2020年07月12日

条件付きリーチの気配は一発消し

今回は、一発消しが有効な局面について。

一発消しの使いどころというのはなかなか難しいが、一発消しが最も有効となる場面がある。

一体いつだろうか?



それは、オーラスにおける下位者のリーチが一発・裏ドラが必要などの条件付きリーチの時だ。

不確定要素が減り、順位が確定しやすいオーラスに近づけば近づくほど、一発消しの価値は高まる。

しかし、500・1000で捲られる時にわざわざ一発消しを考える人はいないだろう。

これはつまり、相手が逆転条件を満たしているリーチの場合は一発消しをしても意味がない、ということである。


逆に言えば、逆転条件を完全には満たしていないリーチの時に、一発消しをすべきということになる。

そうは言っても、エスパーでもない限り相手の打点を正確に見抜くことはできない。

これを見抜くことができれば、条件付きリーチの可能性が高い時のみ一発消しをすればいいので、より効率的に一発消しを活用できる。

それらを見抜く方法はないだろうか?



実は、相手のあるアクションから条件付きリーチをある程度見抜くことができる。

重要度の高い点から以下に示していく。


@ツモ切りリーチ

リーチツモ条件ならリーチを躊躇う必要がないため、条件付きリーチの可能性が高まる。
手牌変化を少し待ったが、巡目に急かされて渋々リーチというようなケースが多い。
待ちの良し悪しというより打点が足りていないことが多いので、一発消しは必須と言える。


Aファン牌スルーの形跡がある

これはネット麻雀限定だが、ラグによってファン牌が露骨にスルーされて誰がトイツで持っているのかわかることがある。
ポンして逆転条件を満たすならポンしているはずなので、仕掛けでは打点が足りないと読める。
このスルー者がリーチを敢行した場合、ファン牌が雀頭であるゆえに、ピンフやタンヤオが複合せず、条件付きのリーチとなることが多い


Bハネツモ条件以上

これは相手のアクション関係ないが、逆転条件がハネ満ツモ以上となると難易度がグッと高まるため、とりあえず一発消しから考えたい。
満貫差ぐらいでも十分に考慮に値するが、点差が小さいほど余計な動きとなりやすいのは、脇の放銃が逆転に影響を与えやすいからだ。
ハネツモの差ならば、脇の放銃によって自身が捲られるということはまずないため、安心して消しやすい。


C飛び寸がいる

持ち点が数百点しかないような飛び寸がいる時のリーチは常に条件付きを考慮する必要がある。
オーラスに都合よく逆転手が入らないように、飛び寸がいる時に都合よく手が入るとは限らないからだ。


Dリーチ宣言牌がドラや赤

ドラや赤をギリギリまで使い切るために引っ張るということは、それを使い切りたいという意思表示であるため、条件付きである可能性が若干高まる。


これらの傾向が複合して見られるケースではより条件付きの可能性が高まる。

それでは、順を追って実戦例から見ていこう。



case1
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オーラス、23000点持ち3着目の西家。

下家がラス目で、私とは7400点差。親と南家のトップ争いは僅差。

親のツモ切りリーチに呼応して、ラス目下家もツモ切りリーチを敢行してきた

私は完全に対応の構え。


tenhou.6810.jpg

一発目に上家から9sが打ち出された。

さて、これを鳴く?





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チーして白切りとした。

一個チーが入っている状況で鳴いてしまうと下家のツモが増えるため微妙。

しかし、ツモで捲れる手なら先制リーチが筋であるため、親のリーチを受けて渋々といった印象が強い

一発ツモだけはまずアウトにつき、これを阻止する方針とした。

親にアガられる分には問題ないので、下家の海底を消す鳴きも考慮していく。


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結果、親がツモアガって1000オールでラスト。

ご覧のように下家はツモ条件を満たしてはいたものの、待ちが悪かった。

リーチ棒が出ても出アガリで裏1条件と、このへんに点差の難しさがうかがいしれた。

このように、ラス者がツモ切りリーチをかけてくるときは打点が足りないか待ちが不十分かのいずれかであることが多いため、一発消しは考慮に値する。

とりあえず打点を消しておけば、待ちは良くなることがないからだ。

ただし、さらに下家の海底をずらしたとしても、親の河底が作用する可能性があるため、これがツモ切りリーチでなければ一発消しはしない方がいいだろう

ここでの一発消しは、全力で現在のラス回避を優先させるという意味である。



case2
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オーラス、42900点持ちトップ目の親番。

12600点差の2着目対面が、おもむろにツモ切りリーチと来た。

なにやら派手な河だが…


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上家から6pが出たが、さてこれを鳴く?





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チーして9s切りとした。

即リーチを躊躇ったのは確実に何か理由があるはず。

ハネツモ条件につき、打点が足りない可能性が高いか。


66297.jpg

上家のツモ切った3pにロンの声で8000。

なんと対面はツモで捲り条件を満たしていた。

が、即リーチを躊躇ったがゆえに一発消しで当たり牌が流れるという悲劇を生んでしまった。

対面はおそらく直撃を模索していたものと思われる。

ツモ切りリーチというキズが打点か待ちが不十分という情報を吐露してしまったわけだ。

このように、オーラスのツモ切りリーチには細心の注意が必要だとわかる。



case3
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オーラス、15300点持ち3着目の南家。

ラス目の北家とはジャスト6000点差。

上家と下家が切った白にはっきりとラグを確認している。

ラス目の対面から満を持してリーチが入ったところ。


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5sが合わせ打たれたが、これを鳴くか?





66123.jpg

チーした。

理由は白のラグにある。

白をポンしていないということは、対面は仕掛けて捲る打点がなかったということ。

さらに、白が雀頭の可能性が高く、ピンフやタンヤオがつかない

すなわち対面は一発や裏期待の条件付きである可能性が浮上してくる。


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実際はこう。

上家の白切りから巡目が浅いため、下家の白ラグも本ラグと認識しやすい。


66125.jpg

結果、二人テンパイで終局となった。

ご覧のように、対面はツモったとしても同点座順負けで、裏1が必須だった。

白ラグがキズとなり、またツモが増えないということで効果的な一発消しだった。

ファン牌スルーを見抜くことができれば、手役が限定されるため、条件付きリーチの可能性が高まることがわかるだろう。



case4
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オーラス1本場、46500点持ちトップ目の西家。

14300点差の親から先制リーチが入る。

ラス目の上家は600点しかない。


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上家から唐突に赤5sが出た。

これを鳴く?





61713.jpg

チーした。

なぜなら上家が飛び寸だからだ。

親は4000オールでOKだが、それに満たない場合は上家を飛ばして終了となるため、ここでは一発ツモを警戒する必要がある


61714.jpg

結果は親の一人テンパイ。

上家はテンパイを入れられずに、飛び終了となってしまった。


61715.jpg

親は安目をしれっとツモ切りしていた。

高目イーペーコーならまだしも、さすがに裏裏条件は厳しいと見たか。

上家がテンパイを入れてくれるという読みもあったのだろう。

仮に対面が一発ツモならアガっているだろうから、消したことの意味は大きかった。


61716.jpg

しかも、高目をチーによって食い流していた。

一発消しがなければ高目ツモ裏1でまんまと捲られていたというのだから恐ろしい。

これはたまたまにすぎないが、飛び寸がいることを利用しての一発消しが奏功したと言える

飛び寸がいる時は常に、条件付きリーチの可能性を考慮する必要がある。



case5
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オーラス、16000点持ち3着目の親番。

11400点差の上家からドラ切りリーチが入る。

こちらもチートイイーシャンテンだが、これを鳴く?





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チートイをぶっ壊してチーとした。

ご覧のようにドラが4枚見えており、ギリギリまで引っ張ったことからも、上家は打点が不足している可能性がある。

2着目との差も大きいため、未練なくラス回避に専念できる。


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しかし、これが仇となりツモられてしまう。

現状は裏1条件だが…


tenhou.16020.jpg

幸いにも乗らず。辛くも3着で終了した。

何気ないが一発ツモなら捲られているわけで、一発消しに意味はあったと言える。

赤やドラがどのくらい見えているかも相手の打点を推測する重要な要素となってくる。



case6
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オーラス49300点持ちトップ目の親番。

13500点差の対面からリーチが入る。

宣言牌はドラ。


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上家からドラが合わせ打たれた。

これを鳴く?





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チーした。

ハネツモ条件かつドラを引っ張ってのリーチということで、一発消しの条件が2つ重なっている


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上家が手出しした6sにラス目下家のロンの声。山越し気味。

僅差のラス争いはギリギリでテンパイを入れた下家に軍配が上がった。これはお見事。

上家もテンパイだし致し方ないだろう。

あれ、よく見ると対面もロンじゃない?この6s。


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なんと、上家のツモ切った3sを対面は見逃していた。

対面は一発ツモorツモ裏条件。下が離れているので当然といえば当然か。

しかし、裏が乗っていなかったため、いずれにせよ捲られることはなかった。

これによりラス争いに紛れが起こるかに見えたが、結果的には上家ラスで変わらなかったようだ。


このように、条件付きリーチには気配や匂いが出ることがあるため、機敏に読み取り一発消しをすることで、時に不本意な順位転落を避けることができる

フーロ率が低い方にもオススメできる戦術だ。



ラベル:天鳳 鳴き 一発
posted by はぐりん@ at 23:59 | Comment(0) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月10日

テンパネを考えた仕掛け【逆転計算】

【お知らせ】
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

本ブログも開始から、丸6周年を迎えようとしています。
7周年目を迎えるに当たって、サイトポリシーを見直し、より時代にマッチしたブログに改善するため、サイトリニューアルをしました

それに伴い、一部記事の公開を見合わせることとしました。
削除依頼や違反報告があったわけではなく、自身の意思によるものです。
見られなくなっている記事がありますが、その点はご了承ください。

なお、状況次第で再度公開する可能性もあります。

また、より閲覧のしやすい環境下でみなさんに記事を見ていただくために、新しいブログへの移行も検討していますので、今後もこのブログ共々よろしくお願いします

当面は本ブログで従来通り週1の更新を予定しています。
カテゴリをやや細分化したので、興味のある方はご覧ください。




さて、本題に戻って今回はテンパネ(符ハネ)を加味した仕掛けについて。

1000が1300になっても大差はないが、3900が5200なったら大きいと感じるだろう。

基本的にテンパネは4ハン未満なら、ハン数が高ければ高いほど加点効果は大きい。


そのため、点棒フラットな東場なら、仕掛けのテンパネ効率を加味することはあまりなく、仕掛けるか仕掛けないかの判断基準は、純粋にアガリ率で判断するか、もしくはメンゼンでの打点効率(リーチ効率)によるというのが一般的だろう。

リーチツモによるテンパネは裏ドラ含めて打点効率的に優位となるため、どちらかというと仕掛けよりもメンゼンのテンパネ効率を考えて手を進めていくのが有効となりやすい


一方、仕掛けによるテンパネをより考えるべきなのは、ゲーム終盤、つまりラス前やオーラスだ。

オーラスに近づけば近づくほど、素点自体の価値は低くなり、他家との点差が重要となってくる。

絶対的な打点よりも相対的な打点が順位率に大きな影響を与え、かつオーラス突入時の順位が最終順位に占める割合が大きいため、できるだけ一つでも上の順位でオーラスを迎えたい。

そのために、南2局や南3局でテンパネによる逆転を考慮する価値が高くなる。

これはラス回避が重要な天鳳で打っている人ならうんうんと頷くことだろう。


テンパネを考慮した仕掛けにおいて腕が問われるのは、実は高打点よりも低打点にある。

なぜなら、低打点の方が圧倒的に仕掛けるかどうかを選択する頻度が多く、また、他家のリーチ棒など+αで逆転条件を満たす可能性が高くなるからだ。

また、仮に流局となったとしてもノーテン罰符で捲る可能性が生まれる。

つまり、テンパネ含みの仕掛けにおいて重要なのは、低打点での逆転条件を把握しておくことだと言える。


子供の場合は、以下の2ケースだけでいいので暗記しておこう。

@30符1ハンツモ→40符1ハンツモ

子と1400、親と1600縮まる→子と1900、親と2200縮まる

A30符2ハンツモ→40符2ハンツモ

子と2500、親と3000縮まる→子と3400、親と4000縮まる


私は、イチキューニーニー、サンヨンヨンセンという文言で暗記している。


やっかいなのはこれに本場が絡むケースで、2本場3本場となると直撃条件も絡んでわけがわからなくなる。

本場1本につき、ツモ400、直撃600で差が縮まり、場に出ているリーチ棒は分けて考えるのがおすすめだ。


今では点差表示が当たり前になっているため、点差を把握することは難しくない。

しかし、一昔前は雀卓にさえ点数表示がついていないのが当たり前だったため、オーラスは点数申告をするのが一般的だった

そういう状況でテンパネの逆転条件を正確に把握するのは困難であり、この30年で随分麻雀も様変わりしたなと思う。


余談だが、初期の特上卓(無料版)では点差表示機能がなかったため、他家との点差は常に自分の頭で計算しなければならなかった。

他家との点差を一人一人正確に計算するだけでも骨が折れるのに、そこからテンパネ含めた逆転条件を把握するというのは暗算が苦手な私にとっては至難の業だった。

本場が積まれてリーチ棒が出て、と状況が変わってパニック気味にあたふたしたことが思い出される。


このへんは今の時代がかなり恵まれている点であり、逆に言えば昔は腕に差がついた部分、技術介入要素が大きかったということが言えるだろう。

点差が瞬時に把握できる今なら許容範囲だが、そうでなければ麻雀の複雑な点数計算は見直されていてもおかしくはなかったのではないだろうか。


さて、雑談はこれぐらいにして、仕掛けテンパネを狙う局面にはどういうケースがあるのか、実戦例から見ていきたいと思う。



case1
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オーラス、5500点持ちラス目の西家。

点棒状況は私から順に、5500、7400、35100、52000。

ドラ受けの含みがあるので白ポンから仕掛けていく。


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1pをツモって何を切るか?





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2pを切った。

下家と1900点差ということは、テンパネの400・700でピッタリ同点。つまり座順で捲れる。

2pが暗刻になっても6sツモでは捲れない。

ここは喜んで1p受けを残すところ。


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おお!こっちでもいいぜよ。

上家がアシストしてくれる可能性もあるので、赤の受け入れは常に見たいところ。

これで無条件になった。


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大トップ目からナイスなドラが出てきて3900でラス回避。

さすがにこの巡目のドラはアシストではなくてテンパイからだった。

ダントツが上家なら多少無理に仕掛ける手はある。



case2
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オーラス、4900点持ちラス目の南家。

私から順に、4900、8900、53400、32800。

中赤ドラの手で、急所の6sをチーしたところ。


76834.jpg

何を切るか?





76835.jpg

6p切りとした。

これは非常に難しいが、枚数重視で47pに受けても3900ではわずかに足りず、ツモ直条件となってしまう。

シャンポンに受けると北ならどこからでもアガれるのがミソ。

他家は絞る状況ではないので、北は持たれていなければ出る可能性が高いと踏んだ。


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Oh、望外の方をツモって、1300・2600でラスト。

47pが場に出る前にアガリきることに成功した。


76837.jpg

ちなみに選択時の牌山はこんな感じ。

47pは極めて山に深く、逆転条件を満たす可能性があるのは最終盤のみだった。

逆に全山の北5pはすべてツモ切られる可能性が高く、結果的にはこちらの方が早かった。



case3
42909.jpg

オーラス、27900点持ち同点2着目の親番。

私から順に、27900、27900、24500、19700。

中をポンしたところ。


42910.jpg

カン3mを引き入れ、テンパイが入った直後に、下家から9mが出た。

さて、これを鳴く?





42911.jpg

ポンした。

全員が30000点未満なので、30000点条件を満たすアガリを考えなければならない。

30000点まで2100点の条件で、わずかに足りないように見えるが、親の40符1ハンツモは700点オール。

そう、ツモの端数によりぴったり30000点条件を満たすのだ。


42912.jpg

2sをツモって待ち変えできるが、どうするか?





42913.jpg

6s切りとした。

対面の2sが間に合っているので難しいところだが、この場合は条件成就にもう一つ可能性が生まれる。

そう、赤5sでの出アガリだ。

逆転条件には常に赤を考慮することが大事なのは言うまでもないだろう。


42914.jpg

ひぇ〜、やっちまった。

まあでもソーズは安いし、じきにアガれるだろう。


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結局、上家に切れないピンズを掴んでオリ。

上家の一人テンパイで流局となってしまった。

なんとこれを機に、ラス転落の憂き目に遭ってしまう。

一つの選択ミスが、あまりにも大きい代償となってしまった。



case4
40680.jpg

オーラス、32300点持ち2着目の西家。

私から順に、32300、22800、34200、10700。

白が切られた直後に白が重なったところ。


40681.jpg

下家から1sが出たが、さてこれを鳴く?





40682.jpg

ポンした。

ドラ受けがあるので、それに頼ることもできるが、1sからポンすることである狙いが生まれる。


40684.jpg

それがこれだ。

1mの後重なりを生かしてのポン。

ドラ受けはなくなるが、残り1枚の白が必須条件。ということは…


40685.jpg

白ポン時に必ずテンパネとなる。

親との点差は1900点差につき、テンパネなら何をツモっても捲り。

さらに、この形からはトイトイの変化も見込める。

6sが出たらポンして裸単騎も辞さないところ。


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7sは山にありそうにも思えたが、上家の6pにロンの声。

7700で下家は3確。私は2着のまま終了となった。


40687.jpg

1mポンで、同時に親のテンパイを食い取ってもいた。

仮に下家が見逃しをしていたなら、あと2巡で私のトイトイが仕上がっていたことがわかる。



case5
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オーラス、11100点持ちラス目の南家。

私から順に、11100、33600、13900、41400。

配牌は悪いが何としてでもこの手をアガリに結びつけなければならない。


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中が重なった後、下家から9sが出た。

さて、これを鳴く?





76048.jpg

スルーした。

ポイントは、テンパネの不確定要素が大きい、という点だ。

500・1000ではわずかに対面を捲れない。

愚形が先に捌けてしまうとツモでテンパネが不可能となってしまう。

中を自力で暗刻にできれば問題ないが、9sから仕掛けるほどでもないか。

ただ、このぐらい手が悪いのであれば仕掛けていく手もあるだろう。


76049.jpg

下家から続けて9sが切られたが、さてどうしよう?





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ポンした。

1pが重なってテンパネの見込みが大きくなったし、2枚目であれば必然として鳴きやすい。

形が変わっていなくても、速度的にポンするところか。


76051.jpg

狙い通りに1pが鳴けた。

マンズの両面ターツを払っていく。


76052.jpg

さらに中も鳴けて待望のテンパイが入る。

中ポン前提ならカン6pのツモ条件は残ったわけだが、6pが上家から先に出た場合と先に4pをツモった時が難しい

これならトイトイ変化の含みもあるので、より逆転条件を満たしやすい。


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3着目のリーチが入って一発目、対面から8mが出た。

さて、これを鳴く?





76054.jpg

スルーした。

リーチ棒で出アガリ条件を満たしたので。

対面は少考含みの8mにつき、ノーテンが濃厚。

ノーテン罰符で捲れる可能性もあるので、わざわざ渦中に飛び込んで下家のツモを増やす必要はない。


76055.jpg

待っていた結末は嬉しい嬉しいツモアガリだった。700・1300。

下家はフリテンの上、対面の手は完全に詰み。

冷静に流局狙いでも捲れる可能性は高かった。

落ち着いた判断が功を奏した一局。



case6
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オーラス、13600点持ちラス目の北家。

私から順に、13600、29700、40200、16500。

ホンイツも狙えそうだが、上家との点差が微妙で難しい。


78304.jpg

発をポンして、何を切るか?





78305.jpg

8s切りとした。

ドラ受けを残しつつ、1p2pを払うという手もあるが、やはり500・1000ツモが効かない点差。

ということは、1pポンの可能性を捨てるわけにはいかない。


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うむうむ。これでテンパネ確定となった。

1p大ミンカンしたいところだが、残念ながら場に切れてしまっている。


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2pポンしたところ。

テンパイに取れるが、何を切るか?





78308.jpg

これは難しいが、7pを切った。

ここからホンイツに移行するのはやや無理スジと判断した。

8mポンでトイトイの含みが残るので3p受けの方が魅力的かと。

すかさずトップ目の対面がサシコミに来てくれたが、これをアガることができない(ノω・、) ウゥ・・


78309.jpg

満を持して2着目の親からリーチが入る。

リーチ棒が出たので、これでどこからでもアガれる。

4p現物だぜ、対面さん、頼む!


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私の6p切りを見てか、対面はサシコミ気味に3p切り。

うんその調子で、4p頼む。


78311.jpg

しかし、願いむなしく流局。

お見事にも、上家が粘ってテンパイを入れ、3人テンパイ。上家との差が詰まらない。

おーい、対面さん、4p持ってるやん!(実戦ではわからないが)

私の手変わりなしを見て4p当たらないと思った?

しかも6p受けならツモアガリがあったし。

まあ対面は責められないが、好調時と不調時で不思議とこういうのって明暗別れる気がする。

気を取り直して次局へ。



case7
78313.jpg

次局1本場、供託リーチ棒1本。

上家とは2900点差のまま。

発が暗刻で大チャンスの配牌をもらう。


78314.jpg

イーシャンテンから9sが出たところ。

これを鳴く?





78315.jpg

ポンした。

供託リーチ棒を加味すると、上家との点差は1900点。

30符のツモだと1400差、40符のツモだと1900差縮まる。

1本場含めるとツモでそれぞれ1800差、2300差縮まる計算。

つまり、テンパネになる仕掛けなら直撃のほかにツモ条件ができるのだ。

こういうのは瞬時に判断するのは難しいので、前もって準備しておく必要がある。

ちなみに私も一瞬勘違いしていたが、6sポンでもツモ条件を満たすので、6sも鉄ポンとなる


78316.jpg

対面にも3フーロが入って、かなり危険な4sツモ。

さて、どうしよう?





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ツモ切りとした。

5s先切りにつき、47sにはまず当たらない。

1sはシャンポンがあるので。


78318.jpg

次から次へと持ってくる危険牌。

さて、どうしよう?





78319.jpg

ツモ切りとした。

シャンポンに受けたとしても、脇からの出アガリが効くわけではない。

それならば、腹を括って枚数重視に受けるべきだと考えた。

対面の最終手出しが8mにつき、6mの受けを残したかったというのもある。


78320.jpg

この選択を嘲笑うかのように持ってくる裏目。

4m切りと迷うところだが、一貫性を持って6sの空切りとした。


78321.jpg

そして、100%止まらない1sを掴んで放銃。3200。

1sは使い切ってるのに…アガリ逃しの罪は大きかったようだ。

前局からの流れからも、こうなる予感はあった。

それにしても、4sツモのところでソーズを伸ばしていれば難なくアガれているというのもあるし、とにかくアガリを逃し続ければこうなるという典型例。

テンパネの仕掛け方としては良かったと思うが、あまりにもメンタルにくる負け方だった。


case2、case5のように上手くいくこともあれば、こういうこともあるというわけだ。



ラベル:鳴き 逆転 天鳳
posted by はぐりん@ at 23:55 | Comment(9) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月13日

ツモを放棄する鳴き【他家への影響を考える】

引き続き、ツモ放棄の鳴きについて。


前回見てきたように、海底間際のツモ放棄は自身の放銃リスクを回避しながら確実にテンパイを取る手法で、上手く使えば効果は覿面であると言える。

しかし、この手法にもデメリットが存在し、「確実に他家のツモを一牌増やす」というのがそれに当たる。

鳴かなければなんら影響がなかったのに、ふっと鳴いたことにより、リーチに海底を回してツモられるとか、親のツモを増やしてテンパイを入れさせる、などといった自身にとって不都合な二次的影響を与えてしまうことがある。


「鳴き」というのは局面に変化を与えるものであり、その鳴きが不必要であればあるほど、本来なかったはずのアガリが発生するなど、局面に紛れが生じやすくなるというのはみなさんよくご存知だろう。

今回は、他家に与える影響を考慮しながら、そのツモ放棄が本当に有効であるかどうかを考察していきたいと思う。


それでは、ツモ放棄に際して以下に考慮するポイントを挙げたい。

@自身のアガリ目がどのくらいあるか

自身がツモることによりアガリ目がどのくらいあるかを考える。
好形でアガリ目が十分にある場合は、自身のアガリで局を決めるという方が有利だろう。

愚形待ちでもツモでアガれるというのであれば、ツモ放棄をしないことが間違いということはない。

ただし、愚形安手の場合は局収支的にツモ放棄の価値が高まる。

また、愚形高打点でも山に自分の待ち牌がないと推測できる場合はツモ放棄することもある。

要は、打点よりもアガリ確率が重要であり、ツモ放棄の基準はアガリ枚数の多寡で判断していいと言える。


自身が形式テンパイである場合、アガリ目がないのでツモ放棄は必然となる。(ただし、形式テンパイに向かう過程の良し悪しが問われる)

自身がフリテンである場合、出アガリが見込めないのでツモ放棄の比重は高まる。

仕掛けても出アガリが効く手であれば、アガリを消す鳴きよりはツモ放棄の価値は高まる。

結論としては、自身のアガリ目が低ければ低いほど、ツモ放棄の意味は大きいと言えるだろう。


A鳴きによって誰のツモを増やしてしまうか

ツモが増える対象が誰になるかを考える。

リーチ者のツモを増やす場合は、大きな損失を被ると同時に同卓者から顰蹙を買うことにもなりかねない。

鳴きで親のツモが増えると、テンパイを入れさせて、なかったはずの連荘に突入するということもある。

鳴きでラス目のツモが増えると、ツモアガリがラス転落の可能性を高める。

解りやすい基準としては、リーチ者と高い仕掛けにだけはツモを増やさないように工夫する。この点を重視するのが明快だろう。


@の自身のアガリ目とツモを増やす影響を勘案して状況ごとにツモ放棄するかどうかを決める。

例えば、出アガリ含めて役ありの場合はリーチにツモを回す仕掛けは自重し、自身のアガリ目を見る。

自身が形式テンパイの場合はごめんなさいと言いながらツモを放棄する。

リーチが下家の場合は役ありならツモ放棄してもアガリ逃しが発生しづらい。

東場ならツモ放棄しないが、南場なら巻き返しにくくなるので安定性を考えてツモ放棄する、など。



私の経験上、感覚的にはツモ放棄が損になる局面というのは少ない。

特にラス回避の重要な天鳳では無駄な放銃が回避できるという面から効果は大きいと見ている。

海底間際のツモ放棄はできる時にやっておくというのでもそれほど間違いはないかもしれない。

ただし、自分中心が過ぎるといずれ大きなしっぺ返しが来るというのが鳴きの怖さでもある。

麻雀は4人でやるということを弁え、結果に大きな影響を与えるような鳴きは慎むことを考慮に入れたい


それでは、以上の基準を踏まえつつ、実戦例から見ていこう。



case1
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オーラス、23200点持ち3着目の南家。

三者が仕掛けているが、注目はラス目の親の仕掛けか。3m加カンで不退転の構え。

こちらもテンパイが入るが、69m6枚見えにつきダマに。

親の待ちは何だ?


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残り3枚というところ、親から6mが出たが当たれない。

さて、どうしよう?





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チーして安全な西を切った。

これによって、@ラス目の親に海底ツモを回してしまうが、

A69mが残り1枚と自身のツモアガリの可能性が低く、

Bオーラスにつき放銃が順位に占める割合が大きいため、リスク回避のツモ放棄とした。


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結果は下家が3pを親に放銃し、2900。

下家はツモってきた6pを3pとスライドしての放銃だった。

これによって私は2着浮上、そのまま2着で終了した。

ツモ放棄による紛れがいい結果と出たが、これによって親の連荘が止まらなくなるなんてこともあるため、単なる結果に過ぎない。

オーラスに近づけは近づくほど、不確定要素を減らす選択を取るのは致し方ないところ。

3着目の選択としては69m待ちのリーチもありか。



case2
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南1局2本場、12500点持ちラス目の南家。

白ポンから25s待ちテンパイのところ、最終盤に赤5mが出た。

さて、これを鳴くか?





57286.jpg

スルーした。

@自身のツモアガリが十分に期待でき、

A3着目へ海底を回すことでプレッシャーをかけよう、という意図だ。


しかし、ツモアガリとはならず、このツモ。

さて、どうしよう?





57287.jpg

ホンイツ仕掛けの親に対して、どちらかを選べず、ここでオリに回った。


あれ、こんなはずじゃ…


57288.jpg

結果、親と下家の二人テンパイで流局。

下家の最終手出しは8p、ということは最終ツモでテンパイが入ったということか。

ふんだりけったりだ。


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この局面。

現状下家のテンパイの可能性はそれほど高くなく、対面も明らかに回っている。

ここは、食い替えチーして8m切りすべきだった。

@安手のツモアガリよりもテンパイ流局の方が順位戦略的に上回り、

A対面に海底ツモを回すことに大した影響がなく、

B親にソーズが切れないことがはっきりしている

赤で打点を上げるというよりも、流局テンパイが本局の目的ということが理解できていれば、リスク回避できた局面だった。

実は、赤に釣られて鳴いたという印象を持たれたくないというノイズが入って、スルーした結果が最悪のものとなった。

実戦中は様々な思考が入り乱れるが、何が重要かというその優先順位を間違えてしまった失敗例だ。

幸いにもこの半荘は3着だった。上品なスルーと神様は評価してくれたか。



case3
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南1局1本場、23900点持ち2着目の南家。(王牌が開いているがこれは見ないことにして)

3着目の親からリーチが入っている。

海底間際に3sが出たが、さてどうするか?(7sは下家が通している)





31920.jpg

チーして7s切りとした。

@親に海底が回ることはなく、

Aカン6sにさほどの感触がないため仕掛けたが、

B自身が赤赤とそこそこの打点があるのが悩ましいところ。

南場の親リーチということもあり、放銃の影響が大きいと判断した。


31921.jpg

結果は三人テンパイで流局。


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実際には6sは山に2枚と、十分にアガリ目のある待ちだった。

仮にツモ放棄してアガリ逃しがあった場合は、順位にそれなりに影響を与えるアガリ逃しとなろう。


31923.jpg

これは本局の途中経過だ。

タンヤオ赤赤だが、まっすぐ行かずに迂回してリーチに対応する構えを取っている。

対応する構えでテンパイが入っている以上、テンパイ維持の仕掛けは一貫性があると考えることもできる。

このへんの過程をツモ放棄の判断に加えても良さそうだ。



case4
41656.jpg

南3局、23600点持ち2着目の南家。

ラス目の対面がリーチだが、宣言牌がツモ切りだったので私と下家はブンブン押しているところ。

私にメンホンのテンパイが、下家が3フーロでテンパイ濃厚、トップ目の親はベタオリの構え。


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残りツモ1枚というところ、親が現物の赤を切ってきた。

さて、これを鳴くか?





41658.jpg

チーして食い替えの8s切りとした。

@この巡目の発中は持ち持ちもしくは親の手に止められている可能性が高く、アガリ目が薄い。

Aラス目のリーチに対して海底だけは勝負に行きづらい。

B下家の待ちは47mの可能性が高く、掴んだらオリざるを得ない。海底を回したとしてもラス率に影響はない。

海底だけは、という感じでツモ放棄のメリットが大きいと判断した。


41660.jpg

結果は三人テンパイで流局。

対面リーチはチートイツ、下家は予想通り47m待ちだった。


41661.jpg

スルーしても大勢に影響はなかった。

が、私の待ちは山にないのに対し、9sと47mはともに1枚ずつ。

アガリ目がないのであればツモ放棄は正解だと言えるだろう。

ただ、これによってなかったはずのアガリが生まれる可能性があるのが仕掛けの難。

9sツモなら私は6sとスライドできるわけだしね。



case5
61610.jpg

オーラス、42000点持ちトップ目の南家。

10400点持ち3着目の親からリーチが入っている。

親と3着目は競り。

2pを仕掛けてテンパイに取れるが、さてどうしよう?





61611.jpg

スルーした(ラグあり)。

形テンに取る巡目としてはまだ早い。

トップ目としては余裕を持ってギリギリまでアガリを見たいところ。

スルーが生きて、赤5pをツモ。テンパイだが、対応の結果6mがフリテンになっている。


61612.jpg

残り5枚というところ、親から5mが出た。

さて、どうしよう?





61613.jpg

スルーした(ラグあり)。

@海底を放棄し、1s切りで4sツモというアガリ目もあるが、

A2着目のツモを増やして海底を回すというデメリットがある。

6mが切れるならともかく、6m連打ができないのであれば、仕掛けるメリットはそれほどなさそう。

それならば、B自身のツモを減らさず、ひょっこり56mツモに期待しても良さそう。


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残り1枚で、7mが出たが、さてどうしよう?





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チーしてさっき通った5m切りとした。

@海底のリスクを回避しつつ、自身のテンパイが確定する。

A自身のツモアガリ確率は低い。

B下家にテンパイ気配がなく、ツモを回しても大丈夫そう。


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結果、三人テンパイで流局となった。


61618.jpg

仮に5mポンしていると、次の7mツモで困ることになる。

このように、ツモ放棄および形式テンパイは、不確定要素を排除した海底間際でするのが効果的だとわかる。



case6
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オーラス1本場、21500点持ち微差ながらラス目の親番。

2着目からリーチが入って絶体絶命。

ここでは全力の6s切りを選択した。


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巡目的にもやむなしの形テンに。

ひとまずテンパイに向かうしかない。


61553.jpg

終盤になんとかテンパイが入って、上家が通した3m切り。

トップ目が3mを切るということは、上家もテンパイだろう。


61555.jpg

残り2枚というところ、上家から9mが出た。

さて、どうしよう?





61556.jpg

スルーした(ラグあり)。

これは結構迷った。

@ツモを放棄して安全にテンパイに取れるが、

A仕掛けることでリーチに海底を回すことに躊躇いがあった。

海底ツモを許したら一生後悔する、そんなことを考えていたわけだが、持ってきたのは超危険な7s。


61557.jpg

賢明な読者はお分かりの通り、この7sが上家に刺さって12000。

無駄に高いことはさておき、痛恨のラスを喫してしまった。


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9mを仕掛けていても無風で、下家に7sを流すことができていた。

下家は単騎を振り替えられる構えで、7s単騎のテンパイ。四人テンパイの流局に逃げ込むことが可能だった。

残り山を見てもらえばわかるように、当たり牌がうようよしていた。47sは3枚、58mは2枚。

つまり海底を回すことでツモられるリスクは確かにあった。

しかし、この局面で考えるべきはそれよりも、

@自身のアガリ目がゼロなのでツモにメリットがない。

A対面のみならず上家もテンパイ確定なので、放銃リスクが2倍ある。

この2点がBリーチに海底を回すことのデメリットを遥かに凌駕している。

さらに、C対面が海底で上家か私の当たり牌を掴むかもしれない、ということが海底を回すリスクを相殺している。

何が重要かの判断を誤った失敗例だが、一つ言えることは、自身にアガリ目がない場合はツモ放棄のメリットは相対的に大きい、ということだ。



case7
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南3局、21400点持ち3着目の南家。

下家のリーチに対応していると、テンパイが入った。

さて、どうするか?





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赤5mを勝負してテンパイに取り、ダマにした。

放銃確率はそれほど高くないと思ったので。


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ところが、下家が4p暗カンすると当たれない西が出てきた。

さて、これを鳴く?





73511.jpg

スルーした(ラグあり)。

@鳴くことで安全にテンパイを取れるが、

Aリーチのツモを増やしてしまうことになる。

海底ツモでのリスクを負うことになるが、リーチをしていたらロンできている牌。

アガリを逃してこういうのを仕掛けるのは紛れの要素になると判断した。


直後に親から西が合わせ打ちされる。

さて、どうするか?





73512.jpg

ポンした。

@下家に海底つきでツモをプレゼントすることになるが、

A西を切られたことで、自身のアガリ目がかなり薄くなったことを判断基準とした。

ツモられたら最悪だが、それが自身のラス率の低下に結びつくわけではない。


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結果、リーチと私の二人テンパイで流局となった。

下家はドラ単騎リーチという難しい待ちだった。


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私がリーチをしていたとしても、裏は乗らずに2600。

勢いリーチというのもあるが、流局した際のリーチ棒が意外とラス目にとって大きかったりもする。

意外にもドラは山に2枚と強かった。

5pはもう山になく、自身のアガリ目がないのであればこのツモ放棄は妥当だと言えるだろう。



case8
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東2局、23000点持ち3着目の南家。

ラス目の対面が終盤にリーチ。

こちらも役なしダマに構えていたところ、上家から4sが出た。

さて、どうするか?





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チーして、何を切るか?





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海底のリスクを負うので、安全度の高い雀頭のトイツ落としとした。

不安定な部分を捌いて、やや安全なところを勝負する手法。

これが脇への放銃になったらひどいが、このへんは打牌テンポなどから判断していく。


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無事、流局二人テンパイ。

このへんは形テンの取り方にも通じるトピック。


68296.jpg

4sスルーでも無風だった。

@4s3枚切れだけに、自身のツモアガリの可能性が低く、

Aそれだけに不確定なツモを放棄する工夫が必要となってくる。



case9
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南2局2本場、31300点持ちトップ目の南家。

タンヤオのテンパイを入れていたところ、持ってきたのはドラ。

さて、どうするか?





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4pの方がやや安全と見て、スライドするとこれをポンされる。

むむっ。


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残り1枚というところ、上家から4sが出たが、さてどうするか?





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チーして2s切りとした。

@自身のアガリよりも放銃のダメージが大きいので、アガリ目にかかわらず海底のリスクを回避するところか。

放銃で確実に30000点を割ってしまうのが痛いし、A脇のアガリで親が流れることにも期待。


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結果は三人テンパイで流局。


72361.jpg

鳴かずとも無風で、ソーズの変化も安全に凌ぎやすい牌姿。

海底ツモを下家に回しても、河底ロンの可能性は消えていないというのがポイントか。

実際下家の3mは飛び出る可能性があった(待ちは変わった直後だが)。

ただ、これによって親がアガったりするとひどいことになる。



case10
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南1局、16800点持ちラス目の北家。

テンパイが入ってどうするか?





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9s切ってダマにした。

マンズの変化はあるが、この巡目に369mのスジは切りにくいので、36mは切らない前提で。


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親から6mが出たが、これをポンするか?





72482.jpg

スルーした(ラグあり)。

@ほぼ確実にテンパイである親のツモを増やす鳴きである割に、自身の安全度は確保できていない。

Aワンチャンスとはいえ、8sは上家対面に通っていない。

こういうのを鳴くのは、スジが悪い、という。


残り3枚というところ、上家から4枚目の7sが出たが、さてどうするか?





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これを鳴く。

@自身のアガリ目がなくなり、かつ6mが完全なる安全牌に昇格。

先ほどと状況はわずかに変わっただけだが、不確定要素を排除したツモ放棄こそ、「必然の」鳴きとなる。


72484.jpg

二人テンパイで流局。

意外にも親はノーテンだった。


以上のように、判断基準が錯綜しても目的に照らして確かな正着というのはある。

メリットデメリットを天秤にかけてタイミングを見極めたツモ放棄をすることで、自ずと結果はついてくるだろう。



ラベル:天鳳 鳴き 戦術
posted by はぐりん@ at 23:55 | Comment(2) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月06日

ツモを放棄する鳴き【海底間際のリスク回避】

今回は、自身のツモを放棄する鳴きについて。

麻雀は、トランプの大富豪のように「パス」をすることができない。

必ず自分の番になったらツモ牌を持ってきて、手の内から1枚切らなければならない。

相手リーチの一発目に「パス」ができたら、どんなに楽だろうと思ったことはないだろうか?


そんなあなたに覚えていただきたい技術が、自身のツモを放棄する鳴きだ。

上家の切った牌を仕掛けてしまえば、不確定なツモをめくることなく、下家にツモ番を回すことができる。

これは特に、自身のテンパイが確定している海底間際で効果を発揮する。

手段としては、一般的に言うところの「食い替え」や、役なしアガリ形から仕掛けての安全牌切りがあり、後者の方がやや多いイメージだ。

これは相手リーチの一発消しにも応用することができる(これについては後日)。


麻雀において点棒の収入を得る方法は、自身がアガること、そして流局時にテンパイ料を得ること、この2つしかない

逆に言えばアガらずに点棒を得るという手段が麻雀にはあるということであり、この技術によって大きく成績に差がつく。

一人テンパイで得られる収入は1000点オール。3000点の収入というと、子方でリーチドラ1をアガるよりも多い。

必死こいてリスクを負って愚形リーチをアガったものの、裏ドラ乗らずに2600で、イマイチ割に合わないと思ったことはないだろうか?

このように考えていくと、流局時のテンパイ料というのは、リスクをあまり取らずに、リターンを得ることができる、重要な機会であることがわかるだろう。


微差が重要な天鳳では言わずもがな、テンパイ取りの上手さが成績にそのまま直結すると言っても過言ではない。

いかにリスクを負わずにリターンを得るか、ということで放銃を徹底的に避けつつ、仕掛けを多用する打ち手も多い。

しかし誤ったやり方を用いると、リーチ者のツモを増やしていたずらにアガらせてしまうなどといった弊害も出やすい。

リスクを負わずに勝とうなどという虫のいいは話は麻雀においては存在しない。

しかし、リスクを負わずにラスだけを回避するという方法論は天鳳界には存在する可能性もあり、これは麻雀とは別のゲームという捉え方が必要となってくる。


前置きが長くなってしまったが、ツモ放棄の鳴き。

今回は純粋にどのような場面でそれが成立するのか、あなたなら仕掛けるのかどうか、を考えていただきたい。

次回は少し踏み込んで、他家に与える影響も考慮しながら、考察を深めていきたい。

それではどうぞ。



case1
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開局の南家。

上家の親からリーチが入っている。

無理やりテンパイを入れていたところ、海底2個前で親から4mが切られた。

さて、どうしよう?





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チーして、1m切りとした。

ご存知、スライドの食い替えだ。

影響は小さいが、この場合、タンヤオが付加され出アガリも可能となる。

親リーチは通っているスジがあまり多くなく、相対的にツモ牌が危険牌となる可能性が高いため、効果的なツモ放棄であると言えるだろう。


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下家以外の3人テンパイで流局となった。

たまたま4sは親リーチの当たり牌だった。



case2
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東3局、19800点持ちラス目の北家。

西家に手役不明のドラポン仕掛けが入っている。

こちらもテンパイが入って、6m切り。ドラポンにはトイトイがあるので、少し怖いが。


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海底2個前、上家から8pが出た。

さて、どうしよう?





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チーして4p切りとした。

全体にピンズは安全度が高く、特にドラポンには現物となっている。

私の36pは7枚見えでアガリ率も打点も低く、仕掛けてもアガリ目は消えていない。

変な牌で上家に打ち込むリスクの方が遥かに嫌だ。


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結果、3人テンパイで流局となった。

上家はバック崩れの形テンだったが、仮に最後の発を持ってきたらオリざるをえない状況につき、この仕掛けは妥当だろう



case3 追記あり
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東3局、トップ目の南家。

上家リーチ一発目に何を切るか?





tenhou.4099.jpg

4mのノーチャンスにつき、2m切りとした。

58mを切れば147m待ちとなるが、58mは通っていないので。

終盤につき安全度を重視。これでも7mが出ればアガることができる。


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海底1コ手前で、上家から6mが出た。

さて、これを鳴く?鳴くならどう鳴く?





tenhou.4101.jpg

678でチーして、3m切りとした。

4mノーチャンスの3mは安全度がかなり高いので、海底で7mが出た時にアガれる構えとした。

パッと思い浮かぶのは456でチーして9m切りのタンヤオカン4m受けの方だろう。

ただ、この場合は4mが無くてアガリ目がゼロ。意味はほぼ同じだが、カン4mが場枯れでない場合、その方がいいだろう。


仮にスルーした場合、海底に7mがいれば私のアガリではあるが、打点があるわけでもなく、見た目にも残り枚数は1枚。

親リーチの危険牌を掴む確率の方が高いので、ツモの放棄は妥当だろう。



tenhou.4102.jpg

結果は3人テンパイで流局となった。


tenhou.4103.jpg

下家が海底で掴んだ牌は、何とリーチの当たり牌の8pだった。

さすがに特上七段レベルだとこれがしっかり止まる。

何はともあれ、掴んでいたはずの当たり牌を流すことに成功した

河底で打っていると11600からで、オリたとしても3000点の支出。これはなかなかに大きい。

結果に正の影響を与えることができた仕掛けとなった。


【追記】
コメントで、カン6mで鳴いて9mを切るのがいいのではないか、という指摘を頂きました。

確かにカン7mでタンヤオの出アガリが効くのでこれがベストですね。

このように、複合形からの鳴きは場況込みで難易度が高いことが多いです。


case4
45546.jpg

南1局、19600点持ち3着目の北家。

6pを仕掛けて、タンヤオ赤1のテンパイに取る。


45547.jpg

残り2枚という状況で、上家から5mが出た。

さて、どうしよう?





45548.jpg

これをポンして…


45549.jpg

親の現物の2m切りとした。

微差2着目の上家が西の暗刻落としでオリ気味なので、この状況では自身のアガリよりも放銃回避の価値が高いと判断した。

上家がノーテンならばノーテン罰符で順位が入れ替わるからだ。

さらに、ラス目の親の海底ツモをずらす効果もある。この場合の親は手役不明のため、なおさら。


45550.jpg

結果は親と私の2人テンパイで流局となった。

親は発暗刻の赤1だった。

仮に海底牌に7pが寝ていたら最悪だし、仕掛けて7pをツモられたとしても自身の放銃よりはマシだと考えられるため、仕掛けは妥当だろう。

この場合ツモアガリの価値が高い場合に限り、仕掛けないということはある。

自身のアガリ牌を親に流してアガられた場合は最悪だが、親に流れてもそのまま切られる可能性も高く、その場合はアガリ逃しにならない。

自身のアガリ目が消えていないツモ放棄の場合、そのデメリットは小さいと言えるだろう。



case5
47996.jpg

南1局、26100点持ち2着目の親番。

対面が合わせ打った7pをポンしてドラ切りのテンパイに取ったところ。


47997.jpg

上家から当たり牌の5mが出た…が、これはフリテンで当たれない。

さて、どうしよう?





47998.jpg

これをチーして、もういっちょドラ切りとした。

この場合、特に上家の南カンに対して危険牌を切りたくなかったので。

この5mがツモ切られた以上、私のアガリはないと考えるのが普通だろう。

ただ、少し仕掛けがうるさく、上家に海底ツモを回してしまうという意味もあり、ガチャ鳴きという感も否めない。

誰かにツモアガリが発生すると後悔する仕掛けとなりそう。


47999.jpg

結果は3人テンパイで無事流局となった。

上家は生牌の中が切りきれない恰好だった。


48000.jpg

チーを入れていなければ、次の私のツモはその中だった。

止めると親が流れるし、ツモ切ると上家に3200の放銃となっているところ。

打っている最中の感触はイマイチだったが、結果的には当たり牌を流すことに成功していた。

最終的にはこの半荘は3着だった。



case6
56843.jpg

南1局、27600点持ち2着目の北家。

終盤にさしかかったところ、役なしだがこちらもテンパイとなった。

さて、どうするか?





56844.jpg

ピンズは高くて怖いが、ここは6p切りでテンパイに取った。

47pのスジだけは使い切るという意図。


56845.jpg

ところが、ラス目の対面がしれっと47pを切ってきた。

残りツモは2枚のところ、7pが出たが、さてどうしよう?





56846.jpg

ポンして西切りとした。

これは海底ツモ回避のポンだ。

自身の手の価値は低く、海底でツモってもたかが知れている。

それよりも海底で変な牌を引いて放銃した時がひどい、もしくは変な牌を引いてオリたくない。

親にツモを回してしまうので微妙は微妙だが、影響はさほど大きくはないだろう。

直対の親と対面にツモを回せば、対面がアガって親が流れるかもしれない。


56847.jpg

結果は3人テンパイで流局となった。

残り2枚のツモにより大勢に影響はなかった。

親は形テンにつき、海底のみアガリの権利があった。つまり、海底を回避したのは一定の効果があったと言えよう。

終盤は形式テンパイの仕掛けも多く、それゆえ海底ツモ者のリスクが高くなりやすい。天鳳では間違いなくそういう傾向があるだろう。



case7
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南2局、3000点持ちダンラス目の西家。

2着目の上家からリーチが入ったところ。

ポンテンに取れるが、さてこれを鳴く?





63116.jpg

スルーした。

これは迷ったが、放銃が即飛び終了に結びつきやすい状況につき、安易なテンパイ取りは命取りになると判断した。

宣言牌3sにつき、ワンチャンスとはいえ2sは出にくく、5mも同様。

ゼンツできない待ちならば、取らずに安全牌として機能させようという肚。

早速持ってきたのはドラで、これにて迂回が確定。


63118.jpg

回りながらも、終盤にどうにかこうにかテンパイが入る。

やったぜ、父ちゃん。


63119.jpg

残りツモ2枚というところで、上家から切られたのは4p。

5200のロンですといいたいところだが、無情にもフリテン。

さて、どうしよう?





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フリテンならば当然のチーだ。

残り1枚の4pツモに賭けるよりも、上家リーチへの放銃リスクを回避する。


63121.jpg

2人テンパイで流局となった。

なんとかこの局を無傷で乗り切ることに成功した。


63122.jpg

仕掛けなくとも無風だった。

上家の待ちは強烈な四面張。下手に仕掛けていたらツモアガリが発生していた可能性も十分にある。

上手く凌げたと感じられた一局。



case8
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オーラス2本場、16400点持ち微差の3着目。

上家との差は僅か500点で、トップ目が親なので実質1局勝負。

上家にアガられずに流局テンパイを果たさなければならないという難しい一局。

天鳳において一番痺れる局面ではないだろうか。

決していいとは言えない配牌、これをどう捌いていくか。


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上家が手役不明の仕掛けを入れる。

明らかにファン牌のアシストを狙っている仕掛け。

親や南家がすぐにアシストしてくる場合もあるが、これは打ち手のタイプにもよる。

私のことが嫌いでラスらせたい、というのであれば上家に有利に打たせるということもあろうが、とにかく私はアシストがないことを願うのみ。


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冷や汗をかきながら、なんとかギリギリでテンパイが入る。

よかった、間に合った。

ここで勇んでリーチ!と言ったらリーチ棒で負けてしまうので要注意。


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リーチしてたら一発だったやん!

冗談はさておき、この8m、さてどうしよう?





69353.jpg

チーして1p切りとした。

これはつまり、放銃リスク回避のツモ放棄だ。

自身のアガリにまったく意味がなく、上家への放銃だけを避ければいい状況なので。

上家はファン牌バックとなれば、片アガリが河底に突き刺さるということだってあるのだ。

ここは36mなど、マンズで鳴ける牌は何でも鳴いて、海底ツモを回避したいところ。


69354.jpg

2人テンパイで終局となった。

まるで万里の長城のように長く感じられた18巡だった。

発を止めてくれた親と対面に感謝。

本人同士の直対に任せてもらえるというのは、勝負の格調が高くなる気がする。



このように、終盤のツモ放棄の恩恵は意外と大きかったりもする。

一発消しにいそしむくらいなら、このツモ放棄を極めた方が効果は大きいかもしれない。

次回は、失敗例も交えて考察を深めたいと思う。



posted by はぐりん@ at 23:58 | Comment(6) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月02日

一発を消しつつテンパイに取る仕掛け【鳳凰卓の凌ぎ編】

さて、今回は鳳凰卓での実戦譜を紹介したい。


自分の手牌を相手の速度に合わせる、これは麻雀において重要なことで、そのためには仕掛けのタイミングが重要となってくる。

チーテンポンテンに取るタイミングは迷うことも多いが、一発を消すついで、と考えればそれは一つのタイミングとも言える。



その後の押し引きは難しいことも多いが、仕掛けてテンパイに取ったからには、ある程度リスクを負って捲り合った方が好成績に結びつきやすい、と私は考えている。

相手リーチ者にとっても確実にその方が嫌なはずだし、侮れないな、という印象にも繋がるはずだ。


そのへんの押し引きも含めて、何が良くて何がいけないのか、という解説をしていきたいと思う。



case1
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東3局、24300点持ち2着目の南家。

ラス目西家のリーチ一発目に、親から8pが出てきた。

チーテンに取れるが、さてどうしよう?





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チーテンに取った。

これは巡目も考慮してメンゼンでは間に合わないと判断したからだ。

さて、何を切るか?





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3p勝負とした。

ここで考えるべきは、一発目にしては親の打牌がかなり強い、ということだ。

スジの7mは下家リーチに対して安全度は高いが、親にロンと言われる可能性がある。

下手に対応してもそのようなリスクがあるのであれば、まっすぐ自分のアガリを見るのがいいと判断した。


この場合、親と下家を同時にケアできる牌が少ないので、一発を消しつつテンパイに取る、ということの価値が高いと考えられる。


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結局、下家と私の二人テンパイで流局。

親の8p切りは7pのワンチャンスで、高打点ゆえのシャンテン押しだった。

全体の場況からは、暗刻の3pの危険度はかなり高いため、賛否は分かれそうだが、こういう迷った場合に一発消しが背中を押してくれることがある、という例だ。

親の河がもっと濃くて、親もテンパイが明白、という状況であれば3pは切らない方が賢明だろう。



case2
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南1局、15000点持ちラス目の北家。

3着目の西家とは300点差と僅差。

親リーチ一発目に、6mが出たが、さてどうしよう?





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チーテンに取った。

69mが都合5枚目と、かなり急所というのが大きい。

仮にメンゼンで進めても物理的に69mが薄くてアガリが見込みづらい。

モロヒの2sの出はあまり期待できないが、切り出す1sの危険度が特別高いわけではない。

3900クラスの打点というのも仕掛けの後押しになるだろう。


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あっさり上家から出て3900のアガリとなった。

出にくい待ちだと思っても、他家の都合でこのように出てくることもある。

親は赤ドラの本手で、これをかわせたことは大きい。

感触のあるアガリだったが、最終的には私がラスだった。上家の放銃が一概に悪いとは言えないことがわかるだろう。



case3
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開局の北家。

南家リーチ一発目に、チーテンに取れる9mがツモ切られた。

さて、どうしよう?





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取った。

やはり9mが3枚目と69m受けがやや薄目になっているのが後押し。

カン3pという難しい受けが残っているので、ノーテンのまま押すくらいならチーテンに取ってうっかりかわせれば上出来という感じ。

ドラの東は現物だが、親の仕掛けに対して引っ張りたくないので、切り出すいい頃合いでもある。

リーチという明確な攻撃に対してこちらもスピードを合わせる仕掛け、かつ一発を消せるとなればじゃあいくか、となるだろう。


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通っていない2mを持ってきたが、どうするか?





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これぐらいは押すが、カン2mに刺さり、裏1の5200放銃となった。

南家リーチは情報が少なく、2mの危険度が特別高いわけではない。

これが2600で済めば全然なんでもないが、裏1で5200となるとちと痛い。

69mは極めて薄く、急所判断は間違いではなかったが、カン3pも山に残り1枚しかなかった。

も、上家テンパイで切り出される可能性の高い3pだけに、アガリ目が薄いわけでは決してないことがわかるだろう。

局所的には失敗にも見えるが、この半荘は最終的に私がトップだった。

大局的には間違っていなかったと言えるだろう。



case4
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東1局1本場、現点持ち2着目の南家。

親リーチが入ったところ、この5pを仕掛けるか?





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チーテンに取った。

余る3pはソバで危険度が高く、待ちの58sも出は期待できないが、いかんせん親に対する安全牌がない

一発を消せることを理由に、まっすぐテンパイに取っちゃおう、という感じ。


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結果は、親が下家の当たり牌を掴み、1000点の放銃となった。

私の仕掛けは結果的に下家に赤5pを流してしまったが、親リーチをかわすことには成功した。

リーチで2600ぐらいの手であれば親リーチにそこまで押したくないので、チーテンに取る価値は高まる。

天鳳ではなく麻雀として見れば、親を独走させないことも重要だろう。



case5
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東3局1本場、10500点持ち3着目の南家。

ダントツの下家が先制リーチ、そして今2着目の親から追っかけが入ったところ。

ラス目対面との差はわずかで、押し引きが難しい。

さて、この4s、仕掛ける?





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チーテンに取り、8m勝負とした。

親に対する安全牌が乏しいので、一発を消しつつ勝負する算段とした。

ややトイツ系の場況で、6p8sのシャンポンはそれほど悪く見えない。

この場合は安全牌が増えたらオリて傍観するのも手だ。


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結果は、対面が親から2000点のアガリとなった。

対面も腹を括って攻めた結果、アガリを拾うことに成功。

下家も親もドラがトイツの好形と、きっちり手が入っていた。

全員が型を作って攻め合えば、そこまで悪いことにはならないものだ。

こちらも覚悟を決めた結果が横移動であれば、気分は悪くない。

この半荘は最終的に2着だった。



case6
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南3局1本場、23700点持ち3着目の西家。

こちらはドラドラのチャンス手だが、8500点持ちラス目の北家からリーチが入って一発目。

宣言牌の8mが合わせ打たれたが、さてどうしよう?





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チーして…


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4p切りとした。

4p切りとするとややアガリづらいが、打点と安全度を天秤にかけた。

天鳳的にはできることなら勝負したくないのだが、下家の河が強すぎて適当な安牌がない。

中途半端にオリて放銃するぐらいなら、ある程度押して自分のアガリを見る方がいい。

一発を消せるのは、そのための後押しとなる。

この場合58mは急所ではない可能性が高いが、テンパイに取ってかわせる状態になっていることに価値がある。


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7mも全然通っていないが、勢いで押す。

安全牌が1枚ぐらいなら押した方が得、という判断だ。


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結果、下家との二人テンパイで流局となった。

下家は47s待ちで幸いにもスジトイツの部分だった。

ここを掴んだら比較的ヤメやすい。


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仮にチーテンに取っていなければ、次巡の3sツモでむしろ右往左往してしまうだろう。

自身がアガリ目のない状況で危険牌を次々と切らなければならないほど苦しいことはない。

下家はツモってハネ満の本手リーチだったが、見てもらえばわかる通り、47sは山に1枚もなかった。

このように、相手リーチにアガリ目がないなんてこともあるので、きちんと自分のアガリを見て勝負していくことは決して悪くないとわかるだろう。



case7
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東4局、13100点持ちラス目の北家。

14700点持ち3着目の親がリーチを敢行してきた。

こちらの手はブクブクのイーシャンテン。


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対面から7mが出てきたが、さてどうしよう?





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ポン、して何を切るか?





6pを勝負した。

ここでよく見るのが1pのトイツ落としで回りながらアガリを見る、という手法で天鳳でも仕掛けるタイプにはありがちな打ち方だ。

6pは確かにかなり危険度は高くて切りづらいが、ここで1pを切るぐらいなら仕掛けない方がマシだと私は考える

仕掛けるのはなぜかというと、自身のアガリで親リーチをかわすためであって、リスクを回避するためではない。

リスクを負わずにアガリたいなどという虫のいい話は麻雀に限らず、ない。

天鳳はラス回避なので、一切リスクを負わずに仕掛ける手法もまかり通るところはあるが、麻雀的にはそれは正しくない可能性が高い。

仕掛けの考え方にもよるが、そのへんを混同してしまうとなかなか結果は出にくいのではないかと思う。


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2s、7sとブンブン押しているところ、白がカンツになった。

さて、どうしよう?





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カンせずにツモ切りとした。

なぜカンをしないかというと、オリる気がまったくないからだ。

この局の目的を親流しに設定している以上、カンで親リーチのドラを増やしてしまうことは勝負が本当の丁半博打になってしまう

自身のアガリが決定打にはならない可能性が高いのに、放銃が致命傷となってしまいやすい。

そうではなくて、放銃してもまだ次に繋がるように、余裕を持ってカンをしない。

決して弱気なわけではなくて、強く押すためにカンをしないのである。

もちろん、ドラ1あるなど打点上昇効率がいい場合なら、決定打になるカンをする手はある。

あくまでこの状況ならカンすることにそこまでのメリットは感じない。


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結果、ツモアガって400・700。

親リーチをかわすことに成功した。


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結果的には、7mポンによって、親のツモアガリを流していた。

かつ自身のアガリに結びつけたわけで、いかに大きい仕掛けだったかわかるだろう。

白はカンしていてもドラおよびリンシャンの影響はなかった。

6pはかなりの危険牌だが、一発を消せるタイミングだからこそ勝負に行けたとも言える。

この半荘は2着だった。



case8
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南2局、31000点持ち2着目の北家。

トップ目の南家からリーチが入って一発目。

チーテンに取れる8sが出たが、さてどうしよう?





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取った。

片アガリだが、6pは現物につき出アガリは十分期待できる。

宣言牌が3pにつき、2pはかなりの危険牌だが、一発を消せるタイミングなら勝負しやすい。

メンゼンで進めても、ソバの2pか4pはいずれにせよ勝負しなければならない。


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7mも押して全ツする算段だったが、親リーチを誘発してしまい、対面が一発放銃の11600

これにて自身がトップ目浮上となるも、ラス目の親も浮上してしまったため、イマイチ。

最終的には2着だった。


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8sをスルーしていると、4pが暗刻になり、勇んで即リーチするだろう。

すると、あろうことか69pより先にドラを掴んで対面に8000の放銃となる。

親が58mをチーテンに取る可能性も高いが、その場合も私がドラを掴んで同様となる。

この結果を見るに、仕掛け自体は私にとって悪くなかったと言える。

仕掛け一つで対面の結果が180度変わっているのがなかなか面白い。



case9
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東4局、31000点持ちトップ目の北家。

3着目の南家がドラ切りリーチ。

その一発目にチーテンに取れる3mが出た。さてどうしよう?





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取った。

リーチの安全牌が少ないので、一発消しついでにテンパイに取った。

こちらの有効牌は少なく、メンゼンテンパイで即リーチと行ける手ではないので、それなら仕掛けでかわす手が最善と判断した。

このように、テンパイ効率が悪い手ほど相手リーチに合わせた仕掛けの有効性は高まる。


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しかし、切り出した6mがまさかのダブロン。3900と8000。

対面の両面はいいとしても、上家の中スジはできすぎな気がする。しかも高い。

この放銃によって、トップから一転ラス落ちとなり、暗雲立ち込める。

妥当性のある仕掛けでも、こういう不運に見舞われることもある。

幸いにもこの半荘はトップを捲り返した。



case10
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東4局2本場、43000点持ちトップ目の北家。

2着目の親から早いリーチが入る。


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上家からチーテンに取れる9mが出たが、浮いているのは超危険牌のドラ。

さて、どうしよう?





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チーして…


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ドラ勝負とした。

面白いことに暗刻の9sとトイツの1sは5sの裏スジでかなりの危険牌。

78mは宣言牌ソバでこちらも危険。

安全なのは暗刻の発ぐらいだが、これを切り飛ばしてベタオリするのもいまいち気が引ける。

一発を消せるのなら、ということで勝負した結果はセーフ。


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7pは通っていないが、どうしよう?





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押した。

まだ通っていないスジは多い。ある程度勝負に行かなければドラ切りに見合わない。


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6pは通っていないが、どうしよう?





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押した。

9pのスジ。


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6sをブンと切って、持ってきたのはドラまたぎの2m。

さてどうしよう?





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押した。

ワンチャンスにつき。


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結果、ツモることができた。700・1300。

親リーチに対して愚形で都合5無スジ押した。ここまで押すことはなかなかないが、ドラ切りで勢いが止まらなくなった。

放銃したらしたでまた立て直せばいい。


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親の待ちはドラ表示牌のペンチャンイーペーコー形という考えうる最悪の待ちだった。

足止めを兼ねてツモアガリ期待といったところだが、実際は5巡目にして純カラのリーチだった。

先にもあったが、リーチの幻影に怯えすぎるとこういうリーチのかけ得になってしまう。

一発消しした勢いで、ついでに押してみる、というのは案外悪くないかもしれない。

一発ツモ牌を食い取って放銃したりすると、リーチ者はそのアガリ以上のショックを受けたりするものだ。



いかがだっただろうか?

総じて言えることは、一発消しついでにテンパイを取る仕掛けは有効であることが多い、ということだ。

勘違いしないでほしいのは、シャンテンを進める仕掛けではなくて、テンパイに取る仕掛け、である。

一発を消しつつシャンテンを進める仕掛けについてはまた別の機会に紹介しようと思う。

全体的に押しすぎにも思われたかもしれないが、自身がテンパイであればそのぐらいで問題ないのだ。

取ったからには、押してみる。皆さんもぜひお試しあれ。



ラベル:天鳳 一発 鳴き
posted by はぐりん@ at 23:58 | Comment(0) | 鳴き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする