2017年12月03日

十段終わりました

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九段に降段した。

前回のポイント状況から4戦で2ラスを引き、
粘るも何もなく直滑降で降段した。


「あなたには天鳳位はまだ早いわ。」
鳳凰卓の女神様はこのようにおっしゃっておられる。




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九段降段時の成績(最後のラス1試合のみ反映されていない)。


当たり前だが、十段昇段時と比較すると全体的に悪化している。
自分自身、この結果と向き合うのは辛い作業だ。

ちなみに、十段在籍の試合数はわずか89戦。

89試合 18−23−21−27 平均順位2.64 安定段位4.556 となっている。

実は、十段昇段後は一度も原点の2000ptを超えることはなく、
1500pt前後をうろうろしていたが、
この度の不調でそれを一気に吐き出してしまった。

感覚的にはポイントが半分以下となる3ケタがデッドラインで、
それを下回ると、加速度的にポイントは失われるという印象が強い。


降段が近づいてくるというプレッシャーが無意識的に襲ってくるからか、
少し焦った着手が通常より多くなる印象が私の中にもある。


とはいえ、好調のMAX時に十段昇段にギリギリタッチできたということでもあるので、
その成果にはありがたいという気持ちでもいる。


今回はこのような形で短期で十段降段という結果になってしまったが、
私自身は悲観しているというよりもむしろ、前向きな気持ちでいる。

落ちたら、また上がればいい。


天界から垂れ下がるクモの糸は皆の前に等しく並んでいる。

そもそも、運だけで十段に上がって、運だけで天鳳位になったら運だけ天鳳位と揶揄されるに決まっている。

九段十段での経験をもう少し積み、辛酸を舐めてこそ、天鳳打ちとしての価値も高まるのではないだろうか。

むしろ、十段タッチの回数を稼ぐチャンスであるとすら思っている。

再度チャレンジ、やってやろうじゃないか。



さて、今回は十段の戦いの中で印象に残った半荘をピックアップしてみた。



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東4局の南家。

さて、何を切るか?





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ここはタンヤオを見て1sから切った。

マンズが伸びた際に、ピンズを厚く持っておくことで柔軟な対応が可能になる。


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対面に2sをポンされた結果、絶好の5pを引き入れてテンパイ。

対面のホンイツに危険な6sだが、ここは当然勝負!


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ロンと言われて、いつもより音にタメがある。

「ん?」とかなりの違和感を覚えた直後…


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ジャーンという銅鑼の音とともに開かれた緑一色(ノω・、) ウゥ・・

これにて私は一瞬で飛び終了となってしまった。

ちなみにネットリアル通じて緑一色に放銃したのはこれが初めてだ。

放銃直後のタメ、たまらんのぉ…。


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この6sを持ってきた時点で、まっすぐ行くと助からない。

親が北トイツ落とし発進だったので、警戒は特に親に向いていて、
対面の緑一色は恥ずかしながらノーケアだった

ケアしたとしても、カン5pツモなら飛び出る6sだろう。

自分に都合の悪いような巡り合わせになるのが、不調時の牌運だ。


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仮にここで2sから切っていると、対面はどうやっても緑一色にはならない。

一打の後先が結果に影響を与える麻雀の怖さをまざまざと思い知ることとなった。


ちなみに、役満放銃についての私の見解は最近変わりつつある。

少し前までは、絶対に放銃したくない、放銃などありえない、自分がアガるために役満はあるのだ、とそう思っていた(普通はそうだろう)。


しかし今は違う。

役満というのは麻雀においても特別なものであり、天鳳においても私が役満を直撃してきた人は程度は違えどその後不調に陥っているケースが多かった。

それは仕方ないことではあるが、役満を直撃することがその人に引導を渡してしまう辛さみたいなものを最近考えるようになった。

勝負の世界においてこういう考え方は甘いし、私自身の傲慢でしかないという見方もあろう。

ただ、なんとなく私が放銃を請け負う側でいいんじゃないか、と最近は考えるようになった。


一言でいうと、こうだ。

「卓上の不条理をすべて私が引き受けて、その上で勝つ。そして私は消えよう(FFか!)」

お後がよろしいようで。



case2
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役満放銃した次戦。

下家が白ポンから、後重なりと思われる中もポン。


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そして、大三元のツモ。

まあ、これは想定内なので驚かない。


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オーラス1本場。3着目の対面からリーチ。

2着目の私は直撃だけは避けたいところ。

ここで想定される事態は…


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下家が差す!


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下家が差す!

(はよドラ切ってやりーな)


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下家が差す!

(てか14s持ってないな?)


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下家が差す!


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・・・。


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と、思ったら私がテンパった。

ここは、4m切りダマ、からの〜?


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ツモぉ。8000オール持って集合。

んでどうなった?


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捲ってねーしおすし!

ちなみに、最後にツモじゃなかったらテンパイを崩すのが良さそう。



case3
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東1局、いきなり親が回線落ち。

これはチャンスとばかりに8mを連打していると…


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ありゃ?

うっかり我が出てしまった。

これも降段寸前のポイントがなせる業なのか。

好調時など冷静に打っている時はこういうのはないはず。


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まさかの全員ノーテン。

私はテンパイだったのは確実で、アガリまであったかもしれない。

この半荘もラスに沈んだ。

我を卓上に持ち込んでもいい結果にはならないということである。



ラベル:天鳳 降段 不調 記録
posted by はぐりん@ at 00:59 | Comment(2) | 降段 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

とりあえず降段

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七段に降段した。


ふがいない成績に我ながら唖然としてしまうが、
さすがに鳳凰卓は甘くないという印象だ。


最近の半荘の内容としては悪くないと思っているのだが、
勝負所でとにかく勝てない展開が続いた。


鳳凰卓でもクソ鳴きの類の鳴きは結構多いが、
牌山公開機能で研究したところ、
真の勝負所における、対戦相手の仕掛け判断の正確さが、
私に悪い結果をもたらしていることがわかった。



つまり、仕掛けるかどうかという判断や仕掛け始めのタイミングが絶妙で、
それがほんのわずかずれていれば、私にとって有利な展開になっていたはずという局が散見された。


メンゼン派の私は、相手のクソ鳴きを利用して自分の流れに持ち込んでいる部分は特上卓ではあったが、
鳳凰卓ではその自分のターンを封じられている、そんな印象である。



鳳凰卓で結果を出していないうちから不調だ地獄モードだと騒いでもしょうがないので、言い訳は一切ない。
ただただ結果を受け入れるのみである。

少し長い目で見守っていただきたい。



さて、今回は判断に迷ったケースを2例紹介したい。
皆様も一緒に考えていただきたい。



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福地先生との天鳳初対戦。
有名人との初戦はやっぱり緊張する。


南2局。18100点持ち3着目の南家。
上家の先生が11100点持ちラス目。

見ての通り両面ターツ落としでリーチが入る。


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ほどなくして、絶好のカン4mを引き込み、カン6pテンパイ。

ドラまたぎの5sが浮いているが、さてどうしよう?





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昭和雀士はこの5sをどうしても切れない。


場的に良さそうな58mを選んで嫌っている以上、
ドラまたぎの危険度は跳ね上がっている。

見た目にもわかりやすい暗刻スジとなっていて、
感覚的には3割ぐらいは当たるイメージだ。


それから、カン6pにあがれる感触がまるでない。
これが現物待ちであったり、ピンズが好形であるならば押す価値も高まるが、
果たして5s押しに見合うあがり率があるのかどうか疑問に思った。


結局、押すかどうか非常に迷った末に、苦渋の3m切りとした。
安全牌候補は他に4mがある。


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58sは通り、上手く形テンを取れたと思ったが、海底で無スジ8pを掴んでしまった。

これは切れずに3m切ってオリ。


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先生の一人テンパイで流局。

見ての通り、ダブルターツ落としによる58m待ちだった。


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単純なターツ選択の場合、ドラまたぎ赤またぎの危険度は跳ね上がるが、
ダブルターツの場合は受け入れを重視するケースも多いため、
このように愚形が残っていることがある



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なので、ダブルターツからの両面ターツ落としは好形とは限らない。
入り目はカン8pだった。

このように、場的に悪くない両面ターツ落としはダブルターツからの可能性が高くなる。

この場合、67mが離れていないので、離れ両面ターツ落としの場合に比べて、
58m待ちの危険度は薄まっているが。


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結論から言うと、ここは5sを押すべき場面だったか。


カン4mを仕掛けて勝負にはいかないが、
対面の鳴きで入ったメンゼンテンパイ、しかも打点十分なら、勝負する理由としては十分だろう


開いて見ればなんてことはないが、
実戦心理としては58sは半分当たりに見えていた。

トイツ系雀士はこの単独暗刻スジだけは切りたくないと考えるのではなかろうか。


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勝負に行っていればあっさり6pツモで2000・4000だった。

このあがり逃しでこの半荘はもつれたが、
何とか3着で終えることに成功した。


福地先生ラス( ̄w ̄)プッ



case2
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南1局4本場、供託リーチ棒3本。

劣勢を強いられ現状6500点持ちラス目の南家。

19600点持ち3着目の親から4巡目にしてリーチが飛んできた。


完全安牌として北が3枚。

さて、何を切る?





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北を切ったが、これが正しいかどうか、という問題。


実戦心理としては、不用意な放銃によって飛び終了してしまう持ち点であるため、
安易に放銃できないという意識があった


北を切ることによって、捨て牌の情報が一切増えないため、
脇が切る牌に苦労するというメリットは確かにあるだろう。


しかし、北切りは当たり前のように見えて、
いくつかの問題を孕んでいる。



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数巡進んだこの場面、何を切るか?





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下家の7pに合わせた。

早くも安牌が尽きかけているが、下家の打牌がかなり強く、
テンパイでもおかしくない押しとなっている。


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次巡、完全手詰まりとなったが、何を切るか?





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7sのワンチャンスで、2巡凌げる8sを切るとこれがロン。

三色の12000放銃でぶっ飛びとなった。


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北暗刻落としの問題点として、
せっかく8pツモってリャンシャンテンに進んだのに、
そのツモを無視していきなりベタオリしていいのかというのが一点。

シャンテン押しは基本的に損だが、
次巡のツモが3pかもしれない。

北3枚切るくらいこの手は悪い手なのか、早々に諦めていい手なのかどうかという点。


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それから、ベタオリが早すぎると2件目の安牌がなくなる、という点。


押していた下家は7m手出しでテンパイ。

仮にここでリーチと来られたらどうだろう?

北の暗刻を消費してしまっているがゆえに、親に対しても下家に対しても安全牌が枯渇している。

オリるのが早すぎるとこのような弊害が確実に生まれる。


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なので、現状の私の考えとしては、
ここでの選択は中切りがベストなのではないかと思う。


暗刻落としの選択は身を切るつもりで行うべきであって、
決して楽に、安易な方向で行うべきではない。

北の暗刻を大事にして、中の一牌はひとまず勝負する、
そのぐらいの戦う姿勢でいいのではないだろうか。



ただし、この考えにも重大な問題がある。


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それじゃあ中を勝負して、次巡に引かされた8s、これはどうなのか?

8sは危険なのでここで都合よく北を暗刻落としするのか?

中を切った威勢をどこに向ければいいのか。
押しの意識が半端に強いと、もうここで放銃ということにもなりかねない。


このへんの押し引きのバランスが高度にシステム化されていないと、
放銃がかなり中途半端なものになってしまう。

中途半端に放銃するくらいなら、最初から北を暗刻落としした方がいい。


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ちなみに、あと1巡凌げていれば、この局はオリ切れていた可能性が高い。

そういう結果論で中を押していればよかった、と言っているわけではなく、
長い目で見て中を押した方が得なことが多いのではないか、と考えているのである。



つまり、序盤のリーチに安全牌の暗刻落としをするのは、早すぎても損である可能性がある、ということだ。

これについては実戦で考察を重ねていきたい。



ラベル:天鳳 降段 不調
posted by はぐりん@ at 13:29 | Comment(27) | 降段 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする