2021年10月03日

迷彩トラップに注意!【決まりやすい迷彩とは】

今回はどういう待ちにすればアガリ牌を引き出せるのか?→出アガリのしやすい迷彩について考察してみた。


昨今の麻雀は守備の技術が上がり、単純に両面でリーチしてもアガれる気がしないと思うことが増えた。

かといって、脅しの愚形リーチをしたところで上手に攻め返されてアガリをかっさらわれてしまう。

先手を取ることは今でも十分に有効だが、一昔前よりはその優位性は失われていると言えるのではないだろうか。

鳳凰卓では単純な棒攻めでは相手に待ちを読まれやすく、牌効率をやや犠牲にしつつ先切りなどの布石を打ってくる打ち手が増えたという印象もある。

守備力を高める過程で仕掛けにおいてもスリムな先切りが当たり牌を引き出すことにも繋がりやすい。


守備力が極限に高まった昨今だからこそ、見直すべき戦略がある。

それが、「迷彩トラップ打法」だ。


同じ相手と長く打つ場合、どのような雀風の打ち手かということをインプットしておくことは、押し引きを加味する上で重要だ。

しかし、常に一定で同じリズムの手組みをしていると自然に待ちが透けやすくなってしまう。

これはパンパンにして仕掛ける人の待ちが読みやすいのと同義である。

ポーカーでブラフがあるように、麻雀でもブラフをところどころに織り交ぜることが新時代の戦略となってくるだろう

非合理を組み入れることにより、相手を攪乱させるという作戦だ。



例えば、手役狙いの5回に1回は先決めして出やすい待ちに固定する。

例えば、バラ手の10回に1回はアガリに向かわない鳴き(亜空間殺法)をする。

そのタイミングは非常に難しいが、ただ漫然と打っていてもそこに差異は生まれないので、相手の印象を操作する、攪乱するための工夫が後の布石となる、そういうアカギ並みのハイレベルな戦略が必要な時代になってきた


一発当てることができれば、そのインパクトにより相手の押し引きに迷いが生じる。

長期戦ではいかにインパクトを演出して相手を萎縮させるか、こういうところに実は勝利への道筋がある。


そこで、決まりやすい迷彩のトラップにはどんなものがあるかを探してみた。

@最序盤に切っている牌のスジ引っかけ

Aドラ引きを拒否する先切りスジ引っかけ

Bカンチャンもシャンポンもないスジ引っかけの単騎待ち

以上を順番に実戦例から見ていきたいと思う。



case1
49706.jpg

東4局、36900点持ちトップ目の西家。

親からリーチが入って一発目。

こちらは本来なら嬉しいドラ引きだが、いかんせん手が遅い。

さて、何を切る?





49707.jpg

8mを切るとまさかのロンの声。

あんた、7mも切ってるやんけ…これ、当たるんか?


49708.jpg

なんとこれが一通で、12000。

トップ目があまりに痛い親満の放銃となってしまった。


49709.jpg

対面は第二打でこの5m切り。

なるほど一通と三色の含みを残した懐の深い一打となっている。

この後手出しが多ければ多いほどカン8mは警戒の外となるため、カン8mになりそうな場合は空切りを多用するのも手だ


49710.jpg

ここまで進めば基本は一直線。

36mになっても割とアガリやすそうでワクワク感がある。

この半荘は何とか持ち直し、私がトップを獲り返している。

引きずってラスになりそうな放銃だけに、意外だった。



case2
50068.jpg

南1局、39800点持ちトップ目の北家。

ラス目の上家からリーチが入っている。

自身の手は割とバラバラだが、困ったことに安牌がない。

さて、どう凌ぐ?





50069.jpg

3m切りとした。

246mから6m先切りは5mがドラだけにさすがにないやろ〜。


50070.jpg

が、これがペン3mに当たりでドラドラ三色の8000。

ここまでビュリフォーに決められると、降参です…


50071.jpg

ドラ固定して三色とくっつきの両天秤だった。

これが見事な布石となって絡め取られた。

引っかけはたまたまだが、仮に三色じゃなくても3mが通常より出やすいとわかっていれば手組み自体を工夫することができるはず

この半荘はトップを捲られ2着で終了した。



case3
50212.jpg

南2局、24300点持ち3着目の北家。

ラス目下家の親からリーチが入っている。

上家から薄い47pが切り出され、これをチーすることもできる。

手牌的にはもう少し粘れそうだが、さてどうしよう?





50213.jpg

これをチーした。

9sは切れないとして9sにくっつけばギリギリ2s勝負もありか。

切るのは当然…


50214.jpg

2mを切ったら、これがまさかのロン。12000。

135mって切って2m単騎なんてありますか?奥さん。

こんなの劇画でしか見たことないですよ?


50215.jpg

下家はカンチャン落としからの単騎コロコロだった。

これはマンズの巡り合わせが良かったというのはあるが、躊躇なくリーチに行けるかどうかというのは打ち手の準備や思い切りなど資質によるものが大きい

これがノータイムリーチだったからこそこちらもハマってしまったというのは間違いなくあるだろう。


50216.jpg

上家の仕掛けに釣られたというのはあるが、私らしくない軽い仕掛けでこれは良くなかった。

粘る姿勢は重要だが、使いどころを誤ってしまった感がある。

この放銃が響いて、そのままラスで終了した。



今回のケースは、いずれも作為迷彩というよりは自然迷彩の類であったかとは思う。

しかし、どのような迷彩が効果的かというのを事前に把握しておくことで、手組み自体やリーチの踏み切りやすさが変わってくるはずである。

例えばcase3の2m単騎は実戦では一瞬迷ったり考えたりするのではないだろうか。

こういう迷いをなくすためにも有効な迷彩というのを把握しておくことは意味があると思う。

これにブラフを組み合わせて、相手に迷いを与え、主導権を握っていく、そういった戦略を組み入れてみるのも一興ではないだろうか。



posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(4) | 天鳳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一概にどちらがいいとは言えませんが個人としては先切り多めな相手は苦手です。手牌すべてが当たり牌に見えてしまう感じがします。かのASAPIN氏も過去の連盟VS天鳳位で「連盟の先切りに気をつけた」とコメントを残しております
Posted by 通りすがり at 2021年10月03日 10:41
>>通りすがりさん
そうそう、その感覚よくわかります。
トラップを作為する打ち手にはどうしても警戒範囲が広がってしまうんですよね。
たまにそういう印象を与えておくだけで次回の踏み込みが違ってきますから、長期戦ではありですよね。

連盟とASAPINさんのエピソード、なるほどです。
Posted by はぐりん@ at 2021年10月03日 14:36
最初のイッツーとかそれ当たるんかみたいなのは手役絡みで決め打ちしてるパターン多いよね
Posted by at 2021年10月03日 18:32
>>名無しさん
そうですね〜。
当たったらなんかついて高いんですよね。
Posted by はぐりん@ at 2021年10月03日 20:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: