2021年03月21日

晒されている牌を見落とさない

今回は麻雀における情報処理について。


ベタオリしている際、晒されている牌を見落として現物以外を切ってしまう。

誰でも一度くらいはやったことがあるのではないだろうか。


四者の捨て牌は卓の中央に集まっているのに対し、鳴きで仕掛けられた牌のみ卓の隅に追いやられてしまう

切り順がわかりづらくなるのはまだいいとして、一目で俯瞰できないという視覚的に多大な影響がある

人間の視野には限界があるため、自身の手牌と河を中心に見ていると、仕掛けられた牌はどうしても視野の外にはみ出てしまう。


また、牌の情報が少ない序盤は見落としが少ないものの、情報量の多い終盤ともなると情報処理に脳みそが追いつかず晒された牌を見落としてしまいがちだ。

これは特に時間制限のあるネット麻雀において顕著であり、実力の差が生まれやすい部分でもあるだろう。


私の場合はどうかというと、私は時間をフルに使うタイプであるため時間に追われて見落とすいうこともしばしば経験してきた。

やはり局面が複雑で自身がピンチの時、つまり考えることが多い時ほど見落としやすいということは言える。

まあこれはこのミスに限った話ではないけれども。


こういう類のミスをなくすためには、脳の容量を増やすか、情報処理を早くするなど、脳の性能UPが必要であり、だからこそ個人差がつきやすい部分なのかなと思うところはある。

そんなことを言われたら元も子もないよ、と思ったあなたにこういうミスを減らすためのアドバイスをするとすれば、

一巡一巡のインプットを大事にすること、この意識が重要かと思う。


今日できることを明日に伸ばしてしまうから、いつまでたっても仕事が先に進まない。

これと同じで、ピンチになってからいっぺんに考えるから頭がパンクしてしまう。

そこで、仕掛けが入ったらボーっとしないでその都度インプットする癖をつけておけば、ピンチの際にそれを確認する労力が省ける。

頭で考える・執着するという感じではなくて、右脳で画像のように焼きつける感じで把握する。

1巡のインプット能力が0.1ミリでも上がると実感できれば、心に余裕ができ、危機にあらかじめ備える心構えができる。

恐怖心に左右されないメンタリティを自分の中でどのように構築するか、そのための工夫として1巡の密度を濃くするわけだ。


1巡を大事にするものは1巡を制す、というわけである。

それでは、実戦例から見ていこう。



case1
tenhou.8887.jpg

東3局、32900点持ちトップ目の親番。

ブクブクに構えていたところ、2着目下家からリーチが入って一発目

河が強くて情報が少ない。

さて、ここから何を切る?





tenhou.8888.jpg

7mを抜いた。

よく見ると対面の仕掛けに7mが晒されている。

赤5pが切れないのであれば、特別がんばっても徒労に終わりそうだ。


tenhou.8889.jpg

7mに気づくことができれば、中スジの4mも割合切りやすい。

結果、下家がツモで700・1300。

被害最小限で切り抜けることができた。



case2
tenhou.14440.jpg

南2局、26700点持ち2着目の親番。

ゴツゴツした手牌のところに、ラス目下家からリーチが入って一発目

このリーチにだけは絶対に打てないが…さて何を切る?





tenhou.14441.jpg

8s切りとした。

対面の仕掛けに晒されている5s、さらに8s9sがすべて見えているため8sが当たるパターンがない。

2mあたりに手がかかりそうになるが、冷静に考えると8sが最も安全だとわかる。


tenhou.14442.jpg

二人テンパイで流局。

伏兵対面が実は高く、6mはリーチにはノーチャンスだけにかなり危なかった。



case3
30293.jpg

南1局、23800点持ち3着目の西家。

トップ目上家からリーチが入って一発目。

こちらも結構なチャンス手だが、持ってきたのはスジ掴まりとなるドラまたぎ。

さて、何を切る?





30294.jpg

ここだけは絶対に切れないと、現物の8sを抜いた。

が、9pは実は対面の仕掛けに晒されている完全安牌だったのだ!

うっかりそれを見落としてしまっていた。

考慮時間の短い上家リーチ直後のポン材は経験上見落としやすさ筆頭。


30295.jpg

結果、チーが入って親の4000オールが炸裂してしまった。

こういう紛れは私自身最も嫌うところで、それが自分のミスでとなればなおさらだ。

みんな、すまん。


30296.jpg

普通に9pをツモ切っておけば三人テンパイ流局の可能性が高かった。

自身がテンパイできた可能性があっただけに痛恨の一局となった。

この半荘は2着。



case4
36577.jpg

南3局1本場、30300点持ち2着目の西家。

対面の親リーチに続いて、北家が追っかけときた。

こちらも好手だが、2件だとさすがに厳しいか。


36578.jpg

何とか凌いできたが、ここにきて安全牌が尽きた。

さて、何を切る?





36579.jpg

8s切りとした。

下家は河が強すぎて、待ちの手掛かりがない。

しかし、上家に晒されている牌を利用することで、親の現物ならびに下家に対する唯一のワンチャンスを導くことができる。

7pも割合安全度は高いだろう。


36580.jpg

結果は下家がツモアガって、裏1の1000・2000となった。



case5
31169.jpg

南1局、23300点持ち2着目の親番。

南家が5万点オーバーのダントツで下位はやや縦長。

ラス目の対面からリーチが入っている。

こちらはドラ2赤1のチャンス手だが、さて何を切る?





31170.jpg

唯一の現物、晒されている5mを抜いてオリた。

この点差だとラス目への放銃だけは許されない。

天鳳なら当然のオリかもしれない。


31173.jpg

結果、対面の一人テンパイで流局となった。


31174.jpg

対面はなんと中単騎のチートイツだった。

5mを見落としていた場合、あるいはここから攻めを選択した場合、いずれも一発放銃は免れなかっただろう

6400からのデバサイは一気に混戦となりラス転落も現実的だった。

非常にスリリングな局面だが、ある意味切れない5sを持ってきたことはベタオリを決断するいい材料となったかもしれない。



見てきたように、晒された牌が盲点となって時にあなたの守備の妨げになることがある。

安牌がなくなっても余裕を持って対処し、晒されている牌を逆に利用するぐらいの心意気で臨みたいものだ。



ラベル:天鳳 晒し 守備
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月17日

形テンのアガリ形から何を切るかは超重要

現代麻雀では形式テンパイの重要性が上がっているということはみなさんご存知だろう。


それでは、形式テンパイからうっかりアガリ牌を持ってきた際に、何を切るか迷った経験はないだろうか?

雀頭が比較的安全である場合は、凌ぎやすさに分のある雀頭落としをするに越したことはない。過去記事:形テンは雀頭落として自在形に

しかし、雀頭がそれなりの危険牌である場合に、どのように捌くかで腕の差が問われてくる


基本的には場に安い色のメンツから安全牌を抜くことにより、別の危険牌を持ってきた時に、再度回りやすくなる。

その際に、危険牌周辺が真ん中付近であればあるほど、食い延ばしや食い直し等でテンパイ復帰の可能性が高まるため、端寄りのメンツを壊した方が回し打ちにおいてメリットが大きい

大抵の場合は終盤につき、安全度を重視するのが基本となるが、形式テンパイのトライが多くなる天鳳などネット麻雀においては、雀頭以外の一牌から何を選ぶかによって侮れない差を生むことも往々にしてある


何気ない部分での差異が大きくなっているからこそ、様々な事例を想定しておくことの重要性が高まっていると言えるだろう。

それでは、実戦例から見ていこう。



case1
31493.jpg

南1局1本場、供託2本。5200点持ちダンラス目で迎えた親番

この親番である程度巻き返さないとピンチの局面。

対面が2フーロしていてやや煮詰まっているが、ここから何を切る?





31494.jpg

この手は攻め返せると考えていたので、まっすぐ3p押しとした。

3pを切っておけばチートイツで凌ぐ目も出てくる。


その後は一向に手が進まず、三段目になり対面から2pが出たところ

この2pをポンすればテンパイに取れるが、ポンする?





31495.jpg

ポンしてテンパイに取った。

前巡に対面から安全度高めの発が手出しされ、いよいよテンパイ模様。

この2pをスルーしてしまうと、25sの余る最終形になりやすく、対面への放銃リスクを負ってしまう。

巡目的にもこのへんが形式テンパイを入れるタイミングだろう。


31496.jpg

次巡持ってきたのは、ズバリアガれない7m。

うーむ、想定外のツモで何を切ったらいいか迷う。

ここから何を切る?





31497.jpg

8m切りとした。

手順上2sに手をかけることはできず、マンズに手がかかるのは自然だろう。

8m9mは安全牌につき、9m切りの方が柔軟だったかもしれない。

このへんの微妙な差異は前もって考えておかないと、迷いの種となってしまう。


31498.jpg

しかし、マンズから選んでしまうと次の危険牌に対応できない。

4sを拝み打ちするもこれが刺さって2000。

当たりスジが相当に限定されている状況だが、ここからテンパイを崩して親を流すのはさすがに厳しいと判断した。

雀頭が切れないデメリットが如実に表れていて、終盤で一牌耐えることがどれだけ重要かがわかる事例だろう。


31499.jpg

それではどうすればよかったのだろうか?

2pをポンしなかった場合は、こちらに流れた4sを対面にツモられる。



ツモを見るに4sを放銃したタイミングで、マンズを落として回った場合、自力でのテンパイは不可能だった。

そういう意味では押したことは正しかったが、例えば私が切っている3sを上家が切り出し、それを食い直すという目がないわけではない。

あとは、上家が2sを押していることを利用して、2sを先切りするという手もパッと見、見える。

対面に手出しが入らなければ2sも安全に切り出せたわけで、このへんが難しいところ。

しかし、受け入れを結構なレベルで狭めてしまうため、ダンラスの状況では敢行できない。これも無理スジだろう。


31500.jpg

ここで2sを切っていれば大丈夫だったわけだが、そもそも2pポンの目的には25sを使い切ることが含まれているため、それは結果論に過ぎない。


もう一つ、ここで3sを切る手があった。

気付きづらいが、4sツモ時にドラ切りで凌ぐ余地があった。

しかし、どちらかというとドラツモ時に4s切りで凌げるというのが3s切りのメリットであり、ドラの方を選べるかどうかは微妙なところだ。


考えたところで結果は変わらないことも多いが、アガリ形からだと凌ぐ手順にバリエーションがあることに気づくだろう

一見見えにくい凌ぎの方策というのが隠れていることも少なくない。

このへんをしらみつぶしに考えていくことは、上手に凌ぐためのいい訓練になるかもしれない。

この半荘は、巻き返せずそのままラスで終了した。



case2
74397.jpg

オーラス、5900点持ち3着目の親番。

熾烈なラス争いで、ラス目の対面と1000点差となっている。

2フーロの下家に1000・2000をツモられても座順でラス転落という苦しい立場。

前巡に1mを切っている対面が謎の食い直し、手出しは西。

この仕掛けをどう読んでいくか。


74398.jpg

7枚目の1mをチーしてひとまず形式テンパイに取った。

これをスルーしてしまうとノーテンでラス転落終了という最悪のシナリオが見える。

リーチが必要な手でもあり、メンゼンで進めるメリットは小さい。

さて、どちらに取るか?





74399.jpg

5p切りとして36p受けを残した。

5pの方が危険度は高いが、生牌のドラに対応しやすい選択とした。

枚数の多い36pツモ時にドラ単騎に渡っていける可能性を考慮した。


ところが、ダントツの下家が生牌のドラをツモ切りした直後にこちらはズバリ6pツモ。

さて、ここから何を切る?





ポイントは対面の仕掛けだ。

対面は1mを持っていない状況から4mをフリテンでチーした。

一萬二萬三萬裏裏裏裏裏裏西ポン八索八索八索

対面はここから西を残して1mを切っていることになる。そんな不安定な仕掛けをするだろうか?

こういうケースでよくあるパターンを私は思い浮かべていた。

一萬二萬三萬四萬裏裏裏裏裏西ツモ裏ポン八索八索八索

4mを既に1枚持っているケースだ。

1mを先切りして、タンヤオとファン牌の両天秤、マンズが上に延びていれば、4mは喜んでチーするだろう。

私が3mを通していて、下家が5mを通しているのでマンズは出来メンツの可能性が高いと踏んだ。


74400.jpg

しかし、無情にも7mは当たり。

2000の放銃でラス転落となってしまった。


74401.jpg

対面はまさかの出来メンツから1m切りだった。

仕掛けの手順を無視すればカン7mは十分に可能性のある待ちだ。

しかし、純粋なメンツを崩す想定が私にはできなかった。

結局、南家がチャンタ仕掛けの線が濃いため見切り発車のタンヤオ仕掛けに舵を切ったということだろう。


74402.jpg

実際には9pもアウト、7mもアウトということで、23sあたりを切っていくのが良かった。

白が通っただけに、なおさら鳴き読みのミスが致命傷となってしまった。


74403.jpg

ソーズを切っておけば、本局は三人テンパイで凌げていた可能性が高い。

下手に読みを入れたことで自爆した例。

トイツ落としは通すことのメリットは大きいが、通らなかった時に事件が起こりやすい。

慎重すぎてもダメ、大胆すぎてもダメ。



case3
72596.jpg

オーラス、16100点持ちラス目の北家。

3着目の下家とはノーテン罰符でひっくり返る点差だが、この巡目にしてひとつもメンツが完成していない

これは俗に言うぴえん(ノω・、)


72598.jpg

というわけで、こんなところから仕掛け始める。

巷で言うところの、スジの悪い仕掛け。

I am あせってます。


72600.jpg

なぜかドラを絞ってペン7pを払っているが、これがビンゴ!
よくわからんが一瞬でイーシャンテンとなった。

I am a 天才?


72601.jpg

もうひとつ食わせてもらえて、音速でテンパイまで漕ぎつける。

とりあえず最悪の事態は避けられそう。


72602.jpg

役なしで絵が揃ってしまった。

さて、ここから何を切る?





72603.jpg

6m切りとした。

ここでは、当たりづらさと同時に、3着目の下家が鳴きづらい牌を選ぶ必要がある


72604.jpg

上家と私の二人テンパイで流局。

下家は親番でノーテンにつき、半荘終了。

私はわずかに下家を捲り切り、渾身のラス回避を達成することができた。


72605.jpg

他家のドラ合わせに安心して5pのトイツ落としをしていると、下家のチーテンを入れられるところだった。

下家が直対相手の場合は、要牌を絞ることでテンパイノーテンをある程度コントロールすることができる。


このように形テン仕掛けは通常と違い、アガリ牌をツモってからがスタート地点ゆえ、切る牌に迷いが生じやすく、難易度が高い

テンパイを取れたことに安心せず、一手先二手先を睨んで思考を張り巡らせておくことが重要だとわかるだろう。



ラベル:天鳳 形聴
posted by はぐりん@ at 23:56 | Comment(0) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月13日

形テンを取らない危険牌のライン

今回は、形式テンパイについて。

終盤に形テンを取って危険牌を勝負したら、それが放銃となってしまった。

誰でも一度はある苦い経験だろう。


自身の点棒を増やす手段は、基本的にはアガリか流局テンパイの2種類しかない。

科学的麻雀観が台頭した当初は、局収支最大化の方法として、「アガリに関わる部分」がピックアップされた。

リーチに放銃すると平均打点が高く、平均順位に大きな影響を与えるので、リーチへの放銃率をまずは徹底的に下げましょう、ということであった。


しかし、個人技術レベルの高まりとともに、リーチへの対応という部分での差は徐々につきにくくなっていった

皆が上手にベタオリをするようになったからだ。

そこで次にピックアップされるようになったのが「テンパイ料」である。

ASAPIN氏が形式テンパイに特化した戦術書を出したことはまだ記憶に新しいだろう。

天鳳への熱の高まりとともに、局収支を高める第二の手段として、形テンの重要性が謳われるようになった

リーチへの対応という普遍的な分野から、形テンの取り方という各論的分野へと麻雀の戦術は専門性を高めたわけである。


「形式テンパイ」と言うと、通常終盤の仕掛けを想起させるものだが、過去にASAPINが映像対局で中盤から形テン狙いの仕掛けを入れていたのを見て、私は度肝を抜かれたことがある。

「局収支を高める」ために形テンを入れるわけだから、中盤どころか本来は1巡目から形テンについて考えなければならない。

しかし、それによって自身のアガリがなくなる(かつ他家のツモが増える)ことのマイナス面も考慮しなければならないため、それも含めていつ仕掛けを入れ始めるか、などの多彩な視野で局面を見る必要が出てきた。

単純な押し引きという部分に加えて、自身のアガリがなくなることの損を補えるだけの期待値がその仕掛けにあるのか、緻密に見定めなければならないわけである。

これが形式テンパイの難易度が高い理由であり、匠の技が必要とされる所以である。


ちなみに私は鳳凰卓に入りたての頃、形テン気味の仕掛けの対応に苦慮したことを覚えている。

終盤になると一斉に他家が仕掛け始めるのだが、その真贋の見極めが慣れていないと難しいのである。

形テン仕掛けにオリることほどバカバカしいことはないが、舐めていたら本物だったということにもなりかねないからだ。

鳳凰卓ではリアルよりも意図の不明な鳴きが多く、この勝手の違いに最初は大きく戸惑うだろう。

対応させられる側に回ると後手を引きやすく、ブラフでも積極的に参加することは一定の効果を生むということを学んだ。

形テンについてのトピックはいくつかあるので、小出しにしていきたいと思う。


さて、形テンに取りたいけれど余る牌が危険で悩む、こういうケースはしょっちゅうあるだろう。

終盤においてはリーチや仕掛けだけでなく、じっとダマっている他家もいるので、全方位の警戒が必要となる。

今回は、そのギリギリのラインについてどのように判断するのかを実戦例から見ていきたいと思う。

自分なりに考えて判断力を養っていただけたらと思う。



case1
tenhou.28519.jpg

東4局1本場供託2本、22600点持ち3着目の西家。

私以外の三者に仕掛けが入っている。

終盤に上家から8pが出たところ。

これをチーすればテンパイに取れるが、さてどうしよう?





tenhou.28520.jpg

スルーした。

ドラが見えているので、相手の打点的に勝負できるかというところ。

親のダブ東ポンが脅威で、赤が1枚も見えていないことからここでは自重した。

河的にも持ち方的にも47pの危険度は高い。


tenhou.28521.jpg

直後に下家がツモって、300・500。

チーテンに取っていると親に11600の放銃となっていた。

このように、ギリギリのところで我慢することで、横移動やツモアガリが発生することも少なくない。



case2
40052.jpg

南2局、31700点持ち2着目の北家。

誰からもリーチが入っていない終盤、チーテンに取れる6sが出た。

ラス目は離れているため、トップ目になんとかついていきたいが…。

さて、どうしよう?





40053.jpg

スルーした。

このタイミングの無スジは、上家テンパイだろう。

安全度的には5pの方がマシだが、さすがに選べない。

変な牌を切って親にテンパイを入れさせるのも嫌だ。


40054.jpg

結果上家の一人テンパイで流局、6pが当たりだった。

終盤にドラ周辺が飛び出てしまうのはわかりやすく危険サイン。

この場合は親にテンパイ気配がないため、親にテンパイを入れさせないように打つことも大事だろう。



case3
43240.jpg

南2局1本場、31000点持ちトップ目の親番。

終盤にポンテンに取れる3sが出た。

現状誰の仕掛けもリーチも入っていない。

さて、どうしよう?





43241.jpg

スルーした。

ポンしても5sと7sが選べない。この場合はドラの方がやや切りづらいか。

3sを切ってきた対面がテンパイ気配で、この対面はラス目につき自重した。

スルーしても469s(9sは出枯れ)をツモるかチーすれば安全にテンパイを取ることができる。


残念ながらテンパイは入らず。

ここから何を切るか?





43242.jpg

確固たる安全牌がスルーした3sしかなく、仕方なく合わせるとこれをチーされてしまう。

これはやっちまったか…?


43243.jpg

結果私以外の三人テンパイで流局。

ノーテン罰符でトップを捲られ、これは先行き不安な展開となってしまった。

ポンで使い切れたかもしれない3sを合わせて鳴かれているわけだから、実戦の感触としては良くない。

ただ、対面はドラ単騎で張っていたのもまた事実だった。

これをどのように考えるかだが、無理にテンパイを取って放銃するよりはよっぽどマシである。

ポン材をスルーしてもまだテンパイへの道筋があり、かつそのポン材が確固たる安全牌として活用できるのであれば、その一連の過程には意味がある。

今回はたまたま下家にテンパイを入れられてしまったが、実戦ではこれに気持ちを引きずられないように心がけたい

過程がしっかりしていれば結果もついてくるもので、この半荘は私のトップで終了した。



case4
43278.jpg

南2局、10800点持ちラス目の親番。

テンパイを模索していると、トップ目の下家がおもむろにツモ切りリーチ、宣言牌を対面がポンしたところ

下家は前巡の3m手出しをチーされたので、んじゃあリーチということだろう。


43279.jpg

直後に上家から合わせ打ちで5pが出てきた。

これをチーすれば待望のテンパイ。

後のないラス目だが、さてどうしよう?





43280.jpg

やや考えたがスルーした。

理由は、単純に白の危険度が高すぎるからだ。

実は、リーチがかかる前から私は下家のダマテンを警戒していた。

下家は3枚目の南手出し後に、前後関係のおかしい3mの手出し。これはメンツ手なら違和感のある手順だ。

これによりいよいよ白が切れなくなったと思っていたところのツモ切りリーチにつき、なおさら切れなかったというわけだ。

河全体に数牌が多いことより、対面が白バックになっている可能性ももちろんあるだろう。

ここで私が満貫を打ってしまうとこの半荘は終わってしまうが、流局しても3着目の上家とはまだ満貫以内で逆転圏内だ。


ちなみにここで考えたのは、58pがほぼないので、一旦鳴いておいて再テンパイの可能性を模索するというもの。

9pが出枯れにつき、現実的には白を重ねるしかテンパイへの道はない。

9pが1枚でも残っていれば仕掛けていた可能性が高いが、9pが2枚見えていたので自重した。

悪あがきが悪い鳴きになってしまうことを懸念してのものだ。

ここらへんは考え方によるが、白が絶対に切れないならば仕掛けるべきという意見ももっともだろう。


43281.jpg

結局、下家と対面の二人テンパイで流局。

下家の手は白単騎のチートイツで、開けられた手を見て私はホッと胸を撫で下ろした。


ラス目で後がないからという理由で押すことは容易い。

しかし、本局のように牌の危険度によっては、形テンを取りに行くことが最善の粘りとなるとは言いがたい局面もあるということである。


よく見ると、上家も最後にテンパイを取らずにオリていることがわかる(おそらく最終ツモでテンパイ)。

このへんをそつなくこなしているあたりに鳳凰卓のレベルが垣間見えるだろう。

行けるという感触を持って臨んだ残り2局だったが、残念ながらラスのままで終局した。



ラベル:天鳳 形聴
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(0) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月03日

ノーチャンスなら内側の方が安全

今回の記事は、ノーチャンス時のスジの安全度は内側の方が高い、というものであり、
スジのどちらを切るか、の延長線上にあるものである。


ノーチャンスということは、周辺のカンチャン待ちがなく、当たるとすればシャンポンか単騎ということになるが、
シャンポンや単騎でリーチをする際、あなたならどのような待ちでリーチしたいだろうか?


そう、相手の利用価値が低く、引っかけにもなりやすい1・9または2・8で待ちたいと思うだろう。


上級者は無理なく自然な迷彩で待ちを作るのが上手く、
さりげなく引っかけたり、待ちの内側を巧みに捨て牌に織り交ぜたりする。

出アガリの確率を高める技術というのも確実に必要な時代になっていると言えるだろう。


リーチにおいてシャンポンや単騎は外側が待ちになりやすい、というのが必然であるならば、逆に、
シャンポンや単騎にしか当たらない場合は内側の方が安全度が高い、と言い換えることができる。



鳳凰卓ではベタオリの技術が高く、新しいスジがなかなか場に現れない。
必然的に同じ牌ばかりが場に切られ、4枚切れのノーチャンスが頻繁に現れるということになる。

そういった際に、この内容を意識できるかどうかで放銃率にけっこうな差が生まれるだろう。

出現頻度も高く、成績の寄与度も大きいと思われるので、この記事で再確認していただきたい。


失敗例も交えての実戦例、それではどうぞ。



case1
38703.jpg

オーラス、13000点持ち3着目の南家。

トップ目が親なので、実質最終局。

5000点差ラス目下家からリーチが入っていて、最後の最後に手詰まりになった。

絶対に放銃できない場面。さて、何を切るか?





38704.jpg

4s切りとした。

が、実は最も安全な牌は3sだった。(コメにて指摘いただきましたが、私のメモにも書いてありました)

3sはペンチャンもカンチャンもなく、単騎もほぼないだろう。

4sはカンチャンに当たるリスクがある。


38705.jpg

なんと、1sはシャンポンの当たり牌だった。

打っていたら河底つき8000でラス転落となるところだった。

最後の最後にひねり出した技で土俵際ギリギリ残った。

鳳凰卓でもこのぐらいヒリついた局面というのはなかなかない。


38706.jpg

入り目はカン5pだった。

2s先切りがさりげなく、1sの出を誘っている。

上級者はこのように出アガリ率を高める河作りが上手い。

なので、シャンポンや単騎に当たりにくい打牌を心掛ける必要がある。



case2
37087.jpg

南1局、2着目の西家。

ラス目の下家からリーチが入っている。

さて、何を切る?





37088.jpg

中級者ぐらいまではこの9pに手がかかりやすいが、もっと安全な牌がある。それはなんだろうか?





それは、5pだ。

6pが4枚見えでノーチャンス。5pは先切りの1ケン隣ということでシャンポンも単騎もほぼない。

9pは先切り6pのスジで生牌、5pなら2巡凌げることも考えると、危険度に明白な差があると言える。

このケースでは放銃には結びつかなかったが、長い目で見ると差がつく部分だろう。

ちなみに、先切りの2ケン隣はシャンポンに当たる可能性が少し高まるので注意が必要だ(この場合は8p)。


37089.jpg

下家の一人テンパイで流局。待ちは14mだった。



case3 審議!微妙なので読み飛ばしても構いません
52889.jpg

東2局、ラス目の親、対面からリーチが入る。


52890.jpg

完全手詰まりだが、何を切るか?





52891.jpg

7pのノーチャンスということで、8pを切りたくなるが正解は5p切りだ。

7p先切りということで、8pシャンポンもまずないが、例えばチートイの単騎待ちはあるかもしれない。

ドラ表示牌の5p単騎待ちは考えられず、2巡凌ぐことができる。


52892.jpg

カン8sをツモられ、1000オールとなった。

case2に比べれば5pと8pの危険度に差はないが、塵も積もれば、である。



case4
59206.jpg

南1局、ラス目の親番。

2着目の対面からリーチが入っている。

現物は8pと6mがあるが、イーシャンテンにつき、もう少し粘りたい。さて、何を切る?





59207.jpg

6p切りとした。

1ケン隣と2ケン隣の比較。いずれも生牌なら9pの方が危険度が高いが、2枚見えずつなのでシャンポンならそこまで危険度に大差はない。

ただ、単騎待ちまで含めると9pの方が危険度が高いと思われる。

粘るつもりなら2スジを切るのではなく、1枚通れば2枚通る、6pの方を切りたい。

2・8切りリーチでノーチャンスになるのはよくあるパターン。


59210.jpg

その後すぐヤメて、2人テンパイで流局となった。

9pは姿を見せなかったが、待ちとは無関係だった。

一生懸命考えても徒労に終わることの方が多い。



case5
69707.jpg

開局、上家の親からリーチが入っている。

回っていたところ、イーシャンテンに復帰したのでもう少し粘りたい。

2mがノーチャンスだが、さて、何を切る?





69708.jpg

4m切りとした。ポイントは赤5mが見えているかどうか、だ。

早い親リーチにつき、手なりで待ちは何でもありうるが、赤絡みでないカン4mなら積極的なリーチは入りにくく、
シャンポンカンチャンともに当たるリスクはそれほど高くないと判断した。

この場合、1mのシャンポンは十分にありうる。

当たるパターンとしては4mの方が多いので放銃率は微妙なところだが、4mの方がやや切りやすいように感じる。

ただ、4mは他家への危険度も考慮しなければならない。対面に47mでロンと言われては元も子もない。


69709.jpg

粘った結果、最後に1mが重なりテンパイ取りに成功。

切りきれなかった2pが通った上に、1mが重なるというミラクルテンパイ。

こういう可能性にひたむきに賭けることというのは重要なのだろう。


69710.jpg

親と2人テンパイで流局。

開けてみるとオーソドックスな待ちということが多い。



case6
67693.jpg

開局の北家。

4p両面チーで3つめの仕掛けを入れたところ。

ここから1枚切るわけだが、さて何を切る?





67694.jpg

6p切りとした。

5pが4枚見えにつき、47pの変化もなく、危険度も9pの方が明らかに上。

なんとなく9pを切ってしまう人が多いのではないだろうか。


67695.jpg

結局、風の西をツモられ、1000・2000。

9pも当たりではなかった。

何気ないが、長い目で見るとこういうところで差がついてくるだろう。



case7
57245.jpg

東4局、僅差の3着目。

トップ目の親から早いリーチが入る。


57247.jpg

何を切るか?





57248.jpg

3mがノーチャンスになったので、手拍子で切るとこれが当たり。チートイツで4800。

切ってから、あ、と思ったが、これは4mを切らなければならなかった。

単騎、シャンポンともに4mより2mの方が危険度が高い。

カンチャンがないと2mの安全度はかなり上がるのは間違いないが、リーチがチートイツということもあるため、単騎まで含めると外側の2m方が明確に危険度が高い。

ノーチャンス時は単騎がうっかり盲点になりやすいと言える。

この半荘はこれが響いてラスとなってしまった。



case8
61384.jpg

東4局、ラス目の親から早いリーチが入ってベタオリ中。

ところが、完全手詰まりとなってしまった。

さて、何を切る?





61385.jpg

やむなくモロスジの3m暗刻落としで3巡凌ぐ選択とした。

ワンチャンスを2枚切るよりはおそらくマシだろう。


61386.jpg

最後の最後にまたもや安牌がなく、完全手詰まり。

さて、何を選ぶか?





61387.jpg

たった今ノーチャンスになった3mを頼りに5m切りとした。

2mを切りそうになったが、ギリギリ踏みとどまった。

5mは宣言牌の1ケン隣である上、トイツ持ちなので2mに比べるとシャンポンや単騎に当たりにくい。


61388.jpg

なんと、2mはシャンポンに当たり。

選んでいると河底つきで7700の放銃となっているところだった。

先の反省を生かし、同じ場面で放銃を回避することに成功した。

こういう局面でのスジ切るは意外と結果に与える影響は大きいように思う。



case9
63031.jpg

他家(小萌さん)視点。

ラス目私の親リーチを受けて、オリているところ、安全牌がなくなった。

3s5sがそれぞれ4枚見えているが、さて何を切るか?





63032.jpg

小萌さんは4s切りとした。

下家の仕掛けに4sが晒されているので、4sは実質完全安牌だったのだ!


63033.jpg

親の一人テンパイで流局。

なんと1sはチートイツに当たり。うっかり選んでいると9600からの放銃となっていた。

何気なく選んでいる4sだが、ツモってきた4sにつき正確な判断は易しくはない。

実戦レベルで放銃してしまう人も散見されそうなケースに思える。



このように、ノーチャンスの内側は外側に比べて単騎待ち含めた放銃のリスクが低い。

ベタオリの技術に差が生まれるだけでなく、回し打ち、攻め返し時のスジ切るなど用途は広く、他人と差がつきやすいテーマであると言えるだろう。



ラベル:天鳳 守備 定跡
posted by はぐりん@ at 23:48 | Comment(10) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

赤5含みのトイツ落としは高打点確定 要注意!

八段に昇段した。

一定の昇降段を繰り返したことで自分の中で対鳳凰のpt感覚はある程度掴めたと思う。

特上よりもラスを引きやすいため、落ちる時のスピードはとてつもないが、
その分好調時の上昇が速いため、鳳凰では昇降段のペースが特上よりも速いことが実感できた。

特上では予測不能な捨て身の一撃を恐れて踏み込めないということも頻繁にあるが、
鳳凰ではより対戦相手もラス回避に主眼を置きやすく、
その点で合理的な行動が期待できる。


このへんの特性を理解して、それを利用することでより安定的な成績を出すことは可能となるだろう。
例えば、オーラスの親が好手でテンパイしていても、ラス目との点差によってはトップを狙わずにオリに回ることが少なくない、などだ。

こういう場合、特上なら自分も参戦してあがらなければトップは取れないが、
鳳凰ではラス目の動きを「待つ」という戦略も有効となる。
つまりトップ目はより引き気味の選択が有効となりやすいと言える。


こういう部分が土俵の違いによって生まれる戦略の差であり、
一定程度経験によって傾向を把握することでより理解を深めることができる。


七段八段は日常的に起こる昇降段でこの先も頻繁に起こることが予想される。
なので今後は七、八段の昇降段については記載しないことにした

次の報告は六段特上落ちか九段昇段ということになる。
どちらが早いかは開けてみてのお楽しみだ。


ちなみに現在私のRは2200を越え、安定感が出てきた。
Rの高低は好不調が反映されやすいものであまり実力とは無関係かなと思っていたが、
対戦を重ねて分かったことは、同段位でもRが高い方が確実に強い、ということだ。

段位同様Rの高低も一定程度実力の指標として考慮に入れて良さそうだ。


R2220で大体Rランキング100位を切るレベルで、
R2200でRランキング120位くらいだった。

私の上に100人しかいないと思うと高みが少し見えてきた気もするが、
八合目から山頂までの道のりが最も険しいものであるのはどこの世界でも同じだ。

余計なことは考えずに、一戦一戦を大事に打っていきたい。


さて、本題に戻って、赤5含みのトイツ落としについて。

麻雀においてこれだけは絶対に警戒すべきというトイツ落としが3パターンある。

@ドラのトイツ落とし
A連風牌(ダブ東、ダブ南)のトイツ落とし
B赤5含みのトイツ落とし

@は見た目に派手すぎて危険度がわかりやすいが、
ABは離して切られたりすると警戒が若干薄れたりもする。

が、これらはほぼ(1)現状イーシャンテン以上(テンパイでもおかしくない)で、
(2)高い手がほぼ確定するので、
麻雀においてMAXレベルの警戒が必要な打牌傾向であると言える。


あなたが赤5含みのトイツを落とすのはどういうケースだろうか?
これを少し考えれば、危険度が認識できるだろう。


@ドラ雀頭との振り替え
Aホンイツ
Bチャンタ・純チャン(全体役に5が絡まない手役)


頻度的には@が圧倒的に多く、
Aの場合は赤が少し雑に切られたりする。
@の場合はその後手出しが頻発することは少ないので、
このへんは河や仕掛けなどから容易に推測することができる。


危険度が錯綜する麻雀において、
これほど明白に注意を喚起できる河というのは実はそれほど多くはない。


なので、この河に対して放銃したら完全に自分のミスということになる。
それだけ大きな情報であるということを認識しておく必要があるだろう。


それでは、実戦例から見ていこう。



case1
tenhou.19936.jpg

他家視点。

対面が私で赤5p含みのトイツが手出しで出てきた。


tenhou.19937.jpg

上家リーチに対して、件の対面は2m→6sと無スジ2連打。

これは対面もテンパイ濃厚と見て対処する必要がある。


tenhou.19938.jpg

結果は下家がリーチの現物3mで対面に8000の放銃。

このへんに特上卓の甘さが垣間見える。

鳳凰卓ではこの3mは現物とはいえほぼ出てこない牌だ。


tenhou.19939.jpg

私視点。

この手なら誰もが5pのトイツに手をかけるはず。

赤含みトイツ落としで最もよくあるのがこのドラトイツのケースだ。



case2
41765.jpg

南3局2本場、21700点持ち3着目の南家。
ラス目とは700点差の緊迫した局面。

さて、何を切る?





41766.jpg

3pがいかにも山にいそうだったのでこう受けた。

巡目的にはチーテンも辞さずだろう。


41767.jpg

テンパイ。58pは拾えると見て2p切ってダマにした。

リーチ棒によってラス転落する愚は避けたい。


41768.jpg

トップ目の下家が、赤5含みトイツ手出しでリーチ。

役なしかどうかまではわからないが、高打点は濃厚と見るのが普通だろう。


41769.jpg

軍配は親の5800で、下家の放銃。

下家はこの河の典型となるドラトイツで、トップ目らしく役なし。

待ちもわかりやすく裏スジの14mとなっていた。

この後の私の対処は現物待ちゆえに非常に難しいが、
36s、14m、69mあたりでは回るのが賢明か。



case3
31577.jpg

東3局4本場、上家と同点のラス目となっている。

白をポンして、トイトイのテンパイ。

ピンズのホンイツも匂わせ、赤5m先切りが生きるかな?とワクワクしている。


31578.jpg

上家から続けて赤5sが切り出された。

ふーむ。ただ、上家のケアによって47mは若干出やすくなるかもしれない。


31579.jpg

上家から3pが手出しで出てきた。

赤5sをわざわざトイツで並べている以上、
この3pは手牌に関連している可能性がかなり高い。



31580.jpg

チートイドラドラのイーシャンテンとなった下家がこのタイミングで放銃。8000。

確かに対処の難しい場況ではあったが…


31581.jpg

上家はここからのトイツ落としだった。

私ならこれ、トイトイにしそうだなあ。


31582.jpg

中が暗刻になってここでテンパイ。

さらに1p引いての好形変化だった。

このように、仕掛けからの赤5含みトイツ落としはホンイツに渡るケースも多い。



case4
tenhou.11563.jpg

東4局1本場。

仕掛けの対面が赤含みのトイツ落とし。

非常に目立つ河となっている。


tenhou.11564.jpg

1mツモって何を切るか?





tenhou.11565.jpg

1mポンされてないからシャンポンはないよな的にツモ切ったらこれがアウト。

高目一通に刺さって12000。

この河で最終手出し3mを見ての1m放銃はさすがにぬるい。


tenhou.11566.jpg

ホンイツかつドラが重なる黄金パターン。

赤5含みトイツ落としにはこのような高打点の変化がはっきりと河に現れる。

中途半端に押すと致命傷になりかねないので、しっかりと対応することが肝要だ。



case5
42916.jpg

開局。対面の親が赤5m切りからの赤5s含みトイツ落としリーチ。

何やら尋常じゃない河だが、この赤切りには確実に理由があるはず。

本命は69mか?
ただ、私の目からドラが3枚見えていて、赤5s含みトイツ落としがよくわからない。

こういう場面で読みの力が問われていると言える。


42917.jpg

こちらもチャンス手なのだが、この9pはかなり切りにくい。

5mを切ってひとまず回った。


42918.jpg

2sをツモって、ここも切りづらい。

2m切りで撤退の方針とした。


42919.jpg

が、イーシャンテン復帰して69mが通り、上家から6mが出てきた。

チーしてテンパイに取るか?





42920.jpg

ドラも赤も見えていて、2sで打っての高い手が私には見えなかった。

仮に引っかけでも大したことないだろうと2s打つと、これがチャンタの親満にズドン。

派手な赤切りには唯一この全体手役のチャンタ系がある。

さらに、赤切りひっかけに放銃すると打点が伴っていることが多い。
このケースも例に漏れずだった。


42921.jpg

赤5m切りからこのような手牌変化だった。


42922.jpg

連続切りによりカン2sの危険度が若干薄れている。

これはツモがパーフェクトでないとできない作品だが、
違和感のある赤5含みトイツ落としにはチャンタ系の手役を考慮にいれておきたい。



case6
43640.jpg

東4局5本場、私はぴったり原点の無風。

123sを晒した下家の赤5m切りが目立つ。


43641.jpg

赤から切る5mのトイツ落とし。

これは手牌の方向性がはっきりしたということ。

この仕掛けで最も切れない牌は何だろうか?





43642.jpg

そう、そのドラ…って出るんかい!


43643.jpg

最後まで対面が面倒を見て8000で飛び終了。

西家の河からは下の三色が明白なので、
私の2pを鳴いていないことからも、切るとしたら2pを切るべきだっただろう。


43644.jpg

私が2pを切った場面。

西か三色依存の手ゆえに、いずれいらなくなる危険度の高いトイツの先切りだった。


赤5から切るトイツ落としの方が速度的には劣っている傾向がある。

ただ、打点が伴っていることには違いなく、手牌の方向性もはっきり定まっているので、読みやすい。

こういう読みやすい高打点の仕掛けだけには放銃しないことが大事だろう。



case7
43080.jpg

東1局1本場。

下家が2フーロからの赤5含みトイツ落とし。

前巡がツモ切りだが、これは実質トイツ落としとみなしていい。


43081.jpg

ん?7mが手出しで出てきた。

これは方針が定まっている手の赤先切りか。

つまりソーズのホンイツが濃厚と読んでいる。


43082.jpg

さらに、9m手出し?

こうなると赤が若干早い気もするが…

いずれにせよソーズは切れないところだ。


43083.jpg

対面の1sにロンの声。

あ〜あ、これは高いぞお。


43084.jpg

ありゃ?染まってない…

これがたったの1000点。意外すぎる。


43085.jpg

下家はこのテンパイから、赤を切ってあがりやすい待ちとし…


43086.jpg

さらに4m暗刻となって変化形に渡っていっただけだった。

カラクリを見ればなるほどだが、これはツモが噛み合っていないと成立しないかなりの例外的なケースだ。

この河にソーズで放銃したら、8000と言われないことの方が稀と考えるべきで、
赤5含みトイツ落としには油断せずにきちんと対応するべきだろう。



ラベル:天鳳 赤5 対子
posted by はぐりん@ at 23:56 | Comment(8) | 守備力UP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする