2019年02月24日

君の役満

前回に引き続き、役満特集だ。

私の役満ばかり自慢してもなんなので、同卓者のみなさんの役満を紹介したいと思う。



鳳凰卓ではリアリストが多いので、役満の出現頻度は低いかと思いきや、わりと頻繁にお目にかかれる。

無理な国士狙いをする人は少ないものの、その分狙ってきたときの成就率が高いというイメージが鳳凰卓ではある。

とはいえ、役満テンパイよりもラス回避にその比重が置かれるため、ラスのリスクを顧みずに攻めてくる特上卓の方が役満の出現頻度は高いだろう。


まあ役満は手組みうんぬんよりも配牌・ツモ・タイミングによってできるものなので、出現頻度・間隔を気にしてもしょうがないのかもしれない。

狙えばできそうな役満と言えば、四暗刻と国士無双ぐらいで、これらの出現率には個人差があるだろう。


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ちなみに私の役統計は以上のようになっている。(鳳凰卓5078試合)

役満はトータル13回で、約390試合に1回。思ったよりアガれていない。

四暗刻が単騎含めて5回、二盃口や混老頭よりも出現率が高いというねじれ現象が起こっている。

一年前ぐらいに見た時は混一色と七対子の出現率が全くの同一だったが、今見たら七対子がかなり上回っていた。

このへんに私の雀風が表れているように思う。

役統計を見るだけでその人の雀風や、好みの手役というのが浮き彫りになって、なかなか面白い。



さて、本題に戻って他家の役満だ。

単に手なりの役満を紹介したところで面白くもなんともないので、できるだけドラマチックなものを選んだ。

放銃か、親っかぶりか、横移動かでも全然違ってくるが、放銃だけは勘弁!というのが一般的な感覚だろうか。

それではどうぞ。



case1
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東4局、16600点持ちラス目の西家。

完全に煮詰まっている終盤、親が6pポンしたところ。


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直後に親が6pを加カン!

それから6mのトイツ落とし。

親は一体何をやっているんだ?


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上家のツモの声とともに開かれたのは、きれいなメンホン四暗刻だった。


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親は6p暗刻からのポンだった。

一見わけがわからないが、これはつまり、大ミンカンしようとして誤ってポンのボタンを押したと思われる。

これがほんとのカン違い、なんつって。

押し間違えなくてもツモられるが、鳴きで紛れた典型。



case2
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南2局、7300点持ちラス目、後のない親番。

9pが出たが、これを鳴く?





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ポンした。

フーロ率が低い私だが、三色同刻だけはなぜか狙いたくなってしまう。

鳴きやすい端牌だが、現状雀頭がなく、安い。


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役なしのテンパイになってしまう。


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やむなく下家から9sをポンしてフリテンのテンパイに。

トイトイに移行できれば打点十分。


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その結果、国士をツモられてしまう。

下家は安全な西を切っていると、私のポンが入らず、対面に9mが流れる。

それだと決着はまったくわからなかった。下家の爆牌(ばくはい)が炸裂したと言えよう。

私のイマイチな仕掛けが役満を成就させてしまった。



case3
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東4局、微差3着目の南家。

仕掛けの親が5s手出しで河がかなり脂っこい。


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下家の4sにロンの声。

中スジ。ここで当たったら高そうだが?


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開けてびっくり緑一色だった。


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私が遭遇してきた役満の中でもこれのインパクトはかなりのもので、強く印象に残っている。

これをアガった碧乃さんはこの後私より一足先に十段到達することになる。

この緑一色の勢いが一役買っていたことは間違いない。


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ちなみに配牌はこう。

緑はたった6枚しかない。なかなかに夢のある仕上がりと言えるのではないだろうか。



case4
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東3局、全員僅差の南家。

親が両面ターツ落とし。

ドラを先に打っているだけにこれは相当警戒が必要な河だ。


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下家の1mにロンの声、なんとこれが隠れ大三元だった。

1mを切った下家の手も四暗刻イーシャンテンだった。


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対面は、発と中が暗刻で、雀頭がない形からの白ポンだった。


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入り目は8sで、ここから単騎探しの旅に。

このぐらいの河で両面ターツ落としが入った場合は単騎待ちが十分にあるので、打点を読む必要がある。

実戦心理としては気配が尋常じゃないので、ここからはオリる。



case5
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東3局、南家に手役不明の9pポンが入る。

4p切ってるのでホンイツではなさそう。


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対面がツモ。

ファン牌が全部見えていて、ドラも切っている。トイトイか?


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高い方のトイトイでした〜。

鳳凰卓で清老頭を見たのはこれが初めてだ。


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9pポンはここから。

純チャンの仕掛けだが、清老頭も十分に意識できるだろう。


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親の2pポン後のツモを見ていただきたい。

9s→1m→9mだ。

9sポンならツモスジが一緒なのでテンパイまでは同じだが、ここまですんなりとはアガれないかもしれない。

ともかく、9pの積極的ポンが奏功したと言える。

緑一色もそうだが、役満成就にはこのぐらいのピンポイントツモが必要だろう。



case6
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南2局、34600点持ち2着目の西家。

北家がダントツで、ラス争いが熾烈。

表示牌の東をポンテンに取ったところ。

私は打点を作りすぎても飛びが出やすい状況につき、局をかわしてラス親で勝負しようと考えている。


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この仕掛けが親リーチを誘発してしまう。

手役狙いの痕跡がある、かなり怖い河だ。


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白をポンして攻めるも、ドラの南を引かされ、アガりを逃す。

その結果がこれ。


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実に47800点差を一撃で捲って対面がトップに。

万理華ちゃんごめんにょ。


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東ポンによって、親に2sが流れている。

東スルーなら私はメンゼンでもテンパイしていた。つまり微妙な仕掛けだった。

それよりも、この点棒状況で親は三暗刻のテンパイに取らずに、ピンズを払ってシャンテン戻ししている。

この手組みが見事だったと言えるだろう。



case7
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東3局、17600点持ち3着目の南家。

中、白と二つポンした対面が手出し9s。

ソーズのホンイツが濃厚だが、この9s手出しはやや不自然だ。

6sとのスライドがありそう。


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こちらもピンフ三色のイーシャンテンだが、ここから何を切るか?





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5s切りとした。これは結構迷った。

仮に9s切りが6sとのスライドだとすると、最終手出し3sのソバ2sの危険度はかなり高いので、これを使い切る手組みとした。

対面は8s切ってるため、カン6sはなく、5sも切ってるため6sのシャンポンもなさそうに見える。

5sが通ってしまうとイマイチ対面の待ちがわからない。


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対面から手出しで8mが、その後2s→3mと出てきた。

マンズ手出しの違和感が半端ないが、ミスリードさせる空切りがこれには含まれていると想定できる。

あなたはこの手をどこまで読み切れるだろうか?


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結果、14s待ちで大三元のツモとなった。


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答えはこうだ。

この時点で対面は大三元の9s単騎だったのだ。

ここから単騎探しの旅。終盤の2sは空切りだが、直後に1sツモって14s待ちになったと。


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この場面、少し日和ってマンズを選んでいると大三元放銃の可能性大だった。

実際78m切りは選択肢にあったし、8mで放銃するとはまったく思っていなかった。

56sを切ったのは自身のアガリ目を最大限に見るという選択だったが、前向きな姿勢が致命傷の回避につながった。

役満の可能性があるからベタオリする、というのは正しいが、自身がアガりきって役満を阻止する、という方が戦い方としては強い。

ともかく、不自然な手出し連打には単騎待ちの可能性があるということがわかるだろう。

この半荘は放銃回避が実って3着だった。



case8
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南1局、26500点持ち2着目の北家。

対面が派手な河で、両面ターツ落としを見せてきた。

国士ももちろんあるが、早いタンピン形というのもありうるのでケアが難しい。


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対面の4p手出しに対して、若干ビビりながら6pを切ると、これを親がチー。


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南でロンということは…


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国士だった。

開けてみれば納得だが、4pまたぎや36sでロンと言われればそれもまた5200以上濃厚につき、厄介な河だ。

テンパイ気配を見極めることが重要で、リーチと来てくれれば対応がしやすくなる。


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対面は九種を流さずに、国士狙いだった。

前局会心のアガリを得ていただけに、このへんは流れを重視したのだろうか?

ツモも呼応し、ほぼ無駄ヅモなく国士のテンパイ。この感覚はお見事だった。


素材を使わせていただいたみなさん、ありがとうございます。



ラベル:天鳳 役満
posted by はぐりん@ at 00:00 | Comment(5) | 役満 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月17日

俺の役満

今年に入って天鳳ですでに4回役満をアガった。

さすがに役満をアガった試合は大抵トップで終わるので、その一撃は天鳳のポイントにおいても影響力は大きい。

八段底辺をうろうろと彷徨っていた私だが、役満の勢いでようやく復調の兆しも見え始めた。


最近アガった役満がなかなかにレアだったので、報告ついでに私が鳳凰卓でアガった役満をいくつか紹介したいと思う。


卓のレベルが保証されている鳳凰卓での役満は、相手のヌルい放銃というのがほとんどないため、通常よりも役満の価値が高いと私は考えている。

なので鳳凰卓での役満は格別の嬉しさがある。


それぞれ配牌を表示するので、どんな役満になるのかを想像していただきたい。

誰でもアガれる簡単なものから、創意工夫してアガれるものまで役満と言っても様々だ。

私の場合は、チートイツが得意というその延長線上、比較的四暗刻が得意だと自分では思っている。

まあ、九蓮宝燈が得意、地和が得意、なんて人はいないから、得意にできる役満は、四暗刻と国士無双ぐらいだろうか。


なんだかんだ言っても役満は雀士の夢であり、すべてを無に帰す説得力がある。

麻雀を覚えたての頃の無邪気な自分に戻って、たまには役満狙いにどっぷりと浸ってみてはいかがだろうか。

それではどうぞ。



case1
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南3局、30700持ち2着目の南家。

トップ目の親とは6300点差。

1枚目の発が出たが、これを鳴くか?





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スルーした(鳴き無し)。

発ポンしてもトイトイにならなければ安いし、速度が見込める感じでもない。

それならばメンゼンでじっくり手を組んで、一撃で終わらせることも視野に入れたいという意。


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そうこうしているうちに、4mまで暗刻になる。

これなら発のポンテンでも十分。

3pが3枚切れで、ソーズは縦も期待できそうなのでここで4p切りとした。


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手役不明の仕掛けが2つ入った結果、発キターーーー!

さて、どう受ける?





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アガるだけなら3s切りだが、生牌の6sは固まっている可能性があると考え、6s切りとした。

ここは絶対に間違えられない場面。


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ビンゴ!ダマテン一発ツモで高目GET。


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鳳凰卓初のスッタンいただきました。


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私の読みを嘲笑うかのように、6sは全山だったが、全部王牌に眠っていた。

ともかく、たった1枚のお宝を掘り当てることに成功。

感覚の勝利と言える、四暗刻単騎だった。



case2
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東2局、2着目の南家。

自動和了ボタンを押すだけの簡単なお仕事です。


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麻雀の理不尽さを如実に物語る役満ではないだろうか。

特上10000試合で地和は一度だけ食らった。

鳳凰卓ではこれ以外見ていない。ちなみに天和は一度も見ていない。



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東2局2本場、39500点持ちトップ目、連荘中の親番。

10種なら基本的に狙う。

第一打はできるだけ目立たないように8s切りとした。


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有効牌を1枚引くだけで、イーシャンテンになる。

配牌10種の破壊力は絶大だ。

これはかなりアガれる感触を得ている。


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7巡目にあっさりテンパイで9p切り。

ピンズのホンイツっぽく見せているが、河的にはやっぱり国士が濃い。


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ほどなく発が出て御用。

この河で3枚目の発なので、すぐに悟るだろう。

終盤なら止まるかもだが、この巡目に掴むと疑っていても止まらない。

ツカンポを決めるロシアンルーレットだ。


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最高位戦の栗田プロ、すまんね。



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オーラス、22200点持ち3着目の北家。

ラス目上家とは6700点差だが、流さずに国士狙いとした。

ドラが端牌で、すでに2枚見えているので、上家の逆転条件がやや厳しいというのが状況的にプラス。

1本場にすると、本場で上家に1300・2600ツモ条件ができるというのもある。


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白、南と引いて、重なりのないイーシャンテンに。

テンパイも同然だ。


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中のトイツ落としが入って、く〜〜〜っとなっている。

1巡目の下家の中にラグがあったので、このトイツ落としが間に合わなかったのは正直厳しい。


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も、引く(笑)

こういう時の4枚目はなぜか引ける。前も同じようなことがあった。


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誰が犠牲者になってもおかしくなかったが、自力でツモる。


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国士無双13面ドラドラ!

2回目のライジングサン。



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東2局2本場、16300点持ち3着目の西家。

何の変哲もない配牌。


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無駄ヅモなく三暗刻テンパイ。

あの配牌が4巡でこうなるものか?

このままでは3200ぽっちだが、さて、リーチする?





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当然のダマだ。

スッタンまである手にフタをすることはない。

出たら渋々アガる。


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嬉しい赤引き、というかタテ引き。

これは色々あるが、さてどうするか?





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コーツ手の基本は即リーチ、というわけでタテに受けてしかもリーチだ。

時間を稼いでツモアガりを狙うのがツモスーの基本。


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トップ目の親に追っかけられて肝を冷やすも、終盤にツモ。

3pのアガリ逃しも何のその、だった。


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みーごまさんち〜っす。


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36pは山に2枚に対し、東5pは全山だった。

三暗刻ができている時は「コーツ場」なのだから、安易な両面リーチは打つべきではないということがわかる。


こういう場では両面はアガりにくい。

親の待ちの14mは山に濃いが、全部山か、まったくないか、両極端になっていることが多い。



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南3局、38400点持ちトップ目の親番。

なんだこれ、配牌11種!?

ここから国士を狙わない人はいるのだろうか?


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3巡目にして、重なりのないイーシャンテンに。

しかし、懸念事項が。唯一欠けている東がすでに3枚切れなのだ。

4枚目が切られてしまったら、この手の価値はゼロだ。


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テンパイしたが、どうするか?





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リーチした。

ヤオチュー牌は切っていないが、そこまで国士っぽい河になっていない。

8pを引っ張ったおかげでメンツ手なら69p一点みたいな河になっている。

それほど国士が警戒される河ではない、ということはラス牌の東は盲点となりうる。

さらに…


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3着目、仕掛けの対面を降ろすためのリーチだ。

ラス目と接戦の対面は親リーチにだけは飛びこめないため、リーチの声で回ることが想定できる。

東は残り1枚だけに、局面を長引かせた方が得だと判断した。

9mの合わせ打ちでひとまず安心。


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自力でツモって決着。

脇に東が行った場合にどうなったのか、それも興味深いところだったが。


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リーチ国士!

二人昇天してジエンド。

ぶっ飛び3着のゼットンさんホクホクやなあ。



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東2局、10000点持ちラス目の北家。

東2にしていじめられて点棒が少ない。

ごく普通の配牌だが、ここからどんな役満になるのだろうか?


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嬉しい発暗刻。

リーチツモ発赤1を全力で狙っている。


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ペンチャン落としが奏功し、三暗刻テンパイ。

この手は好形変化の受け入れが多いので、当然のダマに構える。


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親リーチが入って一発目、四暗刻テンパイとなる7sツモ。

飛び出すのは超絶危険な赤だが、さてどうしよう?





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ここは流れでこう受けるでしょう。

ロンと言われれば、半荘が終わってしまうだけにかなりの覚悟がいる赤切りだ。


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覚悟は実った。


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ラスから一気に突き抜けてトップ捲り。これは気持ちいい。

このぐらいだとまだトップは気が抜けないが、この半荘はそのままトップで終了した。

苦戦続きだった時期につき、感慨深かったのを覚えている。


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ちなみに、親の入り目は58sだった。

危険すぎる赤5s、その感覚は決して間違いではなかった。



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ここからが2019年、今年アガった役満だ。

東2局、ダントツの親番でこの配牌。


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白が鳴ける。


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発が出る。


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こんな簡単な役満があるだろうか?

かっ飛ばせ全部さんの点棒を全部かっ飛ばしたというオチ。


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かかりすぎてこの中をポンしそうになった。

中ラグで大三元の危険度は高まるので、このへんのラグは要チェックだ。



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開局の西家。

やはり何の変哲もない配牌。


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何を切るか?





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2s切りとした。

8m暗刻ならチートイツの保険があるが、カンしているのでチートイツがなく、その分受け入れが狭まる。

8pが表示牌なので残り1枚、テンパイ前に出たらポンしてトイトイに移行する、という意図だ。

カン3sが入ってリーチしても、安いしアガりにくい。


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先に3p引ければ大成功。

これでどこからでも仕掛けていける。


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7s引き入れ即リーチ。

8pに自信はないが、牌形的に4sはツモれるだろ、これ。


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やっぱりね。


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四暗刻裏3で、8枚オール。

裏ドラはリアルのためにとっといて〜…


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上家の8pはいつ出てもおかしくなかった。

この8pが温存されたために四暗刻が成就してしまうとは、なんとも皮肉なものだ。



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南1局5本場、10200点持ちラス目の西家。

役役で満貫が狙えそうな配牌。


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東が重なって、字牌4トイツ。むむっ。


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こういう手で場風の南から鳴けるのは大きい。


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イーシャンテンから中が重なったが、さてどうしよう?





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これは迷わずに6s切りとした。

牌姿からは必然にも見えるが、鳳凰卓の土俵を考えるとアガリ率はぐんと下がるリャンシャンテン戻しにも映る。


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中がポンでき…


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発を引き入れテンパイ。

この自力テンパイはでかい。


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そしてリーチの声と同時に親から放たれたのは北だった。


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ダンラスから起死回生の字一色。

私の字一色はディスクシステムの「麻雀悟空」でアガった以来だ。


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幸いだったのは、下家の発以外、有効牌が全部山に居たことだ。

1種でも持ち持ちだったりすると字一色の成就率はかなり下がることは想像に難くない。



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南2局、27100点持ち2着目の親番。

強烈に匂い立つある手役。


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やはり自風から鳴けるのは大きい。

北からだと絞られる怖れがあるからだ。


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順調に南と北がポンできた。

ここから何を切るか?





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78pの方を落とした。

理由としては、赤含みターツを見せてしまうと河が弱くなり、かつ5p切りの69pの出はほぼ期待できないと考えたからだ。

場況的にはピンズがやや高いぐらいで、ドラ表示牌かつドラ色のソーズが特別良いわけではない。

ただ、下家の6sが早いことからソーズは山にいる可能性がある。

ひとつ言えることは、この選択を間違えるとアガリはない、ということだ。


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ドラ切りの3着目対面が、仕掛けてかわしにきた。


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ごくり、待望の西を引き入れてテンパイ。


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そしてその時は来た。


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人生初の小四喜。

鳳凰卓でも永遠のテンパイ止まりだった字一色、小四喜が2日間で訪れた。

不思議な巡り合わせだ。


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69p受けを選択していると、アガれないばかりか、対面に7pで放銃していた可能性が高い。

何にせよこのターツ選択がこの役満のすべてであったことがわかる。

真に重要な場面では、理で考えるよりも感覚・経験則で選んだ方が正解を導きやすい、そんな気がしている。



これにて、私がアガっていない役満は、

・天和
・九蓮宝燈
・大四喜(全部コーツのやつ)
・緑一色(三麻ならアガったことある)
・四槓子

となった。

九蓮はできそうでなかなかできないのが心にくい。今最もアガりたい役満が九蓮だ。

九蓮と緑一色は狙い続ければできると思うが、それ以外は微妙。

四槓子は…うーん無理だろな(笑)



ラベル:天鳳 役満
posted by はぐりん@ at 22:57 | Comment(6) | 役満 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月13日

ライジングサン(国士十三面)再臨

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オーラス、22200点持ち3着目の北家。

ラス目上家との差は6700点。

10種だが、さて流す?流さない?





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流さないと答えた方は正解だ。

自身天鳳二度目、鳳凰卓では初のライジングサン(国士十三面張)だ。


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うむ、美しい。

ヨコヅナをうっちゃって土俵外まで。

3着で終えた親はヒヤッとしたことだろう。


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白、南と引き込んだだけで、実質テンパイも同然のイーシャンテン。

やはり10種は常に国士を狙う価値がある。

この場合、ドラが端牌というのも好材料だし、自分の手に赤がないのもGOサインと見る。



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実は、テンパイ前に上家の中トイツ落としが間に合っていた。

さすがにこれを許しては厳しいと思っていた。


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しかし、私の手元にはちょこんと4枚目の中が引き寄せられた。

この時の8m切りは天鳳史上最速の打牌だった。

私は興奮のあまりマウスから手を放し、半ば放心状態となっていた。


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次巡、ツモ。

よく見ると、対面の手に9pが浮いている。

これが出ていたら、トップ→ラスという大惨事になっていたので対面もホッと胸をなでおろしたことだろう。



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南1局24600点持ち2着目の親番。

イーシャンテンから生牌の中をツモってきたところ。

さて、何を切る?





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ツモ切ったらロンだと。

上家は国士の河なんだが、中は生牌なので逆に大丈夫かなと思ってしまった。


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鳳凰卓初の役満放銃は国士だった。

cobeさんとは割と相性がいいので、思い出をプレゼントだ。


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配牌は8種から。

9種なら流すので、国士に行くなら8種か10種以上だな。


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さすがにこのドラ切りにはケアすべき。

実際はイーシャンテンだったが、テンパイでもおかしくない。
次の危険牌手出しでテンパイと見るべきだろう。


私が親番でなければテンパイに固執せず、オリを選択していた可能性も高い。




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先日たまたま、鳳南の1000試合以上安定段位ランキングを見ていたら、
上位300人の下の方に私の名前を見つけたのだが…

おっと福地先生も近くにいるね(294位)。


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安定段フィーバーしとるやつがいる、と思い、よく見ると…


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私だった(笑)


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安定段7.777777


これはもしや確変の予兆かと思い、打って見たら普通に負け越した。


私がランキングをほとんど見ないのは、私自身の成績がふがいないからだが、
500試合時の安定段は7.2だったことを思うと、大分良くなったなという印象もある。

最近は少しずつだが展開にも恵まれるようになり、
八段で負け越すイメージもなくなってきた。

言ってみれば鳳凰卓の土俵にアジャストした戦い方ができるようになったということだろう。


しかし、まだまだ満足のできる結果とはなっていないので、
まずは平均順位2.45、安定段位8.0を目指して日々精進していきたい。



ラベル:天鳳 役満
posted by はぐりん@ at 23:07 | Comment(4) | 役満 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

鳳凰卓初役満 記念役満集

苦節3ヶ月、ついに鳳凰卓で初役満が成就した。

数打ちゃいずれはあがれるのが役満だけに、
単なる節目でしかないが、
それでも祝福の銅鑼の音は格別で、
やっぱり役満あっての麻雀だなあということをしみじみと感じた。


今回はついでという感じで役満にまつわるエトセトラ。
あなたの役満がUPされてるかもしれないよ!



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南2局、40900点持ちトップ目で迎えた親番。

配牌はこう。東の鳴き所が肝だと考えている。


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中が重なり、マンズが好形に。

これでどこからでも仕掛けられる体勢になった。


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ざわ・・ざわ・・という感じのツモ。

ここで8mを切って決めるというのもありだが、
手広くここでドラの8sを放した。これを下家がチー。


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東をツモってどうするか?





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まあこれは四暗刻に受けてリーチだわな。

字牌が出やすい場況ではないが、
対応させた方が自分のあがり率は高まりそう。

ちなみに3・7(尖張牌)暗刻のイーペーコー形はトイツ場の可能性が高まるので、縦に受けるのが基本だ。


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ゴゴゴ ツモォ!



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こうして私の鳳凰卓初役満は成った。

二人飛ばして気持ちよす。



テンパイしてもあがるまでが大変なのが役満。

思い返せば、テンパイだけなら何度も辿り着いていたものだ。


case1
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オーラスダンラス目。

大チャンス手をもらったが、この8sを仕掛けてしまうと発の直撃条件となってしまうため、
この8sはスルーした。


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見よ!この震えるツモを。

ダブル役満のイーシャンテンとなった。


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この西をスルーできるほど私は器がでかくない。

字一色のテンパイに取った。


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渾身の字一色も親のピンフに蹴られ、終了。

そりゃあ字ばっかり持ってたら他は数ばっかりになるわなあ。

しかし、親が掴んだら止まらなかったのでは?とか考えると悔しい。



case2
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トップ目で迎えた東3局。

バラバラ配牌からチャンタ三色か国士を視野に4s第一打。


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親のポンの影響もあってかツモが噛み合い始める。

あっという間のイーシャンテン。


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ほどなくしてテンパイ。

9pが3枚切れなのがびみょ〜なところ。


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親の加カンが入って、4mツモったがどうするか?





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いや、これはヤバいと思いながら手が止まらなかった。

新ドラがモロ乗りで、痛恨の18000。

恥ずかしながらこの半荘、なんとラスまで落ちることになる。

リアルなら祝儀が大きいので押しの一手だが、
天鳳のような完全順位制では役満のメリットがたいして大きくない。

こういう場面で冷静な対処ができるかどうかというのは重要だろう。


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リーチならどうだったかなあ、と考える。

リーチなら親は加カンしづらかっただろうし、
上家の9pがわずかながら出た可能性はある。

ちなみに宣言牌はチートイツの可能性を匂わせて中切りが良さそう。
9pは3枚切れなので。



case3
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開局の南家。

上家から出た東をスルーし、


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上手く自風の南を重ねた。

スルースキル「ターツ不足のホンイツは字牌重なりを見る」だ。


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南に続いて東も暗刻になり、グフフと声が漏れるところ。

現状出あがりハネマン、ツモ倍満だ。


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4pツモってどうするか?





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危険度の高い47pを使い切り、山にいそうな1pを狙い撃つ算段で、3p切りとした。

トイツ系雀士は100%こう打つだろう、なあブラザー?


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はい、裏目(´・ω・`)


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挙句、カン6pの1000点に放銃だと…マジか…


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選択の場面。25pは山4、14pは山2だった。

こういう牌形の時は、5pや6pは固めて持たれているのが相場なのだが、
持たれていない場合は山にいるということだ。



このように悔しい思いをしながら紆余曲折を経て初役満に至ったわけだ。

4人で打てば役満の4分の3は自分以外。
ということで、今回はみなさんの役満を紹介していきたい



case4
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トップ目で迎えた南1局。


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!!??


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特上10000試合打って、地和はこの一度だけ。

天和には遭遇しなかった。

いやあ〜麻雀は席ですな。



case5
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親の大三元。

親は58mテンパイからの白ポンだった。


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しかし、親の配牌がこれ。

役満はツモと構想力が重要ということがわかる。



case6
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南2局、ラス目で迎えた親番。

9p出たが、さてどうしよう?





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ポンした。

少し遠いが、三色同刻が一番速そう。

私は結構三色同刻が好きみたいだ。


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役なしテンパイから9sポンして、9m限定のフリテンに。

トイトイへの渡りもある。


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と、思ったら下家がツモで、何と国士無双。

9sポンさせて、ツモあがるとか神懸かってる。

しかし、これを成就させたのは私のガチャ鳴きで、
くだらない鳴きが絡むと何かが起こって役満の出現率が上がる印象がある。



case7
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美しいメンホン四暗刻。

一見何の変哲もない。


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しかし、これには不可解な鳴きが絡んでいた。

なんと親は6p暗刻のテンパイから6pポン。そしてここから6mトイツ落とし。
さすがにこれはポンとカンを間違えた可能性が高い。

親はしれっとテンパイ復帰してるのも笑えるが、
不要な仕掛けで南家のツモを増やしているのが遠因だ。



case8
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5mを切ると対面が大ミンカン。

ドラがモロ乗りでこちらの手も完全に勝負手になった。


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そして何かは起こった。

銅鑼の音ともに開かれたのは下家のスッタンだった。

四暗刻は稀に見るけどスッタンはなかなかない。


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大ミンカンがなければ、MAX三暗刻止まりの下家の手。

不要な仕掛けは、不思議とこのように大物手成就の可能性を高める傾向にある。


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下家が8s単騎のままなら、私が放銃に回っていた。

振り返って肝を冷やした瞬間だ。



case9
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東3局の親番。

絶好の5pを引き込み、文句なくリーチ。

これはツモれそうな三暗刻だ。


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ところが、対面から追っかけが入る。


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一発ツモ!で開けてびっくり四暗刻。

うむうむ、完全にコーツ場だったか。親っかぶりが痛すぎる。


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私の待ちの白は牌山の見えないところに完全に死んでいるのに対し、
対面は2巡連続四暗刻ツモ。


うむうむ、格の差を感じるぜ。



case10
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下家の打4sに親がロン。

これは何やら高そうだが?


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こ、これは…


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特上でも見たことのない緑一色

鳳凰卓ではかなり珍しいのではないだろうか。


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配牌では種はなんと6枚しかない。

発ポンから怒涛のソーズ引きに至っている。


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最終手出しが5sで、通常は出ない4sだが、
直後の親の7sツモ切りで中引っかけになったこと、
さらには下家の手が勝負手だったことがこの手を成就させた。

レアな役満は相当な事情がぶつかり合わないと見られないのが通例だろう。


さあ、明日からも役満を狙うぞ!



ラベル:天鳳 役満
posted by はぐりん@ at 00:35 | Comment(6) | 役満 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

ライジングサン(国士十三面)

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親リーチが流局し、微差のトップ目で迎えた東2局、1本場。
配牌は8種でバラバラ。

ホンイツと国士を見つつ8m切り。
これはかなり選びやすい一打だろう。


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ネックになりそうな中をいきなり引いて9種に。
ソーズホンイツに見せながらの国士へと方針が決定する。

ドラそばの4pを真っ先に連打。


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上家が動いた直後に南をツモって重なりのないリャンシャンテンに。
これで俄然やる気が出てきた。

とにかく他家に危険な2sを処理したくてしょうがない。
ここでは何をツモっても2sを切るつもりだった。


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なんと1pをツモって、重なりのないイーシャンテンに。
テンパイも同然だが、こう来たからには一刻も早くヤオチュー牌を引いてほしい。

上家、対面ともに捨て牌が脂っこい。
はたして間に合うのだろうか…


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キューマンキューマンと念じていると、
対面がツモ切り、上家がツモ切り、ぐはあっとなっているなう。


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今世紀一番震えたツモ。

麻雀やってて頭が真っ白になる瞬間ってなかなかない。


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無事に下家から召し取ることに成功。

これはダブル役満だっけ?とつまらないことを考える。


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人生初めての国士無双13面待ち。

さすがに嬉しくて感慨深くてニヤニヤしてしまった。


ちなみに、テンパイの時点で残り牌山33牌中ヤオチュー牌は14牌。
他家含めてツモ牌の42%がロン牌ということになる。

この終盤でさえもこの和了期待度の高さたるや、やはり13面張は伊達じゃない。



ラベル:天鳳 役満
posted by はぐりん@ at 12:39 | Comment(2) | 役満 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする