪い。

ここから何を切るか?





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浮いてるドラの対処が難しいため、9p切りで流し満貫の芽を残した。

この巡目において、ドラはかなり切りづらいため、ドラが重なったりくっついたりするまでの猶予期間として。

ストレートに手を進めたところで打点的な見返りが薄いため、流し満貫をギリギリまで狙う余地はあると判断した。

自分に赤やドラが無い時はダマテンでの放銃が致命傷になりやすいため、流し満貫を狙う比重は高まる。


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愚直に狙うも、あっさり種が尽きてしまった。

38%は決して楽にツモり続けられるものではないため、こういうことはしょっちゅうある。


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あらら、残念。流し満貫狙い、失敗。


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ん?最後のツモでなんかテンパったぞ?

さて、どうしよう?





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ドラを押した。

少なくとも下家は回っている感が鮮明にある。

当たった時はひどいがテンパイ料も大事ということで。


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ドラは無事通過で、対面以外の三人テンパイで流局となった。

このように、流し満貫を狙うだけ狙ってダメだったら再度テンパイを狙う、という手法もある。

老頭牌を河に並べる性質上、テンパイし返すのはたやすいわけではないが、上家からのチーも利用すればそこそこ見込めるだろう。

自分が安い手の時は、流し満貫を狙いとテンパイ狙いを両立させることで、期待値が最大化できる可能性がある。


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この場面でまっすぐにドラを切っていると、おそらく対面にポンの声がかかるだろう。

それだと展開がガラリと変わったはずだ。

少なくとも対面が一人ノーテンという展開だけはなかったと考えられる。



case2
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開局の北家。

上家からリーチが入っているが、さて何を切る?





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さすがに現物の6p切りとした。

1sは通りそうとはいえ通っていないし、東は生牌。

この手で東がトイツであるなら狙ってみたくなるが、あと3枚のヤオチュー牌ツモは無理スジにも見える。

確度の低い流し満貫で放銃リスクを高めるのは愚の骨頂だ。


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と、思っていたらこのツモ。

流し満貫を狙っていたら足りていたわけだ。

しかし同時にテンパイでもある。さて、どうするか?(親が8sを通している)





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テンパイならと押してみるも、親のカン5sに刺さって3900。

結果的には流し満貫狙いが正解だったという例。

中スジなのでリーチに対してはわりと安全だが、親の最終手出し8sがヒントだった。

致命傷にならなくてホッと一息といったところ。


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次巡の私のツモは5mで、アガリ目があった。

つまり、自身の手組み自体は正しかったということ。

流し満貫と、アガリ目、両者が成立しえた局面だったが、それを咎めた親が見事だったというべきだろう。

このように、何気ない分岐における一つの選択が結果を大きく変えることがある。

なので、終盤の選択は気が抜けない。

ちなみに、仕掛けがなければ東家と南家はツモが18回、西家と北家はツモが17回なので、流し満貫狙いにおいては西家と北家の方が有利だ。



case3
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東4局、ラス目の南家。

イーシャンテンまでこぎつけたが、ここから何を切るか?





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1p切りとした。

南家につき、あと2枚ヤオチュー牌のツモが必要だが、テンパイの価値に比して流し満貫見込みの期待が大きいため、こういう場面での流し満貫狙いは価値が高いとわかるだろう。

流し満貫の利点として、河に危険牌を並べる必要がないというのがあるので、テンパイ狙い時に比して放銃リスクが低い。


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狙い通り!これで数は足りた。

あとはウキウキで流局を待つ。


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も、最後の最後に親がツモって6000オール。

2000・4000成立直前で折られる、しかも高い(汗)

これはメンタルに結構来るが、最後の最後まで油断は禁物というのが流し満貫の合言葉だ。



case4
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南2局、トップ目の南家。

ここから何を切るか?





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1s切りとして流し満貫に比重を置いた。

上家に対して8sが切りづらいので、受けの意識も兼ねて。

発のトイツ落としからでもいいが、1sが脇に危険なのでそれも考慮している。

守備的にいくなら流し満貫狙いは格好の理由になる。


あと3巡というところまで来たが、流し満貫に望みを繋げながら、イーシャンテンまで漕ぎ着けている。

両狙いが可能な状態というのはそれほどないが、あちらがダメならこちらをという意味で期待値は高い。


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ラスト2巡でまだ続行。

ヤオチュー牌全部と47s4m4pで収入。テンパイチャンスは何種何枚だ?


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が、ダメ(笑)

ここまで上げて落とすというのもなかなかの演出。

テンパイはともかく、流し満貫の最後の1巡というのは個人的にかなり熱くなれる。

このように、流し満貫と流局テンパイを同時に狙えるというのが究極の理想と言えるだろう。



A流し満貫の阻止 case5
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開局の西家。上家からリーチが入っている。

対面が明らかに流し満貫を狙っている、と気づいたとする。

この後どうしたらいいのだろうか?


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上家から9pが出た。

さて、どうするか?





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これをチーして赤5s切りとした。

安全牌が少ないのが難だが、親のツモを増やすためにどんどん鳴いていくのがいい。

現状北家が1つ仕掛けているので、あと2つチーを入れれば親のツモを増やすことができる。

先に見てきたとおり、流し満貫はヤオチュー牌のあと1牌という領域で苦労させられるので、ツモを増やしてあげればそれだけ難易度が高くなるからだ。


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親の流し満貫はこの巡目で切れた。

ホッと胸をなでおろすところだが、仮に切れていなければこの5pも出来メンツからチーだ

チーしてワンチャンスの1m当たりを切って親のツモを増やしてあげる。

皆で協力して4000オールを阻止しにかかるべき局面だと私は考える。

自棄になりすぎて高い手に放銃してしまっては元も子もないが。


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結果、南家の一人テンパイで流局。

無風で済んでめでたしといったところか。



case6
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東2局の北家。

タンヤオドラ3をテンパイしたが、巡目が深い。

そして、対面が流し満貫をどうやら狙っているようだ。


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上家のポンにより、南家のツモが1つ減っているので、1つ上家から鳴くことができれば南家のツモが増える。

だからといって、この5sをチーしてテンパイを壊すことはない。当然の話だが、47pをツモアガればいいだけの話だからである。

ただ、見落としてはいけないのは、仮に4sが出た場合、ポンして7sを切ればテンパイを壊さずに南家のツモを増やすことができるということ。

また、8sポンして7s切りもしくは5p切りというのもある。

見落としやすいところとして、369sをチーして8s切りというのがある。これは仕掛け慣れていないとなかなか見えないかもしれない。

テンパイを壊さずに仕掛けられるパターンというのを把握しておくことが肝要だ。


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しかし、残念ながら決まってしまった。


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仮に南家のツモが1つ増えても、南家はまだヤオチュー牌を温存していた。

努力が徒労に終わるということもある。



case7
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私の流し満貫が決まったこの局面。

@親の切った9mを対面がチーして、現物の中でいかにも鳴かれそうな4pを選ぶ。

Aこの4mを上家がチーすれば、私のツモが1つ増える。

私は流し満貫の種がないので、ツモが増えることでこの流し満貫は成立しない可能性があった。

流し満貫阻止には同卓者の意思疎通が必要につき、難易度は高いが、鳳凰卓レベルならそれは可能だろう。



B他家の流し満貫 case8
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南1局4本場、3900点持ちラス目の親番。

かなり沈んでしまっているが、この親番でなんとか挽回したい。

配牌は…うーむ。


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あの手が最速で仕上がったで。

さあみなさん、オリてください!


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上家が…何かやってますな。


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リーチの私が阻止できるはずもなく、無情にも河はヤオチューで埋め尽くされる。


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一人テンパイなのに、一人テンパイなのに…


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おおはぐりん、死んでしまうとは何事だ!

ということもありました。



case9
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オーラス、40900点持ちトップ目の南家。

親が31900点、下家と対面が5000点差の接戦。

私は慎重に役なしをダマに構えていると、3着目の対面がおもむろにツモ切りリーチと来た場面。


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私は狙いの5s引きで…


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役ありテンパイに構える。

自身が役ありならサシコミに行く必要もない。


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ところが、親の河に異変が漂っている。

あと1巡で流し満貫成立。

ここから私はどうするべきだろうか?





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よっぽど5s6sと切ってサシコミに行こうかと思ったが、自身のアガリを見ることを優先した。

対面のツモ切りリーチは気になるところだし、対面と私の2枚に47sがいればそれで阻止は可能だからだ。

確率的にはサシコミに行った方が率は高いかもしれないが、アガリ逃した際に100年の悔いが残ると考えた。


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そしてそれは起こった。

流局直前にラス目からロンの声。タンピン三色、今テンの8000。

まさに起死回生の逆転劇で下家はラス回避。さらに私は捲られる直前で下家のアガリに救われた。


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この1枚の絵に非常に多くの示唆を含んでいるので確認していきたい。

まず、@私は5s6sを抜いたとしても、対面にアガリはなかった。

A親は1枚余りで流し成立だが、1pを選んだ場合は私にチーが入って不成立となっていた。

リーチに1pの安全度は高いが、対面がツモ切りリーチにつき、9sはほぼ通る。それは上家もわかっているだろう。

しかし、9sチーの可能性の方が高そうにつきこの判断はかなり難しいのではないだろうか。

理で考えると1pを切ってしまいたくなる場面のような気もする。

B私は海底で5pをツモ切ることができれば下家のアガリでトップを取ることができる。

これ、流し成立で私のアガリ目がないことが確定した状態で5pを選べるかというとおそらく選べない。

なぜなら、5pが対面の現物だからであって、逆にここでは差し込もうと5sあたりに手をかける可能性が高い。

自然に打たないことで逆に損してしまうという事態が発生するのである。

Cアガリ牌の47sはまだ山に2枚いた。

アガリを放棄してサシコミに行くことで逆に自身のアガリを逃す可能性が発生していた。(逃したとしても7sをそのまま切れればOKだが)


この1巡で結果の変わる要素がいかに多いかがお分かりいただけだろう。

麻雀は最後まで諦めてはいけない、ということである。



C流し満貫に気づかない! case10
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南2局、24100点持ち3着目の西家。

ラス目の北家からリーチが入っている。

こちらもテンパイが入ってダマに構えていると、危険な6pを引いてきた。

さて、何を切る?





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上家に合わせ打ちの8p切りで一旦回った。

さすがにこの6pは危険度が高すぎる。


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すると6sが暗刻になったので現物の7p切りでテンパイ復帰。

なかなかうまく回れている気がするぞ。


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二人テンパイで流局。

はあはあぜいぜい、追っかけリーチなら6sで7700放銃だったな、などと考えながら次局へ。


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次局、あれなんか点棒状況がおかしいな、とそこはかとない違和感が確信に変わったのがこのへん。

よく見たら、トップが入れ替わってるし。


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自分の手に夢中で、流し満貫見落としてました〜(てへぺろ)

テンパイ者の手が開かれてそれを見ているので流局の画面はほとんど変わらない。

しかも親が流れているのでまったく違和感がなかった。

リアルだと触れる人もいたりして気づくこともあるが、ネットだと分かんない時もあるよね。

恥ずかしながら私は年に1回ぐらいあります。



case11
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東2局、3着目の親番。

4pチーして形テン取り。


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三人テンパイで流局。


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他家のテンパイ形を見ている。(ので流し満貫に気づいていない)


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次局、やや違和感のある点棒状況。

なぜ私がラスに落ちている?→やっと事情を呑みこむ。


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私だけだと思ったら、トップ目の上家も気づいていなかったみたい(ラグはあったはず)。

この発は大ミンカンできるので、鳴き無しに注意したいところ。



D他家の流し満貫を故意に成立させる case12
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南2局、39200点持ちトップ目の親番。

ここからソーズを払って一気にホンイツへ。


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絶好の赤をツモって18000のテンパイ。

1本場につき上家以外から出たら即終了だ。


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ところが、最終盤に2着目の上家からリーチが入って一発目。

持ってきたのはかなり危険と思える6p。

さて、どうするか?





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断腸の思いでオリた。

親を流してしまえば残りは2局。私に今必要なのは点棒を増やすことよりも2着目への直撃を避けることだと判断した。


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直後に対面から飛び出た発。

6pさえ勝負していれば、この発を捕らえて終了のはずだった。

ちなみにこの時私は対面の流し満貫狙いに気づいていて、その証拠にテンパイ時鳴き無しからオリた瞬間にそれを解除している。

通常の私であればオリたからといって鳴き無しを解除するということはない。

つまり、対面の発にはラグがかかっている状態。

さて、これをポンするか?





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じっくり考えた末にスルーした。

なぜかというと、本来アガっていたはずの牌を仕掛ける行為というのは「紛れ」を生みやすく、それによってリーチ者が利することになりかねないと考えたからだ。

これをアガり損ねたのは何が原因かというと、上家のリーチなのだから、流し満貫を消す行為というのは上家のテンパイ料をアシストする行為にも繋がるわけだ。

自身の点棒的には流し満貫を阻止した方がやや得だが、上家との差で考える分には実質消さない方が差が広がらない。

そういう損得うんぬんよりも、流し満貫というのは狙っている人以外の全員でそれを潰すために協力すべきものだと私は思っているので、自己中心的な行動に走る者は流し満貫成立しても文句は言えないだろうと。

それだったら、上家のリーチが私のオリを誘発させてアガリを逃したという因果がある以上、その流れに逆らわずに痛みを共有しようじゃないか、という意味合いである。

感情的なものはうんぬんあるにせよ、結論としては、アガリ逃した牌を仕掛け直す、という行為は基本的に私の中でNGなのである。


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こうして対面の流し満貫は成立した。

気づいていながら故意に流し満貫を消さなかったのは初めてのことである。

親っ被りは痛いが、上家はリーチ棒を出している分、私との差は1000点しか縮まっていない。

これが一人テンパイならリー棒込みでも3000点縮まるわけで。

ただし下が大きく浮上してきたのは脅威で、団子になればなるほどトップ転落リスクも高まる。


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長引いた南3局は、勢いのままに対面が満貫ツモ。

これによって私は一旦トップを捲られてしまった。

1700点差でオーラスへと突入する。


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最終的にはどうなったかというと、下家がツモって終了。

裏裏期待リーチも1枚しか乗らず、下家のラス確に。

上家はラス転落を意識させられるところまでいったわけだ。

お互いに意地を張った結果、上家も私も順位を一つずつ落として終了となった。

私が6pを押すかどうかなど、ターニングポイントはいくつかあるが、ポイントはたったひとつ。

流し満貫を狙っている者がいる時は、それを阻止するように全員で協力する方がお互いにいいということ。

リーチで場をロックしてしまうとそれが流し満貫をより成立させやすくしてしまうからだ。

「場況に鑑み判断していく」麻雀においてはこれがとかく重要となってくる。


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流し満貫成立の場面。

懸念していた発をポンしていた場合の上家の海底ツモは西だった。

結果的には発ポンしても上家のアガリはなく、流局一人テンパイだったわけだ。

ラス回避の観点から見た場合、上家に利しても流し満貫を阻止したほうがおそらく得だろう。

様々な判断基準が錯綜して複雑な状況となったが、流し満貫というルールがそれを生んだとも言える。

どういう時はどうする、といった風な判断基準を自分の中で想定しておくことが肝要だと言えるだろう。


さて、長らくお付き合いいただいた流し満貫特集も今回で終了だ。

ヤオチュー牌とうまく馴染めば、流し満貫マスターの称号もそう遠くはないはずだ。



posted by はぐりん@ at 23:51 | Comment(0) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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