2021年04月18日

珍しい手役

さて、今日は天鳳実戦時に出現した珍しい手役について紹介したい。


多くの人は、出現率の低い手役(難易度の高い手役)に興奮を覚えるのではないだろうか?


大三元をアガられても何とも思わないが、絶滅危惧種の純チャンをメンゼンでアガられるとおっ、と思う

リャンペーコーはリアル実戦で最後に見たのはいつのことか記憶にないが、その価値は3ハンに過ぎない。

チャンカンが出ると珍しさのあまりみんなが笑みを浮かべる。

難易度の割に実入りが少ない手役というのは何かと話のタネになる。


それから、個々人の好きな手役・牌姿によってもその傾向は変わってくるかもしれない。

例えば私の好きな手役にチートイツがあるが、


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こういう筋張ったタンヤオチートイツ妙な恍惚感を覚えてしまう。

なぜだか理由はわからないけれど、不思議と心に訴えかける牌姿というのは誰しもあるのではないだろうか?


視覚にどのように訴えてくるかということも含めて、アガリ形の興奮度は変わってくるのだろう。

言われてみれば、麻雀は赤・白・緑と色彩も豊かでなるほどこれが飽きさせない一つの理由なのかもしれない。

例えば将棋であれば、エクスタシーを感じる「囲い」があったとしても、それが色で左右されるということはない(成りの赤みで少しはあるかな?)。


色彩で視覚的にも楽しめる麻雀は、アーティスティックな要素があって、芸術としての価値も高いのかなとふと思った。

五感で楽しめるからこそ、脳が活性化し、ボケ防止にも役立ちそうなので、国家で推進していくべきではないだろうか。

最近モノ忘れが激しい私も、あらためて取り組んでいかなければと強く思うのだった。


・・・。

あれ、何の話をしていたんだっけ??


そうそう、天鳳であった面白い手役だった。

それでは、じっくりご賞味いただこう。



case1
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南2局、40000点持ちトップ目の北家。

ドラ4枚使いのイーシャンテンから難しい5mを持ってきた。

ラス目対面のリーチが入っているので、現物の7pを切って回る。

三麻を打ち慣れている者なら誰しも、4枚チートイテンパイだぜ、と思うところ。


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4pをツモってテンパイ。6m3pの変則待ち。

四暗刻のイーシャンテンでもあるが、サクッとアガれた方がありがたい。


4枚チートイありなら上家の8pを捕らえてた。ちなみに上家は初代AI爆打の爆ちゃん。


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結果、14sを押した爆ちゃんが上手にかわして2000。

むむう、なかなかやるではないか。

ドラ4枚絡んだ珍しい形。



case2
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南1局、20000点持ち3着目の南家。

ラス目の親が唐突にメンゼンからの大ミンカンをかます!

こりゃあ大変だ、こりゃあ大変だ。


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その結果、持ってきたのは絶好の9s。

さて、どうしよう?





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中を切ってリーチした。

これははぐりんシステム的にリーチする二つの理由がある。

・大ミンカンを咎めるリーチ

・上家のポン(カン)で入ったテンパイ即リーチ

これが同時に起こったとなれば、即リーチしない理由がない。

中が2枚切れなら中切りがやや優位か。


これ、なんと高目が純チャンリャンペーコーだ。

私自身見たことも聞いたこともない初めての手役となる。


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このリーチによって何が起こったかというと、まずホンイツテンパイの対面の手に流れた4pが止まった

これは何と親の7700の当たり牌で、リーチがなければ間違いなく対面は放銃していただろう。

遡って、中の地獄待ちリーチを敢行していたら、7pで私が放銃していたことになる。

そもそも親の大ミンカンは当然ノーテンからだと読めるため、親はリンシャンから有効牌(この場合6s)をツモってテンパイしたことになる。

親にテンパイが入っていること自体がそれほどなく、7pで放銃の可能性があったとなれば逆に大ミンカンがファインプレーということになり、紙一重だったことがわかる


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親は一歩も引かずにめくり合いとなったが、結果流局となった。

役満級難易度のこの手牌は残念ながら幻となった。

よく見たらこれも4枚チートイやん!

この話にはまだ続きがある。


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この局面、親は8pではなく5pツモ切りとした。

3pはワンチャンスとはいえ、二筋にまたがる5pである。

確かにピンズの上は場に高いが、これをしれっと選べるのはかなりの腕前だ。

この究極の二択を制した上家は最終的にラス回避に成功、逆に割を食った私がラス終了となった。


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山には8pが2枚あったが、大ミンカンで1枚が殺されるというミラクルが相俟っていた。

確かにダマで高目ハネ満あるのでダマも考えたくなるが、リーチという選択自体は間違いではなかったと思う。

しかし、10年に1度のこの手牌を成就させられなかった悔しさがじわじわと蘇る。

手役のみならず局面自体が非常にドラマチックだった。



case3
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南3局、36700点持ちトップ目の西家。

2着目の親とは僅差となっている。

こちらの配牌は発暗刻の好配牌で、親を流すだけなら難しくなさそうだが…

さて、何を切る?





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当然ホンイツに向かう。

ここは決定打でトップを確定させたいところ。

6s手出しからだと匂いが出るので、7sツモ切りでカモフラージュした。


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8巡目にして、このテンパイが入る。

美しい牌の並び。

何より、ドラの白が直前に1枚切られているのがこの上ない好材料だ。


60471.jpg

あっさりツモりよったで…

天にも昇る心地や…


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かくかくしかじかで倍満ざんす!

メンホンチャンタにイーペーコーまで絡んだ、手役の宝石箱や〜。



case4
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南1局、ラス目の対面がおもむろにロン。

放銃したのはトップ目だが…これは大丈夫か?


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ふぁっ!?


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チンイツに純チャンががが!!!

これはレア中のレア。

1pと9pいずれも最低3枚からは必要で、ある意味チューレン並みに難しい手役ではなかろうか?


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参考までに、対面の配牌はこう。


72538.jpg

このチーが本局の焦点。

親のアガリ牌8pを食い取って逆に放銃に斬って取った悪魔のチーだ。

なかなかこの9pをチーする発想にはならないが、このぐらいのことをしなければ成立しえない手であることもまた事実だろう。

こちらまで嬉しくなってしまうような天晴れな仕掛けだった。

これをアガった対面は3着終了、トップ目が転がり落ちたタナボタで私はトップだった。


ちなみにこれを放銃したのは沖ヒカル(本物)さんだ。

沖さんは当時麻雀の方に比重をシフトしていた模様だったが、最近パチスロ動画のバズり方が半端なく、軸足を戻したようだ。

私もyoutubeの動画を拝見しているが、沖さんの奔放っぷりがめちゃくちゃ面白い。

沖さん、ブログのネタをありがとうございます。
ラベル:天鳳 手役 レア
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(2) | 手役狙い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はぐりん@さん

ロマン卓ではなく、全員スピード感ある段位戦で綺麗な手あがれると着順悪くてもちょっと許せますよね。
自分もメンゼンで三色同刻三暗刻あがったことあるんですが、難易度はツモスー越えてそうなのに打点が残念なところが混老頭七対子に似てるなあと思いました。
三色同刻と混老頭は4翻、二盃口は5翻、三槓子は6翻ぐらいあっても、あるいは祝儀つきでも誰も怒らない気がしますね。
Posted by クソ親父 at 2021年04月19日 21:12
>>クソ親父さん
相手もそれなりのレベルだと悠長に手役作ってられないですもんね。下位者の役割が減らない分、天鳳のレア役は価値が高いと思ってます。

三色同刻三暗刻は珍しいですね!
大三元なんかメンゼンで作っても点数変わらないですしね。
不遇な手役達には芸術点としてチップをつけるなどがあってもいいかもですね(笑)
Posted by はぐりん@ at 2021年04月20日 20:02
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