2021年06月20日

必殺!一通狙い 123455679からは5を切る

一通の狙える複合形はいくつかパターンがあるが、今回は、

一筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒七筒九筒

この形について。

ピンフと一通の狙えるいい形で、いわゆる両面カンチャンの発展形だ。


牌効率的に最後まで残りやすい形だが、この形はどのように捌くのがいいのだろうか?


結論から言うと、一通を優先して捌くと好結果に結びつきやすい。

・両面だと自分で2枚使っているので残り6枚待ち、カンチャンの4枚待ちとそこまで差がない

・待ちになる両面の部分が36か47、両面の中で最も出アガリのしづらい部分となる

・無スジ36、47より引っかけ2、8の方が出アガリがしやすい


言うまでもなく打点は一通狙いの方が上につき、それも含めて一通狙いが有利となる。

また、打点がない場合は5を先切りして一通を先に決めてしまうというのも経験上効果が大きい

両面は形的に固執したくなるが、そもそも待ちにする気がなければ安い受け入れを増やすという意味でしかない

それならば一通の形を決めることで、テンパイ時に盲点の待ちを作ることができ、モロヒに比して格段にアガリやすくなる。


また、赤やドラが含まれていて十分に打点がある場合も、場況によってはリーチで攻めることでハネ満級の打点を実現できる

このへんの破壊力をリーチによって引き出すこともこの形からは考慮に値する。

仮に、一通確定のカン2、カン8待ちダマに構えたとしても、基本スジはダマテン警戒が緩くなるため、相手の守備力が高い場合はここが盲点となる

ダマテンは天鳳のような相手の守備力が高い土俵で有効となりやすい。


つまり、この形から一通に取ることはダマ良し、リーチ良し、先切り良し、打点良しと戦略の幅が広がる。

もちろん、両面に取るべき場況も存在するため、一通狙いの優位性を踏まえた上で臨機応変に対応すべしとなる。


それでは、実戦例から見ていこう。



case1
76812.jpg

東4局2本場、6200点持ちダンラス目の南家。

上は三つ巴のトップ争い、私は後方に置いていかれている。

ご覧の一通含みイーシャンテンから、この上ない2sを引き込みテンパイが入る。

7pがドラだが、さてどう受ける?リーチする?





76813.jpg

一通に受けてリーチした。

ポイントは先切りの3pだ。

47pで待ったとしてもツモ專みたいな状況だが、このカン2pはワンチャン拾える可能性がある。

もちろんダマなら拾えそうな2pにつき凹んでなければダマも良さそうだが、ここは一撃に賭けるリーチとした。


76814.jpg

首尾よくこれを引き当て、3000・6000GET。

これが反撃の狼煙となり、なんとこの半荘トップ捲りを成し遂げる

両面に受けてドラをツモったとしても同じハネ満につき、この選択の成否はあまりにも大きい。

それゆえに、判断が正しかったかどうかをしっかりと検証する必要がある。


76815.jpg

山には47pが2枚に対して、2pは3枚あった。

山にいる枚数はたまたまだが、2pが1枚河に見えていること、3pの壁で2pが使いづらいこと、ドラが出る可能性はゼロであることなどを踏まえると、バランスの取れた選択だったように思える。

単純な両面カンチャンと違って、一通という打点がつく分、思い切った選択が取りやすい形だと言えるだろう。



case2
48747.jpg

南2局、38000点持ちトップ目の南家。

ピンズが複雑な形から、テンパイが入ったところ。

勢いピンズのチンイツに行きたい気もするが現状はまごうことなきトップ目。

さて、何を切る?リーチする?





48748.jpg

5p切りダマとした。

これは選択肢が多くてなかなか難しいが、この打点ならチンイツはいらない。

ドラ周辺の2pよりは親の現物の5pか。5pを切っておけば14pツモにも対応できる。

パッと見は9p切りでドラ受けを兼ねた両面だが、この巡目からドラはまず拾えないことを考えると、純粋に6pと8pの比較となる。

8pは山にいそうな上、親にも通りそうなのでかなり拾いやすそうに見える。


48749.jpg

件の1pをツモってきてまたもや選択となった。

さて、何を切る?





48750.jpg

1pツモ切りとした。

4枚見えの4pは下家には急所につき、ケアする意味で1p切りとした。

14p6mは待ちが弱い。カン8p続行。

イーペーコーがつけば出アガリハネ満につき、ここは打4pでも良かったかもしれない。


48751.jpg

これが対面から出て、8000。

対面は何と暗刻からの8pリリースだった。

おそらくは、親に対して14sをケアするという意味合いだろう。

このように、ダマならスジは警戒されずにリリースされるため、上位卓では有効となる。

受けを重視した5p切りだったが、このような形で生きた。

この半荘はトップで終了した。


case3
50939.jpg

東2局、27900点持ち2着目の北家。

イーシャンテンからズバリのペン7sを引き込み、テンパイが入る。

さて、どうしよう?





50940.jpg

1s切りリーチとした。

47sの7sにかなりの感触があるからだ。

序盤に8s切りが二者で、上家は86sのカンチャン落とし、これは7sを持っていない可能性大。

一方の2sは場況は悪くはないが、いかんせん生牌につき固まっている可能性が否めない。

これが場に1枚出ていれば、ポンされていないから固まっていないな、などと考える余地が生まれる。

そう考えてみると、単純に枚数だけが根拠となるわけではないことに気づかされる


50941.jpg

これがビンゴの一発ツモ。

狙いの7sを引き寄せることに成功。


50942.jpg

ええっ?ツモった7sが裏ドラになり3000・6000。

ほれみたことかのドヤ顔炸裂ぅ〜。


50943.jpg

山には47sが3枚に対し、2sも同じく3枚。

2sは固まっておらず十分山にあったが、7sも読み通り残り全山だった。

結果はたまたまだが、7sは固まっている可能性がほぼゼロにつき、これはペイする選択だったように思う

この一撃を生かし、この半荘はトップで終了した。


一通狙いの優位性を認識した上で、場況によっては臨機応変に両面に取る。

場面場面で正解が変わってくる麻雀の面白さが表れているだろう。

上手くいった例を取り上げたが、結果に関わらず都度検証し、反省する姿勢が運を呼び込む、そういうものではないかと私は思っている



ラベル:天鳳 手役 一通
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | 手役狙い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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