2021年10月17日

暗刻からの字牌空切りはまたぎ待ちで効果的

今回は空切りの小技について。

労力は低い割に、実戦でもそこそこ効果が期待できるネタとなっているので、是非ご覧いただきたい。


端的に言うと、字牌が雀頭のテンパイの際に、その字牌が暗刻になったら空切りをするというだけ。

最終手出しをぼかせる上に、字牌手出しの意味合いを相手に考えさせることができる。


ここで字牌が出てきたけどどういうことだろう?

もしかして今までテンパイしていなかった?

親のリーチに対してトイツ落としで回ったんかな?


このように考えさせることで、ミスリードを誘うことができる。

なぜなら、数牌と違って字牌はスライドが効かず、トイツや暗刻という特殊な状況でしか機能しないからだ。

相手は疑心暗鬼ながらも、その字牌が1枚のみ持たれていた可能性を頭の片隅に置いてしまう。

麻雀は考えさせたもの勝ち、とはよく言ったもので効果的な空切りにはそういう性質がある。


グダグダと説明するよりも実戦例を見てもらうのがわかりやすいと思うので、それではどうぞ。



case1
52680.jpg

開局の南家。

東2枚目をポンして、電光石火のホンイツテンパイしたところ。


52681.jpg

これがやたら長引き、最終盤までもつれ込む。

自身最後のツモは、暗刻となる北のツモ。

さて、どうしよう?





52682.jpg

うーん、と唸って空切りした。

少しだけ間を持たせて、手出しを見せるくらいがちょうどいい。


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河底で親から出てきたのは、まさかの2m。

僥倖の7700GET。

親の勢い的にはどちらでも変わらなかったかもしれないが、ひとつ細工をしたことで押すきっかけを与えたのは紛れもないだろう



case2
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南2局、15200点持ちラス目の北家。

ドラの発をポンしている。

上家から7sが出て、これをチーテンに取る。

受けはもちろん…


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枚数重視の25p。

が、裏目の中の方を持ってきてしまった。

さて、どうしよう?





77437.jpg

空切りした。

これで4p周りがボケると考えるのは虫のいい話だが、この中手出しは一体…?と考えさせることができる。


77438.jpg

これが出てきて、7700。

3着目の下家はラス争いのプレッシャーがあったのだろう。

しかし、こうしてみると他家は対処に迷っている節が見受けられる。

25pは切れないというところから、効率を犠牲にした中残しは何?というところが引っ掛かるのだと思われる。

本ケースのように最終手出しのまたぎが待ちになっている場合は、この手出しの有無でかなりの差が生まれることがわかるだろう。



case3
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南1局1本場、21800点持ち3着目の北家。

自風をポンして、イーシャンテンとなっている。

対面の南家に注目していただきたい。

ダブ南と白ポンで脅威の仕掛けだが、前巡のドラ切りの後1枚切れの東が手出しで出てきた


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ほどなくして、こちらにもテンパイが入る。

6sを合わせてステルス気味だが、カン3mはアガれる気がしない。


68401.jpg

直後に持ってきたのは、暗刻スジとなる6p。

ここだけは勘弁というような持ち方だが、さて何を切る?





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5sのトイツ落としをしたところ、これが当たりの大当たりで7700。

やむなしという感じで迂回したつもりが、まさかの放銃となってしまった。


68403.jpg

対面はドラ切りでテンパイ直後、東の暗刻からこれを空切りしていた。

やはりこの空切りの威力が非常に大きいと実感できる。

例えば、3sが薄くなったことから浮き牌のドラを安牌の東と入れ替えて、東切りでテンパイ、というようなシナリオも考えられるからだ。

通常満貫あるなら効率を犠牲にしないだろうと考えるがゆえに、先切りのまたぎが盲点になりやすいというのは間違いない。


先ほどは攻め手側の空切りだったが、受け手側から見てみると案外やっかいな空切りに見えてこないだろうか

こういう点を踏まえると、空切りの効果は思いの外大きいということが朧ろげながら見えてくる。


68404.jpg

ひとつ言えることは、ドラポンなど高い手が確定している手では効率を犠牲にする打ち手は少ないということだ。

つまり、高い手なのに手順がおかしい、効率を犠牲にしていると感じる時は、逆に何か罠が潜んでいる可能性が高い

その際にこの数牌→字牌という逆順が出現したら、前回手出し周辺を警戒することができる。

字牌が何枚場に見えているか、ということも合わせて考えると精度は増すだろう。


このパターンが出現した際、なぜ先切りの手出しまたぎを警戒すべきなのか。

純粋な無スジの場合はいずれにせよ警戒されるから字牌空切りの意味合いがそこまで強くない。

ただし、またぎの場合は空切りの効果が大きく、上級者は確実に空切りをしてくるからだ。

つまり、下手をすると待ちが一点で読まれる(読める)可能性があるということ。

例えば、case2の私のチーテンからの字牌手出しが一点読みの類だ。


このように思考を深めていくと、裏の裏のそのまた裏があり、単純にメリットだけではないということに気づかされる。

このへんの読みを深めていく楽しさというのも麻雀の醍醐味ではないだろうか。

総合的には空切りした方がお得だという私の結論をもってこの記事を締めさせていただきたい。



ラベル:天鳳 空切
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | 小技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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